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■■■静かに「紅」だと主張する野草 ワレモコウ(吾亦紅)■■■濃い(暗い)赤紫色の妙な丸いものが茎の先に付いています。もしかしたら、花かも知れませんね。「これは何かな?」いつも、花らしくないと揶揄されているワレモコウ(吾木香)です。「吾亦紅」という文字も頻繁に使われますが、書けませんね。 (>y<)『吾木香 さし出で花のつもり哉』と詠んだのは俳人の小林一茶でした。 『しわ寄せて たばこ吸うかや ワレモコウ』は小説家の庄司薫です。なんとなく小馬鹿にされている花ですが、なんとバラ科なんですよ。頭が高いかも知れない。(控えぃ、薔薇の紋所が目に入らぬか!)(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Sanguisorba officinalis" ● 分布 : 北海道・本州・四国・九州 ● 分類 : バラ科ワレモコウ属 通常の「花弁」はなくて、赤紫色の部分は「萼」だそうです。 通常、秋に茎を伸ばして花を咲かせますが、夏山で花を見ることもあります。見たことはないのですが、根が太くて大きいのだそうです。その根は地楡(ちゆ)という生薬になり、止血剤として用いられます。おもしろいことに、学名は「血を吸収する」という意味だとか!中国では古くから婦人薬として乳腺炎の治療等に使用されたそうです。目立たない花ですが、時折、切り花として流通していることがあります。センニチコウ同様に色褪せが少ないのでドライフラワー向きかも知れません。園芸品種ですが、野草の雰囲気を残して趣深い様子だそうです。 『吾も亦(また) 紅 (くれない) なりと ひそやかに』 高浜虚子 庄司薫氏なる小説家を知っているとなりますと、世代が知れるのだそうです(ホントですか?)。CMにも登場していたピアニスト中村紘子氏のダンナであり、4部作「赤ずきんちゃん気をつけて」、「白鳥の歌なんか聞こえない」、「さよなら快傑黒頭巾」が有名です。 あれ、もう一つの作品は?「狼なんかこわくない」には色が出てこない・・・。何色でしたっけ?そうそう、「ぼくの大好きな青髭」でした。<紹介> 姉妹ブログ 「華のある暮らし」Flower City版 も、是非、ご覧下さい。
2009/10/18
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植物園の畑でハトムギを観察できました。やはり、こんな場所でないと見かけない栽培植物または穀物ですね。この位置で観察してもジュズダマとの違いが分かりませんでしたので、改めて調べ直してみました。↑ CLICK ! ジュズダマは多年草、ハトムギは一年草だそうです。畑で見ても分かりませんが、長い栽培された歴史の中で変化していったということでしょうか。他に、果実の殻の固さとか、色、筋の入り方などに違いがあると説明されていました。でも、殻の色について、ジュズダマは白色、象牙色、茶色、黒、灰色など多様、ハトムギは茶色や焦茶色との説明は、実際に見てきた者として納得できません。写真にも灰色や象牙色が写り込んでいます。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています国産はとむぎエキス 約6ヶ月分 サプリ サプリメント はとむぎ ハトムギ 美容 ヨクイニン ビタミン カルシム 鉄分 植物繊維 アミノ酸 マグネシウム 葉酸 亜鉛 マンガン ゲルマニウム 【seedcoms_D】6D【DEAL0507】【seedcoms_DEAL3】/D0818価格:2,396円(税込、送料無料) (2023/10/12時点) 楽天で購入
2023/10/12
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朝からポカポカ天気だった休日、満を持して、千葉市の自然公園へ、もみじ狩りに出掛けました。まぁ、実際は、それが主目的ではなかったのですが、人出は多くて、その動きを見ていますと、どうやら、紅葉を眺めに来たという風情の方々が多いようでした。↑ CLICK ! 一昔前は、この季節にスミレの返り咲きを見るために来ていました。高速道路を使う時もあったほど、見事な咲きっぷりだったのですが、その数年後を境に、その豪華な返り咲きは見られなくなってしまいました。よく管理されていて、見かけは余り変わっていないように見えるのですが、土壌成分など、目に見えない変化があったのかも知れません。写真で比べると、紅葉の方も寂しくなっており、何が原因なのでしょうね。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【即日出荷可!】◇楽天1位◇小品盆栽:出猩々もみじ*鉢が選べるbonsai 楽天で購入
2024/11/30
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●●●シロシキブ(白式部)とシロミノコムラサキ(白実の小紫)●●●ヘクソカズラの褐色の実のそばにまっ白な実がたくさんありますね。「これは何かな?」ムラサキシキブの弟分、コムラサキ(コムラサキシキブ)の白バージョンです。この種には少しややこしいことがあって、説明が必要でしょうね。ムラサキシキブの白い品種はシロシキブ(白式部)といいます。一方、コムラサキの場合は変種のシロミノコムラサキ(白実の小紫)だとか。でも、現実には同じ名前で扱うことが多いのだそうです。(´△`)別名のシラタマコシキブ(白玉小式部)もあり、実にややこしいですね。面倒くさいからシロシキブで統一って考え方が逆効果なのでしょう。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Callicarpa japonica f. albibacca" "Callicarpa dichotoma var. albifructus" ● 原産 : 中国、日本 ● 分類 : クマツヅラ科ムラサキシキブ属流通しているシロシキブはシロミノコムラサキが圧倒的に多い訳ですね。さて、この白いバージョンですが、実だけではなくて花も白いそうです。では、白実の小紫という名前自体がちょっと変?ということになるのかな。もともとコムラサキの花はとても大人しくて目立ちません。その白花はもっと目立たないのですが、果実期には華麗なイメージです。ふと、パールカラーの品種が現れたら面白そう!と思ってしまいました。 この時期、近所を歩き回ると、想像以上に多くのコムラサキやシロシキブ(が多いことが分かります。さすがに近所のコムラサキの花は気が付きましたが、花の時期には本当に気が付かないものですね。【ポイント10倍】生活の木 アロマオイル ヒソップ 10ml [エッセン...価格:4,620円(税込、送料別)
2010/11/10
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久しぶりに大人数で山を散策しました。今年は一般に開花が早い傾向でしたので、結果的に標高を上げることになったのです。あっ、コイワカガミが咲いていると喜んで撮影したのですが、余り、近づくことができませんでした。同行した方々によるとイワカガミの方だそうです。↑ CLICK ! 実は、イワカガミとコイワカガミ、オオイワカガミの違いを正確に把握できていません。大中小と言っても、自生環境に依存するのでしょう。知識としては、鋸歯の違いと自生する標高で目安を付けるようです。右側の白い花はイワウチワのようですね。イワカガミの葉が小さく赤いのですが、これは若い葉だったためだろうと認識していて、形状や艶感は良く似ています。団体行動ですから、一般に、じっくり観察する余裕はないものです。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています\5/15限定 エントリーでポイント最大10倍/500円クーポン発行中!高山植物 ?花々が咲く名山を歩く?価格:4,180円(税込、送料無料) (2023/5/15時点)
2023/05/15
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生まれた家の前に、ちょうど、子どもたちが缶蹴りをしたり、だるまさんが転んだができる程度の広場があって、考えつく限り、いろいろな遊びをしたものです。その広場の端っこに柿の木がありました。誰の所有木か分からず、その柿の実は木に登った子どもたちのオヤツでした。↑ CLICK ! その頃、柿の枝は折れやすいということを学びました。つまり、何度も木から落ちた訳ですね(笑)。それは、皆が「熟し柿」と呼んでいたのですが、赤みが強くなり、熟して柔らかくなったところを確保する訳です。当然、高いところか、枝の端っこに残った実を狙うのですから、危ないと言えば危ないのですが、その木は余り高くはなくて、落ちても大けがをする子どもはいませんでした。因みに、我が娘も枇杷の木登りは得意です。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています柿 KAKI(ふでがき:筆柿)1鉢 7号 プラスチック苗 1鉢 カキ かき 柿の木 カキノキ 筆ガキ ちんぽ柿 兎柿 Diospyros kaki 楽天で購入
2024/12/01
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●●●柿の実の表面に見える白い粉の正体は植物油脂?●●●秋の味覚がごく普通に流通するようになりましたね。「これは何かな?」残念ながら、近所ではまだ堅そうなのですが、カキの実が黄色くなりました。良く見ると、果実の表皮に白い粉がふいていますね。どうやら、果粉(かふん)、英語では「ブルーム」と呼ばれる物質です。ほとんどの果物に現れるのですが、ツルツルした表皮の方が目立つのですね。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Diospyros kaki" ● 原産 : 日本 ● 分類 : カキノキ科カキ属これが付いていると、農薬のイメージがあって、慌てて洗い流します。これは植物自身が作り出す自己防衛用の物質で、まったく無害だそうです。その正体は油脂成分で、果実を病気や乾燥から守る役目を果たします。なるほど、濃い紫色の葡萄(巨峰やピオーネなど)でも目立ちますね。実は、濃い緑色のキュウリにも、この果粉がありました(昔は)。現在ではほとんどみられなくなってしまいました。 キュウリで果粉が見られなくなった理由について、品種改良によるという説明も見られますが、現在の接ぎ木を用いる育成手段が影響しているとも言われます。どちらが正しいのか、素人には分かりませんが、接ぎ木をしない場合、果粉が出て来るということですから、その影響なのでしょうか。■国産柿渋石鹸~カキタンニンの...価格:1,890円(税込、送料別)
2010/10/26
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少し前になりますが、3月末に日比谷公園で撮影したクサノオウです。早咲きですね。このサイトも含めて、多くの場合、花期は5月から7月、つまり、初夏の花とされているのですが、環境が良いのか、しっかり花を咲かせていました。 茎や葉に数種のアルカロイドを含む、まぁ、毒草です。毒は薬、薬草として用いられてきました(注:毒性が極めて強いそうですから、素人は手を出さないでください)。植物体のあちこちに見られる白くて長い毛が特徴的ですね。蕾は全体が毛だらけです。<紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています
2018/04/26
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■■■妙に味のあるシャコバサボテンの新品種「金平糖」■■■トゲが突き出たような肉厚の葉に似た茎の先に可愛い蕾が付いています。「これは何かな?」葉からお分かりの通りのシャコバサボテンで、これは新種「金平糖」です。この園芸植物は珍しい特徴を持っていますが、それは何でしょうか?クイズの答は「花よりも蕾の方を鑑賞する植物」だということです。その蕾がお菓子の「金平糖」に似ていて可愛いという訳ですね。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Schlumbergera truncata" ● 原産 : ブラジル ● 分類 : サボテン科シュルンベルギア属流通するよういなって数年経過しているようです。小さい花だからでしょうか、今まで気が付きませんでした。不思議なことですが、最近になって人気が出てきたのだそうですね。花の色としては、このショッキングピンクと朱赤があるようです。蕾のこんもりしたトゲトゲがオシャレな感じを出していますね。逆に見れば、咲いてしまうと、まぁ小さくて普通の花だと言えます。豪華絢爛で品の良い園芸種の前ではかすんでしまうかも知れません。どんどん煌びやかになっていく中、なかなかユニークな存在ですね。 この別名クリスマス・カクタス(デンマーク・カクタス)は、年々花弁が大きく、長くなってなっているよう思います。その花弁から雄しべや雌しべがシュッと飛び出ているところが華麗な感じなのですが、逆に、このようなアプローチもあって良いのかも知れませんね。
2008/12/12
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●●●4本の距を下向きに拡げて優雅に咲く イカリソウ(錨草)●●●鮮やかな濃紅色で尖った角のようなものが四方に突き出ています。「これは何かな?」 生薬の淫羊霍(いんようかく)でも知られるイカリソウ(錨草)の園芸品種です。写真は、特に人気のある濃い源平咲きの園芸品種「夕映」ですね。選別種だと思いますが、実は山中で似たような花をたくさん見ています四方に突き出ているものは「距(きょ)」と呼ばれる花弁の一部ですね。袋状の距には昆虫を呼び寄せるための蜜が蓄えられています。ただ、この長さの距の先端まで届く口吻を持つ昆虫はいるのでしょうか?(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Epimedium gradiflorum cv. 'Yuubae'" ● 原産 : 日本、中国、南ヨーロッパ、北アフリカ ● 分類 : メギ科イカリソウ属 多雪地帯にはキバナイカリソウという淡い黄色のイカリソウが自生します。5月の連休近辺になると、あちこちで綺麗な花を咲かせてくれます。西日本には、トレードマークの距が見当たらないバイカイカリソウがあります。なかなか多彩ですが、日本には余り多くの種類は自生していません。でも、交雑しやすい性質なので、人工交配種が多く出回っています。それから中国、南欧や 北アフリカからの外国種も多く流通していますね。少しマイナーな印象ですが、花は多彩、小振りで育てやすい低木です。日本人の好みには合いそうな気がします。 距に蜜を貯める虫媒花で、タネにエライオソームという蟻が好む物質を付けて、遠くまで運んでもらう「蟻散布植物」であるという点も含めて、すみれと似た性質を持っているのが不思議だなぁと思うのです。 家の回りはすみれの鉢ばかりが占めているのですが、その一角にイカリソウの少し大きい鉢も少しあって、今、花の盛りを迎えようとしています。(=^_^=)
2009/05/05
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■■■街路樹にたくさんの大きな果実 バラ科のカリン(花梨)■■■柿に似た葉が拡がり、大きな楕円形の果実がたくさん生っています。「これは何かな?」もう少し熟して黄色く色づいていれば分かりやすいかも知れません。果実由来のポリフェノールがのど飴に利用されるカリン(花梨)です。のどの炎症を鎮め 咳を止める効能があると言われます。余り大きくない木なのですが、驚くほど多くの果実ができるものです。いつも果実のシーズンにやってくる場所で「街路樹」になっています。(^.^) ピンクの花が咲くというのですが、実物を見てみたいなぁと思います。果実の表面が少しデコボコしているのは同じバラ科のマルメロかも!マルメロの花は白いそうです。また、同名でマメ科の植物もあって、木材として重宝されているとか。混同しないようにしたいところですね。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Chaenomeles sinensis " ● 原産 : 中国東部 ● 分類 : バラ科ボケ属(カリン属)実は堅くて生食には向きませんので、加工して活用します。飴、蜂蜜漬け、花梨酒、それからジャム等ですね。この他に、種から化粧水を作ることができるのだそうです。クインシードエキス(花梨の種のエキス)に保湿や消炎作用があるとのこと。香りも良いそうですが、残念ながら、カリンの芳香は覚えていません。あるブログで育毛に利くという話をみつけました。頭皮の保湿に利用しているという話で、お父さんには効果があったとか。このブログには、このような体験記等も記載されています。おもしろそうなので、この「花梨ブログ」を紹介しておきましょうね。 http://blog.goo.ne.jp/cube2005_2005直接リンクにはしませんので、興味のある方はコピペして訪問して下さい。 関東は、とても暑い一日でした。久しぶりにエアコン全開です。天高く、でも肥えたくない秋!<紹介> 姉妹ブログ 「華のある暮らし」Flower City版 も、是非、ご覧下さい。
2009/09/30
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■■■公園の秋を彩る緑葉と球果の調和 ヒマラヤスギ(杉)■■■樹高20~30mに真っ直ぐ伸びる姿の良い樹木です。少しひょろ長い松ぼっくりがあるところを見ると、これは松でしょうか!さて、「これは何かな?」実はマツ科なのですが「ヒマラヤ杉」と呼ばれる常緑高木型の針葉樹です。この松ボックリ(正確には「球果」)はとても大きくなります。資料が少ないのですが、熟すまでには丸一年掛かるのだそうですよ。大きさは10cm程度とする情報が多いのですが、もっと大きいような…。 両の掌に収まりきれない程の大きさの球果を見たことがあります。最初に「すごいなぁ」と意識したのは、松本市のあがたの森公園でした。有名な旧制松本高校が、当時の姿に近い状況で残されている公園です。北杜夫氏のフィールドですが、あがた森魚氏とは関係なさそうです。(^.^)。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Cedrus deodara" ● 原産 : 西アジア(ヒマラヤの北西部~アフガニスタン東部) ● 分類 : マツ科ヒマラヤスギ属さて、なぜ、マツ科の植物に「杉」という名前が付いたのでしょうね。おそらく、細い葉が醸し出すイメージが杉を彷彿とさせたのでしょう。巨木も少なくないのですが、明治になってから日本に渡来した植物です。今回の写真は上下ともに昭和記念公園で撮影したものです。同じ日に撮影したのですが、球果の大きさが違いますね。前述の情報から推察すれば、上は今年できた若い球果なのでしょうか。球果は、ご覧の通り、上を向いて稔ります。熟して落下した時、種子たちがはずれてこぼれる訳ですね。種子がはずれた球果の様子がバラの花のように見えることがあります。シダーローズ(シダーのバラ)と呼ばれるカワイイ森の落とし物です。関連製品・サービス 冬至が近づいていることもあり、夕方、暗くなるのが早くなりました。ちょっと寂しい現象ですね。子供の頃、遊ぶ時間は「暗くなるまで」だった訳ですから、その大事な時間が減ってしまうことを意味します。そんな記憶が今も残っているのかも知れませんね。(笑)
2008/11/26
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●●●福寿草のような可愛らしい黄色い花 フキタンポポ●●●地面から直接的に蕾が出てきて、黄色い花を咲かせています。「これは何かな?」フキタンポポと呼ばれますが、フキに似ているという葉は見えません。花はタンポポというより、花弁が細いフクジュソウというイメージですね。実際、福寿草の代替品のような販売方法も見られます。この花を見ると、お正月を連想するようになっていませんか!まぁ、フキもタンポポもキク科ですから、どこか似ていておかしくありません。福寿草はキンポウゲ科でしたっけ。余計なお世話かも知れませんが、葉を切って陳列しているらしいです。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Tussilago farfara" ● 原産 : 中国から欧州、アフリカまで広く分布 ● 分類 : キク科フキタンポポ(カントウ)属ネットの百科事典Wikipedia も参考にしてみました。「葉は款冬花(かんとうか)という生薬で、鎮咳去痰作用がある」とあります。へぇ、お役に立つのですね。もう一歩調べて見ましたら、花も葉もお役に立つそうです。有効成分はフラボノイド、タンニン、アルカロイド、ビタミンC、亜鉛・・・。元気になりそうな内容ですね。タネでも株分けでも増やすことができ、育てやすいそうです。ただ、暑さに弱くて、日本では夏の管理がたいへんそうというイメージが…。小さい鉢で買った場合、すぐ地植えか、大きな鉢に植えると良いとあります。根をぶち切って、葉も取り、無理矢理押し込めてあるから。 (T△T) 福寿草のまがい物の扱いだけれども、縁起物だし、かわいいから許してしまいます。
2009/01/19
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●●●収穫されることがない二番穂を野鳥がついばむ冬の田圃●●●これが何だか分からないという方がいらっしゃるでしょうか?一応、「これは何かな?」イネ科のイネ、まぁ、水稲ですが、禾稲(かとう)とも呼ぶそうです。実は、今回のキィワードは、少し聞き慣れない言葉かも知れない「二番穂」。二番穂とは、収穫後の切り株から芽が出て穂が稔るというものです。確かに太い切り株の隙間から若い芽が出て、既に穂が出ています。稲刈りから穂が実までの期間は約1ヶ月程度のとても短いものです。しっかりした籾ができるとは思えませんね。でも、このまま捨ててしまうのはもったいない様な気がしませんか。(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Oryza sativa" ● 原産 : アジア(一説には西アフリカ) ● 分類 : イネ科イネ属実際のところ、現在、二番穂の恵みは打ち捨てられています。流通できる品質の籾は期待できず、せいぜい家畜の餌かも知れません。そして、兼農で占められている近代稲作農家には家畜がいないのです。昔の農業を知る者には、構造的な貧弱さを感じるのは当然でしょうね。化学肥料と農薬に頼った効率優先型の機械化稲作が内包する貧弱さです。でも、実態を考えれば、仕方がなかった面もないではありません。何が幸いするか、この二番穂は野鳥たちの恰好の餌になっているのです。過剰に施されていた農薬も抑制され、環境は少しずつ回復してきました。それでも、メダカもドジョウも住んでいない田圃は少し悲しい存在ですね。関連製品・サービス 現在、多くの水田にメダカもドジョウも住んでいないということをご存じだったでしょうか。実は、タニシもホタルも限界まで減ってしまいました。更に用水路と呼べるものは既になくなっていて、蛇口から水田に給水されるポンプを使った上水道と排水路があるだけなのです。こんな環境では生存できる水生生物は限られてしまいますね。
2008/11/25
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秋晴れの楽しかった日のお話です。午前中から出掛けて、最初にやって来たのは、オランダ風車「リーフデ」がある佐倉ふるさと広場でした。山野草は期待すべき場所ではないのですが、コスモスなどの季節の花が植えられていて、のんびりした時間を過ごすことができます。↑ CLICK ! 平日だったこともあって、思いのほか、人手は少なく、その数少ないグループやカップルは、歩き回るよりも、腰を下ろしてり話し込んでいる姿が多いという印象でした。すぐそばを流れる川添いを歩いていると、アコースティック・ギターを小型アンプに繋ぎ、きれいな音で演奏している男性がいました。二度目に通り掛かった際、ちょっと目が合って、ついつい話し込んでしまいました。話が合うんです!楽しい時間が過ぎました。<紹介> 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています種 コスモス ソナタプレミアムミックス 1袋 楽天で購入
2024/11/07
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