♪ セ・パを超え魅せて喜悦の第三戦 黒田、大谷べっぴんの華
広島は、予定通りの黒田が先発。この黒田が良かった。一球ごとに球種を変え、配球を全く読ませない組み立ては流石、MLBで活躍しただけのことはある。
バッターとバッテリーの心の読み合い、そしてとかけ引き。次に何を投げるかを予想するも、悉く外される。
野球を観る面白さは、そのかけ引きに参加して自分も選手になったつもりで、このピッチャーの配球を読むことにある。状況(アウトカウント、塁上のランナーの有無、得点差、イニング数など)を考えながら、一球ごとに変わっていくドラマに自分も参加して観る楽しさ。
黒田は、満身創痍の状況で日本に帰って来た。そんな中で野球に懸ける最後の情熱を燃やしてきた。今季限りで引退を表明したのをファンの誰もが分かっている。どうしても勝たしてやりたい。
しかし、その限界がやって来てしまった。六回途中で下半身に問題が出て医務室へ。この時点でファンも「ああとうとう来たか」と覚悟しただろうと思う。再びマウンドに立って一球投げて見たが、そのまま降板という事になった。この一球投げたということで、ファンに対する黒田の誠意と男気を見せたのだ。
41歳。試合は負けたが敗戦投手にはならない。球界に伝説を作った男がまた去って行く。黒田が残したものは計り知れない。
10回、サヨナラ打を放ち、ナインと喜ぶ日本ハム・大谷
黒田からは二塁打2本、延長十回の裏に内角のボール球に反応して打ち抜き、これが決勝打となった。こいつも、次々と歴史を塗り替えている破格の別品(べっぴん)。まだ22歳と若い盛りの二刀流は、明日(第5戦)、2度目の先発になるだろう。
投打に活躍する姿を見て、4番の中田は「打つだけの俺が小さく見える」的なことを言っている。こんな選手はもう二度と現れないだろう。始めっからMLBに行きたかったぐらいだから、中途半端な気持ちで日本でのプレーをすることは無い。
この日の黒田の姿を目に焼き付けている。そして、間違いなく破格のレジェンドになる。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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