♪ その昔 刑事コロンボに観しやうな事件を語るゴーストライター
共作の名にはあらざり佐村河内 ゴーストと組む虚像の英雄
♪ 音楽とペテンは結びつかざりし曲は曲とて虚も実もなく
虚と実が入り乱れているのが現実世界。
事実が真実とも限らない。虚を真実と思いたいこともあれば、真実を事実と認めたくないことだってある。
♪ 事実とて真ならざり写真家はブログに日々の浮遊を乗せる
BRUTUS 2013年10月号より
浮遊する体。「林ナツミ」さんを有名にした浮遊写真シリーズのきっかけになった写真だ。
「林ナツミ」さんのブログ「よわよわカメラウーマン日記」で掲載されるセルフポートレートのシリーズ。
その人気は今やインターネットで全世界へと広がっているのだとか。
『本日の浮遊』は、2011年元日から始まった企画で、自分自身が空中に浮かんでいる写真を1日1カット1年間継続して発表するというプロジェクト。彼女は、子どもの頃から落ち着きがなくて「地に足がついた人間になりなさい」って言われてきたそうだ。
しかし、大学を卒業しても、大学院を卒業してもそういう人間にはなれなかった。それで、そういう自分をコンプレックスに思ってきたが、地に足がついてない自分を『本日の浮遊』として作品にすることで、そんな自分を前向きに、プラスにとらえられるようになるかもしれない。そういう風になりたいと思って始めたのだそうだ。
毎回、日常の中で出会う一期一会の場所で2〜300回跳び続けた末、ベストな1枚を選ぶのだという。これを毎日続けるのはなかなか根気のいることだ。
日記短歌にしても同じことは言えるが・・・。
林ナツミ
1982年 埼玉県生まれ。2005年 立教大学文学部卒業。
2007年 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程前期課程修了。
2011年よりウェブサイト 「よわよわカメラウーマン日記」 にてセルフポートレート日記プロジェクト『本日の浮遊』の更新を続けている。
2013年6月下旬に初の写真集『本日の浮遊』(青幻舎)刊行。また、6月16日より「MEM」にて林ナツミ展 『本日の浮遊』を開催。
トップの写真はこうしてジャンプして撮ったもの。壁の柄や光の向きで、横でも成立する面白さを現場でデジカメを回して発見したのだそうだ。
映っているものは事実そのものだが、けっして浮遊しているわけではない。その実像と虚像の間に生まれる瞬間の妙味。偶然に発見したものを超然のものとして表現する、まさに写真の面白さだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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