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優秀主演女優賞で広末涼子と松たか子の間にペ・ドゥナがいるという光景。日本の映画やドラマへの出演はあっても、演技で評価された韓国俳優って、初じゃない?司会の関根さんから「誰と共演したいですか?」と聞かれ、「香川照之さん」と照れながら答えるドゥナちゃん。彼女からのご指名に「一緒に山に登ろう!」と会場を沸かせる香川さん。過酷なロケに引っ掛けての返しだったけど「サムスン」では、“一緒に山に登ろう=好きだ”って意味でしたよね。司会が昨年までの関口宏さんから関根勤さんへかわって、雰囲気が少し和らぎました。賞レースの結果はこちら。大体予想通り。【最優秀作品賞】 『沈まぬ太陽』【最優秀監督賞】 木村大作『劔岳 点の記』【最優秀主演男優賞】 渡辺謙『沈まぬ太陽』【最優秀主演女優賞】 松たか子『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』【最優秀助演男優賞】 香川 照之『劔岳 点の記』【最優秀助演女優賞】 余貴美子『ディア・ドクター』しかし、一本も観てねー。
2010.03.06
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予告編でホロッとしてしまいどうしても本編が観たくなって行ってきました。-----監督 : 山崎貴脚本 : 山崎貴出演 : 草なぎ剛、新垣結衣、夏川結衣、筒井道隆、武井証、大沢たかお、その他-----原案となったアニメ『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』は2002年の作品なんですね(→レンタルできます)。残念ながら未鑑賞ですけど、それでもしっかり楽しめました。現代の小学生・真一が、突然戦国時代の春日という小国にタイムスリップしてしまい、最初は不審に思われながら、武士の井尻又兵衛(草なぎ剛)や城主の娘、廉姫(新垣結衣)らと触れ合い時代を超えて絆を深めていきます。いわゆる大名のそれではなく、山肌を削ったような場所に建つ小振りで質素な春日城に好感が持てました。戦乱の世と身分差の恋とタイムスリップ。ありがちな要素ですが、VFXと言う技術によって驚くほど違和感のない映像に仕上がっていました。細かいことは気にしない大人やファミリー向けにはもってこいだと思います。【OST】BALLAD 名もなき恋のうた オリジナル・サウンドトラック
2009.09.19
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撮影時に同じホテルに滞在していた(2006/10/21の日記参照)という僅かな縁ではありますが、公開をとっても楽しみにしていた映画でした。オリジナルは未見です。-----原作 : 山本周五郎監督 : 森田芳光出演 : 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、佐々木蔵之介、風間杜夫、中村玉緒、その他-----上役の汚職を密談していた若侍9人の前に、社殿を寝ぐらにする一人の浪人が姿を現す。彼らの話を聞いていた浪人は、真の悪者は大目付と見抜くが若侍たちは信じない。逆に密談を聞かれたことで彼らに緊張が走る。しかし、浪人の言ったとおり社殿の周りは大目付の手のものたちによって取り囲まれ若侍たちは浪人の機転により命を救われる。身なりはだらしなく口の悪い、その浪人の名は椿三十郎。卓越した剣の腕と頭の切れで、危なっかしい若侍たちと運命を共にすることになる。キャラクターが濃いのか、口ぶりが大げさなのか説明口調のセリフとあいまって、織田三十郎に慣れるまでしばらくかかりました。慣れた中盤以降は、話がテンポよく回り始めます。調子を狂わせる中村玉緒、いっぱい食わされた豊川悦司、そして風間杜夫の怪演と、お楽しみどころがわんさか。「そろそろ四十郎ですが」のおやじギャグにも会場のウケは良かったし。素直に面白かったです。テレビ朝日の特番で、「脚本はオリジナルそのまま」だと言っていた主演の織田裕二さん。これを45年前にやっていたことに、改めて敬意を表さずにはいられません。 椿三十郎official book 黒澤明DVDコレクション『椿三十郎』*1962年制作の三船三十郎、モノクロです!
2007.12.15
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イ・ジュンギと宮崎あおい。京都を舞台にした純愛映画。ピュアもここまで来れば突っ込む方が野暮ってもの(でも突っ込んじゃうけどね)。とくに韓国人監督が切りとる京都の風景が美しく、CMのコピーよろしく本当に京都に行きたくなってしまいました(単純)。-----監督 : ハン・サンヒ脚本 : 伴一彦出演 : イ・ジュンギ、宮崎あおい、塩谷瞬、森田彩華、柳生みゆ、乙葉、余貴美子、その他公式 : サイト-----ミン(イ・ジュンギ)は教授で陶芸家の父の都合で韓国から京都の高校に転校する。マウンテンバイクで立ち寄った神社で巫女姿の七重(宮崎あおい)と出会い、彼女の優しさと清楚さに心奪われる。偶然にも同じ高校だった二人は、片言の会話ながら次第に心を通わせていく。しかし複雑な家庭に育つ七重は、ミンに行き先も告げず突然、姿を消してしまう。二人は再び出会い、約束を果たすことができるのか。あおいちゃんも笑うと可愛いけど、ジュンギくんの方がその何倍も綺麗で色っぽかったです。物語はミンが巫女姿の七重に一目惚れしてスタートしますが、どっちかと言えば逆の方が説得力あったと思う。父親が死んで母親は苦しさから逃れるために昼間から酒を飲み、心を病んでいる。中学生の妹を抱えて、どうやって七重は生活してたんだろうか?それこそ絵を描いたりデートする時間があるなら、生活費を稼くだろう。その辺の都合のよさが韓国映画っぽかったですね。お坊さんは最後まで一言も発さないのかと思ったら重要なところで二人を後押ししてくれました。椿の花言葉は「ひた向きな愛」。これも少し唐突過ぎましたね。もう何度観たか分からない「初雪デート」「約束」「偶然」の積み重ね。あまり期待していなかった分、前半は意外と良かった。というのが正直なところです。【OST】 『初雪の恋 ヴァージン・スノー』OST CD+DVD、送料無料選択可
2007.06.01
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2001年1月26日、新大久保駅で線路に転落した日本人を助けようとして亡くなったうちの一人、韓国人留学生イ・スヒョンさんの実話を基にしたフィクションです。実話でなければ、これほど注目されなかった作品だろうし、実話だからこそいろんな意味で映画化が難しい題材でもありますね。-----監督:花堂純次脚本:花堂純次、j・j ミムラ出演:イ・テソン、マーキー、金子貴俊、ジョン・ドンファン、竹中直人ほか公式:■サイト-----韓国釜山で両親と妹の四人で暮らすイ・スヒョン(イ・テソン)は二年間の兵役を終え、大学に戻ってくる。「無断外泊」というバンドサークルに所属する彼は日本の音楽にも興味を示す。2000年、日韓ワールドカップの共催が騒がれる頃。彼は日本に留学する。ストリートで歌うユリ(マーキー)との出会い、語学学校、バイト先、ライブハウス、日常生活でさまざまな出来事を経験する中、日本と韓国の壁に直面したスヒョンは、将来の夢を描き始める。その矢先に、、、イ・テソン君の優しい笑顔に癒されました(笑)まさしくオッパタイプの青年です。富士山に登って涙をぽろぽろ流すシーンでは感受性の豊かなところを見せてくれたり、マンウンテンバイクを軽々と操る姿は、とても自然ですんなり入っていけました。スヒョンのお父さん役には「冬ソナ」でサンヒョクやチュンサンの父でもあったジョン・ドンファン氏。お母さん役には「美しき日々」でソンジェの母親だったイ・ギョンジンさん。主役の二人がほぼ無名の新人ということもあり、日本からも金子君や竹中さんなど馴染みの役者さんが脇を固めていました。歌と演技で、歌をとっちゃったせいか、ユリ役のキャスティングには演技力不足が否めません。どこかの民族衣装みたいなゾロゾロしたファッション、あれはヒロミチナカノでしょうか。ELTのもっちー似で可愛い子でしたけどね。しかし、いくらなんでもあのガタイのスヒョンと同じペースで彼女が自転車をこぐとは思えない。名古屋から大阪間、疲れ知らずじゃないですか。お金は?食事は?寝るとこは?そんなに父親が嫌いなら、母親と住めばいいじゃない。家族関係や人格にしても、スヒョンだけが正義感が強く礼儀正しい好青年として描かれます。ひきかえ日本人ときたら、甘ちゃんで無関心な人間ばかり。兵役のある韓国がよくて、だから日本はだめだみたいな。画一的な分け方も好きじゃない。人轢いといて逆切れなんて、あまりに滑稽すぎる。突っ込み以前に、フィクション部分の空虚さが足を引っ張ってる気がしてなりませんでした。ご家族や関係者の皆さんにとっては忘れられないどころか、思い出にさえできないほど事故の傷跡は今でも生々しいに違いない。それゆえに多方面から制約もあったでしょう。映画化するにはまだ早すぎたのかな。謹んでご冥福をお祈りいたします。【関連記事】■映画『あなたを忘れない』、日本で興行成績10位に 朝鮮日報■映画「あなたを忘れない」公開 韓国人留学生の勇気に感動 FujiSankei Business i.■「あなたを忘れない」大阪に両親来日 日刊スポーツ【文庫】 『あなたを忘れない』 文庫本【OST】 『あなたを忘れない』オリジナル・サウンドトラック 送料無料
2007.02.09
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当たり前ですが日本もアジアの一員で邦画にもそれとなく期待しています。秋から冬にかけて続々と公開される中で楽しみな作品が二本。『忍 SHINOBI』 仲間由紀恵、オダギリジョー主演忍モノというと忍術とかアクションシーンも当然アリですよね。で、敵同士が愛し合ったりしちゃうんですよね、きっと。書き下ろしの主題歌は浜崎あゆみさん。さっき見てきたけど映画の公式サイトめちゃくちゃかっこいいんですけど。『春の雪』 妻夫木聡、竹内結子主演時代は大正初期。侯爵家と伯爵家。政略結婚。純愛。悲恋。これだけ聞くと昼ドラっぽいです。(だからこそ?)かなりそそられます。主題歌はお久しぶり宇多田ヒカルさんの新曲「Be My Last」。ここでちょこっとだけ試聴ができます。→HOT EXPRESS主題歌に二大歌姫を持ってくる辺り、どちらも気合入ってますよね。相乗効果でいい結果がでるといいけど。内容でコケないことを祈るばかりです(頼む!)。
2005.09.01
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菊次郎の夏 [BCBJ-0360]なぜ今、菊次郎なのか。理由は三つあります。【理由その1】イ・ビョンホン氏がEZTVに生出演した際、北野武監督のファンで、中でも『菊次郎の夏』が好きであると告白。そういえば「誰でもピカソ」に出演した際も、どちらがゲストなのか分からないくらい具体的な質問をしていましたねぇ。【理由その2】キム・レウォン君の来日記者会見レポートを読んでいて、彼も北野武監督の大ファンであること。また、どの作品が好きか?という質問に、-------レウォン:全部好きですが、『菊次郎の夏』が特に好きです。『屋根部屋のネコ』でキョンミンを演じる際に、とても参考になりました。(原文通り)-------と答えている。【理由その3】そこまでラブコールを受けている作品をまだちゃんと観てない。これはいかんだろう、ということで、あらためて観てみました。小学校三年生の正男が一度も会ったことのないお母さんに会いに行く。その旅のお供をすることになった中年男菊次郎。普段は、しがないヤクザで昼間からブラブラし、口の利き方はなってない。正男のお金も勝手に競輪につぎ込んでしまう。確かにギョンミンぽいですな(笑)正男役の子がおっさん顔で、美少年じゃないところが逆にリアルなのか。私は好きですよ。前半は笑いっぱなしだったし。菊次郎を筆頭に出会う大人たちが、みな子供に対して優しい。北野監督お得意のタップはもちろん、独特の間、抽象的な舞踊シーン、トンボの目で見た映像など、それらが実験なのか単なる思いつきなのかギャグ並におもしろく不可解でもあり、この辺を好むか好まないかで作品に対する印象も変わってくるのかもしれません。メイキングで北野監督が「映画を作るのは履歴書を書き直しているみたいだ」と言ってます。暗い映画が続くとヤバいヤバいもっと明るくと思うそうだ。暗いのは自分で、明るくするのも自分。自分が変わらなければならないと。うまいこと言うよなぁ。青いリュックと天使の鈴と久石譲氏の音楽がステキ。
2005.05.04
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