同心円のつもりで日々を暮らしている夫婦も、お互い相手からすればそうは見えていない事も多い。そんな微妙な夫婦の日常関係。
どちらかが「耐えているんだ」と言えば、「耐えてるのはこっちの方だ」とどっちもどっちの思い込み。勝手つんぼに聞き違い、言い間違いに勘違い。我と我を剥いて張合って、今日も虚しき指相撲。
そんなこんなで30余年。未だに口論そしり合い。言った言わない水掛け論、同じセリフの返し合い。月は満ち欠け陽は巡り、天変地異に慄いてか弱き初老二人連れ。
♪ 言い違い思い違いに勘違い勝手つんぼの自我の張り合い
錯視の同心円
全く違う男女が同じ家の下で生活を始めて、かような諍いを起こしながら夫唱婦随とはいかずとも連れ添って行けるというのは素晴らしい事です。
喧嘩する相手がいるのは良い事で、ある程度のストレスは人を活性化させるし、相手に知らない自分を気付かされることも多い。
人は相手を鏡にして自分を判断する。その鏡の対象がいなければ、ますます自分というものが分からなくなる。
最近の若者(18~34歳)には結婚願望が薄く、2010年の統計で「交際している異性はいない」のが男性61%女性50%いて、5年前に比べて男性で9ポイント女性で5ポイント増えている。この中の半数近くが「特に異性との交際を望んでいない」という。
雇用・年金・環境などが将来への不安要素として横たわり、本来の人間的な異性への関心まで奪ってしまっている。
昨年の結婚数は前年より3万も少ない67万組。大地震のあとの結婚ブームがあったにもかかわらずこんな数字にしかならなかったらしい。
生まれた赤ちゃんの数は105万7千人で統計のある過去100年で最低だった。人口ピラミッドはますます基部が細まり頭でっかちになって、その内ポキッと折れてしまうんじゃないかと心配になって来る。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
◆ ジョーク、冗談、ユーモアは生活の調味… 2014.10.22
◆ 消えていってこそ虹 2014.10.21 コメント(2)
◆ 映画っていいね。色々あるから良さも… 2014.10.20
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