しかし、過去も未来もその概念を持つことで人は豊かになったとも言えるし、また、その概念を持たざるを得なかったともいえる。もし、時間の概念がなかったら長い航海は出来ないし、デートもできない。月の満ち欠けも理解できないし暦も生まれない。
しかし、時計が無くても体内には時を刻む仕組みがあるので、自然と一体となって生きていく分には困らない。
近代以降、人間はその時間をお金に置き換えることで価値を極端に高めてしまった。その結果、時間に追い掛けられ、必死で走り続けることとなった。
時間は一定で平等のものであるはずなのに、貧富や文明の遅速、経済の発展の差によってその長さも進む早さも違ってしまった。
とやまスローライフ・フィールド 交流学習施設
太陽と月の光をもとにしてのんびり過ごしているものへの憧れは、細胞が求めている原点回帰の叫びなのだろう。
「スローライフ」を唱えられる様になって久しいが、現状はその理想的生活には程遠い状況に置かれている(ごく一部の人達が実践している)。グローバルという時差を越えたつながりの中で、世界は益々混沌としてきている。
何もかも”自己責任で、自分の力で生きていけ”というこの国の方針が顕著になるにつれ、周りと同じような時間の流れで生きていくのは難しくなっていく。
自分の基準を持って、自分の細胞が望む速度で生きてゆくことがますます重要になってきそうだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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