歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2010.08.14
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 游歌

夏雲やパンツ一丁缶ビール憚りながら日本 (にっぽん) 男児



 「夕涼みよくぞ男に生まれけり」 宝井其角

 これを実感するような生活をしている人は、今では少ないかもしれません。クーラーの普及した現代の生活では、あまりピンとこないでしょうね。「夕涼み」という言葉さえ死後になっている。

 我が家ではクーラーがない江戸時代と同じような生活をしているので、この句の実感を毎日味わっています。
 昔と違うのは、網戸が入っているし、褌がパンツに替わっり、「金麦」という発泡飲料が飲めるということ。

 そうそう、シャワーを忘れては罰が当たる。
 これがなかったら、昨今の蒸し風呂の様な連日をやり過ごす事は出来ない。場合によっては1日に3度浴びる事もある。 


 我が家は男所帯なので、幸い娘らから非難ごうごうというのはなくて済んでいる。そうでなければ、パンツ一丁でウロウロしていれば顰蹙を買う事間違いなしだ。
 それでも多分止めないでしょうが・・・・。


 そんな事を考えていたら、ふと、褌というものを締めてみたくなった。

 おやじの代で完全に姿を消したものと思っていたが、いやいやどっこいまだ生きていた。ネット通販では幾つも店舗があり、女性用まであるという。

 お祭りや神事などで使われるだけでなく、生活の中での愛用者が結構いるというので、これは試してみるのも良いかもしれないと・・・。


 パンツのようにゴムを使わず、高温多湿の日本の気候には理にかなっている。
 虚飾性を排し、単純な一枚の布で全ての機能が完結する「潔さ」が、日本人古来の「美意識」と共通するものがあり、古典的な理想の男子像にも例えられたりする。

 下帯、締込みの他に、クラシックパンツ、サムライパンツとも呼ばれ、医療用の下着であるT字帯も越中褌の一種という。



こんなカラフルなものもあるようです

 前垂れが陰部をいい具合にホールドし、軽くて清々しい使用感や着脱が容易で布の使用が少ない経済性もある。

 ひょっとして、かなりの優れものかもしれないぞ。

 懐古趣味ではなく、現代が忘れている大事なものを気づかせてくれるものとして、その本来の価値を再認識するのもいいでしょう。


「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選





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最終更新日  2020.02.04 11:10:59
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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