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皆様はこの夏どちらへお出かけでしたか?私は遠出ができず、せめてワイングラスの中だけでもフランスへと思い、シャンパーニュから南フランスへ、フランス国内をジグザグに南下してバーチャル旅行をして参りました。それぞれの地元のお料理を思い浮かべつつ、なかなか楽しい旅ですので、是非ご一緒してみませんか?ルートはパリに着いたあと、そのままシャンパーニュへ行き100%ピノ・ノワールで作られた美しいロゼ色のシャンパーニュでのどを潤しました。そこからアルザスへ行き、フォアグラの前菜に華やかな香りのゲヴェルツを楽しみ、今度は一路西の果てロワールへ向かい、新鮮な魚料理を大西洋の日差しを浴びつつミュスカデとともに楽しみます。あくまでイメージですがね(笑)一息ついたところでそろそろ赤ワインへと進みたいところですが、まだこの季節、コクのありすぎる常温の赤は重たすぎます。鶏肉やカエルなどあっさりとした肉料理をガメイとピノ・ノワールから造られるパストゥグランを冷やしていただくというのはいかがでしょうか?そうするとアラ不思議、食欲が出てきちゃいましたよ。あと一皿、スタミナのある肉料理も飲み頃のボルドーで美味しくいただけそうです。食後はゆったりとチーズやデザートと一緒に遅摘みの完熟ぶどうから作られる甘口のワインで決まり!さぁ次はどこへ旅しましょうか?
2009年08月31日
ワインを飲むときに品種なんて関係ない、といわれる方も多いでしょうが、やはり知っておくと何かと便利です。まず今回は世界中どこに行ってもとりあえず良く目にする白ワイン品種を、夏にお勧めのお料理別に紹介しますね。第1にシャルドネ。これは私は産地や作り方によってさっぱりからふくよかな辛口までいかようにも変化するので白無垢の葡萄と言っています。共通するのは白い果肉をもった果物を連想させるフルーティさでしょうか。レモンからリンゴ、桃など温かい産地になるほど甘い果物のニュアンスがあります。夏バテ防止の豚シャブやとんかつなど白身の肉料理ならコクありの新大陸シャルドネをお勧めしましょう。第2にリースリング。ドイツが有名ですが、華やかな甘酸っぱい味わいが初心者の方にも人気です。疲れたときなど私も良く飲みます。アルコールが低めですので、お酒に弱い方にお勧めです。カレーやエスニック料理など辛いものを食べるときに、箸休めにぴったりですよ。そして第3にソーヴィニョン・ブラン。フランスのロワールやニュージーランド、最近はチリ等も多く見られます。爽やかなハーブの香とグレープフルーツの皮の様な少しの苦味がスッキリさせてくれます。スモークサーモンなど冷たい前菜やさっぱりとレモンを絞って食べたくなるようなグリル料理によく合います。そしてとりあえず最初に飲むのにお勧めのミュスカデは夏の1杯目に特にお勧めしたい品種です。ピチピチとした青リンゴのような味わいで、酸味もさほど鋭くないのでどなたでも飲みやすくお料理を邪魔しません。お昼間のサンドイッチや魚介のパスタ、スナックなどと気軽に楽しんでみてください。
2009年06月26日
私のスクールでは全くのワイン初心者の方がたった2、3回でテイスティングコメントをさらさらと言い出したかと思えば、「資格もとったけれど、いまだにワインはわからない~」という方までたくさんの人が通っています。そうなんです。ワインはソムリエでなくても、特殊な嗅覚がなくても、ちょっとだけ要領を覚えればすぐに表現はできるようになるし、かといって、いくら知っても次から次に新しい世界が押し寄せてきて、わかりきることがない飲み物なのです。だから飽きないのよね~と私は思います。ただほんの少し知っていると、お買い物の際に、自分で選び易くなってきます。これから隔週、全10回で「ワイン入門編」と題してさまざまなワインを、大きくわかりやすく分けてお教えします。そしてそのテーマにあった1000円前後のワインを一緒にご紹介しますので復習しながら飲んでみてくださいね。第1回はこれだけ知っておけば充分じゃないの~という赤ワイン用の葡萄の種類です。2回目に白ワイン用、3回目からはそれらの葡萄で造られる各国のワインを、さまざまなタイプに分けて書いていきますのでお楽しみに。まずは全くタイプや国の違う赤ワインをフルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ、甘口で楽しんでみてくださいね。
2009年06月14日
6月からのこの梅雨のうっとおしい蒸し暑さやゲリラ豪雨を紛らわせてくれる、優しい気分になれる音楽やワインはないものかしら。そういえば昔小林麻美さんのけだるく甘い歌声で「ショパンの調べ」ってありましたよね~。えっ知らない???あの歌詞はユーミンですよ!ま、気にせず進めます。Rainy Daysに何を選ぶか?スパークリングでは気合が入りすぎるし、ロゼは夕日と飲みたいし、とこんな時こそ、けしてでしゃばらず、やさしく包むような味わい、日本が世界に誇る「甲州」はお勧めです。ちょっと話は変わりますが、6月の誕生石ご存知ですか?クレオパトラも魅了されたという「パール」です。この白くかわいらしい貝、今のように丸く作り出したのは実は日本の技術力なんですよ。ですから日本のパール=真珠は世界中の憧れになっているんです。日本の貝の一種だと思っていました。山梨県が有名な甲州も、日本古来の品種かと思っていたらヨーロッパから渡った正統ワイン系品種だと見直され、また最近ではヨーロッパにも類を見ない、途中で交配したハイブリット種ではないか、ともいわれ、まだなぞに包まれています。しかしいずれにしろヨーロッパでは無名に近いものを磨き上げ、今では世界で通用する日本のワイン「甲州ワイン」と育て上げたあたり、真珠と連想させる点が多く、私は6月の誕生月ワインを甲州にしています。6月は「ジューンブライド」としても有名ですよね。花嫁のパールの首飾りをイメージしながら純白の甲州を楽しんでみませんか?ほら雨粒も真珠に見えて気分よくなってきましたよ。
2009年06月08日
いやはや申し訳ないやら、昨年の夏以来の更新です。11月に「ワインライフ入門」を角川学芸出版より出させていただき、春から本格的にその準備に追われ、出版したあとは怒涛のワインシーズンに入り、年を越えてもなんだか燃え尽き症候群(そんな大げさなネ)でしばらく何も書く気がおきずにおりました。少なからず読んでいただいていた方、申し訳ございませんでした。これからはちゃんと書かなくちゃと思っております。というのも先日久しぶりに三木谷社長主催の「楽天エバンジェリスト懇親会」にお呼びいただき、美味しいものをた~くさんご馳走になったので、ちゃんと働いてお返ししなくっちゃ、と心に決めたのです。飲んだら乗るな、飲んだら書くのです。でも二ツ星のレストラン「サンパウ」に楽天市場から取り寄せられた世界中の最高級の食材で造られる、一日だけのスペシャルディナーとあって、美味しいの何の。しかしいったいいくらかかるのか????かなり書き続けないとお返しできそうにないことだけは確かです。頑張りますよ。さて、今日はそのときのワインを振り返り、これからは私が考えた誕生石ならぬ、誕生月葡萄品種の話しや、季節の行事にお勧めのワイン、そして今スクールで教えている初心者向けステップ1の内容とワイン、今年のソムリエ試験を目指す方の為の講座からお勧めのワインなど紹介していきます。では早速、その懇親会で出されたお料理はご一緒できないけどワインなら同じ味わいを楽しんでいただけますよね。メイン画像の白は、とても飲み応えのあるリッチテイストなスペインでは珍しいシャルドネで、同じテーブルでご一緒した「レオン」編集長の西園寺薫さんがとてもお気に入りでした。セクシーで情熱的なトロピカルでエキゾチックな味わいは、まさにレオンにピッタリ~と私も思いました。メインの米沢牛には醸造家、新井順子さんが、自ら造ったキュべ・クニコを熱く解説してくださいました。濃くてピュア、まさに新井さんのようなワインでした。ガメイをボージョレ・ヌーヴォでしか味わったことのない方、是非新しい発見をしてください。食前のカヴァはスイスイ飲める上にいかにもゴージャスな瓶が、不景気感を手頃な価格で吹き飛ばしてくれます。食後酒は美味しすぎて飲みすぎてしまい、翌朝は使い物になりませんでした。是非お試しください。
2009年06月08日
天使のグラッパ職人といわれたレヴィおじさんが5月に亡くなられましたね。一生を大好きなグラッパつくりに捧げて、亡くなるまで毎日1本1本心を込めてラベルを描き続けていらっしゃいました。この秋に訪問したいな、と思っていたのでとっても残念です。グラッパ好きとはけして言えない私ですが、最初はそのラベルのキュートさに一目ぼれして購入。なかなかあける機会を持てずにいました。ある日いくつかのグラッパを飲み比べしましょう、となって初めてレヴィおじさんのグラッパを頂いたとき、そのフレッシュさに他のグラッパとの違いを感じました。何でしょう、長く樽での熟成もしているし、加水していないので力強いのですが、若々しく新鮮な味わいなのです。他の著名なグラッパたちが堂々とした味わいやリッチな樽香を撒き散らしているのに比べて素朴で純粋。でも忘れられない味わいでした。先日、コレクションしている居酒屋のご主人が一緒に飲みますか、と数本を持ってこられ口切をさせていただきました。久しぶりのレヴィおじさんはやはり生き生きとしていてボトルの中で輝いていました。一つとして同じでないレヴィおじさんのグラッパ、まだ手に入るなら是非買っておかれることをお勧めします。レヴィおじさんさんのかわいいラベルはイラストを提供したドリオッティの素晴らしいアスティでも楽しめますよ。
2008年08月03日
馬で畑を耕し、ワインは歯であける、変わった生産者として聞いていましたが、この微発泡のグロロ・ペティアンを飲んだら、この人は素晴らしくピュアな人間に違いない!!と感動してしまいました。山でもぎたてのブルーベリー果実そのもののようなフレッシュな香り。ほんのり甘く、みずみずしい爽やかな酸味。ワインになじみ始めたばかりの方も何杯でも飲みたくなるような美味しさです。この季節、ディナーの前のアペリティフにもお勧めです。若干底にオリがたまっていることがありますが、それも旨みのうちと思って、この超自然体のワイン堪能してください。栓も王冠ですので簡単にあけることができますよ。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年06月24日
先日六本木のワインバーでこのワインをいただいたのですが、素直に「美味し~~~い!!え??パストゥグランですか??」と驚いてしまいました。しっかりとした濃いルビー色に複雑な香、味わいも力強さと上質感があって、てっきり村名ブルゴーニュだと思って飲んでいたのです。さすが手のひらマークで有名な、いえエシェゾーで有名なモンジャールミュニュレ!!このパストゥグラン・リベルタンは、「自由思想家」という名前の通り、ピノとガメイのブレンドとはいえ、ちょっと他とは一線を画しているような味わい深さがありましたよ。ボージョレ・ヌーヴォであまりにも有名になってしまったが故の不幸な品種、ガメイはなんとなく軽くみられがちだと思いませんか?最近はビオワイン生産者が旨みたっぷりのガメイを作り出してやや人気回復の兆しが見えていますが。私はこの蒸し暑い季節、ちょっと冷やしたガメイをグビグビ飲むのが好きです。そしてそこにピノの薫り高さが加わってくれれば爽やかな気分で食欲も増してきます。どなたにも気に入っていただけるような軽やかなタンニンがここちよいお勧めでしたよ。よし、この梅雨、本家ではなかなか手の出ない有名ドメーヌ物も含めてパストゥグランを色々飲み比べてみよう~っと。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年06月24日
あ~忘れもしない、2006年5月。ボルドーでラトゥール、ムートン、オーブリオン、パルメ、フィジャックを訪問し、樽で熟成中の2005年ヴィンテージのワインを試飲し、そのすっごい美味しさに毎日朝から晩まで小躍りしていた日々。そして2005年はプリムールを買っておくべきだ!!と確信したあの時。そしていざプリムールの価格が発表された時の落胆(涙)。た、た、高い~~~、高すぎる。5大シャトーはすべて10万円に近いか超えている。確かに素晴らしい出来だと本場でも大変な話題になっていた。マーケットも広がり、おそらく有名シャトー物は今までより値上がりするだろうとは思っていた。でも高すぎる。一部の超有名ワイン物は尋常ではない値段。届くまでにあと2年、飲み頃にはそのあと10年。そんな気の長い話に付き合っていられない、と諦めればいいものを、2年後にはもっと高くなって市場に出るのだと思うと、やっぱり買っちゃうんです。待ち合わせは30分も待てないくせに、15年待つ覚悟で買っちゃいました。そして続々私の手元に今届いてきています。1本1本ラップで包み直し、セラーのどこに入れるかあれこれ考え、毎日ニヤニヤ、仕事が終わるとそそくさと家に帰り、セラーを眺め、ワインに話しかける日々。家族は不気味がります。でもこれから飲み頃になるまでそんな楽しみをもらったと思えば、まだ飲み頃ではないワインを買って待つ、っていうのは、マゾっぽいけど楽しみかもしれませんね。ちょっと早いけど1本空けてみなよ~、ともう一人のサドな私が話しかけてきます。あ~楽しい。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年04月19日
毎月やっている飲ん兵衛達とのワイン会。セミナーとはなっているものの、なかなか高いワインは1人で飲むにはもったいない、幸せは皆で分かち合うべし!と毎回テーマを決めては日頃から飲みたかったワインをチョイスしている。この半年あまりのテーマはブルゴーニュ。北から村を下りながら飲んでいて、今回はシャンボール・ミュジニー村。言っているだけで幸せになる響きだと思いませんか。これにレ・シャルムとかレ・ザムルーズなんて1級畑名がついていたら、ラベルを読みながら涙ぐんでしまいますよ。そしてまさかミュジニーなんていわれた日には、そのあまりに数の少なさに、いえいえ、手の出ない高嶺の花のグランクリュ畑様にひれ伏してしまいます。いずれもこの村のワインはエレガントで繊細といわれますが、だからといって軽いわけではありません。しっかりとした酸と美しいタンニン分とミネラルのバランスがとれ、飲み頃にはやはりある程度の年月を必要とします。また熟成するとそのなめし皮のエキゾチックな香は他の村よりもセクシーに感じます。暖かくなってきたこの頃、フルーツのソースを使ったお料理などには最高にあうのではないでしょうか。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年04月19日
スクリューキャップや先日ご紹介したZORKなどコルクに変わってオープナーのいらないキャップがずいぶんと増えてきましたが、かっこよさではこのヴィノロック、またはヴィノシールといわれるガラス栓が抜きん出てスタイリッシュ!!数年前にドイツワインで試作品を見た時に一目ぼれしたものの、果たして海を渡って輸入される商品になりえるのかしら?と心配していましたが、なんと思わぬワイナリーも採用してぞくぞく入ってきたではありませんか。ラベル買いならぬ、キャップ買いしています。あけた時に皆から、えっそれ何??と話題の的になること間違いなしですよ。また飲み残しをしまうときも、コルクのように高さもなく、とっても便利。栓だけとっておいて他のワインなどにも再利用しています。だって香も移らないし、耐久性にも優れているからばっちりでしょ。是非1度買ってみてね。カレラもお手頃のセントラルコーストシリ-ズはピノもシャルドネもこのヴィノシールを採用していますよ。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年03月24日
暖かいですね~~。今にも桜が咲き出しそうです。お花見の企画も大忙しでは?休日のピクニック花見から宴会夜桜。花見にかこつけただけの花見ワイン会などなど(まあ私の場合これが1番多いのですが~)毎回用意するワインに頭を悩ませます。だってちゃんとグラスを準備して外で飲むお花見もあれば、折角いいワインをお土産に持って行ったのに紙コップ!?って場合もあるじゃないですか。シャンパンや白ワインは外で飲むにはこの季節まだ寒すぎたり、赤ワインは折角の色が楽しめなかったり。お花見弁当には冷製の物が多いし、と案外難しいのですよ。そんな時、ワイン好きにも、また詳しくない人にも興味を持っていただけるのがこれです。その名もSAKURA。国産ではありません。ブルゴーニュのロゼワインです。それも最近ボルドー辺りで流行の赤ワインの副産物として造られるロゼではなく、ロゼのために育てたピノ・ノワールで造られているから香も美し~~いのです。おつまみにもあわせやすいでしょうし、花見弁当に入っている煮物や鶏などにもばっちりです。ちょっとおしゃれなチーズと生ハムのオードブルにも最高ですよ。外で飲む場合はマイグラス持参で!!ってお願いしましょう。片付けもおのおの。これがいいですね。あまり講釈言わずにグラスの形にもこだわらず、たくさん飲みたい人は大きめのグラスをってな感じでいかが。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年03月21日
今、私のワインセミナーでは通常の毎週ある基本講習の他に、趣味的に月に1度楽しみたい方のためのコースがいくつかあります。今日はその中のブルゴーニュセミナー5回目でした。テーマは「モンラッシェとシャルルマーニュ!」キャーという興奮がその響きから襲ってくるのですが、そこはセミナーですから、限られた予算でこれら偉大なワインに触れる、いや近づく、いえ感じる???何だそれだけか!と叱られそうですが、講義だけでなく、ちゃんとワインも堪能しましたよ。グランクリュのコルトンシャルルマーニュのさまざまな表情を変える味わいとエレガントで長い余韻。そしてモンラッシェに関してはシャサーニュ村とピュリニー村の飲み比べをしました。赤ワインもシャサーニュのルージュとコルトンを飲み5種のワインで幸せな午後でした。この季節私はメインのお肉料理をソースをあまり加えないものにして普段よりやや高めの白ワインとあわせるのが大好きです。恐ろしく値の上がってきたボルドー高級赤ワインに比べるとブルゴーニュのグランクリュの白はまだどうにかまだ手が出る感じ。まずは同じソゼの造るお買い得ACブルゴーニュと2つの村名クラス、そして違う造り手を飲み比べて、好みの人や村の1級を買うというのはいかがですか?※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年03月10日
昨年からレストランに友人が預けていたハモンセラーノが、いよいよ骨川筋衛門状態になった。今夜が最後になるだろうから食べに来てくれ、と店から連絡があり、食いしん坊3人で向かった。レストランへは好きな人がいたら誰にでも食べさせてあげてね、とは云って置いていたものの、8キロもあるハモンセラーノはなかなか食べ応えがあったらしく、毎日店の冷蔵庫で管理してくれたマダムは「途中で面倒になったから、お宅の玄関につるしに行こうかと思いましたよ」と半ば本気で友人にいやみを言いつつも、イチジク、洋ナシ、メロン、枝付干し葡萄を用意してくれていた。私たちはテーブルにホルダーごとドカンと置かれた、すっかりモデル並みにスリムになった片足を、おもいおもい勝手に、いとおしみながらも削り、堪能した。手ぶらでご相伴するわけにも行かないので、家のセラーを眺めつつ、濃いワイン好きの友人のためにヌマンシア1998年を抱えて行った。10年の月日を経ているとは思えない、黒味がかった液体からカカオやハーブの香があふれ出してきた。非常に濃いのだがいやみがなく、後味もきれい。最後に少しだけオリがあったがまだまだ熟成にも耐えられる力強さを持っていた。先々週2003年を飲んだときにも、今飲んで本当に美味しい!でもとってもおきたかった~、と後悔したばかりだった。飲んでしまっては仕方がない。2005年をまた3本買って少しずつ定期観測してみようと思う。人数集まったら花見のときにハモンセラーノ1本買ってまずヌマンシア2005年の1本目を楽しんでみたいと思う。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年02月29日
今日は宮崎県にある都農ワイナリーへお邪魔してきました。実は昨日ソムリエ協会のセミナーを宮崎で開催し、講師には田崎真也副会長に来ていただきました。テイスティングセミナーでなんと宮崎の焼酎11種に宮崎のワイン12種で、準備もフラフラの大変さでしたが、とっても有意義なセミナーでした。懇親会もあり、盛り上がりました。それで今朝は2日酔いの頭を抱えながら都農ワイナリーさんへ行ってきました。海を見下ろす美しい高台にあり、土造りから醸造まで熱い思いを聞かせていただき、感動しました。BIOワインと呼べる徹底ぶりですが、あえてうたわないそうです。月の満ち欠けで畑で仕事するのは前から野菜造りの人たちとも話しながらやってきていたことだ、とおっしゃっていました。カフェでサンドイッチをいただきながら16種類のテイスティングをさせていただきました。昨日のセミナーでもシャルドネの素晴らしさに驚いていたのですが、今日の発見はキャンベルアーリーのスパークリングワイン。ほんとにチャーミングな香りと美味しさで、やさしい甘さがお雛祭りのチラシ寿司やこれからのお花見にぴったりですよ。他にもベリーAで造られた真っ赤な辛口スパークリングや爽やかな甘さのデザートワインはプレゼントしたくなるおしゃれなデザインでした。ZORKというキャップを日本で最初に採用したスティルワインのキャンベルアーリーなど、簡単にあけて保存もできる優れものでした。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年02月25日
先日、とってもかわいいワインキャリーをいただきました。通常だとワインは揺らすなとか、赤ちゃんを抱くように丁寧に扱いなさい、とセミナーなどでも指導していますが、気軽なワインを、このキャリーに入れて、ひょいと担いでお出かけするっていいものですよ~。先週あまりによいお天気だったので早速スクリューキャップのロゼワインとポケットにミニグラスとチョコレートを入れて自転車で満開の梅を見に行きました。まだまだ寒いけど、お天気のよい休日にふらりとワインを担いでお散歩やランチピクニックって気持ちいいですよね。私がいただいたのはこのゼブラ柄でした。意外にシックな感じになって、普段モノトーンの服が多い私にとっては、ファッションとしてもアクセントになっています。プレゼントしてくれた彼女はお茶目なミルク柄。ほかにも豹柄などもあり、バッグを合わせる感覚でコーディネートが楽しめそうです。750mlのフルボトル用ですが、案外小ぶりなので背の高すぎるワインやシャンパンは不向きです。まあそもそもシャンパンをこれで運んだら噴出して大変なことになるでしょうから、あきらめましょうね(笑)。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年01月28日
毎年バレンタインデーが近くなると悩みませんか?私はお歳暮やお中元の代わりにちょっとしたプレゼントを日頃お世話になっている方々に贈るようにしています。単にブランド物のチョコレートでは面白くないので、ワイン入りのチョコレートやあえてチョコレートではなく、チョコレートに合うワインなどいろいろ贈ってきました。そこで、今年見つけたのはこれ!高級ワイン産地として、また世界遺産の登録されている美しい町としても有名なボルドーのサンテミリオンのワインです。ボルドーといえばシャトーの絵がついたラベルが多いのですが、これはとってもシンプルでおしゃれなうえにハートマークもついていて、バレンタインデーにはぴったりでしょ。味わいもこくうまメルローが80%にカベルネフランが20%と、ビターチョコレートやベリー系のトリュフチョコレートに抜群の相性です。一言「チョコレートはたくさんいただかれるでしょうから…」と添えれば周りの義理チョコ軍団に差をつけれますよ。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年01月18日
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