歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2014.08.20
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カテゴリ: TNK楽歌31


♪ 抜け殻は長寿のあかし蝉となり老後を歌に生き抜きたるを








 その期間がおよそ一週間ほど有る、という風にも言えるのでしょう。

 だから、蝉の抜け殻は地中生活の領収書或いは高齢者の証明書みたいなものだ。幼虫が変態して、余生を蝉として生きるというメリハリのついた一生は、羨ましいような気もします。


 私が子供の時は、生きた蝉の頭を千切って、ブローチみたいに胸にくっ付けて遊んだりした。残酷な話だが、子供はみんな残酷なもの。現代っ子は残酷性を内に秘めたまま、ガス抜きをしないで大人になってしまう。
 子供の時にその経験を積むことでその残酷な自分知り、大人になってからそれが慈しみへと変わっていくのだと思う。残忍さを通過儀礼として昆虫を相手にしておくことは大切だ。子供にたいして、命の尊厳ばかりを教える事は、その本質を無視したものだ。





エビスビールの空き缶で作ったセミの抜け殻

 大人になっても蝉の抜け殻に興味を持つ人は多いですね。あの白い弱弱しそうな幼虫が大変身をして、鎧を身に纏って地上に出てくるという神秘。そこの変身願望が重なって、抜け殻にある種の畏敬の気持ちが生まれるのだろう。その変身願望の象徴としての抜け殻を、手に入れる事が出来る喜び。それらはウルトラマン、仮面ライダーなどにも通底しているものなのだろう。






 200匹もの大量の蝉の抜け殻を消毒し、一匹一匹愛をこめて綿棒で拭き拭きし、背中の割れ目を接着剤でふさぎ、ニスを3度塗りしてシャンデリアらしき照明器具を作り上げた。製作日数はおよそ半年、ちょっと落ち込んだ時もあるそうだ。



蝉の抜け殻シャンデリア




 中川翔子は、毎年この時期になると、蝉の抜け殻を集めては身に着けて楽しんでいるという。












こうなるともう病的だなあ





◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2015.03.12 12:04:46
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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