JAZZと百人一首。これが今の私の「My favorite things」です。「JAZZと百人一首」この字面も良い感じだ。
40年代後半に活躍し、その後鳴りをひそめてしまい10年後にカムバックを果たした白人ピアニスト「アル・ヘイグ」。そのピアノトリオとして復帰した記念すべき第一作目のアルバム「Invitation」を聴きながら、百人一首をゆっくりと読んでいる夕暮れ時。
綿雲が流れる空がにわかに暗くなっていく中で読むいにしえ人の歌は、活躍していたのに時勢のいたずらで声をひそめてしまったピアニストと重なってくる。
「人はいさ心もしらずふるさとは花ぞ昔の香ににほいける」 紀貫之
簡明なことばで奥深い情感を言い表す古の歌は、日本人が獲得・醸成してきた言葉による美意識の最たるものです。この機械文明の中にあても未だに読み継がれているということに、感銘せずには居られません。
その奥深い魅力は、日本人の心を永遠に押しとどめる役割をも果たしているような気がします。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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