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2008年10月25日
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カテゴリ: 金融
新興国市場の株価の下落が始まってから、かれこれ1年近くなる。来月には中国株など昨年11月に崩れた出した市場で月足デッドクロスが現れる。

安価で勤勉な労働力や資源を武器に輸出で外貨準備を積み上げ、対外債務を返済し、国内消費を担う新たな中間層を生み出すなど、昨年まで順風万帆に見えた新興国経済だが、米国向け輸出を自力で補う力はまだ無い。加えて円で調達した低利の資金を世界中に供給してきた欧米金融機関が業務縮小を迫られている。
収入が減り、原材料価格は上がり、企業の格付けは下がり、資金調達コストは上がり、借入金の早期返済を迫られ、進退窮まって怪しい資金に手をつける ― そんな会社が続出したことだろう。

デリバティブを使って現地通貨建てに組み直していたとしても、彼らの債務の大本は円だ。円レートが想定外の水準まで切り上がってしまったら予想外の債務を背負い込んで破綻する企業が増えたとしても不思議ではない。金融仲介の主力は欧米系金融機関だったろうが、そのお陰で日本も現地への輸出を伸ばすことができたのだから、こっちの問題はアメリカの住宅不況のように対岸の火事と傍観するわけにいかないだろう。

将来のことについての予言など当てにならないとは百も承知の上で、円レートが史上最高値トライすることを覚悟したほうが良い。その時に新興国という不安定な社会で何が起きるのか?どうすれば悲劇を繰り返さないで済むのか考えておくべきだと思う。






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最終更新日  2008年10月25日 23時50分54秒
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