永河が生まれた日のこと



11日の夜、ちょろちょろと水が出るので「おかしい」と思い11時30分病院へ。「破水じゃありませんよ」といってもらい一安心。

12日朝おしるしがある。朝から水が出てるが破水ではないと・・・。
検診に行き体重の増加と足のむくみをいわれる。
お散歩をいっぱいしてお買い物もして、夕方6時、夕飯の準備をしていると
本格的に破水。「これは絶対だ!!」って確証できた。
炊き込みご飯は作れたけど、かきたま汁が途中。(このとき作った大量の炊き込みご飯が、この後旦那のごはんに何度現れることになったか・・・。)
作るのをやめてきちんと片付けまでして病院へ。
すぐに診察してもらい「入院しましょう」と。

入院してからも余裕だったのに午前2時。自然と陣痛がきた。
午前4時ごろまでは陣痛が何分おきに来ているか測るためにメモをとったりして
結構余裕で過ごしたのに、日が昇ってくるにつれてつらくなってきた。
半べそをかきながらの朝ごはん。バナナと、パンを食べた。(このときのパンが
私の実家の母が作ってくれる手作りパンとおんなじ味がして、なんだか、ほっとした。)
旦那に電話したら、涙が出た。一人で頑張ってたし、心細かったしほっとした。
でも、どうしても仕事にいかないといけないから昼頃にはきてくれると・・・。
10時、どうしてもつらくなって陣痛室に。このときに階段から外を見ると
時期遅い雪が降っていた。
ふうふう呼吸も必死になりすぎて息の吸いすぎ、手がしびれる。
昼前、旦那がきてくれる。腰をさすってもらうが余計に痛く感じる。
側にいてくれるだけで充分。安心できる。

本当は立会い出産のはずだった。でも、分娩室で帝王切開をしている人がいて
立会いはできなかった。でも、ほんとに産まれる直前まで一緒にいてた。
いきむときも手を握ってくれたし、呼吸だって一緒にしてくれた。

産まれた時は足の間からテレビでも見ているかのようにほうけていた。
実感もなく。
でも、待ちに待った永河の誕生。二人で迎えられてよかった。

「よく頑張ったね。おりこうさん。」初めてかけた言葉はこうだった。


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