歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2009.09.09
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テーマ: 短歌(1719)
カテゴリ: 游歌

いつか観た潜水艦の生活を思いて過ごす窓なき病室


都会の一等地のビルの一角にある 「アイケア名古屋」 には入院ができる設備が整っています。
病室は3部屋あって合計5人まで収容できる。ビル内に医療施設が巧妙に設えてあり、当然、窓というものがなく人工の光で賄われている。

入院当初は迷路のように感じた病室も、慣れてくると合理的に配置されていることが分かってきた。狭い空間を最大限に生かして配置され、移動距離も少ないためすべての行動を短時間にこなすことが出来る。

一番驚いたのが手術室。意外に広い。
部屋が二重構造になっていて、手前の部屋にはベッドがいくつか並んでいて中待合のようになっている。幾つもの手術を短時間にこなすためのようで、常時2名の医師が交代でオペをしているらしい。

その中待合から硝子張りのドアを経て、オペのための部屋へ入って手術を受けることとなる。
ここで私は、拡大鏡でのデリケートな手術を受け、一部癒着もあったらしい網膜の中心部分に残っていた硝子体を取り除いてもらったわけだ。

1時間の手術の後、3人部屋の左端のベッドに運ばれて1時間の”うつ伏せ”の安静を強いられる。
これが一番つらい。その後は俯きで過ごすようにとの指示。
眼球にガスを注入してあるため、ガス圧が網膜に効果的に働くようにするためだ。

ガスは2週間ほどで自然に抜けていき、体液が充満して硝子体の代わりをするという。なんだか不思議な感じがする。

窓のない人工の光の中で過ごす入院生活は、初めはかなり辛いものだった。カーテンで仕切られ、眼が使えないために隣のベッドの住人の顔を見ることもできず、話をする気にもならない。

たった4日の入院だけど、この環境で耐えられるのは4日が限度かな。





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最終更新日  2020.05.16 11:18:31
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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