昨夜のオユンナのコンサート。歌はもちろん良かったのですが、モンゴル国立民族歌舞団(大空のメロディ)の音楽を聴けるとは思いませんでした。
この連中はすごかった。連中と呼ぶのは失礼なほどのハイレベルなメンバーで、モンゴル国立芸術大学の教授を含む精鋭5人と歌姫による民族音楽の最高峰。
横笛の名手によるノン・ブレス奏法や4オクターブは出ているかと思うホーミーの超絶技巧。日本の民謡のルーツともなる歌を歌う、これまた素晴らしいとしか形容できない歌声の女性歌手。
これらはユネスコの無形文化の世界遺産に認定(又は認定予定)されているというほどのものです。
40年前からモンゴルで歌われている、ヒロシマがテーマの歌
「折鶴」をモンゴル語で歌うオユンナ。![]()
洋琴に似た多弦楽器と、木管楽器のもとになった角で出来た(音はクラリネットに近い)リード楽器、
馬頭琴と横笛、それにバス馬頭琴
あまりの素晴らしさにただただ聴き入り、聴きほれるばかりでした。
横笛でのノン・ブレス奏法というのをは初めてです。この歌手の歌声は人間業とは思えない。
メロディーは日本民謡そっくり。
右がベースの馬頭琴 ホーミーの全ての発声法をマスターしている彼の声は超の付く美しさ。
国の伝統的な価値観から来るものなのか、全員の体格のいい事に感心します。モンゴル相撲でもやれるかと思うほど鍛えあげられいる。そうでなければ、全国平均海抜が1580mもあるあの広大な高原を背景としたモンゴルでは通用しないのでしょう。
弦楽器は何故か二弦ばかりで、ギターと同じ伴奏楽器も(後から出てきた)二弦だった。
たった二弦で悠久の音楽を奏でる二胡と同じだ。二弦しか必要としなかったというところが凄いと思う。
赤ん坊のお尻にある蒙古斑。(黒人にも見られるが色が黒いので目立たない。)
発生率はモンゴル人の幼児で95%、他の東アジア人の幼児で80%、ヒスパニック系の幼児で40~50%、インド・ヨーロッパ語族の幼児で1~10%と言われている
また、日本の民謡と全く同じメロディーの歌がモンゴルにもあるそうで、民謡のベースになっているものはモンゴルの歌の中にあるらしい。
そう、日本の祖先は遠くモンゴルに繋がっているのだ・・・。
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着