歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2015.09.08
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テーマ: 短歌(1717)
カテゴリ: 一日一首

♪ 王政の復権の企みリアルにて知らされぬまま知らざるままに








 欧州の地政学者・地経学者に、日本の高齢化と人口減少についていまだに労働市場を外国人に開放しない様子に対し「将来かなり厳しい」と言われているらしい。欧州ではかなり正確な投影図が出ていて、研究されているらしいのだ。日本のソフトパワーや観光資源への憧憬はあるが、アジアの投機的対象先に日本は入っていないという。
 外交政策も、軍事をアメリカに依存するしかなく、武器は開発援助しかない。アメリカに頼らない外交はできないと見切られて、研究の対象にもなっていないというのだ。

 実際、安倍政権にとって日本の高齢化と人口減少は目の前の超難題であって、向こう30年間ほどは 負の毒素 が全身に回るのを避けることが出来ない。日本の繁栄の礎となってきた今の高齢者を、安易に負の財産と位置付けるわけにもいかず、かと言ってプラス側にシフトすることも不可能だ。
 世界一の借金国であることを顧みるどころか、来年の予算は空前の規模に膨らませて緊縮のキの字も無い有様。そんな事がどうして出来るのか。また、そうする事の意味は何処にあるのか。


米訪問 上下両院で演説

 アメリカと手を組み、アメリカの傘下に入ってアメリカの属国になることで分母を大きくし、これらの負の分子を小さくする事が目的なのではないか。
 そうは思っても政治学者でも経済学者でもない私には、詳しい事など分かるはずもない。

 『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』より一部抜粋記事によると、
 アメリカの軍産複合体のシンクタンク「ジャパン・ハンドラー」の拠点の「戦略国際問題研究所(CSIS)」が、日米同盟の提言として2012年夏に発表された 「米日同盟:アジアに安定を定着させる」 というレポートがある。2012年夏といえば、民主党の野田政権の失速が始まっており、政権交代への期待が高まっていた時期。現在の安倍政権は、この年の12月の総選挙で自民党が圧勝し成立した時だ。


 このレポートには、「集団的自衛権」に関して「日本の集団的防衛の禁止に関する改変は、その矛盾をはっきりと示すことになるだろう。政策の変更は、統一した指揮ではなく、 軍事的により積極的な日本を、もしくは 平和憲法の改正 を求めるべきである。 集団的自衛の禁止は同盟の障害である。」「3.11は、我々2つの軍が必要な時にいかに軍事力を最大限に活用できるかを証明した。平和時、緊張、危機、及び戦争時の防衛範囲を通して完全な協力で対応することを我々の軍に許可することは責任ある権限行動であろう」と、 憲法改正 、ないしは「 集団的自衛権 」を早急に成立させるように求めているのだと言う。
 ホルムズ海峡への派遣、南シナ海の監視も日米協力してやるべきだと書いてあるらしい。
 「 東京はイランの核開発などによってもたらされた、海賊行為に対する戦闘、ペルシャ湾の海運業の保護、シーレーンの確保や地域の平和の脅威への対処といった、多国籍の取り組みに積極的に参加すべきである 」と。


自衛隊

「集団的自衛権」を既成事実化することで「 国防軍化 」する ことを目論んでいるのではないかと言っていて、これは、 米軍産複合体の日本に対する要求項目 の1つでもあるという。
安倍政権の最大の支持母体 である 日本会議 は、戦前をモデルにした憲法に改正し、 「天皇制国家」の復権を目指している という。日本を牛耳っているこの「 国家主義的極右団体 」は安倍政権こそ憲法改正を実現できる最後の機会ととらえていて、憲法改正を目論んでいる。それをし易くするために先ず憲法96条を改正し、衆参両院の賛成3分の2以上という縛りを、半分(過半数)以上にすること。これが「日本会議」の行動計画であって、安倍政権はここに焦点を当てているというのだ。

 「天皇制国家」の復権、君主主権の国に戻す。この事が何を意味しているのか、よく考えてみる必要が有りそうだ。
 君主主権の専制君主制を考えているのだろうか。だとすれば国家の統治権を君主あるいは少数の者が独占し、かつ恣意的に行使する政治体制にすることで、国民の意見を封じた絶対的支配が可能になるということだ。

 自民党はかなり前から、この「天皇制国家」の復権を目論んでいるらしい。借金を膨らませるだけ膨らませ、財政破たんの暁には君主のひと声で有無を言わせず抑え込む。そして、その責任を負わずに済むわけだ。
 国旗を揚げろ、国家を歌え。国語の教科書の検閲、道徳教育の復活。靖国神社の参拝。こういう事柄の全てが「天皇制国家」の復権に繋がっているわけだ。

 この体勢はアメリカにとっても都合がいい。ましてや属国ともなれば言うに及ばない。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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最終更新日  2015.09.08 08:52:58
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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