近所に気兼ねしてまともに音量を上げて聴くことが憚られ、本当の音でじっくり聴いていなかったジャズのレコードがたくさんある。
昨日は近所の家族が揃ってバーベキューをやっており、その賑やかさに便乗して思い切って音量を上げた。12時の位置まで音量を上げることは連休中の昼間ぐらいしか出来ない。
猫も外出中だしカミサンも仕事で居ない。カーテンを閉めて部屋を暗くし、焼酎の水割りを飲みながらジャズにどっぷり浸かった至極の一日だ。
いくつかのLPを改めてゆっくり聴き直して、本当の聴き方をしていなかったことを痛感するとともに音量を上げることで伝わって来るものが違うことに驚いた。
何せスピーカーはフィリップスのWコーン・フルレンジ30cmユニットだ。手製で武骨ではあるが能率が良いので相当に音量を上げても煩くない。アンプも去年替えたばかり。
チック・コリアのこのレコード「Now He Sings, Now He Sobs 」。元々良いとは思っていたが、聴き直してチックの凄さを再認識した次第だ。
1968年の録音時、27歳の新鋭で2枚目のリーダーアルバム。録音に当たって自分の好きなようにやらせてもらうことを条件に、ピアノ(スタインウェイ)の選定から行ったという、かなりの自負と自信に満ち溢れていた時のものだ。
唐時代の高僧、義淨の著した本からインスパイアされて作曲したと言われる。
スピード感、ドライブ感、フレージングなどそのアグレッシブな演奏は緊張感に満ちて圧倒される。ロイ・ヘイズのドラムスもミロスラフ・ビトウスのベースも凄い。
テープを回し続けて一気に収録したというから並みの集中力ではない。それがレコードからそのまま直に伝わって来る。
この最高の実力者と互角に丁々発止とやりあっているのが吾等が「上原ひとみ」だ。その彼女の実力のほどを考えれば驚くことでもないのかもしれない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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