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なんていうか?シズシズと。何気ない日常を主人公の視点から切っているだけなのに、それでいて心に染みていくっていうのはなんだろう?先日、観たかった映画をまとめてみました
施設で育ったケンタとジュンは解体工事屋で働き、毎日毎日、建物の壁を壊していた。壊して、壊して壊して。それでもなかなか終わらない仕事。自分のストレス発散にいちゃもんをつけくる先輩にも我慢して、もくもくと働いていた。
ただ、そんな日々に満足していたわけじゃない何か足りないときは、ケンタとジュンは夜の街に出て、女の子に片っ端から声をかけまくっていた。そんなとき出会ったのが、カヨちゃん。
カヨちゃんは自分がブスだけど、愛してほしくて、誰とでも体を重ねる女の子。そして、この3人は、鉄板でケンタの手をやけどさせるあの嫌味な先輩にキレて、仕事場を壊し、先輩の車を壊していろいろなものから逃げ出す
目指すは、同じように施設で育ったが、自分を変えたくても変えられずズブズブと底なし沼にはまるがのごとく、犯罪を犯してしまった兄がいる網走だった。
網走に行けば何かが変わる。そして、何かがあると思う二人。だけど、そこには何があったのか???
自分が自分でいるために、自分がしっかりしていればいいと思う。だけど、自分がしっかりしていても、たまに自分に貼られた学歴、生まれ、育ちなどが邪魔をすることがある。
そして、そんなものに負けないように、何かを打ち壊したくても、文句をいいつつ、なんとなく過ごせている日々や、多少のあきらめに負けてしまって、結局は何も変わらず、毎日が過ぎていくってことがあると思う。
何かを変えるには爆発的なエネルギーがいるのだ
ケンタもジュンちゃんも、何を変えたかった。そして変えて行きたかった。
・・・だけど最後は、の中に消えていく。そう、自分を消してこそ変わる方法を選んでしまった。カヨちゃんもずっとカヨちゃんのままだ
そう考えると、どこにでもケンタもジュンちゃんもカヨちゃんもいるんだ。
松田翔太さん、高良健吾さんという今をときめく俳優さんだけでなく、カヨちゃん役は、安藤サクラさんという父親は俳優の奥田瑛二さん、母親はエッセイストの安藤和津さんの娘さん。
そして、監督は大森 南朋さんのお兄さんである大森立嗣監督。明日から『 まほろ駅前多田便利軒
』が公開されますね。見に行きますか!
才能きらめく皆さんが作り上げている作品なので、すごくキラキラしています。ぜひ、観てみてくださいね!
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