MISSING 本多孝好 著
2008年度kammakiのナンバーワンヒット「正義のミカタ」の著者の
デビュー作を含む短編集。
正義のミカタが面白かったので、もう一冊読んでみた。
何かを失う、誰かが死ぬ、いなくなる、そんな展開のストーリーの連続技に、
ノックダウンされてしまい、読破できなかった。
悪くない、面白くないわけでないのだが、
つらくて進めなかったのである。
で、今回は再挑戦。
「MISSING」5編からなる短編集なのだが、
これまた、同じく、喪失てんこ盛り。
だが、今回はその哀しみのなか、温かいものを感じた。それに救われたのである。
2000年のこのミス10位になった作品も含まれている。
ミステリー??
ミステリーと言うか、ファンタジーだろうか。
魔法やらなにやらを使わなくてもファンタジーは書ける、そんな作家だと感じた。
もう一度正義のミカタを読んだら、感じ方が違うだろうか?再読したい気持ちになってしまったのである。
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