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この一カ月毎日があっという間に過ぎて行き今さらながら結局私は何もできなかったではないかという思いで一杯だ。ちょうど越してきてから一カ月後義母も他界してしまった。SOUも保育園に入所できやっとゆっくり病院で付き添いできると思っていた矢先だった。義父関係の書類も一段落つき、安心してしまったのだろうか。他界した日に母と病室で少しだけおしゃべりした。薬の副作用による幻覚や浮腫で起きるのも寝ているのも辛い状況だったが、ベットに座りたいというので起こしてあげた。義母の腕はやせ細り、背中を丸めたその姿に涙が出そうだった。それでもまさかその日に他界してしまうとは思わなかった。最後を見とったのは私一人だった。心臓マッサージを受けている母はまるで眠っているようだった。延命は希望していなかった母の意思もありどうしますか?と医師に言われ20分後に心臓マッサージを止めてもらった。モニターの小さく小さく波打っていた心拍が停止した。その時のが来ることは分かっていたが、何も考えていなかったことを改めて思い知らされた。家に眠っている子供たちを残して、急いで病院に駆け付けたため、葬儀屋の電話番号も親戚の電話番号も分からず、義母が病院側に教えていた親戚に電話してもらい、その後は、伯父叔母に手伝って頂いた。何が何だか分からないうちに義母は家に帰ってきた。夫も駆けつけて後は悲しみにくれる間もなく火葬や通夜や葬儀を執り行った。私たち夫婦だけでは無事にすべてを終えることは出来なかっただろう。親戚一同には本当に感謝してもしきれない。葬儀の後、夫が親戚に立派だったよと声をかけていただいた時には心底ホッとした。今はようやく日常を取り戻し、子供たちはいつもと変わらない毎日を過ごしている。深い悲しみやたくさんの後悔はなかなか消えることはないが、この先も私たちにできる精一杯のことをしていこうと思う。
2014.06.26
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