♪ 晩秋の夜半にかそけく鳴く虫の孤高の声をしかと聞くべし
月が12回、満ち欠けを繰り返すと季節がだいたいひと巡りします。しかし、太陽の周期よりも11日程短いので狂いが生じ、そのまま行くと大きくずれが出来てしまう。
そのため何年かに一度、閏月を設けて季節のずれを調整していた。それで13カ月ある年があったりしたのですが、それでも季節はずれてしまう。そこで考え出されたのが、二十四節季という訳ですね。
二十四節季
一年を冬至と夏至で半分に割りその間を春分と秋分で区切り、四季を3か月ごとに振り分けたのが「二十四節季」。約15日おきになるわけですが、それでは大まかすぎるという事で、これを更に3つに分けた「七十二候」というものがあります。
秋の3ヶ月を、3つに分けると「初秋(立秋・処暑)-中秋(白露・秋分)-晩秋(寒露・霜降)」となります。
七十二候での秋は、「立秋」・・・涼風至(すずかぜいたる)、寒蝉鳴(ひぐらしなく)、蒙霧升降(ふかききりまとう)
「処暑」・・・綿柎開(わたのはなひらく)、天地始粛(てんちはじめてさむし)、禾乃登(こくものすなわちみのる)
「白露」・・・草露白(くさのつゆしろし)、鶺鴒鳴(せきれいなく)、玄鳥去(つばめさる)
「秋分」・・・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)、蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)、水始涸(みずはじめてかれる)
「寒露」・・・鴻雁来(こうがんきたる)、菊花開(きくのはなひらく)、蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
「霜降」・・・霜始降(しもはじめてふる)、霎時施(こさめときどきふる)、楓蔦黄(もみじつたきばむ)
因みに、「気候」という言葉は、二十四節季の「気」と七十二候の「候」から来た言葉だそうです。
月の動きを基準にした太陰(月)暦の方が、現代の太陽の動きを基準にした太陽暦よりも生活実態に即しているという事で、私たちは未だに「二十四節季」を生活の根底に据えて生活しています。
旧暦では、 立春に近い新月の日を1月1日 としていて、春が一年の始まりなんですね。新春という言葉はそこから来ている。
旧暦の「秋」は、上の図でも分かるように、立秋から立冬の前日までで、七月から九月までをいうが、現在に当てはめると9月から11月に当たる。
天文学上での秋は、秋分から冬至までとされるのだとか。
暦に関しては、諸々が載っている 「暦」サイト がとても便利で、旧暦と新暦の変換計算を行うことが出来るようになっています。上の方にある「新暦と旧暦」から入り、ブルダウンの数字を選んでクリックするだけで一瞬に知ることが出来ます。
より詳しい計算 新暦・旧暦変換計算(1000-2069年通用) で変換した結果は、こんな風になっています。しかし、旧暦で何日になるかなん分かっても、実際にはあまり意味はないですね。
このサイトのトップページの、今日の暦はこんな具合です。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
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