♪ 人生はメビウスの帯 切り裂きて倍の輪にして祖父さんが逝く
石原慎太郎は周知の様に、1968年に参議院議員となり、その後、衆議院に移り環境大臣、運輸大臣などを歴任。995年に、勤続25年を機に議員を辞職した。1999年から2012年まで東京都知事を務め、2012年に再び衆議院議員となる。そんな中で、暇をみてはこんな小説を書いて「文學界」などに発表していたなんて、全く知らなかった。
この本を読んで、石原慎太郎という人となりが少し分かった様な気がする。人一倍自己顕示欲が強いのは、国会議員になった事からして明白だが、意外と平凡な部分を持った常識人という印象を持ったが、やはり洞察力は確かなもの。平凡を持った非凡人というところか。
この本の最後を飾る「うちのひい祖父さん」がこれがとてもいい。大正11年生まれの92歳の老人、奥さんの母の父親の話なのだが、こんなお祖父さんになりたいものだと思って読んだ。もう遅いと言われそうだが、死をどう捉えるかという部分で私の思いとフィットする。
図書館で借りた本で、その箇所だけをコピーしておいたのでここにご紹介します。どういう風に感じるかは人それぞれなので、敢えてその事には触れずにおきます。13ページの短い文章です。宜しかったら読んでみてください。読者の年齢によってその感想は大きく違ってくると思う。
「うちのひい祖父さん」 石原慎太郎
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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