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2008.08.15

クリーンなエネルギー源って何でしょう？【糖尿病について考える】

(4)

テーマ：生活習慣病は克服できます(152)

カテゴリ：生活習慣病について

管理栄養士の幕内秀夫さんは、よく人間の体を石炭ストーブに例えています。

「食生活に話を戻せば、石炭は糖質、石油はタンパク質、
ガスは脂質ということになる。どれも必要だが、現在の食生活は
急激に糖質が減り、タンパク質や脂質が増えすぎた状態なのである。
しかも、昔は糖質のほとんどはでんぷんだったのに、砂糖や
* 異性化糖などが急速に増加した。これが第１の問題である」

現代人は燃料（食べ物）は摂っているのに酸素が不足しているので

酸素とはビタミン、ミネラル、食物繊維などの微量栄養素の
ことだそうです。さらに幕内さんの言です。

「つまり、日本人の食生活は、身体にあわない燃料を詰め込みすぎて、
うまく火が回っていない状態だといったらいいだろうか。
私たちが生きていくためには、熱量が必要だ。熱量減になる
栄養素には糖質（炭水化物）、脂質（脂肪）、タンパク質がある。
それぞれに特徴があり、摂取すると老廃物が出る。どんなものであれ、
何かを燃やせば、部屋の空気が汚れるのと同じことだ。
３つの栄養素の中で、もっともクリーンな熱量源が糖質である。
紙を燃やしたようなものと考えればいいだろう。
多少、煙たくはなるが、きれいに燃える。

強烈な異臭が発生する。
脂質は、ろうそくや油に該当するだろう。
燃やせば真っ黒なススがたくさん出る。
（中略）
私たちが病気になったらおかゆを食べるのも、糖質がもっとも

私たちはずっとご飯の『でんぷん』でとってきた。
『でんぷん』を食べ続けてきた日本人は、石油ストーブや
ガスストーブではなく、石炭ストーブなのだ。私たちの身体は、
ご飯という燃料で活動させるのがもっとも自然なのである」

【脚注】*異性化糖：ブトウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖などのこと。
　　　　　砂糖より安価なためいろんな飲み物やお菓子などに利用されている。
　　　　　原料は主に（遺伝子組み替えの）トウモロコシ。

【出典】
子どもの体が危ない

（ここで言及している糖尿病とは、２型糖尿病のことです）

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