同じ三行分かち書きでも、区切りの仕方を変えると随分印象が変わります。
三行分かち書きは石川啄木を真似ている訳ですが、一行書きと違って表現したいものが明確になる気がします。
啄木もその辺りを狙ってこの方法を採ったと思われます。
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく
はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢつと手を見る
「一握の砂」は啄木の第一歌集で、明治43年12月刊行。
その年の4月に刊行された土岐哀果(善麿)のローマ字歌集「NAKIWRAI」に示唆されて、三行書き形式をとったもの。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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