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2011年01月27日

漬物ステーキは、岐阜県飛騨地方の郷土料理。
ステーキといっても肉ではない。
名前通り、漬物を焼いたものである。

飛騨では、春から秋にかけて育てた野菜を、
漬物という形で保存し、寒い冬を乗り切って来た。
寒い冬の朝は、外に置かれた漬け樽の漬物石の下から取り出した
漬物は氷のように冷たく冷えている。
あまりに冷たい漬物を、少しでもおいしく食べようと油で軽く
炒めたものが、飛騨地方の名物になった『漬物ステーキ』なのだ。

無駄なく、おいしく食べるために炒めて食べたのが始まり、
とも言われている。

漬物ステーキは、飛騨地方の居酒屋では人気の定番メニューである。
最近はテレビでも紹介され全国的に知名度が上がりつつある。
作り方は簡単。フライパンまたは鉄板に油を引き、
漬物を焦げ目がつくまで炒め、醤油や味噌などで味を調えたら
真ん中に寄せて卵でとじる。
そこに、鰹節と紅しょうがを添えて完成。
熟成した漬物は乳酸菌が豊富であり、漬物ステーキは健康にもよい。
漬物はなんでもよいが、よく漬かった白菜の漬物を使うことが多い。

我が家には漬物がないという方にはこちら。