刹那と永遠 - Moment and eternity -

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2009.01.09
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カテゴリ: 蹴球七日制



ファンデルサールやクリロナへのコメントが面白い。

ファンデルサールへのコメントには「オシムが好きな選手の特長」
クリロナへのコメントには「オシムの戦術(選手の使い方)」がよく出ているような気がする。

「視野が広くて足元の技術がある」「右でも左でも蹴れる」
「彼がボールを持つと選手が一斉に動き出す」
「後方の司令塔」
「マンUはフィールドプレイヤーがひとり多い状態でプレーしている」

ファンデルサール(GK)を


まんゆ~のクリロナの使い方は
オシムジャパンでのまっつんや俊輔の使い方に通じるところがあるかもしれない。

稀有な才能を持ったスタアをどのように使いこなすか。
スタアを生かすための献身な選手たちをどのように配置するか。
素材を生かすも殺すもシェフの腕次第。組合せの妙。

サッカーに人生哲学を絡める話も好きだ。
ヤットがタクトを降る、焦らずじっくり丁寧に組み立てていくガンバのサッカーに
ヤットの性格や考え方が現れているように
サッカーというゲームにはその人となりが出る。

縦に早く挑む、横にじらしながら崩す。
それらを効果的に組みあわせ緩急のあるゲームを創る。


正々堂々正面から突破する。相手の裏を取る。
みんな違ってみんないい。(byみすず)

“自己をピッチで解き放つ”とはそういうことだ。

「謙虚になりすぎるな」というオシムの意見にも、唸った。
なぜならヤットもCWCで強豪と対戦する際に同じことを言っていたからだ。


ちなみに最近イチローもどこかでこう言っていた。
「相手を見下すくらいの心意気で行け」。

世界を相手に第一線で戦う男たちはみんな同じことを言う。

ミチノチカラを必要以上に恐れるな。
ジブンノチカラを信じろ。

大丈夫。
自信持って、行け。

そしてhakaの周辺で繰り返される言葉というのは・・・今のhakaへのメッセージでもあるはずだ。








オシムインタビューの中では教え子ヤットのことにも触れている。
「遠藤はもうすこしでまんゆ~の側へいける、ただし今のままではまだ足りない部分がある」
すばらしいがまだまだ課題がある、と手放しでは褒めないのがまたニクい。
成長の余地があることをさりなく伝えて選手を慢心させず
好きな選手であればあるほど手厳しい。

ああ、オシム・・・最強のツンデレ親父ww

以前ヤットの特集の中で
ヤットが(番組ホスト役の)ZONOさんに
「お前がいちばん走ってないってオシムにおこられた」って
すげーウレシそうに言ってたのが印象に残ってる。

ダメダシ=新しい課題を与えてもらったということ
それはまだまだその箇所を修正すれば自分に伸びる要素があるということだから。

たぶんヤットは褒めるよりも叱って伸びるタイプだな。
普段はおっとりしているけれど意外と鼻っ柱が強いから
何か言われたり悔しい思いをすると「負けてたまるか!」と奮起するタイプと見た。
アウェーに強いのも逆境に強い証拠だ。(ちゅーか順境にも強いけど(^^;)

ヤットは特集番組の中で
「走らなくてもオシムにわからせる」とかなんとか豪語していたけれど
結局、今のヤットはオシムの教えを守り
走って走って走りまくってる。

ああ、ヤット・・・最強のツンデレ息子www

以前、冗談半分で
世界の大舞台を目の前にしてなかなか本格デビューできないヤットを称して
「ENDOは日本の秘宝である」と書いたことがある。

世界に出ようとすると目前でその夢を絶たれる・・・

その呪いは「開帳した途端に地面が割れ大変なことがおこるであろう」とまで言われ
皆怖がってぐるぐる巻きにしていた布を解こうと開こうとしなかった秘仏
法隆寺・夢殿の「夢違観音」級の強さであるwww

ま、このまま世界にご開帳することもなく
「日本の秘宝」として日本で崇められて終わるのかもアリかもしれないな
それもまた神秘的でよいではないか
などと思っていたけれど

それはとんでもない間違いだったと気づいたのが
先日のCWCであった。

ヤットのサッカーは世界と対峙してもまったく引けを取らない輝きを見せ
この楽しさは遍く伝えなければいけないレベルのものであると
今更ながらに教えられた試合だった。

「ガンバのENDO」を世界に知らしめた(←オーバーだな(^^;)このバカ試合は
夢殿に眠る夢違観音の神秘のヴェールを強引に剥ぎ取った
フェノロサと岡倉天心みたいなものだ。

古くからその秘仏に伝わる恐ろしい伝承や呪いもなんのその!
日本の秘宝を世界に向けて“ご開帳”!!

・・・なんつって。

その“ご開帳”のきっかけが
従来の世界への扉「日本代表」ではなく
「西野&ガンバ大阪」という別の扉、Jのクラブチームノチカラだったのもまた面白い。

いままでのヤットのサッカー人生において頑なに
「代表」という世界への扉が閉ざされ続けていたのも

日本国内でじっくりゆっくり熟成させた
生粋の「MEDE IN JAPAN」である「日本の秘宝」が
もっとも彼らしく美しく輝くための「扉」を開けて
世界に披露して進ぜよう、という親心

周到に仕組まれた
サッカーの神様のルールだったような気がしないでもない。





追伸。

一ヶ月くらい咳風邪を引いていたのだが
CWC「ガンバ×まんゆ~」戦を見た翌日、劇的に症状が軽くなった。

コーフンして体温が上がったのがよかったのかな。

風邪をも治す、ヤットノチカラ。






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※「クライマーズ・ハイ」「人形の家」「舞台は夢」・・・堤さん関連感想近日アップ予定!

※「劇団☆新感線」大阪公演チケットゲット!・・・の予定!

※予定は未定www




























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最終更新日  2009.01.09 21:00:27
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