歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2005.05.02
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すべては中立として存在しているもの。



全ては相対的な関係で決まります。


ある決め事が有ったとする。

それを守っている側は正しい人で、そうでない人は悪い人です。

一般社会では数が多い方が、正しいとされているに過ぎない。

本当に正しいか否かは別の問題。


初めは「悪」という言葉も無かったはずです。

全体の秩序を乱す者が現れた時に、「悪」の概念が生まれる。

それに付随して「悪」に対応する形で、「善」という言葉が生まれる。


不味いものがあるから、美味いものの価値がある。

ブスがいるから、美人が際立つ。

日向があるから、日陰が出来る。

強者がいるから、弱者が生まれる。

資本主義に対抗して共産主義が生まれる。

高いところがあって、低いところがある。

熱いのがあれば冷たいという比較が生まれる。


「しあわせ」も同じこと。

苦しい、辛い、悲しい、体験をした事がない人には、

「しあわせ」の意味がわからない。


生まれたときから全てが揃っていて、一見何不自由の無い環境。

そこから幸せを感じる事はかなり難しい。

その置かれた状況が基準となり、それ以下が不幸で、それ以上が幸せ。

欲望にはキリが無く、それ以上のものを際限なく追い求める。

基準が高いほど、欲望も大きくなる。

「足るを知る」ことから益々遠ざかっていく。


発展途上国では、鉛筆をたった一本手に入れただけでも、喜びはものすごく大きい。

絶対的な幸せなんていうものは存在しない。

不幸の反対側に幸せがあるんだから。


今幸せな人は、その幸せの意味をじっくり考えるといい。





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最終更新日  2005.05.04 11:15:11
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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