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☆にゅ~☆ハリケエン

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ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 <small> <a hre…
なつみかn☆@ ぉめでとぅさんどこ!?(遅 ぉめでとぅさんデ―+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚―ス…
メカじゅわ仔@ 誕生日おめっと!!! ME ・・・竹輪すき☆ おでんのね!
マルス@ あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*) あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*) 面白ぃ!! …
マルス@ えぇ~ 続きゎどうなる!? カナリ気になる!!
November 25, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「美幸、今日は学校に行くの?」
「うーん・・・。何もないし、行くかな。
 卓志も一緒に行こう?」

「うん・・・。」

取り返しのつかないことになってしまった。

もし記憶を取り戻したらどうしよう。

僕は・・・。




「卓志クン、また来ちゃった。」
「・・・美由紀さん。」



「え?この人知ってたの?卓志。」
「え・・・まあ、さっき知り合ったばかり。」
「私と同じ名前なんだよね。あまり話したことないけど。」

スパイだってことは内緒にしておこう。

「ふふっ!卓志クンのこと、忘れているみたいね。」
「・・・そう。忘れちゃった。」
「じゃあ・・・

 卓志クンが「みーちゃん」って呼んでたことも?」

「つぁっ!?」

反応・・・した。

頭をおさえているから頭痛がするみたい。



「美幸!・・・向こうへ行こう!」
「う・・・頭が・・・。」
「あら、卓志クン。逃げるおつもり?
 もっと揺さぶってあげましょうか?
 そうね・・・たとえば・・・「たっちゃん」とかあ・・・。」

「やめろ!美由紀!」


必死になって止めた。

思い出されたくない!

思い出されたら・・・そしたら・・・!


ボクハココニイラレナイ


「いいの。」

・・・突然美幸が僕の手をつかんだ。

「痛いけど、卓志のこと思い出せるなら・・・。
 大丈夫・・・だから。」


違う。


「ふふっ・・・それと・・・「欠片も好きじゃない。」」


嫌だ。


「くっ!」


駄目。


「「なんにもなかったよ。」」


やめてくれ。


「うあああああ!!!」


思い・・・出さないでよ・・・。


「きゃは。卓志クンも美幸さんも・・・涙が出てるわよ。」


せめて1日だけは・・・


「そんなに思い出されたくなかったの?」


幸せな生活を送りたかった。






「・・・たっちゃん・・・。」





           つづく・・・。





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Last updated  November 26, 2005 09:34:21 AM
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