関西では元々 「おでん」 のことを 「関東煮」 と呼ぶのであるが、最近では コンビニ の影響などもありすっかり 「おでん」 という名称が 定着 したのである。
我が輩も以前はよく 天五 の立ち呑みのおでん屋台の 「権兵衛」 さんなどへよく通ったものであるが、実は 家 ではおでんは 殆ど やったことが無いのである。何故かというと、 少年時代 におふくろさんがおでんをやってくれるとそれから当分の間、 毎日 おでんになってしまうので、 飽きる のだ(しかし飽きる気持ちと裏腹に2日目以降のおでんは一層出汁が 染み込んで 旨かったのもまた 真実 である)。
今回は大勢の仲間でのキャンプゆえ、 思い切って そのおでんづくりに挑戦したのである。インスタントのおでんの素を使うのは 悔しい ので、 こだわり の研究を重ね、 牛スジ で出汁をとることにしたのである。ちまき(スネ)部分が比較的多くてよいダシが出そうな牛スジを コトコト 煮ること一時間、丁寧にアクを取って 透き通った スープが出たところで 秘伝 のタレ(しょう油・みりん・酒・黒糖をブレンド)を加え、おでんダシの 完成 である。
さて、串に刺した スジ肉 に 大根 や タケノコの先っちょ 、 練り物 各種( 竹輪 、 ゴボ天 、 平天 など)と 糸コン (最近は 結んで 売っているのだ、便利!)や 餅巾着 、 タコ 、に加え、 シューマイ など思い思いのネタを投入し、まさにキャンプ場で屋台さながらの ライブ感 を再現したのである。 写真 がなくてごめんちゃい!
しっかり大根に出汁の色が染み込むのを確認するうち、辺りはすっかり 真っ暗 になり、かなり遅い夜ゴハンになってしまったのであるが、この 闇鍋 のような状態でも腹ペコの仲間たちからおでんの注文が どんどん 入り、溢れそうだったおでんダネは 見る見るうちに 無くなっていったのであった。 我が輩もすっかり 満腹 で 寝袋 へ入り、 人間餅巾着 のようになって眠ったのであった・・・ 。
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