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昨夜「ビートたけしの陰謀のシナリオ!!」を観ました。日本を震撼させた戦後7大事件はアメリカの陰謀!?、という内容です。・帝銀事件とエイズの奇妙な関係!?・下山事件・あの旅客機は米軍に撃墜された!?・ビートルズ来日と学生運動解体!?・3億円事件・スパイ事件(日本が生んだ拉致事件)・ロッキード事件(詳しいのがここありますのでどうぞ、番組の画像25枚付きです)以上の「7大事件」についてです。これらの事件の裏にはアメリカが隠れている陰謀という構成ですね。3つ目の旅客機とは、「JAL123」のことではなく「日本航空・木星号」のことでした。6つ目の拉致事件とは、「金大中拉致事件」のことです。ま、特に目新しいものはありませんでしたが、ゴールデンタイムにテレビ番組で流れた影響は大きいかもしれません。私は1つ目の「帝銀事件とエイズの奇妙な関係!?」を取り上げたいと思う。中でも「エイズ」について。番組ではいろいろな「機関」が登場していました。「731部隊」「GHQ」「フォート・デトリック」「ミドリ十字」…などなど(どの事件のときだったか忘れてしまいましたが、「キャノン機関」も登場してましたね。「キャノン機関」の活動拠点は「旧岩崎邸」です)。私も以前ここで「エイズ=生物兵器説」や「三菱とミドリ十字」を取り上げました。そして、どちらにもワシントンDCから車で約1時間ほどの距離にあるメリーランド州の「フォート・デトリック」が登場しています。9月21日の日記 「三菱とミドリ十字」「薬害エイズと日本の医学者」8月29日の日記 「エイズ=生物兵器説」の真相8月30日の日記 「エイズ=生物兵器説」の真相・再説ついでにもう2つ紹介。 エイズは核兵器開発に匹敵する国家プロジェクトによる人種選択的生物兵器開発の産物だ 薬害エイズと原発利権の人脈「731部隊」と繋がる「フォート・デトリック」(とか「ミドリ十字」)には、人類に対するとても深い闇が存在すると思っています。すみません、途中ですが今日はここで時間切れです。今から外出しなければなりません。オマケとしていくつか他の“インボー”をリンクしておきます。ご存知の人も多いとは思いますけど、なかなか面白いですからリンク先へ飛んで読んでみてちょうだい。リンカーンとケネディの偶然の一致点 http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/believe.htmlNASAアポロ計画の謎(写真あり) http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/apollo.html※ 私個人的には「NASAアポロ計画の謎」の方が興味深いと思っています。最近では、副島隆彦氏が「人類の月面着陸は無かったろう論」という本を出していますね。事実は解りませんが、NASAにはこれらの「謎」の説明をしてもらいたいと、私は本気で思っています。本日は以上で終わります。以下、気になった記事を転載。ウォルフェンソン世銀総裁、6月の退任を予定?ABC番組で表明1月2日(ブルームバーグ):世界銀行のジェームズ・ウォルフェンソン総裁は2日、米ABC放送の「ジス・ウィーク」に出演し、任期満了となる今年6月に退任を予定していることを表明した。同総裁は「10年間この職務を続けてきた。もう十分だろうと思う」と語った。伝統的に世銀総裁は米国から、国際通貨基金(IMF)専務理事は欧州から選ばれている。ウォルフェンソン総裁は昨年9月24日、同年11月の米大統領選挙の結果が自らの続投の可否を決定するだろうとの見通しを示していた。同総裁の後任としては、ゼーリック米通商代表部(USTR)代表、クレディ・スイス・ファースト・ボストンの元最高経営責任者(CEO)、ジョン・ヘネシー氏、元USTR代表のカーラ・ヒルズ氏、IMF筆頭副専務理事のアン・クルーガー氏らの名前が挙がっている。 更新日時 : 2005/01/03 14:00 JSTトルコ・リラ、百万分の1にデノミ…ゼロ6つ消える【カイロ=柳沢亨之】トルコ政府は1日、同国通貨リラの100万分の1のデノミネーション(通貨単位の切り下げ)を実施した。ゼロが一気に6つ消え、国民や外国人観光客の買い物の際の悩みも解消されることになった。トルコでは、長年のインフレでリラの価値が下がり、世界最高額の「2000万」リラ(昨年末で約1500円相当)紙幣が堂々と流通するほどだったが、欧州連合(EU)加盟交渉を急ぐエルドアン政権は2003年秋、デノミ実施を発表、高インフレ体質からの決別を宣言していた。新通貨名は「新トルコ・リラ」。旧紙幣は今年末まで使用可能。現金自動預け払い機(ATM)で新リラ紙幣を手にしたエルドアン首相は、「ゼロが並ぶ恥辱がなくなり、とてもうれしい」と語った。国際通貨基金(IMF)との合意の下、構造改革を進めるトルコ経済は近年好調で、2004年の成長率は10%以上、1990年代半ばに年150%を記録したインフレ率も10%以下と予想されている。(読売新聞) - 1月2日21時16分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050102-00000413-yom-int
2005年01月03日
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この日記は昨日1日の続きです。昨日の日記からお読み下さい。そして、この日記は12月31日の日記へと続きます。できたら、順番にどうぞ。以下、昨日の続き。ということで、次の話題にいきます。「TVタックル超常現象SP」です。私はこういうのが大好き(笑)肯定派と否定派にわかれての「トークバトル」。大槻教授と韮澤のバトルにオマケが何人か。UFOバトルフォトンベルト・2012年12月22日、人類滅亡?超能力バトル フライング・ヒューマノイドビデオの録画終了時間を間違えてしまい、途中までしか観れなかったんですが、面白かったです。まずは 「メキシコ空軍UFO事件」である。詳しくはリンク先(下の方にレスが5つあるので、それも)にあるが、メキシコ空軍が公式発表しニュースになって今年騒がれた「未確認飛行物体」のことである。これは当時からこの件のニュースなどを読み漁っていたので、特に目新しいものではなかったし、新たな発見もなかった。私が最も興味を持ったのは、「世紀のスクープ」と言っていた次です。それは、宇宙人解剖ビデオ。それを観た以下の人物の発言。医学博士の上野正彦氏は、「死後硬直が解けて腐敗が始まった状態」動物研究家の實吉達郎氏は、「1番素直に言えば、やはり宇宙人というのはいたのかな、と。で、それをありありと解剖するところを観たのかしら」科学問題研究所の竹本良氏は、「こういった事態(事体?)が実際にあっただろうということは間違いないです」以上の発言の後、以下の2001年5月9日の「CNNニュース」が流れる。「ブッシュ大統領や国会に注目してもらおうと有識者たちが、ここワシントンDCにおいて記者会見を開きました」で、その記者会見とは、「暴露計画(DISCLOSURE PROJECT:ディスクロージャー・プロジェクト)」のことである、と。宇宙情報収集団体代表スティーブン・グリア医学博士が「会見」している姿が映り、「真実を暴露します。UFOについての情報です。」といい、次に元米政府高官、元軍関係者、元NASA職員たちの写真とともに「記者会見には各分野たちの有識者達が実名で登場。UFO遭遇事件や宇宙人に関する極秘情報を公式の場で暴露したのである」と、ナレーションが流れる。続いて元・米連邦航空局職員ジョン・キャラハンという人物が、ビデオテープを持って登場し、「オリジナルからコピーしたビデオテープです」と言う。ナレーションは、「ビデオにはある宇宙人の姿が収められているという」と流れる(字幕には「宇宙人が撮影されていた」)。次に元・米陸軍大佐クリフォード・ストーンが登場し、「UFOが墜落しました。場所はアリゾナ州キングマン。宇宙人が乗っていたのです」。ナレーションに切り替わり、「1953年5月21日未明、アメリカ軍はなんらかの未確認飛行物体がキングマンの山中に墜落したのをレーダーでキャッチした。当時、ソ連と冷戦状態にあったアメリカは、ソ連のスパイ機が墜落した可能性が高いと見てただちにキングマンに軍隊を派遣した。現場は木が折れ曲がり、墜落機のものなのか金属片が散乱、不気味な静寂に包まれていた」。ナレーションは「すると」といってグレイタイプの宇宙人が現れ「そこにいたのは宇宙人の生存者だった」と言う。続けて「捕獲された宇宙人はネヴァダ州にある秘密基地エリア51へと移送された」「J-RODと命名された宇宙人は、UFOのテクノロジーを軍に提供」「アメリカ軍はJ-RODの指導のもと、地球製UFO開発の最終段階にまで進んでいたという」「だが、そのJ-RODが1955年に突然死亡」と、ナレーション。画面は先ほどのビデオテープを持ったおっさんに変わり、「このビデオには、J-RODを検死解剖する様子が収められているという」と、ナレーション。「われわれはついにそのビデオのコピーを入手。日本を代表する各分野のエキスパートたちに観てもらうことにした。テレビの前の皆さんも心してこの宇宙人解剖ビデオをご覧いただきたい」と。コマーシャルの後、「このビデオにはJ-RODを検死解剖するる様子が収められているという……各分野のエキスパートたちに観てもらうことにした」と、再度流れ、30年間に約2万体もの死体を検死解剖してきた元東京都観察医務局長で医学博士の上野正彦氏が紹介され、解剖ビデオが流れる(一部に刺激の強い映像が含まれています注意してご覧ください、との文字)。ベッドのようなものに横たわるJ-ROD(グレイ型)という宇宙人。解剖にはゴム手袋をした2人。「この映像は1955年死亡した直後のもの」と、ナレーション。口を開けると人間のように歯が生えている(乳歯みたいな感じ)。「腐ってることは腐ってるね」と、上野氏。上野氏はさらに「外から見た感じは、死後硬直が解けて腐敗が始まった状態ですね、死後1日から2日経ってんじゃないかな」。映像は胸にメスを入れていく。血とかは出ない。上野氏、「人間の顔かたちとそっくりですし耳もあるし、ということだと、哺乳類だと思いますよ。従って、別の惑星から飛んできたとすれば、地球環境に非常に近いような惑星から飛んで来てるんですね」。ナレーション、「しかし、人類と大きく異なる部分もあるという」。上野氏、「皮下組織、皮下脂肪なんかがあるんだけど、この人ほとんどないね」ナレーション、「J-RODには皮下組織、皮下脂肪なんかが見当たらないのだ、それは一体、何を意味しているのか」上野氏、「われわれ人類に比べたら、肉体的な体力は非常に乏しい、というふうに思いますよ」疲れてきたので、以下簡単に。「UMA」を命名し、地球に存在する動物の生態を知り尽くした日本のダーウィン、實吉達郎氏(と、ナレーションが言ってた)が登場。實吉氏は、「乳房がない」と指摘。「乳歯(幼児の歯)に似ている」。「食べられるものといったら流動食か非常に柔らかい食べものですね」。「顎骨の発達が弱い」。目は真っ黒だが、眼球?を取ろうとしたら真っ黒の目は膜のようなもので、その膜のようなものが外されると中から瞳が現れた。ナレーションは、「サングラスの働きをするコンタクトレンズではないか」と實吉氏の推測を喋る。映像は、J-RODの上半身のほぼ全てが皮膚を剥がされたような状態で内臓を取っている。實吉氏は、「内臓が納得できない」らしい。「わけがわかりません。何が内臓なのか」と。「地球上にいる動物の内臓配置図とまるで違う…」とも。ナレーション、「では、この生物はなんなのか」實吉氏、「1番素直に言えば、やはり宇宙人というものがいたのかなと、それをありありと解剖するところを観たのかしら」。「ウォー、それにしてもキモイ」。続いて「ゴジラ FINAL WARS」で特撮監督を務めた特撮のスペシャリスト浅田英一氏が登場。スタッフ、「特撮ということで再現できるものなんでしょうか?」浅田氏、「うん、簡単にたぶん出来ると思いますよ」「手は込んでますよ、ベッドの下…マジックと一緒でね、見えない部分があるというのは必ず、それなりの仕掛けが入ってるわけですよね」「ちょっと怪しいなと、いう感じはしますよね」。ナレーション、「これがつくりものだとしたら、その値段は?」浅田氏、「300万円くらいですかね」再び上野氏、「解剖に熟練したドクターがやっているとは思えないですね」解剖に使われていた器具はすべて医療用のものであるのは間違えないが、「メスは手術用のメスを使っています」と。解剖用のメスではない、と。で、竹本良氏も登場してなにやら私見を述べたあと、スタジオに戻って真相を「バトルトーク」する。誰か(ゲスト)が、「死ぬ前に生きてるときの映像を撮っておけばいいのにと思いますけど」と。それを聞いた、たけしと大竹は、「偉い」、と(笑)ちなみに實吉氏と竹本良氏はスタジオに居て、肯定派に座っています。長くなったので、ここまでにしましょう。私が興味を持ったのは、フェイクなのか、本物なのか、です。私が受けた印象では、偽です。ではなぜ、わざわざ偽が出てくるのか。ビデオの制作に仮に300万円くらい掛かるなら、製作者側にはその金額を使っても制作する意味があったわけです。会見では、元米政府高官、元軍関係者、元NASA職員たちの実名と写真まで出ているらしいのですから、これには意味や意図があるはずです。もしや、本物なのか?…(笑)フェイクだろうなあ。ま、以上にしておきます。超能力バトルは、手で「目玉焼き」を焼くとかいう台湾人が、「目玉焼き」を焼いていました。フライング・ヒューマノイドについては、現地取材をしていましたが、証拠らしいものは発見できていませんでした。「TVタックル超常現象SP」について、以上です。この日記は、12月31日の日記へ続いてます。文字数制限のせいで、1日、2日、12月31日と順番が変になってしまいました。すみません。
2005年01月02日
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本日の「今日のぼやき」サイトに幕末維新期の話が載っていました。これに関連する私の日記は、以下になります。 明治維新とはなんだったのか:トーマス・グラバーについて 「近代日本とフルベッキ」第ニ章 坂本龍馬 坂本龍馬はフリーメーソンに操られていた 森有礼の英国留学:英国で出会う薩長密航留学生留学生を送り込んだ幕末・維新期のビッグ・リンカー マセソン・ボーイズとロスチャイルド家:ソフト・パワーの「永遠の輝き」『日本神学』という雑誌の平成17年2月号に掲載されたもののようです。どのような雑誌なのか、私は知りません。「勤皇の志士たち」の個人的能カや魅力によって明治維新が成し遂げられたといふのは、作り話に過ぎないのである。…としています。副島隆彦氏の『属国・日本史 幕末維新編』を叩き台として書かれたもののようです。文字数に限りもあるので、全文転載ではなく、抜粋転載します。【維新の立役者たちの正体(上)-米英に操られた幕末の日本-】小酒部 宏生麦事件はイキリスの謀略一、文久二年十二月十二日、品川御殿山に建造中であつたイギリス公使館を、長州藩の尊王攘夷の過激派武士七人が爆裂弾で襲撃してこれを燃やした。しかし、公使館には見張り番がゐただけだつた。この襲撃に加つてゐたのが、後に維新の元勲と呼ばれる伊藤博文(俊輔)や井上馨(聞太)、それに高杉晋作、久坂玄瑞(くさかげんずい)、品川弥二郎らである。ところが、この襲撃から僅か五カ月後の文久三年五月に、伊藤博文と井上馨はイギリスに密航してゐる。こんな馬鹿なことがあらうか。この時密航したのは五人で、旅費は一万両掛つてゐる。現在の金額に直せば約十億円である。この金を立て替へたのが、長崎の武器商人であるジョン・グラバーである。 ジョン・グラバー商会は、上海のジャーディン=マセソン商会の日本の窓口であり、ジャーディンとマセソンの二人は、アヘン戦争でボロ儲けした当時最大のアヘン商人だつた。伊藤博文や井上馨は、イギリス公使館を襲撃した前後の時期に急激な思想転向をしたらしい。つまり彼らはイギリスの手先になつたのである。二、グラバーは長崎の外国商会の中で最大の武器商人であり、薩長のみならず幕府側にも武器を売つてゐた。正(まさ)しく「死の商人」である。戊辰戦争の帰趨(きすう)を決めたのは結局のところ武器の優劣の差だが、薩長側は当時世界最新鋭の野戦大砲であるアームストロング砲を使つて勝利を収めた。ところがこの大砲は、元々幕府がグラバーに注文してゐたものだつたのである。幕府が注文したアームストロング砲の内、二十一門と付属品は既に鳥羽伏見の戦ひの前年の一月から八月にかけて長崎に船荷が到着してゐた。しかしグラバーは、代金の未納を口実にして幕府に大砲を渡さず、これらを長州藩に横流ししてしまつたのである。これは、イギリス政府の意向に従つた措置と思はれる。グラバー商会は、明治維新政府誕生と同時に僅か十万ドルの負債を理由に倒産してゐる。この不自然な倒産劇は、イギリスの目本管理支配戦略を覚られないやうにするための揉み消し工作と見られる。その後、蒸気船のための石炭を産出してゐた高島炭鉱を始め、グラバー商会の資産と経営は、最終的に岩碕弥太郎の三菱財閥に引き継がれてゐる。三、文久二年八月一には、生麦事件が発生した。これは薩摩の島津久光の一行が京へ戻る際、横浜の外れにあつた生麦村で不良イギリス人四人と行き合ひ、その内の一人を斬り捨てたといふものである。この事件に怒つたイギリス政府は、幕府に対して巨額の賠償金を請求した。前年に起きた東禅寺事件(水戸藩浪士が品川でイギリス人公使を襲撃した)と合せて、十一万ポンドも要求して来たのである。これは現在の価値に直すと、一千億円位になる。(略)イギリスは薩摩藩にも賠償を要求したが、これは拒否された。そこで翌文久三年(一八六三一)七月、イギリスは薩英戦争を仕掛けた。鹿児島の町は焼け野原となつたが、戦争の最中に不思議な光景が見られた。五代友厚と松木弘安が藩船三隻と共に自ら進んでイギリスの捕虜となつたのである。五代友厚は、薩摩藩に武器を供胎した政商で、後にロスチャイルド家の日本代理人の一人となつた。松木弘安は、後の外務大臣・寺島宗則である。彼らは、既にこの時点でイギリス側に取り込まれてゐたらしい。ジョン万次郎は米国の工作員引き続き、副島氏の著作から内容を紹介しよう。四、嘉永六年(一八五三)六月に浦賀へ来航したペリーの航海日誌の中に、次のやうな配述がある。「日本国内の法律や規則について、信頼できる充分な資料を集めるには長い時がかかる。領事代理、商人、あるいは宣教師という形で、この国に諜報員を常駐させねばならない。それなりの成果をあげるには、諜報員にまず日本語を学ばせなければならない」(『ペリー提督日本遠征日記』小学館)現代でもさうだが、幕末にやつて来た外国人は、皆情報収集を目的としてゐたのであり、親善の目的で来たのではない。江戸時代後期に来日した博物学者のシーボルトもその一人である。(略)シーボルトは一八二八年八月に帰国する際、当時最高の国家機密であつた伊能忠敬の日本地図を持ち出さうとして発覚し、国外追放処分になつてゐる。シーボルトはオランダ人ではなく、本当はドイツ人であり、ドイツ海軍の大佐であつた。だから彼の目的が軍事情報の収集にあつたことは疑ひ得ない。シーボルトのやうな博物学者たちは帰国後、密かに持ち帰つた辺境国の貴重な情報をヨーロッパ中の政府や財閥に売ることで生計を立てゝゐた。シーボルトもこれをやつてゐたらしく、何と我国に来航したペリーは、伊能忠敬の作成した日本地図の写しを持つてゐたのである。シーボルトは強制捜査が行はれる前日に、長崎の出島で日本地図の全図を写し取つたらしい。全く油断も隙もない連中なのである。五、ジョン万次郎は、一八四一年一月に漂流漁民となつてゐたところをアメリカの捕鯨船に助け出され、アメリカ東部のニューヘイプンで英語の教育を施された後、十年後の一八五一年に送り還された。万次郎は薩摩藩で取り調べ(島津斉彬に謁見)を受けたが、長崎奉行にも取り調べられ、翌嘉永五年(一八五二)十一月に高知の城下に移された。この頃、坂本龍馬と後藤象二郎、後に三菱財閥を築いた岩崎弥太郎は、万次郎に教えを請ふてゐる。ジョン万次郎が送り還されたのは、ペリーが来航する二年前のことであり、アメリカが計画的に事を運んだらしい。つまり万次郎は、アメリカの工作員(エージェント)だつたのである。坂本龍馬と勝海舟の正体六、坂本龍馬は文久二年(一八六二)に江戸に出府した後、赤坂氷川にあつた脱海舟邸を千葉重太郎と共に訪ねてゐる。この時の出会ひの場面は有名で勝海舟の大物振りが強調されて描かれることが多いが、これは作り話である。龍馬は勝の懐の深さに感じ入つたといふ話になつてゐるが、これは後年、ホラ吹き男爵となつた勝海舟が尾鰭(ひれ)をつけて『氷川清談』で語った嘘である。当時の勝日記の中には、その日龍馬に会つたといふ記述すらない。龍馬は恐らく、ジョン万次郎から紹介状を貰つて勝に会ひに行つたのであらう。龍馬は、万次郎が築いた「開国派のインナー・サークル」の一員であると勝に信じさせることが出来たので、勝海舟に弟子入りを認められたのである。さうでなければこの時既に幕府高官になつてゐた勝海舟が、坂本龍馬などといふ脱藩浪人の危険人物に気楽に会ふ筈がない。両者が出会つた翌々年の元治元年(一八六四)五月、神戸に幕府海軍操練所が開かれ、勝海舟が軍艦奉行となり、人材を育成することになつた。ところがこの海軍操練所は、一年も経たない翌年三月に閉鎖となった。勝の心底が幕府側に見破られたためである。勝と行動を共にしてゐた龍馬はこの後長崎に向ひ、海運会杜・亀山杜中を設立した。龍馬の動きをバックアップしてゐたのは、ジョン万次郎とグラバーである。慶応二年(一八六六)一月に薩長同盟=薩長密約が結ばれた際、龍馬がこれを仲介したことは有名だが、実際には京都薩摩藩邸で行はれた協議に出席してゐなかつたことが最近明らかとなつた。しかし、合意文書には龍馬も暑名してをり、薩長同盟締結にどの程度か関はつてゐたことは確かである。だが、一介の脱藩浪人が何の後ろ盾もなしにこのやうな政治力は発揮出来ない。龍馬の背後には、グラバー商会、ジャーディン=マセソン商会、そしてイギリス政府が控へてゐたと見るべきであらう。明治憲法制定に関与したロスチャイルド「最近、北アイルランドのベルファストの近くのハーランド・アンド・ウルフ(Harland and Wolff)造船所に幕末期の目本関係の秘密資料が山ほどあることが判明した。日本の幕末の各藩の船の多くは、ここで造られた。ところが、それらの秘密資料は今、日本国内にこつそり持ち込まれて隠されている」一体誰がどこに隠したのだらう。これらの秘密資料には驚くべき事実が記されてゐるに違ひない。幕末に来日したイギリスの外交官アーネスト・サトウの日記も、その交友関係の詳細部分は殆ど削除され、公開されてゐない。これに加へ、重大な秘密交渉の部分も大量に削られてゐる。サトウは幕末の日本で暗躍したが、日系人ではなくウェールズ出身のイギリス人である。百年以上も前の文書が未だに公開出来ないといふのだから、幕末の闇は相当に深いものがある。もう一つの気になる件りは、次の箇所である。「伊藤博文らは、十九年後の一八八二年に明治憲法法を作るために再びイギリスに渡り、ロスチャイルド家の世話になつてゐる。ロスチャイルド家が、当時の世界中を管理していた。そこが世界の最高指令部だつたのである。ロスチャイルド金融財閥にしてみれば、極東の新興国である日本の場合は、どの者たちを抑えておけば上手に管理できるか、"上からの目"ですべて見透かしていたのである。ロスチャイルドは、『日本のような後進国にはイギリスの最先進国の政治体制(コンスティチューション)は似合わない』として、ブロイセン(プロシア)ぐらいが丁度良いだろうと判断して、プロイセンから来ていた意法学者のグナイストやシュタインを紹介した。このグナイストに家庭教師をしてもらつて作つたのが明治憲法である」グナイストやシュタインはユダヤ系であり、同じ系統のロスチャイルド家が彼らを紹介したといふのは有り得る話である。伊藤博文らが一八八二年に渡欧した際、ロスチャイルド家の世話になったといふ記録は残されてゐないが、文久三年(一八六三)にイギリスに密航した時既にロスチャイルドのコントロール下にあつたと思はれ、一八八二年の時点では未だグラバーもに健在だつたから、予め話はつけてあったのだろう。副島氏の視点は従来見られなかつたもので、本質に肉迫してゐるが、未だ半分しか真実が語られてゐない。フリーメーソンが暗躍したといふ事実が抜け落ちてをり、次稿でこの問題を論じることにする。(注1)『属国日本史幕末編』(副島隆彦、早月堂書房)(注2)『伊藤博文暗殺事件』(大野芳、新潮社)以上、転載でした。全文は、 こちらでお読み下さい。本日は、以上です。
2004年12月29日
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昨日の「スマトラ地震」で発生した津波による死者は、これまでに1万4500人以上になっている。米地質調査所地震情報センターは地震の規模を示すマグニチュードを8・9から9・0に上方修正した。津波はジェット旅客機並みの平均時速700キロ・メートルの猛スピードだったと伝えられている。また、この地震のエネルギーは阪神大震災を起こした地震の約1400倍だったとも。邦人25人の所在が未確認 死者1万4500人 スマトラ沖地震津波 http://www.sankei.co.jp/news/041227/kok070.htm阪神大震災の1400倍 産業技術総合研究所 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041227-00000078-kyodo-sociさて、日本銀行は12月22日に、12月20日現在の「資産(バランスシート)」を公表しました。それによると「発行銀行券」が約75兆円。資産としては「国債」が最大で94兆円以上(長期国債が約64.7兆円。短期国債が約29.6兆円)ありました。ま、これはいいんです。日本銀行について、ちょいと簡単な基礎知識を。(日銀について以前書いた日記はこちら。)<各国中央銀行の設立時期>1668年、スウェーデンリクスバンク(世界最古)1694年、イングランド銀行1800年、フランス銀行1814年、オランダ中央銀行1850年、ベルギー国民銀行1876年、ドイツ・ライヒスバンク1882年、日本銀行1893年、イタリア銀行1905年、スイス国民銀行1913年、米国連邦準備制度1934年、カナダ銀行1998年、欧州中央銀行日本銀行は、法人とされており、行政手続法においては、「その行う業務が国の行政運営と密接な関連を有する」認可法人とされている。日本銀行の資本金は1億円で、出資構成は政府が55%、民間が45%となっている。日本銀行の出資証券は店頭市場で取引されているが、出資者には、経営者を選ぶ権利などはなく、最高意思決定機関としては、政策委員会(構成員は国会の同意を得て内閣が任命する)が設けられている日本銀行は日本銀行法に基づく「認可法人」であり、株式会社ではないため、株主総会はありません。 日本銀行は出資証券を発行しており、出資者に、配当をすることができますが(日本銀行法第53条第4項)、株主総会に相当する出資者総会は存在せず、出資者には議決権も認められていません。 日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会のメンバーは、政府と意見を異にすることを理由として解任されることはなく、政府は日本銀行に対して業務を行うことを命令することはできない、こととなっている。【政策委員会と日本銀行の組織】日本銀行の最高意思決定機関は、政策委員会である。政策委員会は、総裁、2人の副総裁、および6人の審議委員から成り立っている合議制の機関である。この9人のメンバーは、国会の同意を得て内閣によって任命される。日本銀行の重要な意思決定は、政策委員会で議論したうえで、多数決で決定される。・総裁及び副総裁は、両議院の同意を得て、内閣が任命する。 ・審議委員は、経済又は金融に関して高い識見を有する者その他の学識経験のある者のうちから、両議院の同意を得て、内閣が任命する。 ・監事は、内閣が任命する。 ・理事及び参与は、委員会の推薦に基づいて、財務大臣が任命する。 総裁、副総裁及び審議委員の任期は5年、監事及び理事の任期は4年、参与の任期は2年である。任期5年の日銀総裁は内閣が任命しますが、内閣は総裁を解任できません(破産したり禁固以上の刑を受けない限りは、解任されることのないという絶大なる力を持っています)。速水前総裁の5年間の任期中には、総理大臣は4名、財務大臣は3名変わっています。通貨を発行する者が、その国の真の支配者なのである。以下、転載。「円の支配者」リチャード・A・ヴェルナー 著10世紀の中国で、宋王朝が世界で最初の紙幣を発行した。紙幣は皇帝が発行し、玉璽を押したものだけが通貨だった。皇帝が中央銀行だった。「皇帝は通貨の供給を直接支配していた。皇帝は紙幣を増刷して需要を刺激することも、紙幣の流通量を引き上げて景気を冷やすこともできた。さらに、誰が食料や原材料、武器、最新の技術の支配権を得るかを決めることもできた。意のままに紙幣を創造し、配分すればいいのだ。彼はあらゆる場における絶対的な権力者だった。帝国のすべての資源を支配していた」「ヨーロッパの展開はまったく異なっていた。王や領主は通貨の本当の性格を理解していなかった。彼らにとっては、金およびその他の貴金属だけが通貨だった。だが、金が主要通貨であれば、支配者が通貨供給をコントロールすることは不可能だ。金は意のままに創り出すことはできない」「13世紀ごろには、ヨーロッパでも紙幣が登場した。ただし、中国の紙幣とくらべるとかたち、機能、意味に決定的な違いがあった。政府によって発行されるのではなく、民間のビジネスマンのグループによって発行されたのだ」「彼らはただ同然の紙切れを発行して、金利を取った! ヨーロッパの絶対君主たちは、銀行家は大量の金を持っているものだと信じた。政府が通貨を必要とし、しかしもう税金を上げられないとなると、銀行家から借りるしかないと考えた。皮肉なことに、銀行家は王たちがやろうと思えばできることをしただけだった。紙幣の発行だ」「支配者は通貨によって、それから通貨を発行する者によってコントロールされていた。王ではなく資金提供者が支配していた。銀行家が最高の支配者だった」 http://fff.jp/guriguri/joho/2000/Yen.html【支配者たち】政府は現在、最も重要な政策である金融政策をコントロールできなくなっている。景気がよくなるか悪くなるかを決定するのは政府ではなく、日銀だ。では、誰が日銀の指導者を選ぶのか? 速水総裁の任期は2003年に切れる、後継者は富士通総研の福井俊彦理事長だ。彼らは、全員がそろって経済同友会で主導的役割を果たしてきた。支配者(プリンス)たちは、大蔵省の強大な法的権力を覆すには大規模な危機しかないと考えた。大蔵省の責任だと非難が集中するような危機だ。そのために日銀のプリンスたちは、貸出を大幅に増加せよと銀行に命じた。あとになってバブル生成の責任を問われたのは、不動産投機家と銀行、大蔵省である。 日銀は承知の上で1980年代のバブルを生成させた。引き金を引いたのは誰か? 日銀内部の少人数のグループが信用統制を一手に握り、日本経済の運命を支配していた。戦後日本には26人の首相がいたが、実際的な支配者は6人しかいない。「円のプリンス」たちである。学者もメディアも一般大衆も知らないところで、彼らは政府への報告もなしに日本の運命をコントロールしてきた。1. 新木 栄吉2. 一万田 尚登3. 佐々木 直4. 前川 春雄5. 三重野 庚6. 福井 俊彦 【ヒトラーの支配ツール】そのツールとは、マネー、通貨である。戦時下の官僚たちは、通貨とは何かを理解していた。通貨はどこで生まれるのか、そしてどう活用すれば経済の全領域を支配できるかを知っていたのだ。何世代ものエコノミスト、政治家、有識者は勘違いしつづけ、銀行が「お金を創造する」という事実がどれほど大きな意味をもつかを理解できなかった。この事実に対する認識の欠如のせいで、日本経済をあやつる秘密の操縦桿は長い間知られずにきた。 【通貨とは信用である】誰かが銀行からお金を借りようとすると、銀行は口座を開いて、新しい預金を創造する。これが「帳簿」上の通貨、あるいは「銀行マネー」だ。銀行は預金を受け入れて、その通貨を融資として貸し出すだけのように見える。銀行は株式市場やその他の金融仲介業者と変わらず、預金者から投資家への金の受け渡しをするだけにしか思えない。しかし、実際には、銀行は同一の預金を10回以上も融資として貸し出している。銀行はあなたの新規預金千円をもとに、10万円貸すことが可能なのだ。 どうしてそんなことができるのか? 銀行は追加の10万円をどこで手に入れたのか? どこからも手に入れていない。銀行が無から創り出したのだ。実は、銀行はお金を持っていない。ただ、誰かに「信用」を供与して、通貨をつくりだしているだけだ。貸し出しは無から創り出される。 【プリンスたちの権力】国会も政府も、大蔵省(財務省)も、ましてや一般市民も、日銀の金融政策を変える手段を持っていない。日銀の新法に定められた政策目標は「物価の安定」ただひとつである。政府ができるのは、日銀の予算を拒否することだけだ。しかし、日本の慣行としては極めて異例なことながら、新法によれば、その場合には「財務大臣は・・・・日銀に通知するとともに、・・・公表しなければならない」ことになっている。しかも「日銀は・・・(認可を認めないという)通知があったときは、財務大臣に対し意見を述べ、又は必要に応じ当該意見を公表することができる」。言い換えれば、認可しろ、さもないと、と脅せることになる。この「さもないと」は、こけおどしではない。日銀の予算を拒否するためには、財務大臣は中央銀行と公然と戦火を交える覚悟をしなければならないのだ。信頼性の喪失や、日本のみならず世界の債券や通貨、証券市場に及ぼす影響というリスクを考えれば、とても踏み切れるものではない。したがって、日銀の予算が拒否されることはまずありえない。 【セントラル・バンカーが暮らしを支配する】『公的に通用するお金を発行する民間中央銀行の存在は、人民の自由にとって常備軍よりもさらに大きな脅威である』 (トマス・ジェファーソン)『連邦準備制度理事会、欧州中央銀行、日本銀行をあわせると、その金融政策の対象は、世界の先進国経済の80%にのぼる。これほど少数の、しかも直接民主主義のプロセスの枠外にある機関が、これほど大きな権力をふるったことが、果たしてこれまであっただろうか』(フィナンシャル・タイム) 抜粋ノート『円の支配者』 http://www.kenpokumiai.or.jp/11/joumu-memo036.htm日銀の役員俸給及び役員手当(単位、千円)平成15年総 裁、 2,079(月額) 5,706(年2回)=3636万円副総裁、 1,644 4,501 =2873万円審議委員、1,576 4,319 =2755万円監 事、 910 2,685 =1629万円理 事、 1,238 3,672 =2220万円任期満了時役員退職手当支給額(総裁・副総裁・審議委員は任期5年、監事・理事は任期4年)総 裁、 3493万円副総裁、 2762万円審議委員、2648万円監 事、 1223万円理 事、 1664万円 【歴代日本銀行総裁一覧】日本の支配機関である日本銀行を動かしているのは、誰(どこ)なのか……日銀の「利益」は国庫へ移行される。米国の連邦準備銀行(連邦準備制度)は民間が所有している。
2004年12月27日
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本日、日本時間9時58分50秒ころ、インドネシア・スマトラ島西沖を震源にマグニチュード8.5(8.9)の地震が発生。 米国地質調査所USGSのリポートによると、マグニチュード8.9となっているが、CNNの記事では、「米国地質調査所」の観測を基にM8.5だとしている。共同の記事ではM8.9となっている。この地震によって津波が発生。津波が南アジア各地で大きな被害を与えている。スリランカに押しよせた高波は、高さ10mほどだったらしい。スリランカでは死者300人以上、行方不明者3000人とのこと。40年で最大の地震で南アジア各地に津波被害 500人死亡か 2004.12.26Web posted at: 17:55 JST - CNN(CNN) インドネシア・スマトラ島西沖を震源に26日午前7時ごろ、地球上で過去約40年来最大規模の地震が発生し、地震が引き起こした津波による被害が南アジア各地に広がっている。スリランカやタイ、インドネシアなど各国当局の話を総合すると、死者数は500人以上になるおそれ。 米地質調査所は、スマトラ島西沖で起きた最初の地震はマグニチュード(M)8.5だと推定。これによって引き起こされた大規模な津波が、南アジア各国の沿岸を襲っていると同調査所は見解を発表した。地震の規模としては、1965年2年にアラスカ・アリューシャン諸島で起きたM8.7の地震以来最大だという。この本震の後も、少なくとも6回の余震が観測されている。 この津波によって、スリランカで約300人、インド南部で約20人、インドネシアで約100人、タイやマレーシアでも10人以上が死亡。インド沖でも漁船の約200人が行方不明になっているという。 スリランカ当局は26日午前、北東部沿岸を襲った津波により、300人以上が死亡したと明らかにした。北東部のムトゥールとトリンコマレー地区の沿岸に押し寄せた高波は、高さ10メートル程度だったという。 トリンコマレー地区の当局者によると、6つの村落が津波で破壊され、3000人が行方不明だという。 インドネシア・スマトラ島の北部アチェ州では、各地の河川が氾濫し、少なくとも94人が死亡。さらに被害は拡大するおそれがある。 タイ当局によると、南部の観光地プーケットでも、スマトラ沖の地震が発生した後に津波に襲われた。高さ5メートル以上の高波に100人以上がさらわれ、少なくとも4人が死亡した。プーケットでは約1万人を地域から避難させているという。 マレーシアでも、観光地ペナン島が津波に教われ、少なくとも6人が死亡した。 インド南東部のチェンナイでも大きな揺れが感じられ、海面が上昇。少なくとも18人が高波にさらわれた死亡した。またインド沖で操業していた漁船が波にさらわれ、少なくとも200人の漁師が行方不明になっている。 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200412260009.html大規模津波で7百人超死亡 スマトラ島沖でM8・9【ジャカルタ26日共同】インドネシアのスマトラ島沖を震源に、最大でマグニチュード(M)8・9の非常に強い地震が26日、相次いで発生し、大規模な津波がスリランカやモルディブ、タイなどインド洋沿岸の少なくとも6カ国を襲った。津波はプーケット(タイ南部)など日本人にも人気の国際リゾートも直撃。AP通信などによると、スリランカで少なくとも500人、インドとインドネシアでそれぞれ100人以上が死亡するなど深刻な被害が広がっており、死者総数は少なくとも5カ国で700人に達した。死者数はさらに増える恐れが強い。米地質調査所によると、地震の規模は1964年以降最大で、1900年以降で5番目の強さ。 同日午後3時(日本時間同5時)現在、日本人が巻き込まれたとの情報はないが、外務省は緊急連絡室を設置し情報収集を急いでいる。(共同通信) - 12月26日18時33分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041226-00000065-kyodo-intアジアの大規模津波、タイやインドなど各国で死者数百人に[バンコク/ジャカルタ/ニューデリー/マレ 26日 ロイター] タイ政府当局者によると、インドネシアのスマトラ島沖地震による大規模津波で、タイではこれまでのところ、死者が55人、負傷者が761人に達している。同国内務省によると、被災者の正確な数は把握できていないという。また、インド政府当局者によると、インド南部で津波により、少なくとも390人が死亡した。インドネシア当局者やメディアによると、インドネシアでは、スマトラ島北部アチェ州を中心に、少なくとも100人が死亡した。インド洋に浮かぶモルディブ共和国の首都マレは津波で3分の2が浸水する大被害となった。政府報道官が明らかにした。同報道官がロイター通信に、被害は相当なもので、海抜1メートルの島に、1.3メートルの高波が襲ったと語った。(ロイター) - 12月26日18時11分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041226-00000736-reu-int※ 以下は、他の気になったニュース。ビル・ゲイツ氏が個人投資を公開、バークシャーに3億ドル超投じる12月22日(ブルームバーグ):世界資産家ランキング1位のビル・ゲイツ氏(49)はこの10年間で、友人ウォーレン・バフェット氏(74)が経営する投資会社バークシャー・ハザウェイ(ネブラスカ州オマハ)の株式に個人資産3億1800万ドル(約330億円)を注ぎ込んでいた。ゲイツ氏が21日夜に米証券取引委員会(SEC)に届け出た文書で明らかになった。 (略)フォーブズ誌の資産家ランキングで2位のバフェット氏は、ゲイツ氏とは長年の友人関係にある。バークシャーの取締役会は、バフェット氏の婦人が死去したために空席となった取締役のポストにゲイツ氏を指名した。 ゲイツ氏が保有するマイクロソフト株は11億株近く、時価総額は約290億ドルに達する。同氏は資産を多様化し、慈善団体に寄付するため、定期的にマイクロソフト株を売却しており、2003年の売却規模は総額16億7000万ドルに達した。 (略)更新日時 : 2004/12/23 05:56 JST http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aoEWaQB8xpPA&refer=jp_us※ 9月24日に書いた米長者番付の日記謎だ! 果たしてどちらの言い分が正しいのか?(鈴木邦男:12月27日号) では、次は田代まさしさんの裁判報告だ。覚醒剤で捕まった田代まさしさんの第2回公判が12月17日(金)の午後1時半から東京地裁で行われた。1時間以上にわたり、田代さんが弁護側、検察側の質問に答えた。座って、ボソボソと喋っていたが、かなり衝撃的な発言もあった。本人は真面目に、一生懸命、答えてるのだろうが、「受け」狙いの『ギャグ』か、と思われる発言もあった。 その辺を「東京スポーツ」(12月19日)では、「法廷でしゃべり過ぎ田代。裁判官の心証最悪でピンチ」と見出しで書いている。さらに、こう書いている。 〈この日の公判で、裁判官から「麻薬は水道の蛇口から簡単に出てくるようなものではない。麻薬を購入する間までは時間があるわけだから、その間にクスリをやってはいけないと考えなかったのか」と質問された。 すると田代被告は何を思ったのか、「ついつい遠くにある蛇口に手を伸ばしてしまいました」とポロリ。〉 〈当の田代被告の“芸人魂”がアダになってしまった。“口は災いのもと”ということなのだろう。田代側の弁護士からは「もともとお笑いタレントだったから仕方ないかもしれないけど、ちょっとしゃべりすぎだよ」というため息が漏れた。〉 でも、必死に田代さんは答えていた。なぜ、覚醒剤に手を出したか。女性(ホテトル嬢)にはどうやって覚醒剤を打ったのか…などの描写も、実にリアルだった。ありのまま、全てを話そうとしている。この前の、女性の裁判も聞いたが、両者の言い分はかなり違う。でも、裁判官は、「かよわい女性」の話を信じるのだろうな、と思った。 田代さんがクスリに手を出したのは平成3年頃。ハワイに行った時だった。音楽仲間たちと行った。日本を離れた解放感もあった。それに、ハワイでは、ピストルも銃も撃てる。お金さえ出せば、そういう場所で自由に撃たせてくれる。日本では非合法だが、ここでは合法だ。そんな解放感で、クスリもやった。(略)ハワイから帰ってきて、クスリはやめた。「あっ、ここは日本だ。ここではやっちゃいけないんだ」と頭を切り換える。それで、もう二度とクスリとの出会いはないはずだった。 ところが、平成12年、盗撮で捕まる。皆から、批判、バッシングで四面楚歌になる。孤立する。普通なら酒を飲むとこだろうが、一滴も飲めない。それで、クスリに走った。 さらに今回、又だ。特に、今回は女性にもクスリを打った。かわいそうに。何も知らない女性に無理矢理、クスリを打つなんて。ひどい。と皆、思った。その女性は、「いやだったけど、でも嫌われたくなくて…」と涙ながらに証言した。それで、執行猶予で、釈放された。裁判官も女性の涙には弱い。それに、その女性は38才だが、25才位にしか見えない。藤原紀香似の美人だ。「こんな可愛い子に、無理矢理クスリを打ったのか!」と裁判官は思っちゃう。「悪逆非道な田代め!」と思っちゃう。 ところが、田代さんは、「合意」だったと証言する。彼女は、クスリを前にもやっていたようだ。今回だって、彼女の方から誘った。とも言う。 初めは、「合法ドラッグだから…」と言って、煙を吸って、口移しで、彼女に吸わせた。その時、彼女が言った。「あら、本物みたいね」。リアルな証言だ。田代さんの作り話とは思えない。 本物のクスリだと見破られた。その時、彼女がさらに言った。「煙を吸うなんて、女・子供のやることよ。腕はバレるから、足に打てばいいのよ」と。 田代さんもその気になって、「やる?」「いいわよ」と合意が成立し、あとはラブホに泊まり込んでクスリとSEXだ。 「快感を高めるためにクスリを使ったのか?」と裁判長が聞く。スポーツ新聞の記者みたいな質問だ。それに対し、田代さんは、 「いや、淋しさをまぎらわすためです」と答えていた。 なぜ二度もクスリに手を出したか、については、 「絶望的で、ヤケになっていた。もうどうなってもいいと思っていた。死んでもいいと思っていた」とその時の心の情況を語っていた。 せめて、酒でも飲めればよかったのか。じゃ、肉体改造をして、酒を飲める体にしたらいいだろう。あるいは、愛をもって助けてくれる人が必要なのか。多分、実刑は免れないだろう。3年になるのか。4年か、5年か。「出てきたらどうしますか」という質問には、「1人の人間としてやり直したい。老人介護の仕事をしたい」と言っていた。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou1227.html愛と謀略の田代まさし公判 2004年11月22日「藤原紀香似の美女」の公判傍聴記 2004年11月29日
2004年12月26日
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更新をサボりまくってしまった。ブルームバーグの記事を読んでいたら、株式非公開企業(投資銀行)として世界最大である「ラザード」がニューヨーク証券取引所に上場(申請)とのこと。「ラザード」がIPOとなると、「ロスチャイルド」が株式非公開の投資銀行として世界最大となる、とも。(これはラザード・グループに関する9月6日の日記)名門プライベート・カンパニーが株式公開へ、うーむ…‥米ラザードが最大8.5億ドル相当のIPOを申請、NYSE上場へ(2) 株式非公開の投資銀行としては世界最大の米ラザードは最大8億5000万ドル相当の新規株式公開(IPO)を申請した。米証券取引委員会(SEC)への届け出で、17日に明らかになった。 これによるとラザード株の上場先はニューヨーク証券取引所(NYSE)、ティッカーシンボルは「LAZ」の予定。 IPOにより、ミシェル・ダビベイ会長は、曽祖父が1848年に共同創立したラザードの経営権を手放すことになる。ラザードは今月6日、経営を指揮するブルース・ワッサースタイン氏(56)とダビベイ会長が同社の新規株式公開(IPO)実施期限を2005年12月31日に設定したと発表していた。ワッサースタイン氏は期間内にIPOを実施できない場合は辞任、もしくは契約を再交渉することで合意していた。 ラザードが株式公開企業となった後は、ロスチャイルドが株式非公開の投資銀行として世界最大となる。ラザードの株式時価総額は約30億ドル(約3100億円)と評価され、投資銀行のIPOとしては1999年のゴールドマン・サックス・グループ以来の規模になる可能性がある。 引き受け主幹事はゴールドマン・サックス。このほかラザードのほか、シティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、メリルリンチ、クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)が幹事を務める。 更新日時 : 2004/12/18 08:24 JST http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aRKeAC77oibc&refer=jp_us「ラザード」のワッサースタインCEO(最高経営責任者)は、2001年まで独ドレスナー銀行グループの投資銀行部門である「ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン」の会長でした。独ドレスナー銀行は、2001年7月から独保険最大手「アリアンツ」の傘下に入っている(そういや数年前、ドイツ銀行とドレスナー銀行が合併とか騒がれたこともありましたね)。ニューヨークに本拠を置く投資銀行「ワッサースタイン・ペレラ・グループ」を「ドレスナー銀行」が買収すると発表したのが2000年9月でしたが、全株式を取得して同社の買収を完了したと発表されたのは2001年1月4日でした。ちょっとややこしいのですが、「ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン」は、「ドレスナー・クラインオート・ベンソン(証券会社)」と「ワッサースタイン・ペレラ」を統合して2001年1月に設立されたドレスナー銀行グループの投資銀行部門なんです。「ラザード」のCEOワッサースタインが1989年、以前の同僚ジョー・ペレラと設立したのが「ワッサースタイン・ペレラ」だったのですが、ワッサースタインは自ら率いた同社を「ドレスナー銀行」に身売りして2001年1月に誕生した「ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン」の会長に就任したのです(ジョー・ペレラはモルガン・スタンレー)。買収される前の本拠地米国の「ワッサースタイン・ペレラ」は、米国における2000年上半期M&Aの取引実績において総額ベースで第5位にランクされていました。ドレスナー投資銀行部門と統合して誕生した「ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン」は、2001年9月末の調べで世界のM&A仲介ランキング第9位となっていました。「米国5位」から「世界9位」です。どっちが凄いのかって?それは…自分で考えましょう(笑)ちなみに「ワッサースタイン」が「M&A取引で世界第9位」となった2001年9月末ですが、このときの第10位が「リーマン・ブラザーズ」でして、第11位は「ロスチャイルド」、第12位が「ラザード」となっております。自ら設立した会社を「ドレスナー銀行」へ身売りして2001年1月にその新会社の会長に就任したばかりのワッサースタインは、同部門を独立させ再上場を予定していたんだが、「ドレスナー銀行」がなんと同年7月「アリアンツ・グループ」に買収され傘下になってしまったためその予定が中止された、らしい。ワッサースタインが「ラザード」のCEOに就任すると決まったのは、2001年11月15日でした。ワッサースタインをドレスナーから引き抜いた人物が、「ラザード」創業一族(筆頭株主)のデービッドワイル会長です。「ラザード」のIPOに拒否権を行使することができるデービッドワイル会長はIPOに反対していたと言われています。自分(会長)の持ち株を引き取らない限りIPOには反対だ、と。持ち株は評価額より約33%上回る水準じゃなければ売却せん、とも(8月から9月上旬)。で、それを9月下旬には会長の持ち株を取得するとワッサースタインは言ったのです(ダウ・ジョーンズ)。つまり、会長の条件を飲む、だからIPOだと。なぜよそ者であるワッサースタインがロスチャイルド家のデービッドワイル会長と対立してまでも、IPOに拘るのか。相手は「ラザード」の創業一族で筆頭株主の会長様だぞ。ワッサースタインを「ラザード」へ連れてきた張本人だぞ。このIPOはワッサースタインの意思ではなく、策略家デービッドワイル会長の意思なんだろうと考えた方が私的には納得しやすい。IPOによって創業一族は経営権を手放した、デービッドワイル会長も保有株を売却したしワッサースタインと対立、連邦準備銀行の株主である「ラザード・グループ」、ワシントン・ポストを買収しメディアを動かし初代世界銀行総裁を務めたユージン・アイザック・マイヤーの「ラザード・グループ」‥‥…‥「ラザード」からこいつら創業一族は消えた。もういない。ワッサースタインは立派な実績があるし実力もある。こういった策略を二重にも三重にもして、時間をかけて植え込んだはずと見る。そして支配者は、見えないところへ支配者のまま姿を消す。名門プライベート・カンパニーが株式公開‥‥その主目的が資金調達には見えんもん。「ラザード」創業一族である策略家デービッドワイル会長と同氏が引き抜いたワッサースタインが、「身売り」か「IPO」かで対立するとは思えない。デービッドワイル会長はワッサースタインを「ラザード」へ何年も前から誘っていたと言われている。「ドレスナー銀行」へ自分の会社を身売りしてそこのトップに立ち、業績も「M&A取引で世界第9位」にランクされるほどの規模になった会社の会長職を、ワッサースタインはわずか数ヶ月で辞任して「ラザード」へ移ったのである、なぜか。とまあ、ボケッとしてたらなんとも思わんようなニュースでも、想像を膨らませ、過去の出来事を思い出し、それをつなぎ合せるという連想。あとは、勝手に思考するだけ。妄想とも言う(笑) ドレスナー・グループ 日本における沿革1970年クラインオート ベンソン証券、外資系投資銀行として、国内初の東京駐在員事務所を開設1973年ドレスナー銀行が東京に支店を設立1985年クラインオート ベンソン証券、証券業免許取得1988年クラインオート ベンソン証券、東京証券取引所正会員権取得1991年アリアンツ火災海上保険株式会社(アリアンツ・ジャパン)が欧州の損害保険会社の在日子会社第1号として大蔵省(当時)より損害保険事業の営業免許を取得1995年クラインオート ベンソン、ドレスナー銀行の傘下に入り、ドレスナー・クラインオート ベンソン証券に改称1998年明生投資顧問(明治生命グループ)とドレスナーRCMグローバル・インベスターズの合併により、明治ドレスナー・アセット・マネジメ ントが誕生2001年1月ドレスナー銀行、米国の投資銀行ワッサースタイン・ペレラ・グループを買収、投資銀行部門の名称をドレスナー・クラインオート・ ワッサースタイン証券に改称2001年7月ドレスナー銀行、世界有数の保険会社アリアンツ・グループの一員に※ 以下は、気になったニュース。外資がらみですな。米ブラックストーン、ジェームズ氏を社長に指名ー次期CEOに最有力世界最大の企業買収ファンドを運営する米ブラックストーン・グループは17日、トニー・ジェームズ氏(53)を社長に昇格させた。後継プランの一環とみられる。同人事によりジェームズ氏は、スティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO、57)の後継候補として最有力となった。同社はまた、シュワルツマンCEOが17日付で会長兼務となり、ピーター・ピーターソン前会長は上級会長(78)となったと発表した。(略)クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)の投資銀行とプライベートエクイティ(未公開株)部門会長を務めたジェームズ氏は、2002年10月にブラックストーンに移籍。同氏の入社以来の2年間で、ブラックストーンの投資資産は90億ドル(約9400億円)増えている。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aXcsUd0KA84k&refer=jp_us---------------------------------------※ ブラックストーンの今回の人事で上級会長となったピーター・G・ピーターソンという人物を少しだけ紹介しときます。1926年生まれ。外交問題評議会議長。ニクソン政権の商務長官など政府の要職を経て同評議会理事長に就任。リーマン・ブラザース・クーン・ロブ商会CEO(73~84)、ワシントンの国際経済研究所理事長、ニューヨーク連邦準備銀行理事長、コンコード・コーリション共同設立者兼会長などを兼務する。 【米外交問題評議会(CFR)のボードメンバー】理事長 ピーター・ピーターソン(ブラックストーングループ会長)副理事長 カーラ・ヒルズ(元米通商代表)副理事長 ロバート・ルービン(元米財務長官)名誉副理事長 モーリス・グリーンバーグ(AIG会長)会長 リチャード・ハース(前米国務省政策企画部長)名誉会長 デビッド・ロックフェラー上席副会長 マイケル・ピータース上席副会長 デビッド・ケロッグ(フォーリン・アフェアーズ発行人)三菱自本社ビル売却、モルガン・スタンレーに1千億円で300億円得るも再建資金に程遠く経営再建中の三菱自動車が、昨年5月に入居したばかりの本社ビルを来年1月に米モルガン・スタンレー・グループに売却することになった。(略)三菱自の本社は、JR品川駅東口の再開発地区「品川グランドコモンズ」に立地する「品川三菱ビル」に入居する。同ビルは、建物は三菱商事の100%所有だが、敷地を三菱自と商事の2社で区分所有。商事の品川本店も入居している。(略) ZAKZAK 2004/12/17
2004年12月18日
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12月8日発売のSAPIO(12月12日号)が「世界の秘密結社」「日本の闇組織」を取り上げていました。・為替や米大統領選をも左右する米国発「秘密結社」の正体と実力・ネオコン人脈も蝟集する世界最強の秘密結社「ビルダーバーグ」の真実・ブッシュ再選の原動力「クリスチャン・ライト」各派の「政治発言力」を総点検・「フリーメーソン」の実態は「ロータリークラブの秘密結社版」・朝鮮総連工作部隊「学習組」解散と囁かれる「新ふくろう部隊」の暗躍・「サクラ」から「チヨダ」そして「ゼロ」-公安警察秘史私としては不満が多く、「オイオイ!」となる内容も多かったんだけど、こんなもんしか書けないんだろと好意的に見て、中からひとつビルダーバーグを転載することにしました。ビルダーバーグなら読みたい人もいるだろうと思うので、以下に全文転載。ネオコン人脈も蝟集する世界最強の秘密結社「ビルダーバーグ」の真実在米ジャーナリスト/ジェームズ・コール2004年6月3日、厳重な警備体制のなか、イタリア北部のストレーザの高級ホテルを丸ごと借り切ってある会議が行なわれていた。参加したメンバーはアメリカのヘンリー・キッシンジャー元国務長官、マイクロソフト社のビル・ゲイツ夫人、世界銀行総裁のウォルフェンソン氏、……総勢150人。それだけではない。この近年、アメリカのジョン・ボルトン国務次官、ポール・ウォルフォウィッツ国防副長官、ロバート・ぜーリック通商代表、リチャード・パール元国防政策諮問委員長らネオコンのメンバーも毎年参加しているという。現在もっとも注目を集める「ビルダーバーグ」の正体に迫る。G8や世界経済フォーラムをしのぐ影響力欧米の政財界の指導者たちが一堂に会し、世界の主要議題を討議するエリートクラブ「ビルダーバーグ」は、その秘密主義的な性格から「究極の陰謀団体」「黒幕たちの同人会」などと呼ばれている。ビルダーバーグは第2次大戦後、「大西洋同盟」の名の下に、欧米の有力者同士が相互理解を深め、紛争予防に貢献するという趣旨の下、オランダ女王の夫君ベルンハルト公らによって創設された。1954年にオランダで第1回会合が開かれ、この時の会場が同国の「ビルダーバーグ・ホテル」だったことからこの会議の名称が付いた。以来毎年1回、欧米の各都市で総勢100人から150人規模の政財界の大物が集まり非公開の討議を実施している。会員にはイギリスのマーガレット・サッチャー元首相やフランスのジスカールデスタン元大統領、アメリカのキッシンジャー元国務長官の名前が挙がる。50周年を迎える今年は6月3日から6日まで、イタリア北部のストレーザにある高級ホテルで会合が開かれた。出席者リストによると、世界銀行のウォルフェンソン総裁やアメリカ大統領選でケリー陣営の副大統領候補としてデッドヒートの一翼を担ったエドワーズ上院議員、イギリス石油大手BPのブラウン社長、アメリカマイクロソフト社のビル・ゲイツ夫人メリンダ・ゲイツ氏といった面々が招かれた。これらメンバーの顔ぶれから「世界で最も強力かつ影響力のある団体」(英BBC放送)と目されるビルダーバーグ。メンバーに加え、大物ゲストも参加することからもG8(主要国首脳会議)や毎年スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラムと比較されることもあるが、最大の違いは徹底した秘密主義にある。その活動状況は一切公にされておらず、実態は長年にわたり秘密のベールに覆われ続けてきた。ビルダーバーグはオランダ南西部のライデンに事務局を持つ。しかし、事務局に電話をしても機械的な留守録メッセージが流れるだけで、機能しているのかどうかはっきりしない。公式ホームページもないためインターネットでのアクセスも不可能だ。また各年の出席者は「運営委員会」によって招待される形で決まるが、委員会の仕組みや出席者の選出方法も不明な点が多い。さらに、メンバーは北大西洋条約機構(NATO)加盟国出身者に限られ、それ以外の国の国籍を持つ者(日本を含む)は対象から完全に除外されている。会合での討議内容は「討論の自由の確保」を理由に一切公表されていない。一般のメディアは会場内や周辺の敷地にさえも立ち入りを許されず、大物ジャーナリストが招待された場合でも「見聞きしたことを記事にしない」よう厳命が下される。最近は批判をかわすためか議題の一部や出席者リストを公表するようになったが、議事録は機密扱いで、何が話し合われたかを部外者が確認する術はない。イギリス在住のジャーナリストのトニー・ゴズリング氏は、自らが運営する反ビルダーバーグのウェブサイトで、「ビルダーバーグは大西洋両岸のパワーエリート(政界有力者、軍部首脳、高級官僚)たちの秘密会議だ」と糾弾。またBBCなどとのインタビューでも、「あれだけ多くの有力者が集まる会合ならば、そこで何が起きているか市民に説明する義務がある」「人類の未来に影響を及ぼす立場にある人々が、われわれの将来について内密で議論していることに対し、疑問を抱かずにはいられない」などと問題点を指摘している。過去に会合に招かれたことのあるイギリス日曜紙「オブザーバー」の元編集長ウィル・ハットン氏は、ビルダーバーグを「グローバリゼーションの主唱者らの集まり」と表現。「政策決定は行なわれないものの、ここで成立した総意は全世界の政策の『背景』となる」と述べている。ゴズリング氏がビルダーバーグにまつわる疑惑として挙げる情報の中には、アメリカによるイラク開戦(2003年3月)の方針が、前年の春に開かれたビルダーバーグ会議で既に決定されていたというものがある。また裏付けはないものの、1990年代の旧ユーゴスラビア内戦はミロシェビッチ政権打倒を狙うビルダーバーグのメンバーによって画策されたとか、フォークランド紛争(82年)で対アルゼンチン経済制裁を求めるイギリス政府の働き掛けが失敗しそうになっていたころ、ビルダーバーグでの根回しが奏功してイギリスが各国の支持を獲得、結果的に制裁が科されたとのウワサも存在する。一連の指摘に対し、ビルダーバーグ創設者の1人であるイギリスのデ二ス・ヒーリー元財務相(労働党)はBBCなどとのインタビューで、「ビルダーバーグが重要な政治課題について方針を決めるようなことはあり得ない。(会合は)単に議論を深める場だ」と反論。また「ビルダーバーグは秘密団体ではなく、私的グループだ。内容を明らかにしないことで、出席者は反発を恐れることなくオープンに討論ができる」とその有用性を強調している。出席者が個人の資格で参加する「私的グループ」ではあるものの、その顔ぶれから判断するだけでも多大な影響力を持つ組織であることは明白だ。非公開の方針に固執する限り、「有力者たちが私的な利益のために根回しする場」とか「閉ざされたドアの向こうで陰謀を企んでいる」といった疑惑が払拭されることは難しい。今年のイタリアでの会合が始まった6月4日、英紙ガーディアンはビルダーバーグに関する分析記事を掲載するとともに、会合での一場面を「陰謀説に基づく想像」と断った上で次のように紹介した。〈ラムズフェルドとマンデルソン(イギリス労働党の有力政治家)がシャンパンを飲みながら会話している。マンデルソン「そういえばドナルド、いつ北朝鮮に攻撃を仕掛けるんだい?」ラムズフェルド「もうすぐだよ、ピーター。オサマ・ビンラディンを捕まえて、大統領執務室の中で身動きできないようにしていることを公表できるようになった後でかな」──〉ビルダーバーグが世界を動かす秘密結社として知らしめたきっかけは1991年のドイツ会議と、1993年のギリシア会議だ。91年6月にドイツのバーデンバーデンで開かれた会議では、当時、アーカンソー州知事だったビル・クリントンが、そして93年のギリシアのアテネ会議ではイギリス労働党のトニー・ブレアが招待された。クリントンは会議に参加した1年半後の93年1月、ブレアは4年後の97年にそれぞれの国のトップとなった。つまりビルダーバーグは、2人がアメリカ大統領とイギリス首相に就任することを見越した上で、彼らが国際舞台でほとんど無名であった時期から接触を続けていたわけだ。「ビルダーバーグの魔法の杖」──。このニックネームは、クリントン政権とブレア政権が誕生したころから用いられるようになった。魔法の杖は今年の会議でも効力を発揮したといえる。というのもアメリカ民主党のエドワーズ上院議員が一般会員として参加していたからだ。出席した同上院議員は、民主党の副大統領候補に有力視されていたところだったが、実はビルダーバーグから招待状を受け取った時点では、大統領選の民主党候補者争いに出馬することさえも表明していなかったのだ。ビルダーバーグがエドワーズ上院議員を招待したという事実だけでも、将来の「エドワーズ大統領誕生」のうわさが広がった。出席者リストにはないものの、今年の会合にはイラク戦争の理解を求めるためにブッシュ米大統領が参加していたとの一部報道もある。まさにビルダーバーグ会議が開かれている期間にヨーロッパを歴訪し、イタリアを訪れていたからだ。またちょうど数ヵ月後の米大統領選(11月)でのブッシュ再選に向け、ビルダーバーグの影響力が行使されなかったと誰が言い切れよう。イラク攻撃1年前に何が話し合われたかビルダーバーグは、近年ますます、全世界が注目する存在になった。理由は、ブッシュ大統領登場以後、全世界の軍事外交構図を変える主役、すなわちネオコンがビルダーバーグ会議に頻繁に参加しているからだ。筆頭はラムズフェルド国防長官。彼は、ビルダーバーグ会議に何回も参加している。ネオコンの理念的背景を作ったポール・ウォルフォウィッツ国防副長官や、場外のネオコンの代弁人と呼ばれるリチャード・パール元国防政策諮問委員長、国務省の強硬派の代表格であるジョン・ボルトン国務次官なども同様である。ビルダーバーグの会議に一般のゲストが毎年のように参加することは例外中の例外といってよい。2002年3月のビルダーバーグ会議は、ワシントン郊外で開かれた。ちょうどイラク攻撃の1年前にあたる。厳重に警備された当時の会議では、マスコミの接近を阻んだことは勿論、具体的な参加者と会議内容も全て秘密にされている。しかし当時、ワシントンの軍事外交専門家は、ラムズフェルド国防長官をはじめ国防総省やホワイトハウスのネオコンが大挙して参加した会議では、ビルダーバーグ会議がイラクに関するロードマップを作る場所として活用されたと見ている。軍事外交的な面でドイツとフランスがアメリカのイラク政策に反対するものの、イラク戦争後の石油等をめぐる経済的な次元では、当初の理念通り「大西洋同盟」として世界を牽引することを確かめ合ったのではないか。ドイツやフランスがいくらイラク戦争の失敗を指摘しても、その後2003年、2004年とやはりネオコンのメンバーたちが引き続き参加を許されているところをみると、ビルダーバーグ会議がヨーロッパとアメリカをつなぐ橋として、重要な役割を果たしているとみるべきだ。政財界を牛耳る有力者たちが、メディアの監視もない閉ざされた場所で、「自由闊達な」意見を交わすことによって世界の運命を決めている──。これが事実だったとしたら、民主主義に対する人類史上最大かつ最悪の裏切りと言えよう。2004年に50周年を迎えたビルダーバーグ会議の動向は、今後も注視し続ける必要がある。※ 厳しいこと言っちゃえば、知ってることしか書いてないし、推測ばかりで内容も“無”なんですよね。無内容……実態を何も暴いてない、(おそらく)取材をしてない。
2004年12月09日
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以下は、昨日の続きになります。昨日の日記をお読みなってから、以下をお読み下さい。■マセソン・ボーイズとロスチャイルド家『多くの冒険の末に、3人(5人の誤り―引用者=駒込武注)はロンドンに着いた。そこで、彼らは、コモン・センスを備えたキリスト教的人物の世話になるという幸運に恵まれた。その人は、彼らの逃亡を援助した会社のメンバーであった。ヒュー・マセソンである。今日の日本は、ヒュー・マセソンの相談と世話に少なからぬものを負っている。「はい、私はマセソン・ボーイズの一人でした」。先日、日本の首相は私に語ってくれた。「私は多くのものを彼に負っています。」』上は京都大学の駒込武の『「文明」の秩序とミッション―イングランド長老教会と19世紀のブリテン・中国・日本―』(『地域史の可能性―地域・世界・日本―』山川出版社)からの引用であり、日清講和条約締結の準備が進められていたさなかの1895年3月4日の『ウエストミンスター・ガゼット』に掲載された伊藤博文首相へのインタビュー記事である。駒込によれば、この記事の中で伊藤は、交渉相手である中国政府の非文明的な性格、たとえば責任の所在の曖昧さについて不平を漏らすとともに、李鴻章は「私の西洋に対するすべての知識と、私が日本で行ってきたすべての改革について知識を得たがっていた」と誇らしげに語っている。また駒込は英国に密航した5人の長州留学生を『いち早く西洋近代文明への「改宗者」になった』と評し、彼らもまた『自分たちの社会の劣等者を今や彼らが「文明」とみなすものに向けて改宗させるための、もっとも熱心な宣教者となる』と書いている。続けて、当時の覇者英国は、キリスト教的な使命感も手伝って、自国を「文明化の使命」と位置付け、『「文明」の担い手にふさわしい人々と、その対極にある「非文明的」な人々を序列化しながら、多元的な「中心―周縁」構造を生み出していった。「中心」は「周縁」の人々を魅きつけ、「周縁」から「中心」への旅を生み出すことになる。』とし、『近代日本は、そこからキリスト教をとり除き、天皇制という疑似宗教を忍び込ませるという作業を密かに行いながら、「文明化の使命」という点ではブリテンを模倣しようとした。』と結んでいる。グラバー家は英国国教会に近いスコットランド聖公会に属し、トーマス・ブレイク・グラバーもフレイザーバラにある聖公会系のセント・ピーターズ・エピスコパル教会で洗礼を受けている。そして、英国留学生の世話役になっていたヒュー・マセソンは、イングランド長老教会の海外宣教委員会の委員長を1867年から1898年までの30年以上の長きにわたって努め、宣教師の人選、現地の活動状況に応じた資金の配分などに大きな権限を持っていた。つまり、ビジネスマンと宗教家のふたつの顔を持っていたことになる。そして、スコットランドの「ケルト辺境(Celtic fringe)」の出身者としてのケルト民族であったことにも注目しておきたい。駒込の「中心―周縁」構造を借りれば、イングランド出身の英国国教会徒が当時の英国の「中心」に位置している中にあって、その「周縁」にいたスコットランド系のヒュー・マセソンとグラバーは、英国の「中心」へと駆け上がる野心から、日本を「自らの周縁」にするために「周縁」としての薩長と手を組みながら「中心」である幕府を崩壊させたことになる。グラバーは、明治維新の成功が長崎貿易の縮小をもたらし経営が悪化、倒産に至る。しかし、高島炭坑の支配人、三菱が高島炭坑を買い取ってからの渉外担当顧問として、岩崎彌太郎、彌之助、久彌に仕え、キリンビールの基になったジャパン・ブルワリー・カンパニーの経営にも携わりながら、1911年12月16日、「周縁」の地の歴史に名を刻みながら麻布富士見町の自邸で息を引き取った。多数のグラバー関連文書が見落としてきた重要な事実をここで指摘していきたい。グラバーとは対照的にヒュー・マセソンは英国の「中心」を率いるエスタブリッシュメントとして、1873年3月に鉱山採石最大手と知られるリオ・ティント(リオ・ティント・ジンク、RTZ)を設立し、1898年まで会長を務めた。設立に関わった金融業者、事業家による国際コンソーシアムの中にはロスチャイルド家の名前もあった。さらにロスチャイルド家は1887年から89年にかけてリオ・チィントの大株主となり、経営に大きな発言力を持つようになる。左手のアヘンを兵器に持ち替え、「左手に兵器、右手に聖書」となったグラバー商会やジャーディン・マセソン商会は、密航という手段を用いてまで、「周縁」の若き担い手達を留学生として「中心」に招き入れることで、人的交流を深めながら「周縁」との関係を強化しつつビジネスにつなげていった。この手法は、ヒュー・マセソンやロスチャイルド家によって英国の「中心」に取り込まれ、ハード・パワー一辺倒の戦略から「ソフト・パワーを組み入れたハード・パワー戦略」へと転換させていくのである。■ソフト・パワーの「永遠の輝き」英国の「ソフト・パワーを組み入れたハード・パワー戦略」を最も象徴するのが、ローズ奨学生制度である。ローズ奨学生制度は、英植民地政治家として知られたセシル・ローズがロスチャイルド家の支援を受けて南アフリカで1888年に興した世界最大のダイヤモンド生産・販売会社であるデ・ビアスなどの財産をもとに1903年に創設された。大英帝国繁栄のシンボルであったビクトリア女王の死去(1901年)、そしてボーア戦争(1899-1902年)では予想外の苦戦を強いられ、国際的な正統性を失い孤立を深めていく。エドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を引き合いに大英帝国の衰退と没落が語られ、自信喪失感が漂い始める。彼らの目には1904年から翌年にかけての日露戦争で勝利した日本人が、愛国心に富み、ロシアに対し一丸となって戦うモラル高き民族に見えた。ハード・パワーの限界に直面した英国にあって、ソフト・パワー強化のためにローズ奨学生制度が生まれ、1907年には日本の武士道に影響を受けてボーイスカウト運動が始められる。ボーイスカウト運動を提起したベーデンーパウエル卿もセシル・ローズの土地を意味するローデシアや南アフリカで前線部隊総司令官などを務めており、初期段階の次世代の兵士を育てるための青少年への軍事訓練としてのボーイスカウト運動は瞬く間に世界へと拡がっていく。およそ100年を経て、新たな「中心」となっているにも関わらず、英国の影響を強く受けたローズ奨学生政権が誕生した。クリントン前大統領を筆頭にウールジーCIA長官、タルボット国務副長官、ステファノポロス大統領補佐官、ライシュ労働長官など、いずれもローズ奨学生だったのである。このローズ奨学生政権を僅差で破って誕生したブッシュ政権は、再選をかけた戦いを聖戦と位置付け、両政党にまたがる国際派エリートを自負する東部エスタブリッシュメントを見事なまでに叩きのめし、名実ともに「周縁」が「中心」へと躍進した。軍産インナー・サークルとキリスト教右派・ユダヤ教右派連合に支えられたはブッシュ政権は、「左手に兵器、右手に聖書」の強力な陣営を率いて、現代版十字軍遠征に進軍していくのである。ローズ奨学生であったミスター・ソフト・パワーことジョセフ・ナイは、ハード・パワーを過信するブッシュ政権に警告を発し、巷ではボーア戦争とイラク戦争を重ね合わせながら、今再びギボンの『ローマ帝国衰亡史』が注目を集め始めている。若きクリントンにローズ奨学生になることを勧めたのは、自らもローズ奨学生として英オックスフォード大学に学んだJ・ウィリアム・フルブライトである。このフルブライトが上院議員時代に広島、長崎への原爆投下にショックを受け、「世界の平和を達成するためには人物の交流が最も有効である。」との願いから1946年に創設したのがフルブライト交流計画である。このフルブライトの奨学金でこれまでに米国に留学したフルブライターと呼ばれる日本人同窓生は約5900名にのぼり、官界、法曹界、金融界、財界、学界、ジャーナリズム、芸術分野で戦後の日本を支え、数多くのビッグ・リンカーを生み出す国際派エリート人脈を作り上げている。しかし、本来リベラルであるはずの彼らは、フルブライトの平和への願い虚しく、イラク戦争をも受け入れた。100年後のモラル高き民族は、西洋近代文明の改宗者から熱心な宣教者へと見事に変貌を遂げ、ハリウッドから届けられたスクリーンの中だけの「ラスト・サムライ」を呆然と眺めていた。そして、米国と並ぶ世界的なダイヤモンドジュエリー市場となり、給料3カ月分神話に支えられて今なお「永遠の輝き」で人々を魅きつけている。これが「ソフト・パワーを組み入れたハード・パワー戦略」の威力である。 http://www.yorozubp.com/0411/041117.htm※ 本日は以上です。以下にビル・トッテンのコラムを転載します。米との惜別を決意せよH16/11/18アメリカの大統領にブッシュが再選された。そのことについて、書きたいことはたくさんあるのだが、今回はブッシュがおこなった減税政策について取り上げる。 「融資」でなく「貢ぎ」米財務省が十月に発表した二〇〇四会計年度の財政赤字額は四千百二十五億五千三百万ドルと、二年連続で過去最大を更新した。また世界貿易機関は、アメリカの二〇〇三年の貿易赤字が五千二百億ドルを超えたと発表している。これらの数字は日本政府があがめ、追随しているアメリカという国がとんでもない借金地獄に陥っていることを示している。それに対して、日本政府は外貨準備高として九月末で約八千三百億ドルを保有している。以前から私は、日本政府が外貨準備高で米国債を購入していることは「融資」ではなく「貢ぎもの」だと主張してきた。たとえば一ドル一八〇円の時代に購入した米国債が償還時に一二〇円になれば、アメリカは三分の二だけを償還すればよく、三分の一は日本の納税者の負担となる。これは日本が長年にわたってアメリカの植民地としての役割を担っていること示す一つの例である。日本は独立国だと反論するだろうが、植民地は、宗主国に対して天然資源供給地となる、宗主国がその領土の一部を所有している、植民地の軍隊は宗主国が指揮する、植民地の税金は宗主国の意のままである、といった特徴がある。日本は確かに表向きには主権国家だが資源の代わりに資金を供給し、米軍基地をおき、自衛隊はアメリカの指示でイラクへ派遣されていることをみれば、日本が「植民地」状態にあることは明白で、小泉は総督として手腕を発揮しているといえる。しかし、宗主国が借金で破たん寸前にあることを総督は理解しているのだろうか。借金国アメリカアメリカの財政赤字はレーガン政権時代、ごく少数の金持ちの所得税を70%から38%に減税することから始まった。ふれこみはこれによって投資が活発になり、経済が活性化されるというものだったが現実は反対だった。アメリカは不況におちいり、財政赤字が膨らみ、大統領に就任した一九八一年に九千九百五十億ドルだった債務は十二年後には四兆ドルにも増大した。次のクリントンが金持ちに増税して労働者層を減税し、アメリカには史上最長の好景気がおとずれた。米政府は財政黒字となって借金を返し始めたが、再びブッシュ大統領になるとレーガン政権のやり方にもどり大金持ち優遇が始まった。そして再び財政赤字が累積したのである。今回のブッシュ再選で小泉総督は胸をなでおろした心境であろうが、しかしこれはアメリカの赤字がこれからも増え続けることを意味している。※ 続きは以下でどうぞ。 http://www.nnn.co.jp/essay/tisin/tisin0411.html#18
2004年11月18日
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取り急ぎ、1件だけ転載します。文字数が多いので2日(17日・18日)に分けて転載します。以下に転載するのは、「グラバー商会」や「ジャーディン・マセソン商会」、「ロスチャイルド」、「薩長」等について書かれた園田義明さんのコラムです。これに関連する日記は、08月22日、10月28日、11月07日になります。ビッグ・リンカー達の宴2-最新日本政財界地図(19)2004年11月17日(水) 萬晩通信員 園田 義明 ■森有礼の英国留学 森有礼がスウェーデンボルグ主義の教団のカリスマ的指導者であったトーマス・レイク・ハリスに出会たのは英国留学中のことである。森は新渡戸稲造や内村鑑三と並んで日本におけるキリスト教の受容に大きな影響を残し、この人脈が後に新渡戸らの人脈と合流していくのである。 森の英国留学は薩英戦争(1863年)以後、開国の立場に転じた薩摩藩が密航の形で送り出したもので、1865年4月に森を含めた薩藩留学生15人と五代友厚や寺島宗則ら4人の外交使節が海を渡った。海外渡航は当時国禁であったため、留学生らは藩からそれぞれ変名を与えられ、羽島浦(串木野郊外)から旅立つことになる。 留学生達を乗せた「オースタライエン号(オーストラリアン号)」はグラバー商会所有の船であった。そして、一行をロンドンで出迎えたのもジェイムズ・グラバーとグラバー商会のライル・ホームである。この二人は留学生達の教育プランの作成や生活面の支援など、広範囲に渡って世話をすることになる。ジェイムズ・グラバーはグラバー商会のトーマス・ブレイク・グラバーの兄にあたり、実質薩摩藩による英国派遣を支援したのはスコットランド生まれのトーマス・ブレイク・グラバー率いるグラバー商会であった。 1863年9月の生麦事件の報復として英国艦隊が鹿児島湾に侵入、そして薩英戦争が始まった時、五代友厚は寺島宗則とともに指揮していた蒸気船三隻を拿捕され、船を焼却された上、捕虜になっている。その失態を怒った同藩士から命を狙われるが、その時に五代をかくまったのがトーマス・ブレイク・グラバーであり、この時から五代とグラバーとの密接な関係が築かれ、この人脈から英国派遣が実現したのである。 グラバー商会は、資金の大部分をオランダ貿易会社とジャーディン・マセソン商会に依存していたが、薩摩留学生の学資もジャーディン・マセソン商会(香港)の信用状にもとづいて、マセソン商会(ロンドン)が薩摩藩の手形を割り引く形で前貸ししていた。従って、実質的な薩摩留学生の支援者はジャーディン・マセソン・グループであった。 留学生活の準備に追われている時に、ライル・ホームが3人の長州人に出会ったとの情報がもたらされ、1865年7月2日に薩長留学生達が英国の地で出会うことになる。 ■英国で出会う薩長密航留学生 この3人とは野村弥吉(井上勝)、遠藤謹助、山尾庸三であり、1863年5月に同じく密航の形で日本を出発していた。当初は志道聞多(井上馨)、伊藤俊輔(博文)を含めた5名であったが、聞多と俊輔の2名は、実際に海外に出て攘夷の無謀を痛感し、タイムズ記事で長州と英米仏蘭との間で戦争が始まるとの情報が入ったことから、留学を放棄し1864年4月にロンドンを発ち、戦争を中止させるべく奔走していたのである。 英国では後に長州藩から密航した5人の若者を「長州ファイブ」と呼び、彼らもまた明治維新の原動力となった。 この長州留学生はジャーディン・マセソン商会(横浜、英一番館)のウィリアム・ケズウィックや英国領事ジェイムス・ガワーの協力を得て、ジャーディン商会所有のチェルスウィック号で上海に渡り、ロンドン行きの貨物船ペガサス号とホワイト・アッダー号に分乗しながらロンドンに到着している。 そして、英国留学中の世話役になったのは、ジャーディン・マセソン商会の創業者の一人であるジェームス・マセソンの甥にあたり、マセソン商会(ロンドン)の社長を長く務めたヒュー・マセソンであった。 このヒュー・マセソンの紹介で、長州留学生はロンドン大学ユニバーシティー・カレッジのアレキサンダー・ウィリアム・ウィリアムソン博士と出会う。ウィリアムソン博士は、ユニバーシティー・カレッジの化学教授を務めながら、英国学士院会員、ロンドン化学協会会長などの要職に就いており、偏見にとらわれない世界主義的見解の持ち主であった。また、思想的には、ジョン・S・ミルの功利主義やオーギュスト・コントの実証哲学の信奉者として知られていた。 長州留学生5人はウィリアムソン博士がいるユニバーシティー・カレッジに学びながら、揃ってイングランド銀行を見学するなど最先端の知識を吸収していった。 伊藤博文、井上馨のその後の名声は語るまでもないが、井上勝は初代鉄道局長官として日本の鉄道の発展に寄与し、山尾庸三は工部大臣として活躍、遠藤謹助は洋式の新貨幣を鋳造して現在の造幣局のもとをつくった。 薩長連合の成立は1866年1月、それより先の1865年7月に遙か彼方英国の地で後の日本を背負う薩長の若き密航留学生達が出会い、留学生サークルも誕生し、親密な交流が始まっていたのである。 ■留学生を送り込んだ幕末・維新期のビッグ・リンカー まず、薩長の留学生を密航させたグラバー商会とジャーディン・マセソン商会に関わる人物のビッグ・リンカーとしての側面を見ていきたい。 密航留学生などを通じて薩摩・長州両藩との人脈を築いたトーマス・ブレイク・グラバーは、欧米列強に対抗すべく軍備強化に乗り出していく幕末・維新期の日本にあって武器商人として華々しい活躍を成し遂げる。少し長くなるが、すでに両書とも入手困難になっているため、杉山伸也の『明治維新とイギリス商人』(岩波新書)や石井寛治の『近代日本とイギリス資本』(東京大学出版会)のグラバー商会とジャーディン・マセソン商会の艦船・武器の取引内容を紹介しておく。 幕府は1862年7月に外国艦船の購入を許可すると、幕府や各藩は競って契約に乗り出し、日本は格好の外国艦船マーケットとなった。こうした中でグラバーはジャーディン・マセソン商会から委託されて、鉄製蒸気スクリュー船カーセッジ号(12万ドル)を幕府経由で佐賀藩に売却した1864年10月を契機に本格的な艦船取引に乗り出していく。 艦船取引は利潤も大きく、このカーセッジ号についても販売価格12万ドルに対して簿価は4万ドルとなっており、この取引だけでジャーディン・マセソン商会は5万8000ドルの純益をあげている。 グラバーはこの艦船取引に際して下の三つの方法をとっている。 グラバーが蒸気船や帆船を見込みで買いつけ、商会用にすでに運航させている船舶を売却する。 グラバーが、ジャーディン・マセソン商会やデント商会などの販売希望者、あるいは幕府や諸藩など購入希望者からの委託をうけて適当な購入先や船舶をさがし、仲介・斡旋の手数料をとって販売する。 幕府や諸藩からの依頼によって艦船の建造の仲介をする。 この中で特に(2)の場合、利潤はジャーディン・マセソン商会とグラバー商会の間で折半されることになっていたが、仲介者への手数料などの経費は予定価格に上乗せして販売されていた。 留学生達が英国で学んでいた頃、すなわち1864年から68年の5年間にグラバーないしはグラバー商会の名前で販売された艦船は24隻、価額にして168万ドルに及ぶ。これは、同時期に長崎で売却された艦船の約30%、価額にして36%にあたる。そして、この売却先は薩摩藩が最も多い6隻、ついで熊本藩の4隻、幕府、佐賀藩、そして長州藩の各3隻となっている。しかし、薩摩藩6隻の内のユニオン号(桜島丸、後に乙丑丸)は土佐藩士である上杉宗次郎(近藤長次郎)が仲介して長州藩が薩摩藩名義で購入した船であり、実際には薩摩藩5隻、長州4隻となる。 グラバーはこうした艦船の売却以外に、各藩の依頼によって英国での船舶建造も仲介していた。この建艦は、グラバーの長兄であるチャールズ、そして薩摩留学生達をロンドンで出迎えたジェイムズらがアバディーンで設立した船舶保険会社、グラバー・ブラザーズ社を通じて行われている。 最初に建造された艦船はサツマ号で1964年に建造されている。薩摩藩が発注したのは『薩摩海軍史』では1865年となっていることから、発注前に建造されていることになる。このサツマ号は不運にも日本への回航の途中に破船しているが、薩摩留学生が密かに旅立ったのが1865年4月だったことを考えれば、この建造費用の処理などをめぐる話し合いが五代友厚立ち会いのもとで密かに英国で行われていた可能性が高い。薩摩藩は留学生とともに英国に渡る五代に対して小銃、弾薬、紡績機械の買い付けに当たらせていたのである。 グラバー・ブラザーズ社が手掛けた日本向け建造船舶はサツマ号を含めて7隻あるが、この内の鳳翔丸と雲揚丸の二隻が長州藩発注となっている。 グラバーはこの艦船取引の他に、小銃や大砲などの武器や弾薬類のビジネスも手掛けており、1866年1月から7月と1867年に長崎で売りわたされた小銃の合計3万3875挺の38%にあたる1万2825挺を扱っていた。 中でも有名なのが長州藩との取引である。幕末の長州藩は幕府の敵で、長崎では武器の購入ができない。そこで、1865年、土佐の坂本龍馬や中岡慎太郎らは薩長和解のために亀山社中を使って薩摩藩の名義でグラバーから武器を購入して長州藩に譲り渡す仲介をし、7月には長州藩は薩摩藩士になりすました英国留学組の伊藤博文と井上馨を長崎に派遣した。この時の取引でミニェー銃4300挺、ゲベール銃3000挺を9万2400両で購入した。 この亀山社中が斡旋した艦船取引もある。土佐藩士である上杉宗次郎(近藤長次郎)が仲介して薩摩藩名義で購入したユニオン号がこれにあたる。しかし、この仲介は表面化し、上杉宗次郎は盟約違反を同志らに問われ切腹する。長州から得た謝礼金をもとに英国留学に旅立つ目前であった。 また、グラバーは幕府から薩英戦争で鹿児島の街を焼き尽くす最新式のアームストロング砲35門、砲弾700トン、総額18万3847ドルにものぼる大量の注文を受けていた。一部は1867年に長崎に到着していたものの、幕府は瓦解寸前で、新政府側に同砲は渡った。仮に幕府が入手していたら、戊辰の戦いだけでなく、その後の国の行方さえ違っていたかも知れない。 興味深いのは、薩英戦争前に、薩摩藩はこれから戦おうとする英国からアームストロング砲100門をグラバー商会に注文していたことも記録に残っている。しかし、この話を耳にした外務大臣ラッセルが1863年2月20日に販売を禁じる指示を出していた。従って、グラバーの日本での活動はジャーディン・マセソン商会を通じて英国政府に伝えられていたことは間違いない。※ 11月18日の日記へ続きます。
2004年11月17日
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いくつかの報道(記事)によると、パウエル米国務長官の後任は、コンドリーザ・ライス大統領補佐官が就任する見通しのようである。ライス補佐官といえば、「IQ200」のスーパーエリートで華麗なる経歴をお持ちの人物ですね。フォードおよび父ブッシュ大統領の両政権で大統領補佐官を務めたブレント・スコウクロフトがライス補佐官の師匠のひとりだと言われています。まだ(興味深い)情報が少ないのですが、コンドリーザ・ライスの経歴を少し、以下に。1954年11月14日、アラバマ州に生まれる。父トーマス、母バーバラ。15歳でデンバー大学に飛び級入学(音楽)、入学後、専攻を国際政治に変更。1974年、デンバー大学卒(政治学)、このとき19歳。1975年、ノートルダム大学で修士号取得。1981年、デンバー大学で博士号取得。1981年、スタンフォード大学教授。26歳での教授就任は女性最年少。1986年、防衛大学校客員教授。1987年、統合参謀本部顧問。1989年~1991年、国家安全保障会議(NSC)ソ連・東ヨーロッパ担当上級部長。1991年、モアハウス大学から名誉博士号を授与。1992年~1999年、スタンフォード大学総務部長。1994年、アラバマ大学から名誉博士号を授与。1995年、ノートルダム大学から名誉博士号を授与。シェブロン社役員(91年からシェヴロンの役員を務め、重役会では公共政策を担当していた。シェヴロン社にはライスの名を冠したタンカーまである)。チャールズ・シュワブ社役員。ウィリアム・アンド・フローラ・ヒューレット財団理事。ノートルダム大学理事。J・P・モルガン国際諮問委員会理事。2001年1月22日、大統領補佐官(国家安全保障問題担当)。初めての黒人女性。簡単ですが、以上が「IQ200」ライス補佐官の華麗なる経歴です。上を見ると国家安全保障会議(NSC)のメンバーになっていますが、これは父ブッシュ政権のときになりますね。それと上には書かれていませんが93年には、38歳という史上最年少で、スタンフォード大学事務局長(実質ナンバー2)に就任しています。最近では、米フォーブス誌が「全世界で最も影響力のある女性トップ100」を発表しましたが、ライス大統領補佐官はここでなんと第1位に選ばれているのですね。 世界で影響力ある女性トップ100、中国女性4人米フォーブス誌が初めて全世界で最も影響力のある女性トップ100を発表、第2位に中国の呉儀・副首相がランクインした。第1位は米国のライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)。新浪科技が伝えた。(以下略)昨年、ライス大統領補佐官が中東の変革に関する見解をワシントン・ポスト紙に寄稿したことがあるんですが、それを読めば今後のブッシュ政権のイラク(中東)政策が多少でも見えてくるかもしれません。ライスの中東政策と言った方がいいかな。どっちにしろ以下の文章を寄稿した人物が数ヵ月後には米国務長官となる(予定)のですからね。以下に、「IDCJ」の2003年8月11日から転載します。米国のコンドリーザライス大統領補佐官(国家安全保障担当)が中東の変革に関する見解を寄稿 米国のコンドリーザライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は8月7日付けのワシントン・ポスト紙に「中東の変革」(Transforming the Middle East)と題する一文を寄稿し、新生イラクの創設を奇貨として第二次世界大戦後の欧州のように米国を中心とする諸国が協力して中東の民主化等を進めようと提唱している。以下に、同寄稿文の要旨を紹介することとしたい。なお、併せて「パウエル米国務長官が『中東の民主化』政策を表明」(02.12.24更新)、「注目されるブッシュ政権の中東『民主化』構想の行方」(02.12.20更新)をご参照下さい。 まず同補佐官は「第二次世界大戦後、米国は長期的な欧州の変革を約束し、欧州の人々と共に民主主義と繁栄に向け努力し成功した。今日、米国及び友好国、同盟国は世界の別の地域、即ち中東の長期的な変革を約束せねばならない」と呼び掛け、西側諸国が中心となってかつての欧州のように中東も変革しようと訴えている。続けて「中東は22ヶ国を擁し合計3億人の人口を抱えているが、合計のGDPは人口4000万人のスペインよりも小さい。アラブの指導的な知識人が言うように、政治・経済的『自由格差』によって遅れているわけである。希望のないことが、憎悪のイデオロギーの土壌となっており、(中略)地域の不安定と米国の安全への脅威を生んでいる。我々の成すべきことは、民主主義、忍耐、繁栄、自由を求める中東の人々と共に努力することである」として、政治・経済面での自由化を通じた中東社会の改革の必要性を提示している。さらに同補佐官は「米国と連合諸国はフセイン政権が米国と世界の安全に脅威であったから、イラク戦争を行った。(中略)今日、脅威は去った。現在、中東及び世界の安全を強化する好機である。我々は既にイスラエル国民とパレスチナの人々の中に新しい約束の兆候を見つけつつある。(中略)フセイン政権の終焉はまた中東で進行しつつある動きを強化している。アラブの知識人達は各国政府に自由格差の是正を求めている。中東の指導者達は、国内改革、一層の政治参加・経済開放・自由貿易を含む新アラブ憲章に言及している。米国はこうした動きを支持し、中東の友好国、同盟国とこれらをさらに促進して行く(後略)」と力強く宣言し、中東の主に親米諸国に今こそ改革を推進する時と決断を迫っている。さらに同補佐官は「中東の変革は容易でなく時間がかかる。その実現には、米国、欧州、全ての自由主義国家及び西側と考えを共有し人間の自由の力を信じる中東諸国の全面的な協力が必要である。(中略)ブッシュ大統領は、中東の人々に機会の拡大循環を提供するために中東パートナーシップ・イニシアティブの推進や米国・中東自由貿易地帯の創設を開始している」と述べ、自由という価値観を共有する世界の諸国が一致団結して中東の変革に臨むべきであると訴えている。最後に同補佐官は「中東には巨大な潜在性がある。中東は三大信仰の生まれた地域であり、古代の学問・進歩の中心地であった。また中東は能力のある人々で溢れている」「米国は中東の人々がその潜在能力を完全に生かすのを支援することを決意している。米国は、中東の人々に一層の自由と機会がもたらされると共に、米国及び世界の人々に一層の安全がもたらされるように、行動する」と結び、潜在性を有する中東の力を最大限に引きだすためにも、米国は中東の変革に取り組んで行くとの決意を表明している。ブッシュ大統領の戦闘終結宣言から4ヶ月以上が経過したにも関わらず、肝心のイラクでは連日のように米軍に対する襲撃事件が発生している。またコンドリーザライス大統領補佐官(国家安全保障担当)が寄稿文で訴えたような中東の変革を、中東の各国や欧州が望ましいものとしてそのまま受け入れるような機運にも必ずしもなってはいない。果たして、ブッシュ政権がかねてから標榜している中東の変革が成功するのか否か、2004年の大統領選挙にも影響するだけに、その行方が注目される。(エネルギー・環境室長/主任研究員 畑中美樹<はたなか・よしき>) http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei030811_2.htm※ ついでなんで、「平和な明日を求める9.11遺族の会」とライス大統領補佐官との往復書簡、と題するものがあるので、リンクだけ紹介しておきます。1.イラクについての大統領への手紙(9月23日)2.コンドリーザ・ライスからの返信(10月3日)3.コンドリーザ・ライスへの手紙(11月18日)……以上のようになっていて、これを転載すると文字数が足らないと思うので、リンクだけ以下に。「平和な明日を求める9.11遺族の会」とライス大統領補佐官との往復書簡 http://terasima.gooside.com/peacefultomorrowso31002letter.htmlそれともうひとつ。以下の「rense.com」によると、「コンドリーザ・ライス米国家安全保障担当官が911当日には飛行機には乗らないようにと警告を発していた」…“預言者ライス”とのことです。これが「事実」ならですが、興味深いことだと思っています。Condoleeza Rice Warned Willie Brown Not To Fly On 911 http://www.rense.com/general50/wwse.htmライス国家安全保障担当官が911当日には飛行機には乗らないようにと警告を発していた! http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/259.html※ 『戦争はなぜ必要か』…著者:トマス・P.M.バーネットそれと、この話題の本が発売されたらしいので本屋に行ってきたんですが、買わずに少し立ち読みして帰ってきました。というのも、『解説 現代に求められる「大戦略」(村田晃嗣・同志社大学助教授)』となっていたので、私は最近人気?の村田氏に興味があったのです。村田氏の議論は、内容に共感するかは置いといて、注目するに値すると思っているからです。……ある意味、胡散臭いという意味も込めて言ってるんですけど(笑)この人、これからもっと注目されて発言する機会が多くなるんじゃないかな。で、本屋でこの本を見つけたので買う前にパラパラっとめくってみたら、村田氏の「解説」とされる部分が2~3ページしかないじゃありませんか。全部その場で読んでしまいましたよ(笑)……ということで、私は買いませんでした。本日は以上です。以下に『戦争はなぜ必要か』のレビューを Amazon から転載しておきます。出版社/著者からの内容紹介戦争は“文明の衝突”を、むしろ回避させる! 敵はイスラムではなく“断絶”――世界が二つに分断され、それが人類に不幸と危険をもたらしている今、真に戦うべき相手は“断絶”をさらに深めようとする一団だ。全米No.1ストラテジストによるこの革命的な地政戦略の書が、21世紀の戦争と平和のルールを克明に描く。 著者についてトマス・バーネット Thomas P. M. Barnett アメリカ海軍大学教授、上級戦略研究者。2001年10月から2003年6月まで、米国防総省内部部局の軍変革室で戦略計画補佐官を務めた。それ以前には、「ニュー・ルール・セット・プロジェクト」(ウォール・ストリートの証券会社、カンター・フィッツジェラルドとの共同研究)、「西暦2000年国際安全保障問題プロジェクト」などにディレクターとして参加している。2002年12月号の『エスクァイア』誌は、バーネットを「最も有能で聡明な」戦略家として紹介。翌年3月号の同誌に掲載された、本書の基盤となる論文「ペンタゴンの新しい地図」は、各方面で賛否両論の激しい反響を巻き起こした。ハーバード大学Ph.D.(政治科学)。ロードアイランド州ポーツマスに住む。抜粋ゴールは戦争をはるかに超えた先にあり、イラクでの軍事的勝利さえ些事に見えるほどである。それは、システムをわずかに動揺させただけなのだ。イラク戦争での勝利を価値あるものにするのは、戦争以外のあらゆるもののみである。そうでなければ、我が国は戦争のためだけに戦争を起こした罪に問われてしまう。相互に連結した世界において、戦争という文脈でしか語れない戦争は血と財の無駄遣いでしかない。(第五章「新しい秩序構築のための指針」より)
2004年11月16日
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紀宮の婚約内定という報道が14日から各紙で行なわれたが、これはフライングだったのではないかと考えてみる。宮内庁は婚約の正式発表を12月後半という予定を立てており、宮内庁も婚約者の黒田慶樹さんも、発言を控えている。……ということは、マスコミの報道が予期せぬフライングだった可能性が高い。…と、考えられる。私が見ていた記事では朝日の記事が先頭をきったように見えたが、マスコミはこの報道によって何を隠したのだろうか。つまりここでは、この日にフライングすることによって、この件に注目させ、代わりに何か別の報道を隠したのではないかという疑問になる。……さて、それはいったいなんだったのだろうか。婚約を破棄されたら笑えるのだが(笑)※ 参考朝日新聞がカモフラージュ目的で紀宮さま婚約報道 http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog20041115.html宮内庁次長、紀宮さま婚約内定認める 経緯説明などせず 宮内庁の羽毛田次長は記者会見で、紀宮さまの婚約内定を事実上認めながらも、正式発表が12月後半にずれ込む見通しとなったため、2人の婚約内定に至る詳しい経緯の説明などは控えた。 また、発表前に報道されたことを「不本意で残念なこと」としつつ、今後の黒田さんや家族への取材の配慮を要請した。両陛下の感想などについても「まだ、正式発表ではなく、言うべきではない」と語った。 (11/14 19:05) http://www.asahi.com/national/update/1114/012.html ---------------------------------------------紀宮さまとの連絡「それ相応の通信手段で」黒田さん会見 http://www.asahi.com/national/update/1114/011.html※ アラファトに関する記事を、「極東ブログ」と「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」から転載します。スーハ・アラファトスーハ・アラファト、41歳。パレスチナ自治政府議長ヤセル・アラファトの妻。夫のヤセル・アラファトは75歳だから、歳の差は34歳。(略)ヤセル・アラファトとスーハが結婚したのは1990年。当時、妻スーハは28歳になったばかり。アラファトは62歳。(略)スーハ夫人の結婚前の名前はスーハ・タヴィル(Suha Tawil)。エルサレムで生まれたがユダヤ人ではない。カトリック教徒だ。家庭も裕福だった。ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ナブルスで育ち、後同じくヨルダン川西岸ラマラに移る。カトリック修道院の学校で初等教育を受けたのちフランスのソルボンヌ大学に留学。つまり母語はフランス語であり、なによりその金髪の相貌からは、この人フランス人なんだと思われてもしかたがない。父親はオックスフォード大学卒の銀行家とのことだが一応影は薄い。母親ルエモンダ・タヴィル(Reemonda Tawil)はパレスチナ問題で知名度の高いジャーナリストである。(略)スーハがアラファトと知り合うきっかけもこの過激な母の紹介による。というか、娘を押し付けた感もある。アラファトがイスラエルによるレバノン侵攻によってチュニジアに亡命中、スーハは母を真似てかジャーナリストを自称しアラフォトに接近。61歳生涯独身のはずのアラファトは即ぞっこんとなっり、娘さんをパレスチナ解放機構(PLO)のスタッフとして雇い入れた。よくある公私混同である。結婚は極秘だった。そりゃねである。結婚にあたり、スーハはキリスト教徒(カトリック教徒)からイスラム教徒に改宗した。イスラム教に改宗する際、女性はそれほど痛くないのだが、男性の場合は割礼が待っている。先日テロリストシンパ扱いされたキャット・スチーブンスことイスファ・イスラムも痛かったのではないだろうか。もっとも、スーハの改宗は形式的にすぎず、パリでの生活では教会のミサにも通っている。BBCがイギリス人らしい皮肉を"Profile: Suha Arafat "(参照)で言っている。【試訳】ある調査によると、スーハの住んでいる高級マンションは、ローマ教皇とイエス・キリスト、そして銃を手にした若きアラファトの肖像画で飾られているという。アラファトは若い女と結婚したというだけではなかった。結婚当時62歳とはいえ、さすがに純潔の生涯、貯めに貯めていたのか、濃いというべきか、5年後の1995年、娘が生まれた。このとき、妻32歳、夫66歳。出産はパリの病院だった。というのも、スーハは「ガザみたいに衛生状態が悪いところで子供を産むのはいやぁ」とかましてくれたのだった。(略)パリで生まれたアラファトの娘の名前はザフワ(Zahwa)、アラビア語で「喜び」という意味らしい。なるほど「喜び」かである。誕生の際、娘はカトリックの秘蹟を授かっている。(略) http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/11/suha_arafat.htmlアラファトが「オスロ合意」以後、国際社会から集めた金は55億ドルスイス銀行は隠匿口座の存在を否定したが、40億ドルが行方不明だ前にも書いたようにアラブ社会では、アラファトの死後、政治的安定がパレスチナにやってくるか、どうか、よりもアラファトのカネの行方に関心がある。独裁者は銀行口座をついに夫人にも明かさなかったのだ。英紙「ガーディアン」(11月13日付け)はこう書いた。「アラファトは異教徒で裕福な銀行家の娘と婚姻関係を結んだ事実を18ヶ月にわたって隠した。スーハ夫人は(イスラムに改宗したものの)95年以来パリの豪邸にくらしており、その贅沢ぶり、はちゃめちゃな買い物ぶりに多くのパレスチナ人が怒りをもった。死の直前に彼女が病院を訪問したとき、カネの秘密をコントロールしにやって来たと考えた。」事実とすれば、アラファトはパレスチナの民衆からも、心から尊敬されていなかったのではないのか。多くの西側の新聞も「アラファトの権力の秘密はカネの力だった」と容赦ない批判を浴びせている。英雄と美化しているのは日本のメディアだけではないだろうか。前掲「ガーディアン」が続ける。「スーハ夫人には毎月10萬ドルが送金されていたが、昨年、フランス当局は彼女にマネー・ロンダリングの疑いを掛けた。フランスの検事当局が問題としたのは、スイスから彼女の二つの口座に2002年七月から03年七月にかけて送金された1140萬ドルについてである。」嘗て米紙『フォーブス』は、アラファトは世界で六番目の富豪、その個人資産は三億ドルと報じたことがある。1979年以来、アラブ諸国がPLOに寄付した金額は年額2億5000萬ドル。ほかにサダム・フセインがアラファトに個人的にあたえた額が1億5000萬ドルだろう、と情報筋が言う。「そればかりかアラファトが経営した企業やパレスチナ住民からの税収が1995年から2002年まででも九億ドルあるうえ、これらは皮肉なことにテルアビブのレウミ銀行で管理されていた」(敵の銀行が一番安心というわけ?)。12日付けAPによれば「真っ先に疑惑の目が向けられたスイスではミッシェレン・カーミー・レイ外務大臣が記者会見をわざわざ開き、『該当する口座を発見できなかった』とした」。エルサレム・ポスト紙(11月11日付け)は、「アラファトは多くの口座に分散した資金の秘密を、死後の世界へ運んだ。これはパレスチナ民衆にとっての悲劇であり、およそ60億ドルという見積もりもある」。現金を銀行に預けるだけではなく航空会社、バナナ栽培、ハイテク企業の経営および株式投資に振り向けられ、その複雑な財産運用の秘密をすべて知悉した側近は居ない。砂漠の民は誰も信じない、と昔から言われたが、まさにアラブの格言通り、独裁者は誰も信用していなかったのだ。 http://www.melma.com/mag/06/m00045206/ http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/897.html※ 1件だけ、ちょい気になった記事を転載しときます。「大物ボス」逮捕となっていますが、記事を信じるなら、たかだか毎月3000万円の外国人を逮捕したくらいで……と言っておきましょう。どこが「大物」やねん。日本人の「大物ボス」が逮捕されたことってあったのか、といいたい。日本の組織にメスを入れてみろや、とも言いたいのであります。もっとも、つるんでりゃ無理だけどね(笑)“恐怖の帝王”イラン人の麻薬密売ボスを逮捕約2年前まで1000人の薬物密売人を配下に従え、毎月3000万円を超える違法収益を上げていたとされるイラン人薬物密売組織の「大物ボス」が、警視庁に大麻取締法違反の現行犯で逮捕されていたことが、15日わかった。不法滞在の同国人を密売人に仕立て上げ、命令に従わなければ短刀で体を切り付けるなど、恐怖支配で組織を締め付けていたといい、密売人からは「ソルターン・バフシャット」(恐怖の帝王)と恐れられていた。男の名は、マフムード・キャドホダイ被告(40)。先月4日、ネパールから東京都大田区内のイラン料理店に国際郵便で送られてきた大麻樹脂2キロを引き取りに来たところを、張り込み中の捜査員に取り押さえられた。大麻樹脂は、290本のカセットテープの中に隠され、ダンボール箱に詰められていた。組織のキーマンとして、同被告が浮上したのは2000年ごろ。警視庁が、六本木や渋谷などの繁華街で覚せい剤やMDMA(合成麻薬)などを密売した疑いで逮捕したイラン人らが、薬物の卸元として名前を挙げたのが同被告だった。キャドホダイ被告はロス五輪(1984年)にイラン代表で出場したこともある元レスリング選手。これまでの調べによると、1990年に初来日して以来、偽造パスポートを使って出入国を繰り返していた。(略)2000―2002年ごろの“最盛期”には、少なくとも6台の携帯電話を駆使して、東京、神奈川、千葉、栃木、愛知などの都県に散らばる1000人以上の密売人に指示を与え、毎月3000万円以上を稼いでいたとみられている。しかし、日本で同被告に苦しめられた密売人たちがイランに帰国後、現地警察に同被告の横暴ぶりを訴え出たため、2002年秋に同被告が母国に帰った際、日本での恐喝、強盗、傷害などの容疑で逮捕された。現地の新聞報道によると、同被告の公判には日本で密売を手伝ったイラン人60人が出廷。「東京のディスコで兄弟を誘拐され、貯金をすべて奪われた」「麻薬の代金を支払わなかったら、耳たぶを切り落とされた」などと証言した。しかし、同被告自身は病気を理由に1度も出廷せず、保釈金50億リアル(約6700万円)を支払って保釈され、その後、国外に逃亡。裁判では、被告不在のまま、懲役10年、むち打ち74回の判決が出され、イラン当局が、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配していた。逃亡中の2002年12月、同被告は、イタリア国籍の他人名義のパスポートを使って、またも日本に密入国し、密売活動を再開していた。大麻所持の現行犯で逮捕された同被告は、すでに起訴されているが、いまだに黙秘を貫いているという。しかし、大物ボスが逮捕され、関係資料が押収されたことで、警視庁では、これまで未解明だった外国人による薬物密売組織の実態解明につながると期待している。(読売新聞) - 11月15日14時48分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041115-00000406-yom-soci
2004年11月15日
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アラファト議長死去、だそうで。IMFの推定によれば、議長の財産は42億ドルで世界第9位だということです。凄い金額ですねえ。アラファト議長は、どうやってこれだけの財産を築いたのか。そして、パレスチナ人はこのことを知っているのか。これって「議長の財産」とはなっているけど、PLOの資産も含まれているのかな?というのも、以下の毎日の記事によると、アラファト議長は質素な生活を送るが、外国からの資金援助などを議長名義の個人口座に蓄え、その「個人資産」は約3億ドル(330億円)=米フォーブス誌=に上るとの指摘もある。地元メディアによると、02年7月から昨年7月までにスーハ夫人の銀行口座にスイスから振り込まれた金額は900万ユーロ(約12億4000万円)に及ぶという。毎日新聞 2004年11月10日 20時47分 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20041111k0000m030071000c.html「個人資産」は約3億ドル、ってなってるんだよね。ま、これはいいか。どっちにしても“黒いカネ”という印象だ。パレスチナが法治国家なら、この財産は、スーハ夫人(9歳の長女もいますが)が相続するはず。そのスーハ夫人はというと、娘とパリで優雅な日々を送っている。スーハ夫人は1963年、ヨルダン川西岸ナブルス出身の裕福な家庭、銀行員の父、ジャーナリストの母の間に生まれた。90年前後にキリスト教徒からイスラム教徒に改宗、28歳のときに62歳の議長と結婚した。2000年秋の第二次インティファーダ直後にパリに居を移したスーハ夫人は、先月下旬、議長が倒れるまでヨルダン川西岸を訪れなかった。…とのこと。さて、アラファト議長の遺産(財産)は、スーハ夫人と共にパレスチナではなく、パリに“消える”のか。……ここに私の興味があります。この件は、以上です。話が変わりますが、私は読書が好きなのでよく本を買うわけですけど、買ったままで読まずに忘れられている本が可哀想にも沢山あるんです。本を購入する量が私の読書量を上回るわけです。で、買ったまま忘れられ未読だった本の中に 『黒いホワイトハウス』浜田和幸(著)というのがあったんですね。先日、パラパラっとめくっていたら、この中で、ボーンズに触れている部分がありました。なんと、この本の中で浜田氏は、ケリーのことを同性愛者(ホモ)だと書いています。さらに、「スカル・アンド・ボーンズ」は「超エリートのホモ組織」だとまで言っています。まだあります。ケリーもブッシュとはそのような関係だという…とまで書いてある。さらに、史上稀な「ホモ愛人同士」による大統領選挙……こう書いてある。ちょっと素直にそのまま受け入れられないような内容です。…けど、否定も出来ないだろう。浜田氏のソースを知りたいところですね。その部分を転載してみましょうか。203ページから206ページを以下に転載します。ケリー候補の弱腰の秘密(前略)なぜ、ここまでブッシュ大統領の肩を持つのか。そのウラには何か秘策があるのだろうか。それとも、ブッシュ大統領を正面から攻撃できない弱みでも握られているのだろうか。実は、あまり知られていないが、ケリー上院議員はアメリカのホモ集団からは100%の支持率を誇っている。同性愛者の権利を擁護する法案の成立には最も熱心に取り組んできた。「アメリカ大統領選挙史上、最もゲイに理解のある候補」として、「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」「希望のさざ波」などホモ組織からは圧倒的な支援を得ている。選挙対策本部にも「LGBT(レスビアンやゲイなど)担当ディレクター」を置き、ブッシュ陣営との違いを強調しているほど。では、ケリー上院議員も同性愛者なのか。答えはイエスのようだ。世界最大のケチャップ製造メーカーであるハインツの御曹司であったジョン・ハインツ3世上院議員(共和党)の未亡人と子連れ同士で再婚したケリー上院議員。現在のテレサ夫人は1991年にハインツ氏の遺産600億円を引き継いだ大金持ちである。2003年まで、彼女は夫が民主党の上院議員でありながら、彼女自身はれっきとした共和党員であった。また、イスラム教のチャリティ団体への多額の寄付でも知られる。しかし、それ以上に彼女が有名なのは同性愛グループへの全面的な支援者としてであった。それゆえケリー上院議員とはウマが合うはずなのである。エール大学で「スカル・アンド・ボーンズ」と称する超エリートのホモ組織のメンバーであったケリー上院議員。ホモであることを隠すためか、学生時代に知り合ったジュリア・ソーンという女性と若くして結婚し、子どもももうけたが、常識的な家庭観を持つジュリアとは結局うまく行かなかった。その点、同性愛に理解があり、資産家のテレサはケリーにとってまたとない相手である。互いに相手を利用できると判断したうえでの政略結婚の最たるもの。彼女の言うとおり、同性愛者の権利を促進するキャンペーンをブッシュ政権のイラク政策批判よりは明らかに優先しているようだ。さらに見逃せない事実は、ブッシュ大統領もケリー候補と同じエール大学の同性愛組織「スカル・アンド・ボーンズ」のメンバーであることだ。ケリーはブッシュより2歳年上だが、このホモ組織には同期入会の間柄。テネシー州ノックスビルの市長を務めるビクター・アッシュも同期生で、いまだにブッシュ大統領とは同性愛仲間といわれる。実は、ケリー上院議員もブッシュ大統領とはそのような関係だという。これではケリーがなかなかブッシュを正面から攻撃できないわけだ。つまるところ、アメリカでは2004年、史上稀な「ホモ愛人同士」による大統領選挙が展開することになったのである。となると、どちらの候補が勝利しても裏では通じているということか。これではいつまで経ってもケネディ暗殺以来封印されているホワイトハウスの秘密は表に出ないだろう。ホワイトハウスは相変わらず「白いウソ」で塗り固めた塀の向こうにあるということだ。以上です。内容は面白い(笑える)けど、浜田氏はボーンズのことをあまり調べていないようですね。ボーンズが「ホモ組織」なのかどうかは知りませんが、ボーンズとはこんなに単純な組織ではない。…と、私は思ってます。まず、ブッシュとケリーは浜田氏が書くように「同期入会」ではない。ブッシュが1968年入会で、ケリーは1966年の入会であります。これはボーンズを少しでも調べた者には常識なのだ(笑)さらに、「同期生」として登場しているビクター・アッシュという人物、アッシュの入会はブッシュとケリーの間になる1967年なのである。ボーンズのメンバーには毎年たったの15人しかなれないのだから、少し調べればこれくらいのことは解るはずなのに、浜田氏は3人を「同期」だとしている。それとも浜田氏は新たな資料でも手に入れたのだろうか。その可能性は低いと私は見る。浜田氏のミスか、浜田氏の情報ソースが間違えているのだろう…と、思います。以上のことを浜田氏がミスったとしても、ブッシュやケリーが同性愛者であるということを私は否定できないので、これはこれで興味深いと思っています。…想像すると気持ち悪いのですが(笑)浜田和幸氏が書いた本は、以前 「リップルウッドとビルダーバーグ会議」と題した日記と、「ハゲタカが嗤った日」…リップルウッド=新生銀行「隠された真実」と題した日記で取り上げています。興味深い内容になっていると思いますので、未読の人はどうぞ読んでみてくだされ。以下に、浜田氏の『黒いホワイトハウス』の目次を転載しときます。ちなみにこの本は、ボーンズに関する本ではありません。表紙に「今なお消えぬケネディ家の呪い」と書いてあるように、ケネディ家に関する内容がメインとなっています。はじめに序章 「9・11テロ」と「ケネディ暗殺」の共通点 ブッシュ一族とビンラディン一族の腐れ縁 ともに事件発生直後に犯人が判明している不思議 矛盾だらけの「9・11テロ」調査報告書第1章 知られざるJFKの素顔 テレビで断定された真犯人 破棄された最初の検死報告書 逮捕されたフランス人スナイパー 弟ロバートの不可解な行動 ベトナム大統領の暗殺指令 動き出したアメリカマフィア ケネディ神話の隠された恥部 仮面夫婦の実態 ジャクリーンの無意識の復讐第2章 歴代大統領も呪縛するケネディの呪い 涙を誘ったJFKジュニアの敬礼 ジャクリーン再婚の真相 JFKジュニアが雑誌で暴こうとしたこと なぜ父と同じ道を選んだのか 漏れたJFKジュニアの出馬計画 ずば抜けていた飛行機操縦の技能 JFK暗殺とブッシュ一族との関わり 意味深なジョンソン副大統領のウィンク エドワード40年目の告白 父ジョセフ・ケネディとナチスとの裏取引 闇の世界と妥協したエドワード パパ・ブッシュがイラク戦争に反対した理由 イラクをめぐるフランスの老獪外交 沈黙こそが生き延びる手立て第3章 白い伏魔殿の主をめぐる闇 暗殺当日、パパ・ブッシュもダラスにいた ジョンソン犯人説定着で、喜ぶのは誰か 調査報告書の改竄を認めたフォード元大統領 クリントンの中国スキャンダル 告発者への血の制裁 JFKジュニア主宰雑誌の意外なスポンサー ジョンソンからブッシュを結ぶ1本の糸 映画『JFK』の隠された意図 『華氏911』配給から降りたディズニーの思惑 司法省ビルに「ロバート」の名を冠する意味第4章 ケネディ家の呪われたDNA 無類の女好きのDNA フランク・シナトラとJFK ケネディ一族のモンローへの仕打ち モンロー・スパイ説は誰が作ったか 兄弟が恐れた赤い手帳第5章 本当にアメリカを動かしているのは誰だ ケネディ通貨の発行が与えた衝撃 実現しなかったJFKジュニアの2つの公約 ロバートは、なぜジョンソン降ろしを画策したか スキャンダル続きのケネディの孫たち 暗殺当日ダラスにいたことを隠すニクソン ジミー・カーターの正体 クリントンとロックフェラー家との深い関わり ウォーレン委員会メンバーの不審死 シュワルツネッガーもケネディ一族 大統領選挙にも影を落とすケネディの亡霊 CIA長官辞任の真相 ソロスが危惧するアメリカ経済の行方 ケリー候補の弱腰の秘密終章 ケネディ一族 未来への挑戦 幻の『ニューズウィーク』7月26日号 姉キャロラインの確信 未来の大統領候補たち<参考資料>JFKの親族一覧※ 私は読み終えていないので書評を書けませんが『黒いホワイトハウス』の書評を発見したので、それを以下に紹介しておきます。黒いホワイトハウス http://miyajee.e-city.tv/kuroiwhitehouse.html
2004年11月11日
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少し時間ができたので、簡単にですが、日記を書いておく(更新しておく)ことにしました。……といっても転載ですけど(笑)以下に転載するのは、週刊現代9/11号、のようです。以下の転載文章は、10月28日の日記とも関連します。では、以下転載です。■明治維新、日本国憲法制定、自民党結党の陰に秘密結社あり 坂本龍馬はフリーメーソンに操られていた 坂本龍馬。歴史上、最も人気のある英雄と言っても過言でもない人物が世界最大の秘密結社の操り人形にすぎなかった・・・? 秘密結社とは、「謎のベールに包まれた団体」と噂される『フリーメーソン』。その真相は長崎にあった。「とても興味深い!新しい歴史観には信憑性があり、すっかり夢中になってしまいました」(作家・久間十義氏) 一冊の本が大きな話題になっている。明治維新は尊王の志士らが起こした革命だと思われているが、それは表向きの話。実際にはフリーメーソンが操って起こしたクーデターだったというのだ。 話題の本のタイトルは『石の扉 フリーメーソンで読み解く歴史」(加治将一著・新潮社刊)。内容がとにかく凄まじい。明治維新の中核となったのは言わずと知れた薩摩(鹿児島県)と長州(山口県)。なんと、この両雄藩の同盟を仲介して幕末の英雄となった土佐の坂本龍馬は、実はフリーメーソンに動かされた操り人形にすぎず、真の黒幕は長崎在住のフリーメーソンだったというのである。確かに、一介の脱藩浪人だった龍馬が神がかり的偉業を次々と成し遂げたのはいささか不可解ではある。しかし、これが事実なら日本史を大きく揺るがすこととなる。 『石の扉』を紹介する前に、フリーメーソンとは何かをざっと説明しておこう。「世界征服を企む秘密結社」、「ユダヤの陰謀団体」・・・。フリーメーソンには様々な噂やデマがつきまとっている。なかには、「悪魔教のカルト団体」と決めつけている説もある。何かと陰謀と結びつけられるのは、謎のベールに覆われた儀式のせいだろう。例えば「マスター」という階級に上がるための儀式がある。志願者は目隠しをして今までの人生を振り返りながら「ロッジ」と呼ばれる集会場の中を歩き回る。途中で同席した者から剣の先端を突きつけられる。それが終わるとロッジマスターと特別な握手をするという。儀式のことは誰にも口外してはいけない。自身がフリーメーソンであるということを語るのは自由だが他の会員について勝手に公表することは許されない。死後には記録が残り、公表することが許されるという。この極端とも言える閉鎖性が外部には神秘的で、秘密結社的イメージを植え付けているのだろう。 近現代の会員には、初代自民党総裁の鳩山一郎や戦後初の内閣総理大臣になった東久邇稔彦など、錚々たる顔ぶれが並んでいる。もともとは14世紀にイギリスで誕生した石工ギルド(同業組合)が始まり。石工たちは、建物の建設現場に集会所「ロッジ」を作り、技術を伝授。秘伝を漏らさぬよう、厳しい戒律や儀式を定め、内部の結束を固めた。やがて貴族や地主など、石工以外の会員も増える。宗教的対立が高まるなか、組織は宗教の壁を超えて友情を結ぶことを謳う友愛主義の団体へと衣替えしていった。ナチスドイツなどから強引にユダヤ人と結びつけられ、厳しい弾圧を受けてきた背景もある。 日本に最初にやってきたフリーメーソン(以下、メーソンと略す)は、江戸時代後期の長崎オランダ商館長ティチング。その後、日本の開国とともに、次々とメーソンが来日してくる。浦賀に来航したペリー提督も然り。こうして来日したうちの一人が、坂本龍馬を操って明治維新の黒幕になったと『石の扉』は言うのである。世界各国でフリーメーソンの調査を続けてきた著者・加治将一氏が熱弁する。「当時、一介の脱藩浪人に過ぎなかった龍馬が、なぜ幕末期にあれほどの大活躍ができたのか。探っていくと、一人のイギリス商人に行き当たります。それがトーマス・グラバーです。龍馬の業績は、グラバーのバックアップ抜きには考えられません。*明治維新はカネのためだった 龍馬は亀山社中という日本初の商社を長崎に設立している。最初に買い付けたのが7800挺のライフル銃。さらに軍艦ユニオン号を仕入れて長州に売却している。これらの武器・軍艦を龍馬に扱わせたのが、グラバーなのだ。「グラバーが後ろ盾にならない限り、龍馬は資金も武器も調達できるはずがない。龍馬が仲介して成立した薩長同盟の背後にもグラバーの影がある。グラバーがいかに深く維新の志士らとかかわっていたかを示すものに、志士の密航の手助けが挙げられます。長州の伊藤博文、井上馨などの5人を密かに欧州に渡航させたのは、このグラバーです(1863年)。また、その翌々年には薩摩の五代友厚、寺島宗則ら17人を密航させている。その後、実は龍馬も秘密裏に渡欧していた可能性がある。薩長同盟は龍馬の成果ということになっていますが、グラバーはその前に薩長の若者を揃えて密航させており、両藩に大きな影響力を持っていたんです。そのグラバーが龍馬を使って新政府設立のシナリオを描いた・・・」 グラバーの来日は1859年。2年後、長崎にグラバー商会を設立し、東アジア最大の貿易商社ジャーディン・マセソン商会の長崎代理店となった。当時、長崎に輸入された船の3割は、グラバーが扱ったと言われる。ところで、彼が来日したのはわずか21歳のときだ。そんな「若造」が、長崎でたちまち頭角を現し、23歳時点では、ジャーディン・マセソン商会という巨大商社と代理店契約を結んでいる。なぜそんなことが可能だったのか。「グラバーのバックグランドに、フリーメーソンの存在があったからです。メーソンによる強力なサポートがなかったら、グラバーは成功できなかったでしょう」(加治氏) 大阪樟蔭女子大学教授の湯浅愼一氏も、グラバーはメーソン会員だったと断言する。「長崎のグラバー邸から坂を下った所に廃墟があり、その入り口にメーソンのマークが表示されています。グラバーがメーソンの一員だったことを示すものです。当時のグラバー邸には、伊藤博文や坂本龍馬など、明治維新の重要人物が出入りしていた。彼らはそこで、当時としては革命思想にあたるイギリスの議会制民主主義思想を、グラバーから秘密裏に伝授されたのです。龍馬や伊藤博文の斬新な言動は、グラバーから伝授されたメーソン流の近代思想に負うところが大きい」 龍馬とグラバーの関係を、加治氏はこう説明する。「尊王攘夷論が高まっていた時代、幕府の目をごまかすためにもグラバーは表舞台に立てなかった。そんな中、薩長とは無関係に動ける龍馬は、グラバーにとって使うに好都合の人物でした。一方の龍馬も、カネは出してくれるし、プロデュースもしてくれるグラバーは、得難い人物だった。まさに、両者の利害が合致したのです」 では、グラバーの狙いは何だったのか。陰謀史観のノリでいえば「日本支配」ということになるが、加治氏はこう言い切る。「昔のフリーメーソンは、今よりもっとビジネスライクだった。いってみれば商工会議所のような存在です。だからグラバーも、日本へは開港ビジネス目的でやってきた」 討幕運動を側面から支援したグラバー。こうして明治維新が成ったあと、東京に居を移す。「晩年は麻布富士見町8番地に住むが、その邸宅は伊藤博文がグラバーに無償で与えたもの。後の三菱になる土佐商会は、グラバーの弟子である岩崎や太郎らが始めましたが、グラバーはその顧問でした。三菱に資本主義を手ほどきしたのも、三菱造船のドッグを造ったのもグラバーです。三菱は明治政府から丸の内の16万平米もの土地をタダ同然で払い下げてもらっていますが、これも伊藤とグラバーの存在があって実現したことです。明治維新は、まさにグラバーが陰で糸を引くことによって実現した」 *芸能人にもフリーメーソンが・・・ このように、フリーメーソンは近代日本の成立に深くかかわっていた。戦後日本の建設にも深く関わってきたと言うのは、前出の湯浅教授だ。「日本を占領し、新しい国の体制を築きあげた連合国軍最高司令官マッカーサーもフリーメーソンの一人です。彼は信頼できる政治家や官僚などを周囲に集めて占領政策を進めた。それら日本人の中にメーソンはたくさんいます。新憲法づくりに携わった日本人の中にもメーソンがいます。日本国憲法には、メーソンの自然法思想が入っていますが、これは決して日本人が思いつくものではありません。メーソンの影響は、憲法を通じて深く現代日本社会にも入りこんでいるのです」 はたして本当にメーソン会員の日本人がいたのか。日本のフリーメーソンの総本山である日本グランド・ロッジ・グランドマスターの片桐三郎氏に直撃した。「鳩山一郎さんをはじめ、当時の政治家には確かに多かったです。元郵政大臣の植竹春彦氏も入会していました。ご子息は現職の自民党衆議院議員・植竹繁雄氏です。また、元ジャパンタイムズ社長・東ヶ崎潔氏も会員で、日本の世論に大きな影響力を及ぼしました」 ほかにも、多数のメーソン政治家がいたというが、そのほとんどは自分が会員であることを隠しているという。また、現代の官界、財界、芸能界にもメーソン会員は少なくないらしい。会員になることにより、世界的な人脈ができるからだ。加治氏が語る。「官僚、特に財務省や外務省にメーソン会員が多い。彼らは日本ではなく、海外で入会し、日本国内の会員とは別個に集まって会合を開いているのです」世界史の舞台裏で密かに活動してしているフリーメーソン。加治氏によれば、フランス革命やアメリカ独立戦争のときも、メーソンが大きく関わっていたという。近現代の日本にも見え隠れするフリーメーソンの影。日本史に、また新たなロマンが生まれた。 (週刊現代 9/11号) http://homepage3.nifty.com/jwil-helpcult/karuto/karuto200409.html以上です。メールをくれた方、返信させていただきました。ありがとうございました。今日以降、また少し日記を更新できなくなります。
2004年11月07日
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現在、午前2時30分。ブッシュ再選確定、とのこと。私はケリーだと思っていたんですが、どうやらハズレたようです。米国は、まだブッシュ(政権)を必要と考えている…ということなんでしょう。先日書いた 「0ファクター」も気になるところですが、どうなりますかね。※ ここでブログを開設してから毎日、日記をサボることなく更新してきた(日記記入率 100%)んですが、個人的都合で明日からしばらく(多分、数日だと考えていますが、未定)日記の更新ができなくなります。アクセスくらいはしたいと思っていますが……ネットにアクセスできるかどうかも分かりません。……ということで、ここの日記もしばらくお休みします。長期間にはならないと思います。では!※ 以下に『ケリー氏が「敗北」認める、ブッシュ氏の再選確定』と題したCNNの記事を転載しておきます。ケリー氏が「敗北」認める、ブッシュ氏の再選確定 2004.11.04Web posted at: 01:51 JST - CNN/AP(CNN) 2日投開票された米大統領選で、民主党候補のケリー上院議員(60)は米東部時間の3日午前、共和党のブッシュ大統領(58)に電話で連絡し、選挙での「敗北」を認めた。米政府筋が明らかにした。ケリー議員は、米東部時間の同日午後1時、声明を発表、大統領選での敗北を正式に認めるとみられる。 ケリー氏の「敗北宣言」を受け、ブッシュ大統領の再選が確定した。同大統領は午後3時、演説する予定。 AP通信によると、ケリー氏は午前11時過ぎに、大統領に電話し、5分間程度、話し合った。会話の内容に詳しい共和党筋によると、ケリー氏は「おめでとう、大統領」とブッシュ氏の当選への祝意を表明した。 ケリー氏はまた、ブッシュ氏に対し、「米国は分裂している」との危機感を表明した上で、「何かをしなければならない」との気持ちを吐露し、敗北を認めたという。 http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200411030030.html
2004年11月04日
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この日記は更新する予定です(時間があればです)。昨夜22時30分ころ、香田証生さん殺害の動画を観ました(動画と画像は下の方にリンクします)。気分は最悪……観ていてイヤ~な汗を手の平にかいていました。それでも私は、この映像にどこかおかしな部分はないかと思い、何度も繰り返し観ました。……映像が現在も頭から離れません。しかし、これが現実だ。これを直視しなければならない。目を背けてはいけない。実を言うと私は、ザルカウィという米国が仕立て上げた人物が本当に実在するのかどうかを疑っているのです。仮に本当に存在するとしても、こいつは米英イのエージェントではないのか、とも考えるわけです。こう考えるには、その理由が私にもあるわけですが、今日はそれを書く気にはなれないので、そのうち書く機会があったら書くと思います、としておきます。……以上のようにザルカウィについて考えているのは、イラク(ファルージャ)にもいるようです。先ほど、そのような文章を発見しました。以下に、それを抜粋して転載します。以下、転載。以下、ファルージャの市民代表が国連のアナン事務総長に出した書簡です。私たちの住んでいる世界はどうやら、二つの異なった基準があるようです。ファルージャでアメリカとその同盟国はアル・ザルカウィという新しい、正体不明の標的を作り出しました。ザルカウィはアメリカの犯罪行為を正当化する新たな口実です。この新しい人物は一年前に、でっち上げられました。そして、その一年の間、アメリカは民家、モスク、レストランを攻撃し、女性、子供を殺害しました。そして、常に「われわれは、アル・ザルカウィに対する攻撃を成功裡に遂行した。」とだけ言い、決して、ザルカウィを殺したとは言いません。言えない筈です、ザルカウィなど実在しないのですから。私たちファルージャの住民は、この人物が市内にいないことを保証します。そして、多分イラク国内にいることもないでしょう。私たちは、これまで何度も、「誰でもいいから、ザルカウィを見かけたら、殺せ」と訴えてきました。しかし、今、ザルカウィはアメリカがでっち上げた幻だということがわかりました。私たちの代表は、これまで繰り返し、市民の誘拐や殺人を非難してきました。私たちは、非人間的なことをしているグループと何のかかわりもありません。ファルージャに対する犯罪行為をやめ、軍をファルージャから撤退させるよう、あなたそして世界の指導者がブッシュ政権に大きな圧力をかけることを要請します。ファルージャからのメッセージ http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/302.html以上、転載でした。とりあえず、ここまで。時間があれば、この日記は更新します。以下、香田さん殺害の動画と画像です。以下にこれをリンクするのは、遊び心やイタズラな気持ちからではありません。我々は、このような現実を直視するべきである、という考えからであります。事実は事実です。ただ、観てから後悔するひともいるかもしれませんから、そのような覚悟で観てください。また、心臓等が弱いひとは観ないでください。上が動画で、2番目と3番目が画像になります。 http://209.0.146.204/ogrish-dot-com-shosei-koda-beheading-video.wmv http://great.mailux.com/file_view.php?id=UP41879FDCC8D4C http://great.mailux.com/file_view.php?id=UP41880B9171DB2
2004年11月03日
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11月1日の日経新聞朝刊では「米権力動かす?秘密結社」と題して「スカル・アンド・ボーンズ」のことに触れているらしいです。編集委員の春原剛氏の記事だそうです。残念ながら私は日経新聞をとっていないので、読んでいません。日経のサイトを探したけど、この記事はアップされていなかった(日経のケチ!)。ま、内容は突っ込んだ記事であるわけがなく、ブッシュもケリーもボーンズマンだという「事実」を取り上げただけなのでしょう。この記事を取り上げるだろうと心当たりのあるサイトを訪問してみましたけど、記事を紹介(転載)しているサイトはありませんでした。内容がどうであれ、読みたかった。…残念!ただ、この日経の記事に触れているサイトはありました。『ワシントンの陰謀』サイトの植田さんと、「太田龍の時事寸評」です。まず、植田さんの掲示板から転載させてもらいます。日本人の自然理性主義者と、いよいよボーンズ選挙 投稿者:ウエダ 投稿日:11月 1日(月)22時43分55秒本日の日経新聞に、スカル・アンド・ボーンズの記事がありました。編集委員の春原剛氏の記事です。数人のインタビューが出ていますが、本当のことを言うはずがないじゃないか、です。今度の選挙、ここ四年だけのスパンで見ると、ただの娯楽です。二人とも、同じ学生クラブに入っていたのか。です。これでお終い。ボーンズの歴史は170年。ケリーが出てきたから、ボーンズ。というのは、きっかけにしかすぎません。まだ誰も、この意味を述べていません。以上、転載です。この植田さんの御意見を読むだけで、日経新聞がボーンズを取り上げても“無内容”だったことが想像できます。 太田龍氏のサイトからも全文を転載したいのですが、このサイトは【無断転載厳禁】と書かれているので、全文転載は諦めましょう。以前は転載しても良かったように思います(過去、何度か他サイトへ転載させてもらいました)が、現在は、はっきりダメだと書いてあるのでダメなのでしょう。『日本経済新聞(11/1)が、ブッシュもケリーも秘密結社スカルアンドボーンズ加盟員』と題して、平成16年11月02日08時19分にアップされた記事です。転載はダメらしいので、部分的に引用させてもらいましょう(これならいいでしょ?)。------------------------------------------------【「スカルアンドボーンズ」についての解説あり】【ブッシュ(共和党)、ケリー(民主党)、いずれも、エール大学で「スカルアンドボーンズ」に加盟して居ることが指摘される】【「スカルアンドボーンズ」を、単なる学生のお遊びクラブに過ぎない、と言う風に読者を誤導する】【クリス・ミレガン、アントニー・サットン他著「闇の超世界権力 スカル&ボーンズ」(徳間書店)は、引用もされず、言及もされて居ない】【「スカルアンドボーンズ」問題抜きに今回の米大統領選挙をあれこれと論じるとは、ナンセンスのきわみ】【「スカルアンドボーンズ」の最終目標もまた、「ニューワールドオーダー」である】【ブッシュもケリーも、この同じ枠組みの中の存在である】------------------------------------------------……以上にしときます。植田さん、太田さん両者の文章を読む限り、日経の記事はなんら記事としての価値は無いと思われます。…私には、ね(日経の記事を読んでないくせに言うなよ、と自己批判しておきます)。誰か日経の記事、アップしてくれないかなあ……私の日記でも、何度もボーンズについては取り上げています。米政界を牛耳るエール大学なんかがそうです。太田さんの文章に登場する『闇の超世界権力 スカル&ボーンズ』という本も、何度か取り上げました。(その日記が、『闇の超世界権力、スカル&ボーンズ』と、『アンソニー・サットンやブッシュやボーンズのことについて』と、『米国を理解するためにはエール大学を理解する必要がある』、です)太田さんがいうように、わたしも『ブッシュもケリーも、この同じ枠組みの中の存在である』…と、思っています。つまり、支配層が必要だと考える人物が大統領に選ばれるのです。国民は大統領選挙という“国家のお祭り”に踊らされているにすぎない。共和党も民主党も関係ない。国家は国民のために動くわけではない。国民を統治するために動くのだ。……私は、このように考えるわけです。これは、ひとつの考え方の提示であって、私の頭の中をこの考えが占めているわけではないです。…これは、念のため。“国益=国民益”ではありません。…これは日本にも言えることです。少し話題を変えましょう。ご存知の方も多いとは思いますが、米大統領には、「0ファクター」という「陰謀」とも「偶然」とも受け取れる“死”の運命が待っています。「0ファクター」の「0」は、西暦何年に大統領に当選したかを並べると、20年ごとに「0」の付く年に選ばれた大統領がいるわけです。1900年、1920年、1940年、1960年……といった具合です。末尾に「0」の付く年に選ばれた米大統領は、1840年のウィリアム・H・ハリソン大統領から始まって、なんらかの理由で近日“死”を迎えるのです。以下に並べてみましょう。1840年当選(以下省略)、第9代米大統領ウィリアム・H・ハリソン(アメリカ独立宣言署名者、B. ハリソンの子)は、1841年に「肺炎」で死亡。1860年、第16代米大統領エイブラハム・リンカーンは、1865年に「銃撃」され重傷(暗殺)を負い翌日死亡。1880年、第20代米大統領ジェームズ・A・ガーフィールドは、1881年に「銃撃」され死亡(就任4ヶ月で暗殺)。1900年、第25代米大統領ウィリアム・マッキンリーは、1901年に「銃撃」されその傷がもとで死亡(再選後の暗殺)。1920年、第29代米大統領ウォレン・G・ハーディングは、1923年に「心臓発作」を起こし(遊説先)死亡。1940年、第32代米大統領フランクリン・デラノ・ルーズヴェルトは、1945年に「脳卒中」で死亡(毒殺説あり)。1960年、第35代米大統領ジョン・F・ケネディは、1963年にダラスで頭部を「銃撃」され死亡(暗殺)。ケネディについての日記はこちら。以上ですね。……で、1980年、第40代米大統領ロナルド・ウィルソン・レーガンは、1981年にジョン・ヒンクリーに「銃撃」されました。(ヒンクリーについては上のケネディの日記でも触れています)……けども、死ななかったため、「0ファクター」がここで停止しました。2000年、現在のブッシュ大統領には今のところ何も起きていません。レーガンも「0ファクター」の犠牲者になるはずだったが、病院での手術がうまくいき、なんとか犠牲にならずにすんだ。…という解釈も出来ます。では、ブッシュには何も起こらないのか?それとも、何かが予定されているのか?次期大統領にはブッシュが当選して、「0ファクター」が再び起動するのか?それともケリーが当選して、ブッシュ(アホだから?)は「0ファクター」の餌食にはならないのか?……などなど、いろいろと「陰謀的」に見てみるのも、面白いかもしれません。※ 以下、転載。[31100] みかんの小話 投稿者:みかん 投稿日:2002/11/12(Tue) 00:10 アメリカには「ゼロファクター」なる妙なジンクスがあり、1840年から20年ごとに大統領が1840年選出 9代 ヘンリー・ハリソン 肺炎で死亡 1860年選出 16代 エイブラハム・リンカーン 暗 殺 1880年選出 20代 ジェームズ・A・ガーフィールド 暗 殺 1900年選出 21代 ウィリアム・マッキンレー 暗 殺 1920年選出 29代 ウォーレン・G・ハーディング 肺炎 1940年 32代 フランクリン・D・ルーズベルト 脳出血で死亡 1960年 35代 ジョン・F・ケネディ 暗 殺 と、任期を全うすることなく死んでいる。1880年選出のロナルド・レーガンは暗殺されてかけたのですが、かのフレディ(かのフレディ法案の元になった人)の働きでかろうじて生き延びたのですが、かなり危なかった。で、この中の二人、リンカーンとケネディなんですが、見ての通り1860年選出と1960年選出と、いう共通点のほかに後任の大統領は共にジョンソン大統領(アンドリュー・ジョンソンとリンドンジョンソン)。アンドリュー・ジョンソン大統領は1808年生まれリンドン・ジョンソン大統領は1908年生まれリンカーン大統領はフォード劇場、妻の目の前で暗殺ケネディ大統領はリンカーンの車上、妻の目の前で暗殺リンカーンを暗殺したブースは劇場で暗殺し倉庫に潜伏ケネディを暗殺したオズワルドは倉庫から暗殺し劇場に潜伏。ここまでは非常に良く知られているのですが、実は、リンカーン大統領の秘書はJ・ケネディケネディ大統領量の秘書はA・リンカーンである。と、いう訳でゼロ・ファクター2000年度選出、強引な外交政策でイスラム社会から猛烈な憎悪を持たれ、暗殺される可能性は異様に高いブッシュ大統領もびっくり。みかんの小話 http://malice-f.hp.infoseek.co.jp/neta/mikan.htm【0ファクター】(アメリカ史)下1桁が0の年に大統領になった人は任期途中でその座を失う可能性が高いというジンクス。1800年 第2代 アダムス1820年 第5代 モンロー1840年 第9代 ハリソン(病死)1860年 第16代 リンカーン(暗殺)1880年 第20代 ガーフィールド(暗殺)1900年 第25代 マッキンレー(暗殺)1920年 第29代 ハーディング(病死)1940年 第32代 F.ルーズベルト(病死)1960年 第35代 J.F.ケネディ(暗殺)1980年 第40代 レーガン(何とか任期満了したが暗殺されかかった)2000年 第43代 ブッシュ時代遊戯辞典 http://members.at.infoseek.co.jp/goa_2002/dic/123.html※ 話が飛んでしまいましたが、本日は以上です。一件だけ気になった記事を転載しておきます。香田さんの遺体、星条旗なかった?…ナゾ深まる(前略)先月30日夜の発見後、AP通信などは一斉に「遺体が星条旗にくるまれていた」と報じたが、1日に病院関係者や周辺住民に当たると、「星条旗などどこにもなかった」と口をそろえた。(中略)遺体が搬送された発見現場近くのカルク・ジュムホリー病院職員は1日、「(香田さんの)頭部は布で覆われていたが、胴体はうつぶせで毛布状の布の上に寝かされていた」と語った。イラク保健省に所属する救急職員も「被害者は白いTシャツを着ており、星条旗はなかった」と言明した。最初に遺体を発見した近所の住民も同様の証言をした。(読売新聞)11月2日3時11分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000401-yom-int
2004年11月02日
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さて、今日から11月です。米国大統領選が目前に迫ってきました。朝日の記事によると、「開票は2日夜(日本時間3日朝)から始まるが、大勢が判明するのは早くても3日早朝(同3日夜)にずれ込む見通しだ」…とのことです。ただ、開票結果で勝者が確定しないという可能性もあり、前回同様に裁判で選ばれることになるかもしれない。4年前(前回)の大統領選では、私も 『ジェームス・べーカー元米財務長官・国務長官』という日記で書いたように、フロリダ州再集計騒動を最高裁に持ち込んだ人物がベーカーでした。このベーカーが率いるベーカー・ボッツ法律事務所に対抗するためケリー陣営だって黙って見ているわけではない。ケリー陣営は1万人以上の弁護士を全米に派遣することを計画していて、その内の2000人は、前回問題のあったフロリダ州に派遣されるとのこと(暗いニュースリンク)。 本日の東京新聞によると、「直前の支持率は互角」であり、「勝敗の行方は混沌としている」となっている。それは、「世論調査会社、ゾグビー社、FOXテレビ、ワシントン・ポストは全くの互角」と言っていることや、「CBSテレビ」「CNNテレビ」「NBCテレビ」「ABCテレビ」の世論調査を理由にしている。また、「ウサマ・ビンラディン容疑者の新たなビデオ放映の影響が注目されていたが、支持率への影響はほとんどなかった」とも書かれていた。まあ、結果がどうなるか(開票結果で決定するかどうかも)わかりませんが、注目すべしだと思っています。もっと他の話題とかも書きたいんですが、時間の都合上、本日は以上です。※ 28日からアクセス数が急上昇(28日が3282で、その後も4桁でした)していたのですが、本日には通常(3桁)のアクセス数に戻ったようです。これは、「イラク日本人拘束」事件でアクセス数が増えていたということでしょう…か。私自身は、大勢のひとに私の日記を読まれる(注目される)ことを(あまり)望んでおらず、ひっそりとやっていこうと思っています。徐々に読者が増えるのであれば、それはそれで嬉しいことではあります。ただここ数日は、急激に増えたアクセス数だったので、最初はその理由(原因)もわからずビックリしていました。どうやら「イラク」「香田さん」というキーワードが“原因”だったようです。どなたかが当ブログをどこかにリンク(紹介)してくれたのであれば、(紹介の理由が肯定的でも批判的であっても)リンクは歓迎いたします。……ということで、みなさん、いままで通りこれからもよろしくー。以下、本日の気になった記事等です。長井秀和「間違いない!」の由来は「池田大作」(2004-11-01) http://d.hatena.ne.jp/tetsuto/20041101週刊現代「長井秀和は”熱血”創価学会員『間違いない!』」という記事。学会員である長井秀和が出演する、学会「未来部」用の啓蒙ビデオの紹介。司会進行を務める創価大学卒のお笑いコンビ・エレキコミックの紹介後、楽屋にいる長井が登場。学会員なら爆笑の”学会ネタ”を披露した後、まじめに語り出す。「私も少年部から学会活動をがんばってやってきました。なぜなら、私の実家が聖教新聞の販売店だったんです。未来部の皆さん、ぜひとも自分の家を拠点にしてごらんなさい。必然的にがんばることができますよ」創価学会に詳しい乙骨正生氏によると、未来部とは「学会の少年部、少女部、中等部、高等部の総称」。聖教新聞販売店は地域信者の会合場所になることが多いそうだ。「彼のような人気芸人をビデオに出演させることは、学会の広告塔としてメリットが大きい」と。また「間違いない!」というフレーズは、池田大作創価学会名誉会長もよく使う、とのこと。本部幹部会の講演テープにも「この信心は絶対なんです。間違いない!」とよく言っている、そうだ。長井の所属事務所タイタンは「プライベートな話にはお答えできません」。長井の父・孝雄氏(東京都武蔵村山市議・公明党所属)は「取材はお断りということで」。新聞販売店で応対した長井そっくりの母親も「取材はお断りします」。***長井が学会信者なのは売れる前から有名ですが、今までは”学会啓蒙ビデオ”といえば久本雅美や山本リンダだった。これからは長井の時代なんですかね。奇しくも、今日発売のアエラ「創価学会に何が起きているか」にも長井が登場。今年6月、聖教新聞に掲載された長井の対談記事。小学校から大学まで、創価の学校に通っていた長井。「ここが、おそろしくポジティブ思考でね。会話の最後は『大丈夫』『頑張ろう』『素晴らしいね』の三つでだいたい終わる」。「創価大学の入学式で、創立者の池田先生が喜劇王チャプリンの生き方を通してスピーチしてくれたのが心に残ってる。あの時、おれは”芸”の道で人を喜ばせるのが使命だって誓ったんだ」***週刊現代、アエラとも、長井のような両親が学会員、という”二世・三世信者”にスポットを当てた記事。アエラでは、若い信者は信仰心が薄く、あらゆる社会階層にまたがっているため”有権者の縮図”と化している、と。創価学会といえば、二十年近く前だが、筆者が「東京下町四畳半一間風呂無しトイレ共同一階が板金工場の木造アパート」に住んでいた頃、部屋の両隣が学会員で、毎日夕方決まった時刻に、双方からお題目を唱える声が聞こえてきて参った経験がある。信教の自由は保証されていますが、芸能界の中での”布教活動”はしないで欲しいですね。ロシアでも鳥インフルエンザが発見される http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20041101rosiademotoriinfuruenza.htmlイラクへのビザなし入国、夜行バスが“抜け道”に【クウェート=小林月照】イラクで殺害された香田証生(しょうせい)さん(24)が、ヨルダンのアンマンからバグダッドに入る際に使った夜行バスで、8月以降、少なくとも2人の日本人がビザなしでイラク入りしていた可能性が強いことが、1日わかった。国境での入国審査が甘く、テロを恐れて外国人を乗せてイラクに向かうタクシーがないことから、夜行バスが入国の“抜け道”となっている。(中略)アンマンの旅行業者によると、8月にはカメラマンを名乗る日本人男性が、在アンマンのイラク大使館でビザが取れず、アラブの民族服を着用、頭にアラブ風ずきんをかぶり、現地の乗客に紛れて乗車した。男性は無事戻り、業者に「往復とも夜行バスを使って成功した」と話したという。また、9月には、フリージャーナリストを名乗る日本人男性も利用、無事に戻った。このほか、ルーマニア人男性も入国しているという。この2人も「ビザはない」と話していた。イラクへの入国には、8月からすべての外国人にビザの取得が義務付けられた。取得には数週間かかり、ヨルダンかバーレーンにあるイラク大使館で発給を受ける必要がある。香田さんはニュージーランドからイスラエルを経て10月19日にアンマン入りしたが、翌日には日本政府の渡航自粛勧告に反して夜行バスに乗っており、ビザを取得した形跡はない。夜行バスの運転手は「国境の入国審査はずさんで、ビザがなくても通過できる」と証言、別の運転手も「ビザがない外国人から金品をもらって入国審査の職員と分け合い、入国させる運転手もいる」と打ち明ける。(後略)(読売新聞)11月1日19時34分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000106-yom-int台湾を見捨てるアメリカ(2004年11月2日 田中宇) http://tanakanews.com/e1102taiwan.htmビンラディンは音楽が嫌い…兄が明かす 1日発売の米誌タイムによると、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者について、兄のイエスラム・ビンラディン氏は同誌との会見で「彼は一族の誰よりも宗教的だった」などと語った。イエスラム氏は同容疑者とは同じ父を持つ。スイスとサウジアラビアの2重国籍で、ジュネーブに住んでいる。(中略)イエスラム氏は、容疑者が米中枢同時テロの犯行を認めた新たなビデオをどう思うか聞かれ「ひどい」。また、根拠は示さず「(ウサマ容疑者は)マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」を見たかもしれない」と述べた。同作品は、同時テロの一報に接したブッシュ大統領の反応の鈍さを皮肉る映像などを含んでいる。(共同)ZAKZAK 2004/11/01 http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004110129.html三井環氏の公判の最終弁論に行ってきました(古川利明の同時代ウォッチング) http://toshiaki.exblog.jp/m2004-10-01/#1249448小千谷『生の声』10/26 15:00の電話小千谷市役所、小学校での救援物資の配給や、炊き出しなどを手伝っています。現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。「赤ちゃん用おの紙おむつ」は足りています。あとは、トイレが使えなかったり、下着をかえられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。P&G 、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、「貼るカイロ」が必要です。マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが?今日はこのあと、小千谷小学校に小泉首相が来るということで、マスコミ報道人の数はさらにふくれあがり、「毛布の配給ができないので、小泉さんが返るまで待つように」という連絡が入りました。何のための視察なんでしょう??午前中にも、数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、いわれたそうです。いったいこの国は、どうなっているんでしょう.... 。 http://www.asyura2.com/0403/jisin11/msg/612.html※ 以下、追加。常習盗作の作家が他人の日記をブログにコピペして新潟震災のチェーンメールに加担していたことが発覚 http://www.asyura2.com/0403/jisin11/msg/654.html
2004年11月01日
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※ 13時45分更新。テロとの戦いを継続 首相が声明発表 【13:05】 小泉純一郎首相は31日午後、イラク日本人殺害事件について「断固たる姿勢でテロとの戦いを継続していく」とした声明を発表した。 派遣延長は総合的に判断 首相 【12:54】 小泉純一郎首相は31日午後、イラク自衛隊派遣延長問題について「イラク情勢を総合的に考え、判断しないといけない」と述べた。 殺害に怒りを覚える 小泉純一郎首相 【12:50】 小泉純一郎首相は31日午後、イラク日本人殺害事件について「あのような残虐非道な行為にあらためて憤りを覚える」と述べた。 心からお悔やみ 小泉純一郎首相 【12:50】 小泉純一郎首相は31日午後、イラク日本人殺害事件について「ご家族はつらいと思う。心からお悔やみ申し上げます」と述べた。 香田さん一家がコメント 直方市の幹部に 【12:02】 イラクで殺害された香田証生さんの兄真生さんが31日、面会に訪れた福岡県直方市の幹部に対し「皆さんに迷惑をお掛けした。イラクの人々に平和が訪れることを祈っています」との一家のコメントを伝えた。 外相が遺族に連絡 香田証生さんの遺体確認 【11:11】 町村信孝外相は31日午前10時すぎ、香田証生さんの遺体確認を福岡県直方市の遺族に電話で連絡した。 自衛隊派遣を継続 細田官房長官 【10:51】 細田博之官房長官は31日午前、自衛隊のイラクでの復興支援活動を今後も継続する考えを記者団に述べた。 クウェート経由で搬送 香田証生さんの遺体 【10:36】 町村信孝外相は記者会見で、香田証生さんの遺体はクウェート経由で日本に搬送する、と述べた。 東京に電送し確認 遺体の指紋など 【10:28】 町村信孝外相は31日午前の記者会見で、バグダッドで見つかった遺体の指紋など身体的特徴を東京に電送、警察庁の専門家の意見を踏まえて香田証生さんと確認した、と述べた。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH香田さん殺害される=バグダッドで遺体発見-指紋一致、政府確認・邦人人質事件 イラクの首都バグダッドで日本時間の31日未明(現地時間30日夜)、首を切断された男性の遺体が見つかり、政府は同日午前9時すぎ、遺体が武装組織に拉致され人質となっていた福岡県直方市出身の香田証生さん(24)であることを確認した。指紋照合の結果、断定した。細田博之官房長官は武装組織による香田さん殺害について「卑劣極まりない非道な行為」と非難した。 (時事通信) - 10月31日13時1分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000447-jij-pol香田さん殺害、一斉に速報=外国メディア AFP通信など外国主要メディアは31日午前、イラクで武装勢力に人質に取られていた香田証生さん殺害が確認されたとの情報を、至急電で一斉に報じた。 ロイター、AFP、APの各通信社は午前10時前、「政府がバグダッドで発見された遺体を香田さんのものと確認した」と伝えたNHKなどの報道を相次いで速報。英BBC放送もホームページ上で、「イラクで発見された首切断の遺体は、日本人旅行者の香田さん」との至急報を流した。 (時事通信) - 10月31日11時0分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000458-jij-int※ 6時55分更新。5時40分更新。遺体の身元確認情報入手へ 大使館警備担当を病院へ派遣 【06:51】 高島肇久外務報道官は31日の記者会見で、バグダッドの日本大使館警備担当のイラク人2人を病院に派遣、遺体の身元が確認できるような情報を入手し、持ち帰ることを明らかにした。 身体的特徴を確認中 高島肇久外務報道官 【06:46】 外務省の高島肇久外務報道官は31日午前の記者会見で、イラク日本人人質事件について「香田証生さんと身体的特徴が一致するか確認中だ」と述べた。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH政府、確認作業急ぐ 官邸、外務省に続々集結 バグダッドで頭部を切断された若いアジア人男性とみられる遺体が見つかったとの報道を受け、日本政府は31日未明、イラクで武装勢力の人質になった香田証生さん(24)=福岡県直方市=の可能性があるのか、情報収集と確認を急いだ。首相公邸で連絡を受けた小泉純一郎首相は「事実関係をよく確認してほしい」と指示した。 首相官邸には午前4時すぎから、柳沢協二内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)、警察庁の瀬川勝久・警備局長、飯島勲首相政務秘書官ら関係者が次々と集まり、外務省や現地の日本大使館と連絡を取り合った。外務省のオペレーションルームにも、竹内行夫事務次官、高島肇久外務報道官、吉川元偉中東アフリカ局長ら幹部が入った。 柳沢氏は首相官邸で記者団に対し「まだ報道で聞いただけだ。情報を集めなければならない」と述べた。官邸筋は「遺体の見つかった場所がバグダッド市内であり、確認にはそれほど時間がかからないだろう」との見方を示した。(共同通信) - 10月31日5時38分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000010-kyodo-polイラク・バグダッドでアジア系とみられる遺体 香田証生さんか(NNNニュース) イラクの首都・バグダッドで30日(日本時間31日未明)、アジア系とみられる男性の首が切断された遺体が見つかった。現在、身元の確認を急いでいるが、遺体には香田証生さんと極めて似た特徴がある。 これは日本時間31日午前3時過ぎ、AP通信が速報で報じたもので、イラクの首都・バグダッドで30日、アジア系の男性とみられる首の切断された遺体が見つかった。遺体は、バグダッド市内の空き地に放置されており、地元の病院に搬送されたという。 病院関係者は、この遺体が後ろ手に縛られていたと話しているという。この遺体が、武装グループに拘束されている香田証生さんのものかどうか、現在、確認を急いでいるが、病院関係者はアルジャジーラテレビで放送された香田さんの映像を見ており、遺体は香田さんではないかと話しているという。 AP通信が撮影した映像によると、伸ばしたひげと長い黒髪が見られ、香田さんの特徴と似た点があるという。また、遺体を見た地元警察によると、発見時の衣服は、ジーンズを履き、ベージュのシャツに黒い下着を身に着けており、遺体がアメリカの国旗に包まれていたという。 ロイター通信によると、イラク内務省は、この遺体が香田さんである可能性はあるが、まだ確認できていないと語っている。[31日5時25分更新] http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20041031/20041031-00000005-nnn-int.html※ 現在、4時35分。4時50分更新。4時57分更新。04:28 日本人とみられると内務省。発見された遺体にイラク暫定政府報道官が「日本人人質のものである可能性がある」と。 04:21 遺体は米国旗に包まれていた。バグダッドで見つかったアジア人男性の遺体。切断された頭部も一緒に置かれていた。 04:15 日本人と思うと病院職員。バグダッドで見つかった遺体が収容された病院の1人が「ビデオの日本だと思う」と語った。 03:31 首のないアジア人の遺体発見。バグダッド。頭部を切られた若い男性とみられる遺体を発見。香田さんとの関係は不明。 http://www.sankei.co.jp/news/sokuhou/sokuhou.html若いアジア人男性の遺体?バグダッドで発見…AP通信 【カイロ支局】AP通信は30日夜(日本時間31日未明)、複数のイラク当局者の話として、バグダッド北西部で若いアジア人男性と見られる頭部のない遺体が発見されたと伝えた。 AP通信によると、遺体が発見されたのは、バグダッドのハイファ通り周辺で、イラク当局が遺体を回収し、地元の病院に搬送した。遺体が米国旗に包まれた姿で発見されたとの情報があるという。 病院の職員はAP通信に対し、遺体は両手が背中で縛られた姿で見つかり、切断された頭部が遺体のそばに置かれていたと明らかにした。 (2004/10/31/04:24 読売新聞 無断転載禁止) http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041031it02.htmアジア系男性の遺体発見 「日本人」とイラク内務省 【バグダッド30日共同】AP通信によると、イラクの複数の治安当局者は30日、バグダッドで頭部を切断された若いアジア人男性とみられる遺体が見つかったと語った。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、イラク暫定政府の内務省報道官も、日本人とみられる遺体を発見したと発表した。 遺体を収容した病院の職員の一人は「(衛星テレビ)アルジャジーラで放映されたビデオの日本人だと思う」と語った。イラクでは香田証生さん(24)=福岡県直方市=が武装勢力の人質となっており、日本政府が情報収集と身元確認を急いでいる。 遺体は反米武装勢力の活動が活発な中心部のハイファ通り近くで見つかった。両手を後ろ手に縛られ首を切られた遺体と、頭部があったという。遺体は救急車で地元の病院に搬送された。目撃者によると、米国国旗に包まれていた。(共同通信) - 10月31日4時46分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000007-kyodo-int遺体は法医学施設に移送 イラク内務省報道室 【04:48】 【バグダッド30日共同】イラク内務省報道室のアドナン大佐は30日、共同通信に対し、遺体はすでに法医学施設に移されたと述べた。 香田さんに似た長髪 アジア人男性とみられる遺体 【04:47】 【バグダッド30日共同】AP通信によると、バグダッドで30日に見つかったアジア人男性とみられる遺体を調べた警察官は、男性は黒い長髪で、香田証生さんに似た特徴があると語った。 政府は「確認中」 バグダッドで遺体発見報道 【04:44】 日本政府関係者は31日未明、バグダッドでの遺体発見の報道について「現在確認中だ」と語った。首相官邸には首相秘書官ら、外務省には幹部が集まり始めた。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH日本人バックパッカーがイラクで誘拐される : シナリオどおりか?(X-FILES) http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/iraq/kouda.htm
2004年10月31日
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※ 21時30分更新。バラドの遺体、香田さんとは別人とほぼ確認 米軍がイラク北部のティクリートとバグダッドの中間にあるバラドで発見した遺体について、政府は30日夕、歯型や身体的特徴などから見て、武装組織に拉致・拘束された香田証生さん(24)(福岡県直方市)と別人と判断した。 政府は引き続き、香田さんの救出に向け、情報収集を進めるとともに、武装組織との接触に全力を尽くす方針だ。 米軍は30日昼ごろ、C130輸送機で遺体をイラクからクウェートに移送した。 クウェートの日本大使館の医務官が遺体を調べたところ、<1>服装がアラブ風<2>歯の治療跡がない<3>髪の毛がない<4>年齢は50歳くらいで太り気味<5>死後1週間程度経過している――など、香田さんと異なる特徴が確認された。 細田官房長官は同日夕、記者団に「遺体は香田さんではないとほぼ確認された」と述べた。 外務省の高島肇久外務報道官は同日夕の記者会見で、クウェートに移送された遺体はバラドで発見された遺体と同一であると、米軍が確認したことを明らかにした。 この点について、町村外相は「最初に(遺体発見の)現場にいた米軍関係者の情報が不正確だったようだ」と語った。 小泉首相は30日夕、報告に訪れた柳沢協二官房副長官補らに対し、「しっかり情報収集して、香田さんを無事救出来るように政府を挙げて全力を尽くして欲しい」と指示した。 香田さんを拘束した武装組織からは新たな声明などは出ていない。政府は今後、武装組織と接触を図るため、地元有力者らへの働きかけを強めていくことにしている。(読売新聞) - 10月30日21時3分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000011-yom-pol※ 15時50分更新。16時更新。17時更新。17時50分更新。香田さんの遺体ではない 官房長官発表 【15:46】 細田博之官房長官は30日午後、イラクで発見された日本人の遺体が香田証生さん(24)ではないと発表した。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH<イラク邦人人質>「遺体は香田さんと別人」 細田官房長官 細田官房長官は30日午後、イラクのバグダッド北方で発見された遺体について「在クウェート日本大使館の医務官が確認したところ、(福岡県直方市出身の)香田証生さんではない」と語った。官房長官によると、遺体が香田さんと違う理由として(1)頭がはげている(2)死亡推定時間がかなり前とみられるーーとしている。(毎日新聞) - 10月30日15時58分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000047-mai-pol 香田さんの遺体ではない歯型の違いなどが理由(東京新聞) 細田博之官房長官は30日午後、イラクで発見された日本人の遺体が香田証生さん(24)ではないと発表した。 理由として(1)歯型(2)虫歯の治療跡(3)頭がはげている(4)死亡推定時刻が違う―ことを挙げた。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041030/fls_____detail__026.shtml クウェート搬送の遺体は香田さんではない…官房長官 細田官房長官は30日夕、米軍がイラクからクウェートに搬送した遺体は、武装組織に拉致された香田証生さんではなかったことを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。 ただ、政府はその遺体がイラク北部のバラドで米軍が発見した日本人とみられる遺体かどうかは確認していないという。(読売新聞) - 10月30日16時24分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000006-yom-pol取り違えの可能性も 米側に確認中と外務報道官 外務省の高島肇久外務報道官は30日夕、イラク日本人人質事件に関して記者会見し、イラクからクウェートに運ばれた遺体は、大使館の日本人医務官が確認した結果、香田証生さん(24)=福岡県直方市出身=とは別人と分かったと発表した。 ただ、医務官が確認した遺体は日本人でなかったうえ、「身長、体重、頭髪の生え方など香田さんの身体的特徴と一致する」と米軍が連絡してきたイラク・バラドで発見された遺体に関する当初の情報とかなり食い違っていた。このため、政府はクウェートに運ばれた遺体と、連絡のあった遺体が本当に同一か、別の遺体と取り違えている可能性はないか、米側に再確認を求めている。 高島氏は、医務官が確認した遺体の特徴について(1)身長が香田さんより大きい(2)年齢が50歳くらい(3)太り気味(4)はげ頭--などと説明した。(共同通信) - 10月30日17時48分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000113-kyodo-pol※ 15時40分更新。遺体がクウェート到着 外務省幹部 【15:38】 外務省幹部は30日午後、イラクのバラドで発見された香田証生さんとみられる遺体が既にクウェートに到着していると明らかにした。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH※ 15時更新15時少し前の日本テレビによると、香田さんと見られる遺体は、「カタールのドーハ」ではなく、「クウェートのキャンプ・ドーハ病院」へ運ばれるとのこと。※ 8時20分更新。遺体に激しい拷問のあと 武装組織の見せしめか イスラム過激派を名乗る組織に拉致された香田証生さん(24)=福岡県直方市出身=の遺体がイラク中部バラドで見つかった事件で、外交筋は30日、遺体には顔を含めた全身に激しい拷問や殴打のあとがあったことを明らかにした。 イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊の48時間以内の撤退要求を日本政府に拒否されたため、過激派組織が見せしめに拷問を加えた可能性がある。現時点では死因は不明としている。 外交筋がイラク駐留米軍から寄せられた情報として語ったところによると、金品を含め所持品はなかったが、身長や体重、後頭部のはげた部分の特徴が香田さんとほぼ一致、本人の可能性が高いと判断した。遺体発見時の状況や着衣などは不明。(共同通信) - 10月30日8時7分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000013-kyodo-soci※ 現在、3時25分、この日記は更新します。4時35分更新。5時15分「CNN」の記事転載。香田証生さん殺害 イラク人質事件 【03:10】 政府に30日入った連絡によると、イラクで人質になっていた香田証生さん(24)が殺害された。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&;PG=FLASH人質の香田さん殺害 政府関係者も間違いないと語る 政府に30日入った連絡によると、イラクで人質になっていた香田証生さん(24)が殺害された。 政府与党関係者は30日未明、イラクのバグダッドとティクリートとの間で発見された遺体が、身体的特徴から拉致された香田証生さんに間違いないと語った。(共同通信) - 10月30日3時18分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000001-kyodo-int【イラク】イラクで香田証生さん殺害の可能性 政府与党関係者は30日未明、イラクのバグダッドとティクリートとの間で発見された遺体が身体的特徴から拉致された香田証生さん(24)=福岡県直方市出身=に間違いないと語った。 http://www.sanspo.com/sokuho/1029sokuho143.html遺体はドーハへ搬送 高島外務報道官 【04:25】 高島肇久外務報道官は30日未明の記者会見で、香田証生さんとみられる遺体は日本時間30日午前4時から5時の間にカタールのドーハに到着するとの見通しを明らかにした。 身長、体重、頭髪の状態が一致 高島外務報道官 【04:18】 外務省の高島外務報道官は30日未明、イラクで発見された日本人とみられる遺体は、人質となった香田証生さんと身長、体重や後頭部の頭髪の状態が一致していることを明らかにした。 犯行グループから新たな声明なし 高島外務報道官 【04:17】 高島肇久外務報道官は30日の記者会見で、「今までのところ犯行グループから新たな声明はない」と述べた。 香田さんの特徴と一致 高島外務報道官述べる 【04:15】 高島肇久外務報道官は30日の記者会見で、イラクのバラドで見つかった男性遺体について「香田証生さんの体の特徴と一致する部分がある」と米軍から連絡を受けたことを明らかにした。 ティクリートで遺体確認中 米国防総省 【04:13】 【ワシントン29日共同】米国防総省は29日、イラクのティクリートで米軍主体の多国籍軍が同日、アジア系男性の遺体を確認し、日本政府が香田証生さんとみて確認中だと述べた。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASHイラクで拉致の香田さん「殺害された」 政府当局者語る 2004.10.30Web posted at: 05:02 JST - CNN 東京――イラクで武装グループに拉致された香田証生さん(24)の遺体が見つかり、殺害が確認された。30日未明、共同通信が、政府当局者の話として伝えた。 武装集団は、26日夜(日本時間未明)、48時間以内に自衛隊がイラクから撤退しなければ、香田さんを殺害すると脅迫するビデオ映像をウェブサイトで公開した。 小泉首相は27日、「自衛隊は撤退しない」と表明。日本政府は米英、イラクなど25カ国に人質の解放への支援を要請していた。 http://www.cnn.co.jp/world/CNN200410300001.html
2004年10月30日
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本日は「イラク日本人人質事件」についての記事を追いかけての日記になるかなあと思っていたのですが、いま現在、殆ど続報もないようなので、昨日「再鑑定の可能性」を報じられた1990年に起こった「足利市女児誘拐殺人事件」についての記事と、この事件で無期懲役が確定している菅家受刑者は犯人ではなく「真犯人は別にいる」という興味深い「フライデー」(2000年3月24日号)の記事を転載(紹介)します。注目記事です。先に昨日の「共同通信」の記事を載せますが、「フライデー」の記事だけはぜひとも読んで欲しいと思っています。「フライデー」の記事は全文を転載します。警察はときどき調書をでっち上げ、裁判所が「自白」をもとに有罪にするという「あってはならない」経過を知ることができるはずです。この「足利市女児誘拐殺人事件」については、今後も何か報じられれば、目を離さず注目していこうと思っています。以下、転載です。被害者下着を冷凍保存へ 誘拐殺人で再鑑定の可能性栃木県足利市で1990年、保育園の女児を誘拐し殺害したとして、殺人罪などで無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手菅家利和受刑者(58)の再審請求に対し、宇都宮地裁は28日までに、常温にさらされている園児の半袖下着を、冷凍保存のため同県南河内町の自治医大へ移すことを決めた。この下着からは、菅家受刑者のものとされるDNAが採取されており、重要な証拠とされている。今回の決定で、弁護団が求めているDNA型の再鑑定が行われる可能性が出てきた。下着は園児が殺害当時に着ていたもので、犯人のものとされる体液が付着。この事件では物証がほとんどなく、体液から採取されたDNAの型が一致したことが決め手となり、菅家受刑者が逮捕された。(共同通信) - 10月28日14時11分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000107-kyodo-soci--------------------------------------------------------------------------------県警の「終結宣言」をあざ笑うかのように、再び女の子が消えた・・・・『足利幼女連続殺害事件』の真犯人は別にいる!取材・文 小林篤(ルポライター)栃木・群馬県境で、幼い女の子が次々と消えている。この20年間に、栃木県足利市を中心とする半径20kmの円内で、6人の幼女が失踪、5人が無惨な遺棄死体で発見されているのだ。そのうち3件の容疑者として、ひとりの知的障害のある男が逮捕され、警察は一連の事件の終結宣言を出した。しかし・・・・・。菅家利和被告(54)が逮捕されたその「足利幼女連続殺害事件」で、実はとんでもない”犯人でっち上げ捜査”が行われていたことをいま、真実を知る目撃者が8年間の沈黙を破り告発する。県境に潜む真犯人は、今もどこかで、笑っている。最初の事件は、21年前に遡る。’79年8月3日、白昼の足利市で、F・Mちゃん(5)が姿を消した。最後の目撃者が、当時、市内の食堂「中央軒」に勤めていたN氏(45)だった。「F・Mちゃんが、同い年くらいの男の子と一緒に、店の前を渡良瀬川のほうへ逃げるように駆けて行ったんです。時間は午後2時過ぎでした。」翌日事件を知ったNさんは、すぐに足利市に通報。連日にわたって事情聴取をうけた。そして6日後、「中央軒」からわずか2kmの渡良瀬川下流で、F・Mちゃんは遺体で発見される。身に着けていたのはパンツ一枚、エビ反りでリュックに詰め込まれるという惨い姿だった。「知らせを聞いて、たまらない気持ちでした。あんな可愛い子が・・・・」そのときN氏は、自分の見たF・Mちゃんが<幻>だったことにされるとは、夢にも思っていなかった。<捏造>調書に署名捺印「F・Mちゃん事件」の捜査が難航したまま、半径2Km圏内で幼女の失踪・殺害事件が続発する。’86年にH・Yちゃん(5)、’90年にはM・Mちゃん(4)が、ともに衣服を脱がされた状態で、遺体で発見されたのだ。栃木県警は、三つの事件は同一犯による警察への挑戦だとみなす。一年で延べ36000人捜査員を動員、まさに面子を賭けた大捜査を展開した。そして’91年12月「M・Mちゃん事件」の参考人として、県警は幼稚園バス運転手・菅家利和被告に任意同行を求めた。取り調べ開始から14時間後、菅家被告は真実ちゃん殺害を自白。その場で逮捕された。 菅家被告は、続けてF・MちゃんとH・Yちゃんの殺害も自白する。県警は「市民を恐怖に陥れた幼女連続殺害事件の全面解決」を発表、マスコミも「執念の捜査が実を結んだ」と大々的に報じた。 N氏が突然、栃木県警足利署から呼び出されたのは、菅家被告の逮捕から3週間後だった。取調室で二人の捜査員が持ちかけてきた話に、N氏は戸惑った。 「犯人の自白と、私の証言が、どうしてもつじつまがあわないって、彼らは言いました。『あなたのせいでせっかく自白している犯人を裁判にかけられない』って、遠まわしに責められたんです」そして捜査官は、ついに調書の改ざんを始めたという。 「『私が見たと思ったのは記憶違いでした』と捜査官の一人が私の代わりに口述して、もう一人がそれを調書に書き取りました。そうして<捏造>された調書に署名、捺印するように言われたので、その通りにしたんです。後日、検事さんにも呼ばれ、同じように調書を書き換えられました。」 菅家被告の自白によると、F・Mちゃんの殺害は、当時勤務していた保育園の昼休み、正午から午後1時の間に行われたことになっていた。午後2時過ぎにF・Mちゃんを目撃したというN氏の証言は、自白と完全に矛盾することになる。 幹部が認めた「でっちあげ」 菅家被告は、3件すべてを驚くほど具体的に自白した。だがその内容は、矛盾だらけだった。当時の捜査幹部の一人は、首をひねってこぼした。「あの馬鹿があれこれ言うのを、こっちがいくら捜査しても裏が取れない。証人も物証もまるで出なかった。」 結局、起訴されたのは「M・Mちゃん事件」だけ。「F・Mちゃん事件」「H・Yちゃん事件」に関しては、証拠不充分で検察は起訴を見送った。別の捜査幹部は、起訴断念の舞台裏について、決定的な証言を漏らしている。 「食堂の店員、そいつの証言のせいで、菅家のアリバイが成立しちゃうんだ。それで調書を取り直したんだけど、公判でそのことがバレたら、本件(「M・Mちゃん事件」)まで無罪にひっくり返っちゃう。だからあきらめた。検事も起訴日まで決めていたのに、やっぱりまずいと・・・・・」 退職した気安さだろうか。警察と検察が調書を捏造した後、それを隠蔽したことを認めたのである。「M・Mちゃん事件」は、一審、二審で無期懲役の有罪判決が言い渡され、いま(2000年3月現在)最高裁の判決を待っている。(最高裁判決は4ヵ月後の7月、有罪決定。《支える会注》)検察の立証した有罪の根拠は、菅家被告の自白と、たった一つの物証=DNA鑑定だった。その自白にしても、被告は公判廷で、無実だと言い出したかと思うと再び犯行を認め、また無実を主張するといった具合に、罪状認否を二転三転させる。無実ならなぜ作り話をしたのかと裁判官に問われると、「しゃべっちゃったんです、つい」と答えた。菅家被告のIQは77。”精神薄弱境界域”に属する値だ。しかも小・中学校を通して、内申書に「意思薄弱」「服従する傾向が顕著」と書かれた被告の、それが処世の術だった。さらに今回のN証言で、菅家被告の自白に信憑性がないことは、もはや明白である。唯一の物証であるDNA鑑定も確固たるものではなかった。M・Mちゃんの下着に付いていた精液と、菅家被告のDNAの型が一致したというが、下着はひと晩川の流れにさらされており、鑑定には不適格な資料だった。捜査幹部が告白する。「科警研(警察庁科学警察研究所)が再三拒否したのを、無理にやらせたんだ。」 その背景には、警察庁上層部の政治的意図があった。DNA鑑定の全国配備にむけ、予算を獲得するためには”実績”が必要だったのだ。菅家被告の弁護団は高裁判決後、無実を証明する手段として、独自にDNA鑑定を行った。鑑定人となった押田茂實・日大医学部教授が明言する。『科警研が発表した精液のDNA型と、菅家被告の型は、異なりました。』弁護団は、押田鑑定書を最高裁に提出、精液と被告の再鑑定を申請している。(しかし、最高裁はこの重要な申請を全く無視し、有罪の判決を下した。<支える会・注>)県境をまたぐ未解決事件私の取材に、当時、県警刑事部長だった森下昭雄氏ら複数の幹部が、こう言い放ったことがある。「俺たちは命がけで捜査して、菅家が全部やったと確信した。奴がクロだったことは、あれから類似の事件が再発していないのが何よりの証拠だ!」しかし、事件は再発した。菅家被告に高裁の判決が下った2ヵ月後の’96年7月7日、足利市に隣接する群馬県太田市のパチンコ店で、横山ゆかりちゃんが忽然と消え、いまだに行方不明なのだ。(2002年9月現在、ゆかりちゃんは行方不明のまま、事件の解明は何の進展もみせていない。<支える会・注>)M・MちゃんとH・Yちゃんが失踪したのもパチンコ店。足利市内から、ゆかりちゃんが消えたパチンコ店までは車で20分の距離だ。大田署幹部がいう。「この辺には未解決事件が多いんだ。県境が入り組んでるだろ。県警同士の縄張り意識で、重要な捜査情報は教えない。頭の良い犯人は俺たちの急所を知っていて、県境をまたいでいて悪さをするんだ。」太田市と同じく足利市に隣接する群馬県桐生市でも、’83年に遺体で発見されたN・Kちゃん(12)殺害事件が未解決。太田市に隣接する群馬県尾島町で、87年にO・Tちゃん(8)を殺害した犯人もいまだに捕まっていない。ゆかりちゃん事件では、失踪直前にゆかりちゃんが、200人ほどの客や店員の誰もが見覚えのない男と会話する姿が、パチンコ店の防犯カメラに捉えられていた。大田署はこの男を重要参考人にあげている。児童を対象とする性犯罪について、警察庁の研究論文に次の一説がある。「性犯罪の被疑者については、同じような手口で繰り返し犯罪を敢行する蓋然性が非常に高い」菅家被告を犯人とする自白とDNA鑑定が破綻したいま、ビデオの男が、真犯人として浮かぶ。フライデーの記事より(2000年3月24日号) http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/fri.htm地裁が証人尋問を決定 足利事件の再審請求栃木県足利市で1990年、保育園の女児を誘拐し殺害したとして、殺人罪などで無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手菅家利和受刑者(58)の再審請求で、宇都宮地裁は28日、殺害方法が違うとする鑑定結果を出した鈴木庸夫山形大名誉教授の証人尋問を決定した。来年2月、弁護側の尋問が行われる。確定判決では、菅家受刑者はしゃがんで、正面から女児の首を絞めて殺害したとされている。しかし鈴木教授は鑑定の結果、顔面に砂が付いていたことや、生きたまま水につけられたとみられる所見から、後ろから片手で女児の首をつかみ、顔を浅瀬に押し付けて首を絞めたと判断。女児の遺体は渡良瀬川河川敷で発見された。弁護団は同日、宇都宮市内で記者会見。犯人のものとされる体液が付いた半袖下着が、自治医大で冷凍保存されることが決まったことも明らかにし「(DNA型)再鑑定に向けて一歩進んだ」と評価した。(共同通信) - 10月28日22時34分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000229-kyodo-soci以上、転載でした。※ 本日の日記は以上です。
2004年10月29日
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以下に転載(紹介)するのは、副島隆彦氏の 『思想劇画 属国日本史 幕末編』というマンガ本やその元となった『属国・日本論』の内容を基に、明治維新や坂本竜馬を“分析”している内容のものです。アップされたのが2004年10月12日なので、まだ最近のものです。明治維新については私も以前、『明治維新とはなんだったのか:トーマス・グラバーについて』と題して、8月22日の日記に書きました。未読の人はぜひ一読を。以下、転載。「近代日本とフルベッキ」第ニ章 坂本龍馬3.副島隆彦の代表作・『属国・日本』 講演会の目的は、新たに出版された副島氏の『思想劇画 属国日本史 幕末編』(早月堂書房刊)というマンガ本の出版記念にあった。これは、副島氏が以前著した『属国・日本論』(五月書房)の一節(幕末・明治期編)を抜粋してマンガ本にしたものである。マンガの中に登場する副島隆彦氏らしい人物の吐く言葉に品性が感じられず、読者に推薦するには躊躇するものの、その元となった『属国・日本論』(五月書房)はなかなかの良書であり、一読に値すると思う。殊に同書の場合、「アメリカと日本は対等のパートナーではない。日本はペリー提督によって無理矢理に開国させられて以来、一時期を除いて今日に至るまでアメリカの属国であった」ということを徹底的に納得させてくれる本でもある。(中略)4.龍馬の背後に見え隠れするイギリスの影 上記にもある通り、「政治の流れを大きく背後で動かしているのは、軍事力とそのための資金である」という副島氏の考察は正鵠を射ており、筆者も前シリーズ『日本脱藩のすすめ』の「第六回 国際政治のすすめ(政治編)」に、「金融ヘゲモニーとの軍事ヘゲモニーこそは、パクス・アメリカーナを推進していく両輪に相当する」旨のことと書いていて、副島氏同様に軍事力とその資金が世界を動かしていると考える一人である。時間があれば、会員の方は前シリーズ『日本脱藩のすすめ』の「第六回 国際政治のすすめ(政治編)」に再度目を通していただければ有り難い。 また、副島氏のいう「政治の流れを大きく背後で動かしているもの」を捉えるには、前シリーズ『日本脱藩のすすめ』の「最終回 再び日本脱藩のすすめ((総編)」にも述べたように、「上次元より観察して物事を的確に判断すること。例として、日本の経済・政治の現状を正しく把握するには、次元を一つ上げてアジア全体の経済・政治の流れを掴むようにし、アジアの経済・政治の現状を正しく把握するには、さらに次元を一つ上げて世界全体の経済・政治の流れを掴むようにすること」が出来るように修行を積むことが肝心なのである。 オンラインで公開している『竜馬がゆく』の「BOOK」データベースによれば、「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ龍馬一人がやったことさ」と勝海舟が語ったと書いてある。果たして勝の言っていたことは本当なのだろうか。『属国・日本論』では以下のように述べている。------------------------------------------------------------------------------------坂本(龍馬)は、薩長同盟=薩長密約(1866年1月21日、京都の薩摩藩邸で、西郷隆盛と木戸孝允が合意した攻守同盟六ヶ条)を仲介した幕末史上の重要人物とされる。しかし一介の脱藩浪士が何のうしろだても無しに、このような政治力を持てるだろうか。背後にはやはり、ジャーディン・マセソンとその日本対策班であったグラバーと、イギリスの外交官たちがひかえていたと考えるべきだ。 『属国・日本論』(副島隆彦著 五月書房)P.176------------------------------------------------------------------------------------ 一般に、明治維新は下級武士を中心に日本人だけの力で成し遂げたものであるというのが日本での通説になっているようだが、『属国・日本論』はそうした通説に対して否と答えているのであり、筆者も『属国・日本論』に全く同感である。論より証拠、グラバー自身が薩長の仲を取り持ったと述べた記録が残っており、それにより龍馬の背後にはグラバー、さらにはジャーディン・マセソン商会がいたことが明らかである。------------------------------------------------------------------------------------グラバーはのちに薩長同盟、鹿児島訪問、倒幕という文脈のなかで自分を位置づけ、「つまり自分の一番役に立ったのは、ハーリー・パークスと、それから薩長の間にあって壁をこわしたことで、これが自分の一番手柄だったと思います」と自負している。(『史談会雑誌』)(杉山伸也著『明治維新とイギリス商人』岩波新書、1993年)グラバー自身もこれぐらいの白状は、どこかでやっているものである。いったいこのグラバーの背後に日本を属国にして管理してゆくためのどれほどの策略がめぐらしてあったのか、今のところこれ以上は分からない。 まるで日本人だけで、それも情熱に燃えた下級武士たちの力で明治維新ができたと考えるのは底の浅い歴史認識である。 『属国・日本論』(副島隆彦著 五月書房)P.200------------------------------------------------------------------------------------5.秘密結社・フリーメーソン 以上、龍馬を表に立てて資金面の援助を行い、薩長に武器を売り込むように指図をしていたのがグラバー商会、ジャーディン・マセソン商会であり、さらにグラバー自身が告白しているように、日本の青写真を設計していたのもグラバー商会、ジャーディン・マセソン商会であったことがお分かりいただけたと思う。では、龍馬の背後にいたグラバー、ジャーディン・マセソン商会とは、そもそも何者だったのだろうか。------------------------------------------------------------------------------------上海にあったのは(今でも香港にある)ジャーディン・マセソンという大商社である。このジャーディン・マセソンは現在でもイギリスで四番目ぐらいの大企業であり中国の利権を握りしめてきた商社である。このジャーディン・マセソンの日本支社とでも言うべき商社がジョン・グラバー商会である。おそらく、彼らは全て秘密結社フリー・メイソンの会員たちであろう。私は陰謀理論(コンスピラシー・セオリー)をことさら煽りたてる人間ではないが、この事実は、日本史学者たちでも認めている。この上海のジャーディン・マセソンが日本を開国に向かわせ、日本を自分たちの意思に従って動かした組織だと私は、判定したい。 『属国・日本論』(副島隆彦著 五月書房)P.170------------------------------------------------------------------------------------ 上記のように、副島氏はジャーディン・マセソン商会およびグラバー商会を「フリーメーソンの会員たち」といった簡単な記述で済ませているが、幕末明治にかけての日本、さらには今日に至るまでの日本にフリーメーソンが大きな影響を及ぼしてきたのであり、そのあたりをテーマに取り上げた『石の扉』(加治将一著 新潮社)という題名の本が最近発売されている。中でも本シリーズ「近代日本とフルベッキ」と関連して注目すべきは同書の「第五章 解き明かされる明治維新の裏」であるが、内容的には副島氏が『属国・日本論』の中で説いている幕末維新期の域を出ていない。しかし、フリーメーソンの全体像を把握するには格好の書であるので、『属国・日本論』同様に一読をお薦めする所以である。 最後に、「船中八策」と「龍馬暗殺」にも触れておこう。船中八策が作成されたのは1867年6月であり、長崎から京都に向っていた船「夕顔」の中で坂本龍馬が書いたとされているが、実際は長岡謙吉が書き上げたものらしい。そして確認すれば分かることだが、船中八策は英国君主制度そのものといえるのである。さらに、未だに謎とされている龍馬暗殺についても、公武合体を最後まで推し進めようとしていた龍馬は、最早イギリスにとって不要な存在になったことを考えるに、ここでもグラバー商会とジャーディン・マセソン商会、すなわちイギリスの影が見え隠れするのであり、朧気ながらも今までに見えなかったものが見えてきたのではないだろうか。 ところで、龍馬の思想的師匠であった横井小楠は尭舜を理想としつつも、同時に西洋文明への理解も優れていた、幕末・明治を代表する開国派の思想家であった。その横井とフルベッキとの間ではどのような知的交流があったのだろうか、次号ではそのあたりを含めて筆を進めようと思う。 (国際政治・経済コメンテーター、野田隼人,2004年10月登載)以上、転載でした。全文を読みたい人は、以下からお入り下さい。世界の海援隊 http://www.ibd-net.co.jp/kaientai/index.html上記、転載文中に登場する『石の扉』(加治将一著)という本は、「フリーメーソン」に関する内容の本なんですが、これがなかなか面白いのです。私は8月だったと思いますが、『石の扉』を購入して、その日のうちに全部読んでしまいました。※ 現在、午前1時。気になったニュース記事や何かがあれば、この日記は随時更新する予定です。以下、12時10分更新。15時40分更新。 アラファト議長が重体か=一時意識不明に「2007年度から消費税上げ」財務相が意向表明谷垣財務相は28日の参院財政金融委員会で、「2007年度から消費税(引き上げ)をお願いするような形で議論を整理していかなければいけない」と述べ、小泉首相の任期後の2007年度に、消費税率の引き上げを図る意向を示した。財務相が具体的な消費税の引き上げ時期に言及したのは初めてだ。愛知治郎氏(自民)の質問に答えた。財務相は「社会保障費は今後も伸びる。歳出抑制だけでは財政がいびつになる」と述べたうえで、「2005年度、2006年度で所得税体系の見直しを進める」として、定率減税の縮小・廃止などを行い、その後に消費税率も引き上げたい意向を表明した。(以下略)(読売新聞)10月28日14時18分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000206-yom-bus_all今もデフレは続いている=参院で日銀総裁[東京 28日 ロイター] 福井日銀総裁は参議院財政金融委員会で、日本経済について、「継続的に物価が下落するという状況をデフレというならば、今もデフレが続いている」との認識を示した。 (中略)さらに、福井総裁は、量的緩和政策について、「緩和を長く続けるという約束、つまり量をたくさん供給し、かつこれを長く続けるというコンビネーションが量的緩和ということだ」と説明。その効果については、「最近のように景気回復の持続性が次第に高まってくる過程では、約束に基づく金融安定化効果、企業を支援する効果は、時の経過とともにさらに強まってきている」と語った。 (以下略)(ロイター)10月28日13時4分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000822-reu-bus_all
2004年10月28日
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この日記は更新する予定。(16時35分更新)取り急ぎ「イラクで日本人拘束」関係のニュースを転載します。人質の香田さん 家族・知人無事祈る 父母涙で「助けて」 制止聞かず戦地へ(西日本新聞)イラクで拉致された日本人は、福岡県直方市出身の香田証生(しょうせい)さん(24)だった。二十七日、イスラム過激派を名乗る男たちに髪をつかまれた香田さんをテレビ映像で確認した実家の家族。両親は「若い命を奪って、どうなるのか。とにかく助けてもらいたい」と涙を流して訴えた。周囲の人たちもかたずをのんで、早期解決をひたすら祈った。直方市植木にある香田証生さんの実家は二十七日朝、すべての窓のカーテンが閉じられた。実家には、父真澄さん、母節子さん、祖父、妹の五人が暮らしている。実家周辺は直方署員が警備して立ち入りを制限している。正午すぎ、直方市幹部三人が香田さんの実家を訪問。三十分ほど両親と話した後、則松正年・同市企画財政部長が報道陣に対し、状況を説明した。それによると、香田さんは働きながら語学を勉強する目的で、今年一月、ワーキングホリデーでニュージーランドに行った。九月に家族がニュージーランドにパソコンを送ったきり、連絡はない。二、三日前、外務省から実家に「息子さんがイラクに行ったようだ」という連絡があった。両親にはイラク行きの心当たりはない。両親は「息子は犯人の言うような、自衛隊関係者ではない。若い命を奪って、どうなるのか」と、解放を訴えているという。母親の節子さんは泣き崩れているという。直方中央病院(直方市感田)によると、母親の節子さん(50)は同病院勤務の看護師。二十七日は午前零時から同八時四十五分までの深夜勤務を終えて帰宅した。仕事中に「イラクで邦人拉致事件発生」のニュースが流れていることを知人から聞いていたらしい。父親の真澄さんは体調を崩しており、東京やイラクに簡単に行ける状況ではない。直方市は正午、家族との連絡調整のため、総務課内に「対策本部」を設けた。近所の男性は「二十六日に香田さんの母親に電話したところ、『うちの息子は海外に行っている』と話していた」という。また小中学校時代の同級生は「テレビを見て驚いた。無事生きて帰ってきてほしい」と話した。 × ×「旅行が目的バス予約」 直前 法人にイラク行き決定拘束された香田証生さん(24)は、連れなしに一人でイラクに渡ったとみられる。周囲には「イラクを見てみたい」と語っており、契約による取材やボランティアではなく、イラクを見聞しようとの目的で入国した可能性が高い。東京在住の映画監督四ノ宮浩さん(46)は現地時間の二十日夜、人質になった香田さんと、同宿したヨルダンの首都アンマンの「クリフホテル」で会った。四ノ宮さんによると、香田さんは「旅行で行きます。バグダッドへ向かうバスを予約しました」と話したという。四ノ宮さんが「私もビザ申請をしているが、街を出歩けないほど危険な状況だ」と思いとどまるよう諭したが、「大丈夫ですよ。どうしても行きたいんだ」と言って出発したらしい。心配してバス停までタクシーで付き添った四ノ宮さんは、ビザが発給されなかったため日本に帰国。「体を張ってでも止めればよかった。無事を祈るしかない」と話す。四ノ宮さんによると、香田さんは七―八カ月前にニュージーランドで語学を勉強後、二、三カ月前にイスラエルに入国。ヨルダン経由でのイラク行きを決めてクリフホテルに宿泊していたようだ。同ホテル従業員のサーミル・アラハミディさん(30)は、「香田さんは十九日夜、ホテルに来て一泊し、翌日夕方にバスでバグダッドに向かった。『五、六日で戻る。ホテルには泊まらないだろう』と話していた。『危険だ』と止めたが、『何が起きているのかを見たい』と話していた。所持金も多くなく、旅行が目的のように見えた。ホテルに小さなバッグを残していった」と話している。周辺によると、香田さんは地元の中学を卒業。東海大第五高(福岡県宗像市)を二年のときに中退、通信教育で高卒の資格を取得したという。その後はフリーターとして働いていたらしい。 × ×「教え子がまさか…」 母校会見香田証生さんが高校二年生の終わりまで通学していた東海大第五高校(福岡県宗像市田久、松岡哲校長)の当時の担任平田恒敏教諭(54)は二十七日正午ごろ会見し、「まさか自分が担任をしていた生徒だとは思わなかった。名前を聞いて、すぐに彼の顔が浮かんだ。本当にびっくりした」と動揺した表情で語った。平田教諭によると、香田さんはまじめで誠実な人柄だった。生活態度や成績もよく、学校行事にもクラスメートと協調性を持って取り組んでいたという。香田さんは二年生の半ばごろ、平田教諭に「通信制の学校で自分の力を試したい」と相談。一九九七年三月末付で同校を転出し、通信制高校の「NHK学園」に転入したという。平田教諭は「転校してからは会っていないので、なぜ彼がイラクにいたのかは分からないが、願わくば無事に帰ってきてほしい」と話した。また、香田さんの出身校で、福岡県直方市にある植木中学校の石田栄一教頭(53)は、「ニュースを見て驚いた。とにかく無事に釈放されて帰ってきてほしい」と心配そうに話した。(西日本新聞) - 10月27日14時59分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000075-nnp-kyu2004年10月27日 10:36 「イラクに行っている」と家族 拉致された香田さんイラクで拉致された香田証生さんの福岡県直方市の家族は27日、共同通信の取材に対し「イラクに行っている家族がいる。いま忙しい」と述べた。---------------------------------2004年10月27日 13:24 命を助けてと香田さん両親 福岡の自宅でイラクで人質になった香田証生さん(24)の両親は27日昼すぎ、福岡県直方市の自宅で、市職員に「若い息子の命を奪ってどうなるのか。とにかく助けてもらいたい」と話した。 http://www.373news.com/context.php?id=FN2004102701003283&genre=General語学勉強でNZへ=涙ぐむ香田さんの母、「命を助けてほしい」-邦人人質福岡県直方市植木の香田証生(24)さんの実家には27日午後、直方市役所職員が訪れた。面会した職員によると、両親は「息子は今年1月、語学の勉強のためニュージーランドに行った。イラクにいるのは知らなかった。とにかく命を助けてほしい」などと話した。母親は涙ぐみ、父親は「息子は自衛隊とは関係ない」と話した。ニュージーランドでは働きながら勉強しており、12月に帰国予定だった。7月までは直接連絡があった。9月には、県内の香田さんの兄のところに「パソコンを送ってくれ」という連絡が入り、両親が送ったという。2、3日前、外務省から「息子さんはイラクに行っているのか」と問い合わせがあった。 (時事通信) - 10月27日14時1分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000448-jij-soci国際テロ専門部隊派遣へ=対策室設置で情報収集-警察庁 イラクの日本人人質事件で、警察庁は27日午前、海外のテロ事件捜査専門部隊「国際テロリズム緊急展開班」(TRT-2)を現地に派遣することを決めた。行き先や時期は未定という。 警察庁は、今年春に日本人3人がイラクで人質になった際も、TRT-2の前身「国際テロ緊急展開チーム」(TRT)を隣国ヨルダンに派遣。解放に向け、現地当局との調整に当たった。今年4月の警察法改正で、捜査援助、人質交渉も可能になっており、同庁は今回の事件に関する情報収集を進め、専門能力を備えたメンバーの人選を進める。 (時事通信) - 10月27日13時1分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000416-jij-soci武装勢力が邦人拘束、自衛隊撤退を要求…福岡の男性か【カイロ=岡本道郎】イラクで暗躍するヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の率いる「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」と名乗る武装組織は26日、拘束した日本人とみられる男性1人の映像をインターネットで流し、日本政府が48時間以内にイラクに駐留する自衛隊を撤退させなければ男性を殺害するとの声明を出した。 外務省によると、この男性はイラクに滞在中の福岡県出身、香田証生さん(24)とみられる。父親が本人と確認し、同省に連絡した。 香田さんとみられる男性は映像の中で、小泉首相に対し、日本語で、「彼らは自衛隊が撤退しなければ首をはねると言っています。すみませんでした。また日本へ帰りたいです」とところどころ声を詰まらせながら訴えた。イラクでの日本人拉致は、今年4月にフリーライターの郡山総一郎さんら計5人が拉致(いずれも解放)されて以来、6か月ぶり。 (2004/10/27/10:55 読売新聞 無断転載禁止) http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041027it02.htmイラクで日本人男性拉致、福岡出身の香田証生さんか http://www2.asahi.com/special/jieitai/TKY200410270086.html「僕の首はねる」と訴え 香田さんが救出懇願【バグダッド27日共同】「僕の首をはねると言っています」「すみませんでした」--。イラクでイスラム武装勢力に拉致された香田証生さん(24)が26日、ウェブサイトで流された映像の中、声を詰まらせ謝罪しながら必死に救出を懇願した。「48時間以内」のイラクからの自衛隊撤退を日本政府に迫る犯人は、うつむく香田さんの背後に立ち、髪をわしづかみにして顔をビデオカメラに向けさせる。恐怖におののく香田さんの顔が大きく写し出された。長髪に白いTシャツ姿の香田さんは、武装した全身黒ずくめの男3人の前に座らされ、「彼らはなぜ日本政府が法を破ってイラクに自衛隊を派遣したのかと尋ねています」と英語で話し出した。(共同通信) - 10月27日12時20分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000092-kyodo-int自衛隊を撤退しないとの日本政府の決定を支持=駐日米大使[東京 27日 ロイター] 外務省は、ベーカー駐日米大使に対し、イラクでの人質事件への政府の対応について伝えた。これに対して、ベーカー駐日大使は、自衛隊をイラクから撤退する考えはないとの日本政府の決定を支持し、敬意を表すると語ったという。 外務次官からベーカー大使に対して、「イラクで邦人が人質になっているとの報道があるが、この件に関して、対策本部を設置して確認している」と伝えたうえで、自衛隊を撤退させない方針を伝えた。これに対して、ベーカー大使は、「自衛隊をイラクから撤退する考えはないとの日本政府の決定を支持し、敬意を表する。米国側として、できる限りの協力を行うことを保証したい」と語った。(ロイター) - 10月27日12時5分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000695-reu-int
2004年10月27日
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『ドッグヴィル』をビデオで観ました。「グレース」役には「ハリウッドの頂点」とも言われるニコール・キッドマン。ニコール・キッドマンは今年の3月14日オーストラリアの人間国宝に認定されています。実は、私はニコール・キッドマンが大好きなので、この映画を観たのです(笑)映画では、これでもかというほど人間の醜さが表現されています。この映画は、「交換」という物語……だと私は解釈しました。交換とは、「労働」と「その対価」です。「対価」とは、マフィアから追われているグレース(キッドマン)がドッグヴィルにとどまるということです。弱い立場にあるグレースは、村人たちに「犬」のように扱われていきます。何度もレイプされるグレース。重り付きの首輪をされてしまうグレース。全ての村人に裏切られるグレース。内容をあまり暴露するのは、観てない人もいると思うので止めておきますが、「最後の逆転」は鮮やかです。鮮やかではありますが、あまりにも悲しい結末。グレースの気持ちに立てば、「すーっ」とする最後です。……が、村人たちの立場に立てば、人間とはみなこういう醜い生き物なのかなあと悲しい気分になった。「人間」という醜い生き物を考える「いい映画」でした。そして、ニコール・キッドマンがほんとに美しい。お勧め映画です。※ 以下、本日の気になった記事です。それにしてもライス補佐官(米政権)は、とんでもないことを言いますねえ。国際社会は、米国にこんなことを言わせていていいのか?米ライス補佐官、アラファト議長に退任求める(日経)【ワシントン=森安健】ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は25日、フロリダ州で開かれたユダヤ系ロビー団体AIPAC(米イスラエル公共政策委員会)の年次総会で演説し、パレスチナ自治政府のアラファト議長の退任を求めた。 ライス氏は「まだアラファトと話している人々は彼に『もう終わりだ』と告げなければならない」と語った。そのうえでイスラエルのシャロン首相が進めるガザ地区からの撤退を念頭に「パレスチナ人に土地が返還されている。アラファトが何年も要求していたことが実現している」と述べ、議長が自主的に退かなければ首相職にある人物が力を発揮できないと指摘した。 演説はフロリダ南部に多数住むユダヤ系住民を強く意識したもの。イスラエルが懸念するイランの核開発問題にも言及し、経済制裁を発動できる国連安保理に報告(付託)すべきだと語った。 (13:00) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041026AT2M2600I26102004.htmlキューバ、米ドルの流通停止を発表(日経)【サンパウロ=岩城聡】キューバ政府は25日、11月8日から国内での米ドルの流通を停止すると発表した。米国に住むキューバ系移民からの送金や本国渡航を制限するなど、キューバへの経済制裁を強めるブッシュ政権への対抗措置とみられる。 キューバ中央銀行の声明によると「国内外のキューバ人や旅行者は、キューバで印刷された紙幣を使わなくてはならない」と宣言。対ドル相場は1ペソ=1ドルに定めるものの、ドルから両替する際には10%の手数料を課すという。 同国では、1993年から国民のドル保有を解禁した。闇市場では実勢交換レートが存在し、米ドルだけで物資を購入できる「ドルショップ」も多数存在する。 (11:01) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041026AT2M2600N26102004.html■ジェイコブ・シフが小国日本を救った理由1874年1月、ドイツ系ユダヤ人としてフランクフルトに生まれたジェイコブ・シフは18歳の時にニューヨークに渡り、ブルックリンやマンハッタンで古着の屋台店を開いて小金を貯え、やがてクーン・ローブの娘と結婚、38歳でクーン・ローブの代表となった。このジェイコブ・シフが日本を支援したのは、エドワード・H・ハリマンと共にユーラシア大陸横断鉄道に進出することによる鉄道の世界制覇に向けた野望以外に理由があった。日本への金融協力には、クーン・ローブ・グループ以外に英国のロスチャイルド家、ドイツのウォーバーグ家、フランスの銀行家アルベール・カーンなども関わっているが、これら欧米金融界のエスタブリッシュメント達が、商売上のこととはいえ日本を手助けしたのは、彼らがいずれもユダヤ系であり、ユダヤ人を迫害していた帝政ロシアに対する強い反発があったからだ。そして、ジェイコブ・シフも当時米ユダヤ人会の会長を務めていた。彼らは、果敢にもユダヤ人を迫害するロシアに立ち向かった小国日本を助けることで、一矢を報いることができると思ったのである。また同時に英国は、英皇室のロシア皇室との縁戚関係や有色人種支持ともとられかねない外交上の問題から、米国のクーン・ローブ・グループを参加させたいとの狙いもあった。■ネオコンとジャクソン・バニク条項とロシア系ユダヤ移民実はこのロシアのユダヤ人政策はイラク戦争にも深く関わっている。1974年に米国はユダヤ人などの移民の出国を制限している共産国家への最恵国待遇や政府信用供与などを制限したジャクソン・バニク条項を制定している。これはソ連がイスラエルへ移住しようとするユダヤ人に対して、事実上出国を禁止したことに対する制裁措置として、民主党のヘンリー・スクープ・ジャクソン上院議員とチャールズ・バニク下院議員が提案したものだが、このヘンリー・ジャクソンを支持し、ジャクソン・バニク条項の草案づくりに関わった人物こそが、イラク戦争を主導したネオコンのリチャード・パールである。このジャクソン・バニク条項は大きな成果を上げ、ソ連から57万人以上のユダヤ人、エヴァンジェリカル・クリスチャン、カトリック教徒が米国へ移住し、約100万人のユダヤ人がイスラエルに移住した。その多くがブッシュ共和党政権、そしてイスラエルのアリエル・ブルドーザー・シャロン首相率いるリクードや極右政党の支持者となっている。つまり、リチャード・パールらネオコンがソ連からの大量のユダヤ移民票を米国とイスラエルに振り分け、当時にブッシュ政権とシャロン政権をつなげる役割をも担っている。そして、このネオコンのユダヤ戦略の賛否をめぐってユダヤ系の金融機関や名門一族が大きく割れる結果となっている。また、ロシア系ユダヤ人を引き入れることがエゼキエル書に基づくロシアの参戦を意味することから、ハルマゲドンとしての世界最終戦争を演出し、かつ煽りながら、ブッシュ政権とキリスト教右派を一体化させているのである。※ 全文は以下でお読み下され。ふたつのハルマゲドン(園田義明) http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k6/161024.htm欧米との関係改善や経済改革に邁進するリビアの後継者問題(2004年10月26日掲載) 最近もEUの経済制裁及び武器禁輸の解除、或いはイタリアのベルルスコーニ首相等の来訪と急速に国際社会への復帰を果たしつつあるリビアだが、10月中旬にはかねてから噂されていたドイツのシュローダー首相も来訪しEUとの関係をさらに強固なものとしている。また10月中旬には、カダフィ大佐の有力な後継候補と目されている子息セーイフ・イスラーム氏が、西側ビジネスマンを対象としたセミナーで政治・軍事・経済にまたがる演説を行い注目を集めている。以下では、こうしたリビアの最新の動きについてまとめてみた。 ※ 続きは以下で。最近の中東情勢から http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei041026.htm「世界一の富豪」の転落--「西武・堤王国」の崩壊(週刊ポスト2004.11.5)(1)内部告発で「名義借り」が発覚 本人がすべてを語らない以上、厳密にいえば、西武グループの総帥、コクド前会長の堤義明氏(70)が、突然グループの全役職を辞任した理由については、今に至るも“謎”である。だが、今年3月に西武鉄道の元専務らが逮捕された総会屋利益供与事件(※)を機に、「堤包囲網」は確かに形成されつつあった。 最初に堤氏にプレッシャーをかけたのは利益供与事件を捜査した警視庁だった。捜査関係者が語る。「堤氏は当初、自らの非を認めようとせず、西武鉄道社長に責任を転嫁しようとした。誰もが西武は堤氏の王国だとわかっているのに、堤氏が会長のままでは西武鉄道にケジメをつけさせたことにはならない。そこで専務以下、関係者の逮捕を繰り返し、利益供与額を1億9000万円まで積み上げた。そして『西武鉄道の恥部』を示唆することで堤氏を会長辞任へ追い込んだ」 その「恥部」こそが、西武鉄道株の「名義借り」である。堤氏の役職辞任の直接の理由は、西武鉄道の有価証券報告書の持ち株比率に虚偽記載があったことへの引責。堤氏は10月13日の会見で、「(虚偽記載を知ったのは)ひと月前。株式実務や法の手続きにはノータッチで何も承知していなかった」 と説明したが、名義借りは堤流の徹底した秘密主義経営が生んだものであることは疑いようがない。 持ち株比率が50%を超える上場企業の親会社は、財務諸表など経営データの公開を義務付けられる。西武鉄道の大株主であるコクドはその持ち株比率を43・16%として情報公開を免れてきたが、それは約1200人ものグループ社員、OBらの名義を不正に借りた結果であり、本来の持ち株比率は64・83%。当然、コクドにはデータを公開する義務があった。 さらに、西武鉄道の上位株主10社(少数特定者)の持ち株比率は従来公表されていた63・68%ではなく88・57%に及んでいた。東京証券取引所の基準では、少数特定者による持ち株比率が80%を超えた状態が1年以上続いた場合は上場廃止となるが、西武鉄道の場合はこれが30年以上続いていた可能性がある。 警視庁はこの事実を、内部告発でつかんでいた。 後述するが、名義借りをした一因には西武鉄道株の市場での流通を少なくし、株価を高値に保つ狙いがあったと見られるが、目的の全貌はまだ定かではない。 内部告発により突きつけられた“匕首”。状況を整理すると、堤氏が突然身を引く決断をしたのは、名義借りの事実が証券取引等監視委員会や国税当局などを動かし、ひいては「最強の捜査機関」東京地検特捜部が王国の解明に乗り出すことを予期したからこそだともとれる。 http://www.weeklypost.com/jp/041105jp/edit/edit_1.html(2)プリンスホテルに税務調査の可能性 http://www.weeklypost.com/jp/041105jp/edit/edit_2.html(3)有利子負債は1兆5000億円 http://www.weeklypost.com/jp/041105jp/edit/edit_3.html
2004年10月26日
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浅草の発砲事件警戒中に銃撃 (東京新聞) 「オヤジが撃たれた」「救急車を呼べ!」。六発の銃声に続いて怒声が飛び交った。台東区西浅草三の「浅草ビューホテル」。結婚式の招待客らのにぎわいが一瞬にして破られた。二十四日の発砲事件は、ホテルからの通報を受けた私服警官が警戒中に起きた。 同ホテルによると、事件から約一時間前の午後零時半ごろ、一階のロビーに暴力団員風の男数十人が現れた。このため、ホテルは浅草署に通報、間もなく数人の私服警官らが駆けつけたという。 事件当時、銃撃を受け死亡した指定暴力団山口組貴広会の中川謙一幹部(41)ら同会の約十人が、ホテル内の喫茶店「レ・アール」の奥のテーブル席に座っていた。 逮捕された指定暴力団住吉会系中村会幹部片桐俊容疑者(38)ら二人は、店外の組員らと連絡を取っているのか、店を出入りしながら中川幹部らと話し合いを続けていた。 ホテルでは同日午前から二組の結婚式があり、五百-六百人の来客があったという。 事件直後に通りがかった会社員男性(50)は、警察官と暴力団員が怒鳴り合い、顔を血だらけにした男が担架で救急車に運ばれるのを見たという。「普段からものものしい雰囲気だったので、いつかは事件が起こると思っていた」と話す。 神奈川県横須賀市から来た宿泊客の女性(31)は「二十一階の部屋にいて何が起きたか分からなかったが、恐ろしい」と顔を曇らせた。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20041025/lcl_____tko_____003.shtml東京・浅草のホテルで発砲、暴力団幹部死亡 24日午後1時40分ごろ、東京都台東区西浅草3丁目の「浅草ビューホテル」内の喫茶店で、山口組系の暴力団幹部ら4人が2人組の男に拳銃で撃たれた。1人が死亡し、3人が重軽傷を負った。客らにけがはなかった。2人組は、警戒中の警視庁の捜査員らに銃刀法違反(発射)容疑で現行犯逮捕され、住吉会系の暴力団幹部と分かった。 死亡したのは山口組系の中川謙一幹部(41)。もう1人の幹部(56)も額を撃たれて意識不明の重体。残り2人も重軽傷を負った。 逮捕されたのは、住吉会系列の片桐俊(37)と加藤勉(39)の両容疑者。片桐容疑者は逮捕時に拳銃を所持しており、発砲を認めているという。 組織犯罪対策4課と浅草署の調べでは、片桐容疑者と中川幹部らが喫茶店内で双方の間のトラブルについて話し合っていたところ、片桐容疑者がいきなり拳銃を6発発射したという。事件当時、店内にはほかに双方の組員ら数人と店員2人、女性客1人がいたが、いずれもけがはなかった。 (10/24 21:11) http://www.asahi.com/national/update/1024/027.html東京・浅草で暴力団抗争、発砲で山口組系幹部1人死亡 24日午後1時40分ごろ、東京都台東区西浅草3、浅草ビューホテル1階の喫茶店「レ・アール」で、指定暴力団山口組系貴広会幹部4人が、店内に入ってきた同住吉会系中村会幹部の男2人に拳銃で撃たれ、1人が死亡、3人が重傷を負った。うち1人は重体。 事件前にホテル側から「多数の暴力団組員がいる」との連絡を受け、近くで警戒していた警視庁浅草署員が、銃撃した2人を殺人未遂と銃刀法違反(発射)の現行犯で逮捕、拳銃1丁を押収した。 店内には当時、店員と女性客1人がいたが、けがはなかった。ホテルの客らにもけがはなかった。 調べによると、2つの組の関係者の間で何らかのトラブルがあり、当時、現場の喫茶店に双方の関係者が10人ほど集まって話し合いをしていたという。その最中に突然、2人が店内に入ってきて拳銃6発を発砲した。 現場は、観光名所の浅草寺から西北に約300メートル離れた繁華街の一角。(読売新聞) - 10月24日19時55分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000311-yom-sociホテルで発砲、4人死傷 暴力団抗争?2人逮捕 浅草 二十四日午後一時四十分ごろ、東京都台東区西浅草、「浅草ビューホテル」一階の喫茶店「レ・アール」で発砲があり、けが人が出たと一一九番通報があった。暴力団組員四人が撃たれ、一人が死亡、三人が重軽傷を負った。撃ったのは別の暴力団組員らで、二人が殺人未遂などの現行犯で逮捕された。警視庁組対四課と浅草署は、二つの組の間に何らかのトラブルがあったとみて捜査している。 調べでは、逮捕されたのは、指定暴力団住吉会系組幹部、片桐俊容疑者(三七)=荒川区東日暮里=ら二人で、拳銃一丁を所持。撃たれたのは、指定暴力団山口組貴広会の四人で、中川謙一幹部(四一)が死亡、他の三人は胸や手などに重軽傷を負った。双方の組員らが喫茶店で話し合いをしていた際、乱入してきた片桐容疑者らが拳銃五発を撃ったという。 当時、喫茶店には女性従業員と女性客一人が居合わせていた。同ホテルによると、女性従業員は「発砲音を聞いて怖くなり、カウンターにしゃがみこんで収まるのを待った。静かになったので急いで外に飛び出した」と話しているという。女性客にもけがはなかった。 同ホテルは、雷門や仲見世に観光客が多数集まる浅草寺の西約三百メートルにあり、結婚式や宴席などで約六百人の客がいたが、一部の店舗などが閉鎖された以外、混乱はなかったという。(産経新聞) - 10月25日3時0分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000012-san-soci浅草発砲:組幹部が新たに死亡 東京都台東区西浅草のホテルで24日、4人が死傷した発砲事件で、頭を撃たれて意識不明になっていた暴力団山口組貴広会の末吉民男幹部(56)が25日未明、搬送先の病院で死亡した。この事件で死者は同会の中川謙一幹部(41)に次いで2人目。 警視庁組織犯罪対策4課は、発砲した暴力団住吉会中村会幹部、片桐俊容疑者(38)ら2人を殺人未遂容疑などで現行犯逮捕し、両組の間で何らかのトラブルがあったとみて追及している。毎日新聞 2004年10月25日 12時10分 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041025k0000e040062000c.html※ 次の記事は2002年の奈良新聞のもので古いのですが、「貴広会」という組織の規模がわかるかと思うので抜粋して転載します。貴広会は、県内暴力団勢力の約7割を占める最大の暴力団組織。県警暴力団対策課によると、貴広会は指定暴力団山口組系倉本組の倉本広文組長の死去(平成10年9月)により、平成11年3月に旧倉本組から分派した組織。奈良市西九条町に組本部を置き、全国の一都一道二府12県に約1000人の構成員がおり、県内にも15組織、約600人がいる。今年1月から5月末まで、県警は貴広会傘下の組員延べ98人を傷害や暴力行為、廃棄物処理法違反容疑などで逮捕している。(2002年06月21日金曜日 奈良新聞) http://homepage1.nifty.com/gokigen/sub080206.html※ 以下は、週刊実話2004年11月4日、秋の挑戦特大号からの転載です。直参体制を見直し 山口組「数より質」で精鋭化! 最盛時の123人から大幅にその数を減らして山口組の直参組長は99人となり、ついに100人を割り込んだ。これは五代目体制発足時以来のことであり、平成元年12月に直参100人体制が確立されてから初めての現象である。山口組は直参組織の精鋭化を進めている――。 10月に入って直系組長3人が引退したことで、五代目山口組の屋台骨を支える直系組長の総数はついに100人を割り込んだ。 しかし、直系組長の激減は執行部の「思惑通り」との見方もある。山口組を取り巻く社会状況が厳しさを増す中での組織防衛策として、執行部では直系組長の数より“質”を重視した精鋭化を図ろうとしている、と言われている。 五代目体制発足後、山口組執行部は勢力拡大路線を方針に、各地の独立組織を吸収するなどして急速に勢力を拡大した。 たびたび直系組長の増員人事が行われたのに加え、独立組織のトップが直参として加入するなど、直系組長の数は増加の一途をたどったのである。三代目南一家(平山桂次会長)など在阪の有力独立組織が相次いで直系として山口組に加入したのが、ちょうどその頃だった。 平成4年3月に暴対法が施行され、山口組の勢力拡大は鈍化するかに見えた。だが、同法施行直前に直参昇格人事を行い、7人もの新直系組長を誕生させた。このほか、翌平成5年11月には直参昇格人事に加え、尼崎の独立組織だった西田組(解散)が直系として加入したことで、直系組長の総数は過去最高の123人を数えたのである。 http://www.nihonjournal.jp/jituwa/jituwa_01.html------------------------------------------------------------ザ・ヤクザ 家元制、宗教団体、企業買収…これが“合法錬金術”のウラ実態だ!~吾妻博勝~ 非合法の金儲け、つまり犯罪行為による金儲けはリスクが大きすぎてやれないが、合法的、あるいはグレーゾーンに近い世界の仕事は、一般の堅気衆でもやろうと思えばできるかもしれない。では、それらの仕事には一体どんなものがあるのか――。 どこの世界でもそうだろうが、ヤクザ世界では「金がないのは首がないのと同じ」と言われるように、シノギ(資金源活動)はヤクザの生存に欠かせない生命線である。 裏社会のシノギは合法・非合法を取り混ぜ多岐にわたるが、非合法のシノギは普通の人には何の参考にもならない。それは犯罪行為であり、ヘタに手を出せば大ヤケドをするからだ。いつ、捕まるか知れないような金儲けは、リスクが大きいぶん儲けも大きいだろうが、一般の堅気がやることではない。 不景気と暴力団対策法でヤクザは資金源の枯渇に見舞われ、その結果として一般人に歩み寄るようになり、また一般人もヤクザの領域に足を踏み入れる傾向があり、双方の境目が見えなくなってきたのは事実だ。だからといって、普通の一般人が、ヤクザを撥ね退けてそのシノギに分け入ることは難しい。 しかし、その一歩手前のグレーゾンまでは近寄れるのではないか? それらのひとつに「デリヘル」がある。これこそヤクザの領分ではないか、と思うかもしれないが、今はこのデリヘルは届出制度であり、少し前みたいな闇の仕事ではなくなっている。デリヘルを経営する30代の男性が言う。「ヤクザとは、正直言って付き合ってますよ。でも、それは気持ちだけの金額でね。月に何万円かですよ」 正確な数字は言わないが、おそらく4~5万円というところだろう。ミカジメを払うというこのやり取りは、一般の人は勘違いしているが、「守って欲しい」という用心棒代よりも「邪魔しないで欲しい」という意味合いのほうが強いという。 http://www.nihonjournal.jp/jituwa/jituwa_03.html※ 山口組に関しては、先日10月14日の日記でも取り上げました。10月14日の日記「最近の山口組の動向」は こちらからどうぞ。
2004年10月25日
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「人間の盾」と公安調査庁《 ESPIO! 》Vol.318 10/24/04 あらためて取り上げるべきかどうか逡巡したが、これまでの経緯については、やはり注意喚起おくべきだと思い直した。ジャミーラ高橋女史の逮捕についてである。 実は同女が逮捕されるのではないかという情報は、すでに今年の2月までに“流されて”いた。 筆者は当時、この「逮捕情報」に触れながら、次のように同女と公安調査庁との関係について指摘していた。 工作者は1998年6月、筆者とともにCIA研修に派遣された公安調査官・西道弘である。(略) 西は98年当時からモスクへの大胆な潜入行為が庁内でも問題視されていた。高橋女史への浸透はかなり長く、深く、その親族にまで及んでいる。上記の募金流用問題は、公安警察筋のリークではないかと筆者は密かに勘ぐっているのだが、問題発覚以前に西は、関係者宅を訪問するなどして、「公安(警察)がジャミーラを逮捕するという情報があるか本当か」などと尋ねるなどしている。つまり、警察が逮捕すると、協力者工作に支障を来たすばかりでなく、その後に複雑かつデリケートな問題が生起するから、懸命に情報収集しているのである。この辺りの事情は、治安機関相互の確執についての実感がなければ、よく分からないかもしれない。 いずれにしろ、高橋女史は従前からイラク当局とも関係が深く、国内の関係ボランティア団体の代表的存在でもある。当然、それだけ広範囲にわたる団体・個人の情報が集中する。同女史に対する協力者工作は、イスラム調査を強化している公安調査庁の立場に立てば、まことに的確な工作であると言えるのだ。 薬事法違反事件そのものは、さはど複雑な捜査・立証が必要だとも思われないから、逮捕の時期が遅れたのには何らかの特殊な事情が働いていたのかもしれない。 今回に至る騒動は、薬事法云々というよりは募金等の流用疑惑に端を発している。※ 全文は、以下でお読み下さい。 http://www.emaga.com/bn/?2004100078843889011429.xp010617子どもを殺すこと(1)ハイチ:銃弾をこの手に握った 覆面ハイチ警察が司祭を逮捕し子どもたちを撃った http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/haiti0410.html子どもを殺すこと(2)パレスチナ:非人間化キャンペーン 子供を殺すことさえもはや大したことではなくなっている http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/palestina0410.html21人死亡、負傷2100人新潟県中越地震5強余震も、8万人避難 (東京新聞) 新潟県中越地方を襲った地震の被害は24日、確認作業とともに拡大、県警の調べで死者は21人に上り、負傷者は2100人を超えた(共同通信まとめ)。震度5強などの余震が続き、避難者は夜になって8万2千人に達した。死傷者数による被害規模は1995年の阪神大震災以来。 政府は非常災害対策本部を設置。周辺の道路が寸断された山古志村からは、自衛隊ヘリコプターが高齢者らを長岡市へ輸送した。これとは別に同市の太田川上流などで、住民や温泉の宿泊客ら計約700人の孤立が続いた。 気象庁は「平成16年(2004年)新潟県中越地震」と命名。新潟県は被害が大きかった小千谷市や川口町など26市町村に災害救助法を適用した。営業運転中の新幹線として初の脱線事故を起こした上越新幹線の復旧には数週間かかる見通しだ。 県によると、全半壊など建物の被害は住宅2583棟、事務所や公共施設などが1206棟。警察庁によると、52カ所で山崩れが起きた。 新潟県警の調べでは、死者は小千谷市で、11―12歳の小学生男女3人や89歳の男性を含む計8人。ほかにも川口町で小学生や高齢者計4人、十日町市では生後2カ月の幼児を含む3人、長岡市と山古志村で各2人、見附市と湯沢町で各1人が亡くなった。 電気は少しずつ復旧したが、24日午後8時現在でまだ約9万8千戸が停電。小千谷市などを中心に停止している水道やガス、携帯、固定電話サービスの復旧見通しは立っていないという。 JR東日本によると、上越新幹線は脱線車両が線路上に残されたままで、東京と新潟を結ぶ「とき」は24日、すべて運休。東京―越後湯沢間で、1時間に1本程度折り返し運転した。 日本道路公団によると、北陸、関越両自動車道は路面の段差やひび割れ、道路脇の斜面崩落などが見つかり、新潟県内で通行止めが続いた。警察庁によると、国道など一般道路でも200カ所以上で損壊や陥没があり、通行止め区間が相次いだ。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041024/fls_____detail__076.shtml ポスト紙もケリー氏支持米有力2紙の足並みそろう (東京新聞) 【ワシントン24日共同】24日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、民主党大統領候補のケリー上院議員について、内政だけでなく安全保障政策でも「米国を導く資質を備えている」と評価、大統領選でケリー氏を支持すると表明した。 ニューヨーク・タイムズ紙は既にケリー氏を「熱烈に支持する」と宣言しており、米国の有力2紙が同氏支持で足並みをそろえた。ただ、ポスト紙は「ケリー氏への1票にリスクがないとは考えていない」とも述べ、ブッシュ大統領との間で「てんびんにかけて」比較した結果としている。 ポスト紙はブッシュ大統領の実績について、イラクの戦後復興で「入念な準備を求める助言を無視した」経緯や、大型減税一辺倒で過去最大の財政赤字を計上したことを非難。「戦時の指導者としては危険な特徴」を指摘した。 ケリー氏については、イラク政策で「国家再建の膨大な任務に、より適切に取り組むことができる」と期待を表明した。 ロイター通信によると、これまでにケリー氏支持を打ち出した米紙は66紙で、ブッシュ氏支持はシカゴ・トリビューンなど57紙。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041024/fls_____detail__054.shtmlケリーの敵は“その次”狙うヒラリー? ケリーのライバルはヒラリー?! 接戦の続く米大統領選で、民主党・ケリー候補が再度苦戦している。テレビ討論ではブッシュ大統領を負かし、米経済も斜陽? になる中の結果だが、そのウラに見え隠れするのが、前ファーストレディーのヒラリー氏。ケリー候補にとって同じ民主党のヒラリー、クリントン夫妻の協力は藁(わら)をもつかむ思い。だが、ヒラリー氏は08年の大統領選を狙っているとされ、今回、ケリー氏が勝てば、「米国初の女性大統領」の夢が遠のきかねないのだ。そもそもヒラリー氏は、エール大学法科大学院時代は同窓の夫より優秀で、結婚の際、周囲が「女性初の大統領になれるのに、夫の政治的野心に阻まれなければいいが」と心配したほど。00年には55%を超える得票でニューヨーク州から上院議員に当選。大統領選に向け全国的な政治組織の結成に着手したことが昨年、報じられるなど、今選挙でも出馬の憶測が絶えなかった。各マスコミの事前調査でも、民主党内の支持はケリー候補よりはるかに高かったが、ブッシュ大統領の支持基盤が固いことから、同大統領が2期目を全うする08年まで出馬を見送ったとされる。ところがフタを開ければ、ケリー氏が意外に善戦。原油高騰、イラク情勢…と、あらゆる追い風が吹く状況となった。仮にケリー候補が当選すれば、民主党としては8年後まで新たな候補は立てられない。こうなると現在58歳のヒラリー氏は66歳…というわけ。一方で、「ヒラリー氏は2年で125法案を提出したが、具体的な結果はほとんど出ておらず、議員としてはいまひとつ。“共感の天才”と言われた夫に比べ、キレすぎで反感も強い」(米国人ジャーナリスト)との声も出ている。妻と党の板ばさみで、クリントン氏もつらい?ZAKZAK 2004/10/23 http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004102306.html※ 本日も転載ばかりという手抜きに日記とさせてもらいました。追加(探偵ファイルから)。伊東美咲……可愛いので(笑)伊東美咲の胸に忍ぶ手! http://www.tanteifile.com/geinou/index1.html
2004年10月24日
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私は外出からいま戻ったばかりなので、今日はネット上のニュースなどをまだ見ていないのですが、テレビは地震ニュースばかりになってます。先ほど知ってビックリしました。ちょうど昨夜(今朝)、「デイ・アフター・トゥモロー」というパニック映画をレンタル店から借りて観たばかりだったので、余計に地震ニュースで驚いたのでした。地震と映画の内容は無関係なんですがね。……と、これを書いているいま、21時からのテレビ番組も殆どが地震ニュースに変更になっているみたい。原発は大丈夫だったのかな……と、真っ先に心配してしまう。「デイ・アフター・トゥモロー」ですが、まあ、面白かったです。知名度のある(私の知っていると言った方がいいかな)俳優を使っていない映画だったんですね。日本の場面では、なぜか日本人役の喋る言葉に変な「なまり」が……中国人を使ったのか?時間的な都合で、今日の日記はこれにて終わりにさせて頂きます。私の日課となっている「お気に入り一覧」のサイトすら読んでいないので、これから少しだけ読みに行って、興味深い記事等があれば、あとでいつものように追加で紹介したいと思います。では、本日はこれにて失礼。追記、2時40分。2時間で震度6以上が4回は、観測史上最多。地震による死者12人、けが人500人以上。新潟県全域で1万6000人が避難。……とのことです。ソースはTBS。以下、現在4時、記事を3つ転載。10月23日に発生した地震に伴い新潟地方(市外局番が「025」)の「災害用伝言ダイヤル」を運用開始しました。また、台風23号による「災害用伝言ダイヤル」運用は継続中です。 http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/news/index.html---------------------------------災害用伝言ダイヤルとは…… http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/intro/index.html先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間続きました。新潟の震度で乳児含む10人死亡負傷は700人超新幹線脱線、28万戸が停電 (東京新聞 10.24 02:38) 23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強を観測した。震源は深さ約20キロ、マグニチュード(M)は6・8。同6時34分ごろまでに、さらに震度6強が2回あったほか、震度6弱や5強など、余震とみられる激しい揺れが断続的に発生した。 県内で生後2カ月の乳児を含む計10人が死亡。各地の病院に負傷者が搬送され、共同通信の24日午前2時現在のまとめで、新潟県のけが人は700人を超えた。長野県でも3人がけが。群馬県で7棟が壊れた。 走行中の上越新幹線が新潟県内で脱線、けが人はなかった。営業運転中の新幹線の脱線は東海道が開業した1964年以来初めて。 新潟県で約27万9千戸が停電し、約1万4千戸でガス供給が停止。小千谷市では電気、ガス、水道、電話がすべて止まった。 新潟県は自衛隊に災害派遣を要請した。政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置し、24日に調査団を現地に派遣する。 気象庁は「内陸部の直下型地震。今後1週間、震度6強規模の余震が発生する恐れがある。大雨で地盤が緩んでおり、がけ崩れなどに厳重な警戒が必要」と呼び掛けた。 新潟県警によると、死者は小千谷市の小川利夫さん(55)と駒形美佐子さん(70)、十日町市の金崎昌彦さん(34)と蕪木トシエさん(65)、生後2カ月の樋熊大地ちゃん、小国町の桑原文雄さん(76)ら。小川さんは揺れを感じて外に出た際、倒壊した車庫のコンクリート壁で首を骨折。金崎さんは崩れた外壁の下敷きになり、蕪木さんはショック死した。 気象庁によると、24日午前零時までに164回の有感地震があり、うち26回が震度4以上だった。震度6は最初を含め「強」が3回、「弱」が1回で、震度6級を1日に4度記録したのは日本の地震観測史上初めて。 JR東日本によると、最初の地震直後、上越新幹線の東京発新潟行きとき325号が新潟県の浦佐―長岡間を走行中に脱線、最後尾から3両が最大で約40度傾いた。乗客は線路を長岡駅まで歩いた。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041024/fls_____detail__003.shtml 新潟で震度6強3回…13人死亡、けが570人超 23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県小千谷市で震度6強を観測した。 気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは6・8と推定される。 その後も余震が続き、同6時12分ごろ小千谷市で震度6強、同34分には十日町市でやはり震度6強を連続して観測した。 同7時46分にも小千谷市で震度6弱を観測するなど、24日午前零時までに、震度4以上の余震は25回を数えた。 この地震で新潟県内で少なくとも13人が死亡、4人以上が行方不明になり、570人以上が負傷した。上越新幹線は、新潟県の長岡駅近くで脱線したが、けが人はなかった。 政府は午後6時、首相官邸内の危機管理センターに官邸対策室を設置。新潟県は、被害を受けた県内の7市町村に災害救助法を適用した。 新潟県警によると、小千谷市桜町、小川利夫さん(55)が自宅の外に出た際、崩れた車庫のコンクリート壁の下敷きになり、頭の骨を折って死亡。同市東栄、無職駒形美佐子さん(70)も自宅内で死亡しているのが確認された。同市内で民家3棟が倒壊し、3人が遺体で見つかった。このほか、同市内では2人の死亡が確認された。 また、十日町市錦町、自営業金崎昌彦さん(34)が市内の飲食店前で、崩れてきた壁の下敷きになって死亡。自宅で倒れていた同市本町西1、蕪木トシエさん(65)は病院に運ばれたが、地震のショックによる死亡が確認された。同市中条、飲食店従業員樋熊実さん(41)の長男大地ちゃん(生後2か月)が車内で死亡した。 さらに、川口町でも3人の死亡が確認された。このうち倒壊した家屋の中から見つかった1人は、小学6年の女児とみられる。 このほか、長岡市内では8か所で火災が発生、このうち同市濁沢地区の濁沢集落センターや民家など5棟が全焼、民家の夫婦2人の行方が分からなくなっている。また、同市内で民家2棟が倒壊し、2人が行方不明になっている。 一方、新潟県内では24日午前1時現在で、骨折などの負傷者は570人を超え、長野県でも2人がけがをした。 今回地震が起きた新潟県中越地方の信濃川流域は、以前から地震の発生の可能性が指摘されていた「空白域」。気象庁は、「今後1週間は余震に注意しなければならない」「台風で地盤が緩んでいる地域は、がけ崩れが起きやすい」と注意を呼びかけている。(読売新聞) - 10月24日3時24分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041023-00000011-yom-soci新潟で震度6強3回 新幹線脱線、28万戸停電 9人死亡、16人不明負傷500人超 二十三日夕方から深夜にかけて新潟県中越地方を中心に震度6強の地震が三回あったほか、その前後に震度5弱以上の地震が十一回発生。体に感じる余震は二十四日午前零時までに計百六十四回に達した。一連の地震で上越新幹線が脱線、昭和三十九年に東海道新幹線が開業して以来、初めて。県内各地で家屋の倒壊や火災、道路陥没が相次いだほか、二十八万戸で停電するなどライフライン(生活基盤施設)がまひ状態となった。死者九人、行方不明十六人、五百人以上の負傷者が出た。気象庁は「典型的な直下型地震」として、今後も震度6強の地震に厳重な警戒を呼び掛けた。 大規模な直下型地震は平成七年一月の阪神大震災(マグニチュード=M=7・3)以来。 新潟県は、自衛隊に対し災害派遣を要請する一方、小千谷市など七市町村に災害救助法を適用したと発表した。また、政府は官邸内の危機管理センターに官邸対策室を設置。警察庁も災害警備本部を設置した。 気象庁によると、震度6強の地震は二十三日午後五時五十六分ごろ、新潟県小千谷市で発生。震源の深さは約二〇キロ、Mは6・8を記録。続いて午後六時十二分ごろにも同市で、震源はごく浅く、M5・9。同三十四分ごろには十日町市で、震源の深さは約一〇キロ、M6・3の地震が起こった。 今回の地震は揺れの規模が強く、甲信越地方や関東地方の広い範囲でも震度5強や5弱を観測。北西-南東軸とする逆断層によって発生した地震とみられる。 気象庁は「内陸部で起きた直下型地震。引き続き最大で震度6強規模の余震が今後一週間、多数回発生する恐れがある。大雨で地盤が緩んでおり、がけ崩れなどに厳重な警戒が必要」と呼び掛けた。 震度5弱以上では平成十三年一月四日に中越地方で発生したM5・3の地震以来だが、阿部勝征東大地震研教授によると、「陸域の地震としては、新潟県三条市付近を震源に発生し、約千四百人の死者を出した地震以来百七十六年ぶりの大きさとみられる」と指摘している。 今回の地震は「直下型」(内陸型)で、プレート境界で起きる「海溝型」とされる東海地震や東南海地震、南海地震とは発生の仕組みが違うという。また、仙台管区気象台は、近い将来に高い確率で発生が予想される宮城県沖地震との関連性は極めて少ないとの見解を示した。 ◇ 震度6強 気象庁の分類によると、震度6強の揺れでは人間は立っていることができなくなり、はわないと動けなくなる。屋内の固定していない家具の多くが動いたり、転倒したりし、ドアも多くが開かなくなる。屋外では多くの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損し、落下。耐震性の低い住宅の中には倒壊するものも出てくる。ガスや水道などライフラインにも被害が発生する。(産経新聞) - 10月24日3時11分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000000-san-soci
2004年10月23日
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日本の首相である小泉純一郎が被告として、「小泉レイプ事件」(小泉純一郎婦女暴行逮捕歴損害賠償請求事件)で訴えられているのは、知っているひとも多いかと思います。原告は木村愛二さんです。もちろん、私が、小泉首相に「婦女暴行」で逮捕歴があるのかどうかを「事実」として知っているはずもないし、さらに小泉首相が過去、実際に「レイプ」をしたのかどうかも知っているはずがありません。ですから、証明されていない「レイプ」や「逮捕歴」を事実として話を進めるつもりはありません。ただ、今までにいろいろと読んできだ結果、想像すると、小泉首相は過去に「逮捕歴」があるだろうな、と思い至るようにはなりました。ま、今日は小泉首相の件ではありませんので、詳しい経過は、木村さんのサイトを紹介しておくので、ご覧になってちょうだい。--------------------------------■10月27日午後1時15分~東京高裁813号法廷、地裁敗訴の小泉レイプ事件控訴審、判決■イラク派兵違憲確認・損害賠償請求事件第3回口頭弁論、11/1(月)午前10時30分、東京地裁712号法廷★国会答弁を名誉毀損と訴えた第二次小泉レイプ事件第2回口頭弁論、11/10、東京地裁627号法廷【小泉訴訟】小泉純一郎婦女暴行逮捕歴損害賠償請求事件(木村さんのサイト) http://www.jca.apc.org/~altmedka/koizumi-rape.html--------------------------------小泉純一郎婦女暴行事件による損害賠償請求裁判第二回公判は… http://www.pressnet.tv/log/view/3758--------------------------------さて、ブッシュ米大統領にも「レイプ疑惑」があることをご存知でしょうか。私は未読なので内容を知りませんが、 「サイゾー」という雑誌の10月号に『米国情報統制・ブッシュにもレイプ疑惑が?』という記事が掲載されているようです。サイゾーという雑誌にブッシュのレイプ疑惑が掲載されているというのは、私も数日前に知ったんですが、どこで売っている雑誌かもわからなかったのでコンビニ等を探してみたんだけど見つけられなかった。読んだ人がいましたら、内容を教えてくれないかな。全文を読みたい。このブッシュのレイプ疑惑では、「レイプされた」と告発した女性が死亡しているんですね。しかも“自殺”として処理されているとのこと。ブッシュ大統領自身、テキサス州時代のレイプ事件をめぐり、地元の黒人女性から訴えられていたが、裁判前に原告の女性は(偶然にも!)謎の自殺を遂げているのだ。 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2003/12/post_8.html--------------------------------ジョージ・W・ブッシュにレイプされたと訴えていた女性が死亡 http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/192.html小ブッシュはコカイン・ジャンキー、妻のローラもマリファナ大好き娘だった! http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/443.html--------------------------------Woman Who Filed Sex Suit Against Bush Dead(Rense.com) http://www.rense.com/general44/deaad.htmIn the western world, only one newspaper reports the suicide of the woman who accused George W Bush of rape http://www.thoughtcrimenews.com/bushrape.htmA Quick Look at How Democrats Helped Bush Rape Mother Nature http://www.counterpunch.org/frank06192004.html--------------------------------【騒然!】ブッシュにもレイプ疑惑が?! http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news2/1097254084/l50【激震!】一国の米大統領がレイプ事件!【ブッシュ】 http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news2/1098287167/1-100ということで、“自殺”にも疑惑の目を向ければ、これはとんでもない「事件」なわけですね。それがようやく日本でも「サイゾー」とかいう雑誌で取り上げられたというわけです。大手はまったく取り上げてないということです(私の記憶では)。私自身は、小泉の「疑惑」よりも、ブッシュの「疑惑」の方に興味がいきます。なぜならブッシュは、「レイプされた」と言う「被害者」から訴えられていたからです。もちろんこれも「事実」かどうかはわかりません。ですが、その原告が“謎の死”を遂げている。……これは、ひじょーに怪しいとなるわけです、私の脳内では。以上ですが、また何かわかれば報告しようかと思います。以下、本日、気なった記事。全米大学生対象の世論調査、ケリー氏優勢 ハーバード(CNN)2004.10.22米ジョージア州アトランタ(CNN) 米ハーバード大学は21日、全米の大学生を対象とした大統領選の世論調査の結果を発表し、民主党大統領候補のジョン・ケリー上院議員を支持すると答えた学生は全体の52%で、ブッシュ大統領の39%を大きく上回ったことが分かった。 ※ 全文は以下で。 http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200410220013.html子供専門テレビ局が大統領選世論調査、ケリー氏優勢(CNN)2004.10.21ロサンゼルス(ロイター) 子供向け番組を専門とする米ケーブルテレビ局「ニコロデオン」は20日、米大統領選の行方を占う子供世論調査の結果を発表した。民主党候補ケリー上院議員の支持率が57%と、共和党のブッシュ大統領の43%を大幅に上回ったという。 ニコロデオンは子供たちの政治への関心を高めるキャンペーンの一環として、19日、全米の子供約40万人を対象にオンライン調査を実施した。 同社では88年の大統領選以来、毎回同様の調査を続けている。これまでの4回はすべて、調査で支持率の高かった候補者が当選しているという。 ザーガミ社長は「11歳以下の子供は発達段階からみて、両親の意見や見通しに共感するものだ。だから子供の世論調査は、一般家庭の投票傾向を知るよい手がかりになる」と説明している。 http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200410210016.htmlブッシュ再選を密かに望むサウジ政権(2004年10月22日掲載)バンダル・ブッシュ関係に頼るサウド王家米国にブッシュ政権が誕生してからの4年間を振り返ると、米国との関係は悪化したうえイラク戦争の影響が自国に波及し、米国のテロ戦争や中東政策へのアラブ・イスラム世界の反発も高まっている。しかし、こうしたマイナス影響があるにも関わらず、サウジ政権は11月の大統領選挙でブッシュ大統領が再選されることを望んでいる。 理由は、民主党のジョン・ケリー候補がサウジ・バッシングを選挙キャンペーンの主要テーマの一つとしたからである。トゥルキ駐英・サウジ大使のジャマル・カショギ顧問は「ケリー候補は米国・サウジ関係を全く新たな極端なものにしようとしている。ケリー候補はサウジアラビア国ではなくサウド王家を攻撃した」「しかもケリー候補は、サウジアラビアがパレスチナ人を熱烈に支持しているとして非難し、そうしたサウジアラビアとはそれまでのような関係ではいられないとしている」「さらに、(原油価格の高騰に対して)米国はサウド王家ではなく革新によって対応すべき」(www.gulf-news.com/Articles/Region2.asp?ArticleID=136444)と発言したと語り、ケリー候補への不快感を露にしている。こうしたサウジ政府の姿勢についてリヤドの西側外交筋は、自国を分裂させた大統領を支持するというのは皮肉な巡り合わせだが、サウジ政府はバンダル駐米サウジ大使とブッシュ大統領との個人的或いは家族ぐるみの関係を頼りにしているのだろうと分析している。ブッシュ嫌いに傾くサウジ国民サウド王家をはじめとするサウジ政府はブッシュ大統領の再選を願っているものの、一般国民は全く別の考え方をしているようだ。例えば、あるサウジ国民は「ケリー候補もブッシュ大統領も悪いが、世界を失敗した戦争に導いたのでブッシュ大統領の方がより悪い」(同上)と語っている。また別のサウジ国民は「わたしはブッシュ大統領が去ればよいと思っている。仮に、より悪い人物だとしても、異なった見方をする人に大統領になって欲しい」(同上)と述べている。問題の源泉は大統領を取り巻く3人アブドゥル・アジズ・アル・ファーイズ諮問評議会議員も「現在のブッシュ大統領の時代に米国・サウジ関係は最悪になった。しかも、それは9.11事件の発生前からであった」(同上)と分析し、ブッシュ大統領が政権を獲得した直後からイスラエル・パレスチナ問題に不熱心となったことを指摘し、両国関係はブッシュ政権成立当初からぎくしゃくとしたものであったことを認めている。但し、同議員は「問題はブッシュ大統領個人にあるのではなく、彼を取り巻くチーム、つまりチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウォルフォウィッツ国防副長官にある」「あと4年間、彼らと一緒であるならば両国関係は改善しない」と続け、仮にブッシュ再選時には主要閣僚を更迭して欲しいとの願望を述べている。 もっともサウジアラビアでは、誰が米国の大統領になろうとも両国関係の基盤は揺るがないとの見方も少なくない。理由は、米国の望むようには中東が変革しないので、米国としてはやはりサウジアラビアが必要になってくると見ているからである。同時に、イラクを親米の大産油国且つ米国のパートナーに仕立て上げて、湾岸・中東の中心国家にするとの米国の構想が失敗したことから、サウジアラビアの重要性が再認識されているとも見ているためである。(エネルギー・環境室長/主任研究員 畑中美樹<はたなか・よしき>) http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei041022.htm最近の原油価格見通しに関する主な発言(2004年10月22日掲載) http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei041022_2.htm■誰のための日米安保条約?■多国籍企業と内需関連企業の運命的落差 ■なぜ今インターネット企業の球団経営なのか ■ブッシュ大統領再選の自信の表明?千葉邦雄のニュースの落とし穴 http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20041022.htm戦いか破滅か現代の黙示録を解く http://yiori.tripod.com/aum_related/aum1.txt
2004年10月22日
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ヴァンダービルト家のメンバーは、それぞれが城のような屋敷を持ち、アメリカ最大の富豪の一族として君臨してきた。一家が大富豪となる礎石を築いたのは、提督と称したコーネリアス・ヴァンダービルトで、今からほぼ200年前の1794年に生まれ、アメリカ陸軍の輸送にかかわる利権をもとに、伝説によれば賄賂などの不法な手段を駆使して蒸気船と鉄道の一大帝国を築いた。彼は19世紀アメリカの泥棒貴族のシンボルとされてきた。彼が1877年に死亡した時の遺産は1億ドルに達したが、1880年の統計では、全米の国立銀行の総預金額が8億3400万ドルだったので、その1割以上をヴァンダービルトが保有していたことになる。この金額を20世紀末の時価に換算するとほぼ1000億ドル! 12兆円にものぼる驚異的な金額となる。しかし国民全般の生活水準がずっと低かった当時は、実質的にはさらにその10倍以上、すなわち有に100兆円規模の経済価値を持っていた。息子4人のうち、大半の資産を長男ウィリアムが受け継いだ。3代目にあたるその長男コーネリアス・ヴァンダービルト二世は、ロードアイランド州ニューポートに目もくらむような巨大な屋敷を所有していた。その妹マーガレットは結婚後、ニューヨーク市マンハッタン5番街の豪壮なトリプル・パレスに次妹夫妻と住み、娘たちにも5番街の最高級住宅街の土地に大邸宅を建てた。特に娘イーデスと夫エルネスト・ファブリのために1900年に建てられた通称ファブリ・ハウスは、16世紀風で、広大な舞踏室、パイプオルガンのある音楽室、ファイヤプレースのある居間など、豪華をきわめる邸宅であった。1999年1月、国連大使公邸として使うため、日本政府がヴァンダービルト家の邸宅をニューヨーク不動産取引き史上最高額の2150万ドル(23億4000万円)で購入、改修に10億円以上必要と報じられたのが、そのファブリ・ハウスである。史上最高額と言いながら、建築当時の資産を現在価値に換算した数百億円に比べれば、驚くほど安い買い物だった。しかしこれは、ヴァンダービルト家の邸宅としては、ごく小さな家だったのである。4代目になると、コーネリアス二世の娘ガートリュードが、現在のJ・P・モルガン銀行の細胞となったギャランティー・トラスト重役で、鉱山支配者の大富豪ハリー・ペイン・ホイットニーと結婚した。彼女の弟アルフレッドの遺産は、生涯4200万ドルをを浪費したにもかかわらず、まだ2637万ドルあり、最初の妻エルシーの子供ウィリアム・ヘンリー三世に500万ドルの信託基金が遺贈され、第二婦人マーガレッド未亡人は800万ドルを相続した。富豪世界でしばしば登場するこの信託基金は、管財人に財産を委託して運用してもらう制度である。アメリカでは子供が一人前になるまで学費などの口実をもうけて、事実上は、「巨額の遺産」を確保する目的で利用される。マーガレッド未亡人の死後、5代目にあたる二人の息子アルフレッド二世とジョージに彼女の遺産が分配され、この二人の兄弟は、赤ん坊の時から、別に父からの信託基金も受け取っていた。都合、アルフレッド二世が受け取った遺産総額は2000万ドルに達し、そのうち四分の一を成人に達した21歳で受け取り、以後5年ごとに残り四分の一ずつを受け取って、世界トップを争う競走馬のオーナーとなった。彼が成人したのは、1933年、アメリカ金融恐慌の年だったので、西暦2000年で88歳という世代だ。コーネリアス・ヴァンダービルト二世の次男ウィリアムは、最も高価なニューヨーク5番街にプティ・シャトーと呼ばれる城のような邸宅を持っていたが、郷里ニューポートの屋敷はマーブル・ハウスと呼ばれ、古代ギリシャ風の荘厳な大理石の御殿で、1892年に最初の妻アルヴァへの誕生日の贈り物として1100万ドルで建設されたものであった。当時は1893年に経済恐慌が襲った時代であり、収入が4000ドルを超える人間は全米にわずか8万5000人しかいなかった。彼らは、総人ほぼ7000万人の0.1パーセントという特別の長者たちでありながら、所得税さえ払う義務がなかったのである。総工費のうち、古代ギリシャのアポロ神殿、ワシントンのホワイトハウス、パリのヴェルサイユ宮殿などを細部まで模倣しながら、建設費はわずか200万ドルで、ルイ14世風の内部の調度に要した費用が900万ドルに達した。19世紀末の建設費1100万ドルとは、20世紀末の時価7383億円になる。ヴァンダービルト家の資産の分配は、その姓を持つ一族に限られなかった。ウィリアム・ヴァンダービルトの最初の妻アルヴァは、イギリスのモルバラ公爵チャールズ・スペンサー=チャーチルに、娘のコンスエロを嫁がせようとしたが、娘はアメリカ人に恋していた。アルヴァは激怒して「その男を殺して、自分も首を吊る」と脅したのである。そのためコンスエロは、仕方なく公爵と結婚しなければならなかった。その公爵こそ、第二次世界大戦の英雄ウィンストン・チャーチル首相の従兄であった。さらにモルバラ公爵の妹リリアンの夫セシル・グレンフェルの再従兄が、東西ベルリンの壁崩壊の年、1989年にドイツ銀行が買収した投資銀行モルガン・グレンフェル創業者のエドワード・グレンフェルであった。日本で長銀と日債銀が破綻した金融界暗黒の98年に、モルガン・グレンフェルの力でドイツ銀行がヨーロッパ企業の合併と買収を仲介した実績は、総額300億ドル(3兆6000億円)、73件に達し、マーチャント・バンカーとして世界のベストテンに名を連ねた。一方、チャーチル首相の息子ランドルフ・チャーチルの妻が、男性遍歴で有名なパメラ・ディグビーであった。パメラは彼と離婚後、もうひとつの鉄道王にあたるW・アヴェレル・ハリマンと3度目の結婚をした。そのため、のちハリマン未亡人となった彼女は、92年にアーカンソー州知事ビル・クリントンを大統領にかついで民主党の全米議長となり、あり余る資金でクリントン大統領を誕生させる力を発揮した。彼女はクリントン政権のフランス大使をつとめて、先年死去した。ヴァンダービルトの妻アルヴァは、大理石の御殿をもらって3年後の1895年に離婚し、翌年にオリヴァー・ベルモントと再婚した。オリヴァーの父は、1837年にドイツのフランクフルトからアメリカに派遣されて全米の金融機関を支配し、ロスチャイルド兄弟商会アメリカ代表として大富豪となった銀行家オーガスト・ベルモントであった。アメリカに設立されたベルモント商会は、代々同名の長子であるベルモント一族によって経営され、オリヴァーの兄にあたる2代目は30を超える企業と銀行で、社長と重役をつとめた。1904年にニューヨーク市に開通した最初の地下鉄は、このロスチャイルド商会の資金で建設され、大リーグでニューヨーク・ジャイアンツの前身となったメトロポリタンも、この2代目ベルモントの資金で創設された野球チームである。4代目オーガスト・ベルモントは、投資銀行ディロン・リードの社長と会長を73年まで十年以上にわたってつとめた。4代目のベルモントがディロン・リード社で長いあいだ育て、後継会長に据えた人物が、88年からレーガン政権、89年からブッシュ政権の財務長官となり、日本人を“ジャップ”と呼んではばからなかったニコラス・ブレイディーである。この家系を生み出した初代オーガスト・ベルモントの妻キャロライン・ペリーの父は、ほかならぬ黒船で浦賀に来航した提督マシュー・ペリーであった。ペリー提督の弟ナサニエル・ペリーの孫娘ジョセフィーンの夫は、2代目ジュニアス・スペンサー・モルガンといい、全米一の金融王J・P・モルガンの甥であった。彼らが形成したボストン財閥ペリー家の子孫ウィリアム・ペリーが、1994年1月からクリントン政権の国防長官に就任した。コーネリアス・ヴァンダービルト二世の弟フレデリックは、1898年にニューポートにギリシャ風の大邸宅を建設した。その際、彼はマルメゾン宮殿で皇帝ナポレオンの妻ジョゼフィーヌが所有していた家具・調度品などをフランスから買い取って、天文学的な資産に囲まれながら豪華絢爛に暮らした。その弟ジョージ・ヴァンダービルト3世は、300人の石工をイギリスから連れてきて、ノースカロライナ州の山間にある300万坪の土地に、城をしのぐビルトモア・ハウスと称する大邸宅を建設した。これはヴァンダービルト家最大の建築物と言われ、権威ある百科事典“アメリカーナ”がノースカロライナ州の項に「個人住宅としては世界最大級」の折り紙つきで紹介している。建設費は600万ドルで、そこに全世界の美術品が集められ、1914年に彼が死んだ時、娘コーネリアは信託基金などを利用して4000万ドルの遺産を受けた。彼の妻イーデス・ドレッサーは、のちにピーター・ゲリーと結婚し、その兄弟ロバート・ゲリーが鉄道王W・アヴェレル・ハリマンの姉と結婚した。再びここで、クリントン大統領を創造したパメラ・ハリマン未亡人との姻戚関係が登場するのである。巨大な財産は、富豪ではない階層の人間に分散しないよう、自ら収束する性質を持っている。以上の物語に、世界的財閥と、日本人との違いが示されている。たとえ日本に億万長者の金持がいようとも、富豪とは違う種類の生き物である。※ 以上は、「アメリカの経済支配者たち」広瀬隆(著)からの転載です。以下は、本日、気になった記事。総額25兆5千億円を要求へ 次期中期防で防衛庁方針(岐阜新聞) 防衛庁は21日、5年ごとの防衛力整備計画を示す新たな中期防衛力整備計画(次期中期防、2005-09年度)の要求額を、現中期防(01-05年度)から4900億円増額し、25兆5000億円とする方針を固めた。 ミサイル防衛(MD)関連経費5700億円を初めて盛り込むため、大幅な増額となった。財務省は通常の装備費削減により現中期防よりも1兆円の削減を求めており、年末の中期防決定に向けた調整は難航しそうだ。 政府は年内に防衛力整備の基本方針を示す新防衛大綱を策定する。これに伴い現中期防を打ち切り、次期中期防に切り替える方針。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=GIF&;PG=STORY&NGID=poli&NWID=2004102101001459無差別殺人に手を貸す政府(ビル・トッテン)H16/10/21 http://www.nnn.co.jp/essay/tisin/tisin0410.html#21大統領選挙を控えたアメリカより 伊藤和子(弁護士) http://www.jicl.jp/hitokoto/index.html以下は、買おうか悩んでいる本。日本人が知らないアメリカひとり勝ち戦略 著者:日高義樹 http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001719282/目次第1章 なぜ再びブッシュ大統領か第2章 世界経済もアメリカが支配する第3章 金正日政権は消滅する第4章 中東は第二のベトナムにはならない第5章 中国をアメリカのルールに従わせる第6章 アジア極東戦略をアメリカがつくる第7章 国連はイラクの賄賂で崩壊した第8章 日米安保は終焉する
2004年10月21日
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歴代のCIA長官と副長官を並べておきます。特に意味はありません(笑)そのうち、なにかの役に立つかなあ…という感じです。正式なCIA発足は1947年7月26日。それ以前は、CIG(中央情報グループ)の長官と副長官。CIA長官 就任年月日 退任年月日シドニー・W・ソーアーズ海軍少将 1946/1/23 1946/6/10 ホイト・S・ヴァンデンバーグ空軍中将 1946/6/10 1947/5/1 ロスコー・H・ヒレンケッター海軍少将 1947/5/1 1950/10/7 ウォルター・ベデル・スミス陸軍中将 1950/10/7 1953/2/9 アレン・W・ダレス 1953/2/26 1961/11/29(在任期間歴代トップ)ジョン・A・マコーン 1961/11/29 1965/4/28 ウィリアム・F・レイボーン海軍中将 1965/4/28 1966/6/30 リチャード・ヘルムズ 1966/6/30 1973/2/2 ジェームズ・R・シュレジンジャー 1973/2/2 1973/7/2 ウィリアム・E・コルビー 1973/9/4 1976/1/30 ジョージ・H・W・ブッシュ 1976/1/30 1977/1/20 スタンズフィールド・ターナー海軍大将 1977/3/9 1981/1/20 ウィリアム・J・ケイシー 1981/1/28 1987/1/29 ウィリアム・H・ウェブスター 1987/5/26 1991/8/31 ロバート・M・ゲイツ 1991/11/6 1993/1/20 R・ジェームズ・ウールジー 1993/2/5 1995/1/10 ジョン・M・ドイッチ 1995/5/10 1996/12/15 ジョージ・J・テネット 1997/7/11 2004/7/11(在任期間歴代2番目)ポーター・ゴス 2004/9/24(第19代CIA長官となる)※一部、長官不在の空白期間があるが、その期間中は副長官が長官代理をつとめた。CIA副長官 就任年月日 退任年月日ダグラス Kingman Douglass 1946/3/2 1946/7/11 ライト Edwin K. Wright 1947/1/20 1949/3/9 ジャクソン William H. Jackson 1950/10/7 1951/8/3 ダレス Allen W. Dulles 1951/8/23 1953/2/26 キャベル Charles P. Cabell 1953/4/23 1962/1/31 カーター Marshall S. Carter 1962/4/3 1965/4/28 ヘルムズ Richard M. Helms 1965/4/28 1966/6/30 テイラー Rufus L. Taylor 1966/10/13 1969/2/1 クッシュマン Robert E. Cushman, Jr 1969/5/7 1971/12/31 ウォルターズ Vernon A. Walters 1972/5/2 1976/7/7 ノチェ E. Henry Knoche 1976/7/7 1977/8/1 ブレーク John F. Blake 1977/8/1 1978/2/10 カールッチ Frank C. Carlucci 1978/2/10 1981/2/5 インマン Bobby R. Inman 1981/2/10 1982/6/10 マクマホン John N. McMahon 1982/6/10 1986/3/29 ゲイツ Robert M. Gates 1986/4/18 1989/3/20 カー Richard J. Kerr 1989/3/20 1992/3/2 ステュードマン William O. Studeman 1992/4/9 1995/7/3 テネット George J. Tenet 1995/7/3 1997/7/11 ゴードン John A. Gorgon 1997/10/31 ★ ソーアーズ――46年1月~6月(CIAの前身)CIG長官。エヴィエーション・コーポレーション、マクドネル航空機など多数の軍需産業重役。★ ヴァンデンバーグ――NATO創設など東西対立を決定的にし、上院外交委員長から上院議長、共和党大統領候補となったアーサー・ヴァンデンバーグの甥。46~47年(CIAの前身)CIG長官→翌年48~53年空軍参謀長→59年無人スパイ衛星ディスカバリー打ち上げ→以後IRBM・ICBM発射実験。ヴァンデンバーグ空軍基地は彼の名に因む。★ ヒレンケッター――47年(CIAの前身)CIG長官→47~50年CIA長官→ミサイル産業エレクトロニクス・ミサイル・ファシリティーズ重役。★ スミス――50~53年CIA長官→53~54年国務次官。ユナイテッド・フルーツ重役として中南米利権の拡大にCIA活動を利用。★ ダレス――ジョン・フォスター国務長官とロバート・ランシング国務長官の一族。兄がジョン・フォスター・ダレス国務長官。第一次世界大戦ドイツ賠償問題など多数の軍事外交に関与→26~42年サリヴァン&クロムウェル法律事務所の弁護士(USスチールとスタンダード石油トラストをつくった事務所。共同経営者。兄が最高責任者。この時代にもアメリカの外交代表として各種国際会議出席。アングロ・イラニアン石油顧問。シュローダー銀行顧問時代にOSSドノヴァンと出会う)→42~45年スイスのベルンで、諜報センター設立(国際的諜報活動と金融活動)→47年CIA発足と同時に作戦組織の編成を担当し、国家情報調査グループを指揮→49年国家安全保障会議と共同で「国家情報統括の必要性とCIAの独立性」を大統領に進言→51~53年CIA副長官→53~61年CIA長官(60年CIAがキューバ国内の反革命軍を支援、同年アメリカ偵察機U2がソ連上空で撃墜される。同年KH1偵察衛星によるコロナ計画で121個の人工衛星による共産圏軍事施設の偵察を始動)→61年長官退任後もダレスの計画でCIAが亡命キューバ人1500人部隊を組織してキューバ侵攻作戦実施するも失敗(ピッグズ湾事件。キューバ人死者3478人)→62~69年サリヴァン&クロムウェルに復帰→63~64年ケネディ大統領暗殺調査特別委員会委員。★ マコーン――37~45年べクテル・マコーン社長(第二次世界大戦で巨額の利益)→41~46年カリフォルニア造船社長→48年国防副長官→50~51年空軍次官→58~60年原子力委員会委員長→61~65年CIA長官。★ レイボーン――56年潜水艦発射弾道ミサイル「ポラリス」開発責任者→60年ケープカナベラル沖合いで潜水艦ジョージ・ワシントンから初の発射実験成功→61~63年エアロジェット・ゼネラル副社長→社長→65~66年CIA長官。 ★ ヘルムズ――国際決済銀行(バーゼル・クラブ)初代理事長ゲイツ・マッガラーの孫。42~46年OSSドノヴァンの部下として活動→47~52年CIA→52年CIA工作本部長→東南アジア作戦担当企画本部長→65~66年CIA副長官→66~73年CIA長官→73~76年イラン大使。ベクテル顧問。★ シュレシンジャー――63~67年ランドコーポレーション→71~73年原子力委員会委員長→73年2月~7月CIA長官(カンボジア惨殺時代を招く爆撃強行)→73~74年国防長官→77~79年エネルギー長官。★ コルビー――47~49年OSS元長官ドノヴァン法律事務所→59~62年南ベトナム大使館員→62~67年CIA極東課長→68~71年南ベトナム大使館(民間作戦部隊組織部長)→72~73年CIA作戦副部長→73~76年CIA長官(ベトナム戦争鼓舞)→87年ドノヴァン法律事務所復帰。★ ブッシュ――投資銀行W・A・ハリマン社長ジョージ・ハーバート・ウォーカーの孫。第二次世界大戦の戦時融資キャンペーン議長で、米ソ冷戦時代に長距離ミサイルとポラリス潜水艦の開発を強力に推進したプレスコット・ブッシュ上院議員の息子。ジョージ・ブッシュJr大統領の父。第二次世界大戦の海軍パイロット→53~66年テキサス州ヒューストンでザパタ石油創業・社長→67~71年下院議員→71~72年国連大使→76~77年CIA長官→81~89年レーガン政権時の副大統領→89~93年第41代大統領(89年パナマ侵攻作戦実施→91年湾岸戦争開戦)。★ ターナー――60~70年代のベトナム戦争司令官(誘導ミサイル部隊など)→75~77年NATO軍指令官→77~81年CIA長官→モンサント(ベトナム戦争枯葉剤製造責任者として多数の訴訟の被告企業)重役。★ ケイシー――48年マーシャル・プラン→71~73年証券取引委員会委員長→74~75年輸出入銀行総裁に就任(フィリピンのバターン原発輸出にからむウェスティングハウスの賄賂工作に関与)→81~87年CIA長官(イラン・コントラ武器密輸事件渦中に急死)ベクテル社顧問。★ ウェブスター――ゼネラル・ダイナミクスとマクドネル・ダグラスの本拠地セントルイスの財閥一族。78~87年FBI長官→87~91年CIA長官。★ ゲイツ――74~80年国家安全保障会議→80年CIA→86~89年CIA副長官(86~87年長官代理。ニカラグア港の地雷爆破事件、イラン・コントラ武器密輸事件に関与)→89~91年国家安全保障担当大統領次席補佐官(パナマ侵攻作戦、リベリア内戦、湾岸危機に暗躍)→91~93年CIA長官。軍事シンクタンク「スワット」メンバー。TRW重役。★ ウールジー――68~70年国防→69~70年SALT顧問→70年国家安全保障会議→77~79年海軍次官→91~93年マーティン・マリエッタ重役→93~95年CIA長官。★ ドイッチ――61~65年国防総省システムアナリスト→76年MIT(マサチューセッツ工科大学)副理事長→79~80年エネルギー省次官→82年MIT科学部長(国防関連技術と核兵器を中心に学部長や事務長として勢力を拡大)→93~94年国防次官(調達担当)→94~95年国防副長官→95~96年CIA長官→99年CIA在職中に高度機密情報をずさんに取り扱っていたことが発覚。レイセオン重役。★ テネット――97年からCIA長官(99年NATO軍によるユーゴ攻撃の作戦立案)★ カールッチ――コンゴ・南ア利権獲得後CIA工作員→78~81年CIA副長官(80年イラン大使館人質奪回作戦失敗)→81~82年国防次官→87~89年国防長官→89~93年 カーライル・グループ副会長→93年~会長。ウェスティングハウス、ゼネラル・ダイナミクス重役。★ インマン――81~82年CIA副長官。軍需産業サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル重役。※ 以上は、『アメリカの巨大軍需産業』広瀬隆(著)などを参考にしました。
2004年10月20日
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本日も気になったニュース記事等を転載という日記にさせてもらいます。以下、すべて転載。米連邦債務がほぼ上限に イラク戦響き行政に支障も【ワシントン19日共同】国債発行などによる米連邦政府の債務が先週、いまの法定上限(7兆3840億ドル、約808兆円)にあと2500万ドルの水準に達した。このため米財務省は連邦職員の退職年金基金への支払いを一時停止するなど緊急措置を発動、当面の上限突破をしのぐ対策に乗り出した。スノー財務長官は「11月中旬には策が尽きる」としており、政府の新たな借り入れが不可能になれば、さまざまな支払いや行政機能に支障が出る恐れがある。債務残高が膨らんだのは大型減税にイラク関連の巨額支出が重なったため。(共同通信) - 10月19日16時56分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041019-00000114-kyodo-bus_all■高橋是清とクーン・ローブ・グループの怨念このハリマン事件の背景には高橋是清が深く関わっている。この前年、欧米列強と肩を並べることを夢見た日本は戦費のメドも立たずに日露戦争に臨んでいく。そして、元老の松方正義、井上馨の命を受け、ロンドンへ目標額1000万ポンドの資金調達の旅に出たのが、当時日銀副総裁であった高橋である。高橋は外債発行によってシティーから500万ポンド、シティーで得た知己をもとに米国から500万ポンドを調達することに成功した。この米国から500万ポンドを引き受けたのがドイツ系ユダヤ人のジェイコブ・シフに率いられたクーン・ローブ・グループである。そして、この引き受けの理由にはユーラシア大陸横断鉄道への目論見もすでに存在していた。しかし、シフと親密な交流を結んだ高橋の配慮も虚しく、電報一通で彼らの野望を打ち砕いたのである。日露戦争を勝利に導いた恩人であるクーン・ローブ・グループに対する理不尽な事件として、日本では感情論的に解釈されてきた。そして、一部の狂信的な識者達によって、この事件こそが太平洋戦争勃発の原因であると語り継がれてきた。そして、このハリマン事件こそがトラウマとなって現在の日本の外交政策を縛り付けている。国益か国際協調かの岐路に立たされた時、必ずこのハリマン事件が教訓として引き合いに出される。イラク戦争では賛成と反対とで国際社会が分裂する中で、国益重視の立場から米国・英国協調の道を選択した。ブッシュ大統領やチェイニー副大統領の背後にあるクーン・ローブ・グループの長年の怨念に畏れおののき、太平洋戦争の悪夢が蘇っていたのだろう。また、日本が中国に接近し始める時にも必ずハリマン事件が登場し、その教訓は中国を中心とするランド・パワー・アレルギーを生み出した。日本は今なお「中国に手を出せば、また欧米にやられ」との恐怖から解き放されていない。※ 全文は以下でお読み下さい。トラウマとしてのハリマン事件(園田義明2004.10.18) http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k6/161019.htm日本で一番やりたい放題の公務員 2004年10月19日鈴木邦男 著『公安警察の手口』ちくま書房を読んだ。鈴木さんは言わずと知れた元新右翼「一水会」出身の論客だ。 公安によってガサ入れを始めとするイヤガラセを受け続けた当事者の手記だから、おもしろくない訳がない。200ページはいっきに読み終えた。 --------------------------------------結論からいうと、公安警察とは、道路公団や社会保険庁などと同じで、「組織の縮小」や「廃止」を恐れる「税金無駄遣いの集団」であるということ。 --------------------------------------●もし仮に治安を守るための人員が不足しているのであれば、公安警察や機動隊の余剰人員をまわし、「今ここにある危機」に対処させるのは理の当然であろう。しかし、そんなことは絶対にしない。国民の日常的な「安全」を犠牲にしてでも、公安は自らの巨大な組織を維持しようとする。いったん確保した人員や予算はどんなことがあっても手放さない。 ●活動家の数が増えるのは公安にとっても都合がいい。なぜなら「もっと予算を」と言えるからだ。 --------------------------------------と鈴木さんは主張する。その通りだと思う。交通違反がなくなれば、警察の予算は縮小するのと同じである。右翼や左翼の活動家がいなくなることは認められない構造がそこにある。 ◇公安と右翼のユル~イ関係驚いたのは、「公安に利用されている右翼」が多いということ。鈴木さんの文章から、驚くような事実がボロボロ出てくる。 --------------------------------------●いざ右翼団体をつくり、街宣車を手に入れたが、さて何をやっていいかわからない。そんなこともある。そういうときは公安が来て指導してくれる。「そうですね。とりあえず軍歌をかけて朝から晩まで街宣車を走らせたらいいでしょう。それも共産主義者や政治家への脅威になるでしょうから。でも、右翼団体となると綱領と規約が必要ですね。そんなものは私らが作ってあげましょう」そう言って、綱領や規約を作ってくれることもある。嘘のような話しだが本当だ。そんな団体は現に存在する。なかには、団体名を作ってもらったというところもあるから驚くほかはない。 ●右翼の集会やデモに行けば必ず公安がいる。なかには、「同志」あるいは「来賓」待遇で来ている公安もいる。ともに共産革命に反対する同志だと思っている人が多い。だから右翼担当の公安は(左翼担当と比べて)楽だ。事務所にも入れてくれるし、話しも聞かせてくれる。「先生、最近の政治情勢について教えて下さい」とおだてて公安は喋らせる。また、秘密の話しでも、他の団体から聞いたり、あるいは、内部で不満をもつ人間から巧みに話しを聞きだす。ときには偽の情報をばら撒いて怒らせ、「本当はこうだ」と当の団体から言わせたりする。また、日教組大会に行くときなどは、餞別を右翼に渡して激励する。また、機関紙などをまとめて買ってやり金を渡す。交通違反をチャラにしてやる。なかには、逃げた奥さんを探してやり恩を売る公安もいる。 --------------------------------------このようなユル~イ関係が、赤報隊事件の迷宮入りや征伐隊事件が起こってしまった原因だと、鈴木さんは考える。どちらの事件も既存の右翼団体の犯行ではないからだ。 ◇公安の最大の敵は何か?最近アルカイダが攻撃目標を日本と宣言した。アルカイダ?ビンラディン? いやいや全て違う。公安の主要敵は「日本共産党」なのだ。天下の公党である。合法政党だ。大昔ならいざしらず暴力革命なんぞできる訳がない。これほど安全な政党はない。俺にすれば「公明党・創価学会」のほうがよっぽど危険なのだが、公安にすれば与党政権党であるから安全だとか…。 公安は膨大な人員や予算を投入して「日本共産党」を調べ、監視している。それも、盗聴したり、スパイを使ったり非合法な活動までして情報収集している。 これこそ税金の無駄遣いだろう。しかも、共産党対策費がいくら使われているかは闇の中なのだ。ネコババしようが、誰もおとがめなしなのである。 いま、警察の裏金作りが問題となっているが、表ざたになっていないだけ、公安の「裏金」のほうが問題かもしれない。 鈴木さんの怒りはおさまらない。 『それにしても、なぜ、このような公安の無法が許されるのか。左右両翼の過激派を見張り、犯罪を防止しているというが、公安が存在することで、逆に「こいつはスパイじゃないか」と疑心暗鬼になり犯罪を起こし、暴走することも多い。公安は犯罪を予防するのではなく、助長している。また、右翼などをけしかけて、犯罪をつくってもいる。それも公安という存在を認めさせるためだけに』 http://ch.kitaguni.tv/u/5028/2004/10/19監視カメラが捉えた!ブッシュ大統領の覆面をした銀行強盗現る(画像あり) http://abcdane.net/archives/001327.html最近、SMにハマっちゃって……(アンジェリーナ・ジョリー) http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0410/19c.htmlアフガニスタン民主化の茶番(田中宇) http://tanakanews.com/e1019afghan.htm【経済コラムマガジン】日本経済のデフレ体質の分析(その3) http://www.adpweb.com/eco/index.html虎23頭が鳥インフルエンザで死亡、鶏食べ、タイ 2004.10.19 - CNN/APバンコク――タイ保健衛生当局は19日、同国中部のチョンブリ県にある民間動物園で今年9月14日以降、虎23頭が死亡し、鳥インフルエンザが死因と判明した、と述べた。鳥インフルエンザにかかった鶏を食べたためとみられる。AP通信が報じた。 別の虎30頭も弱っているという。同じく鳥インフルエンザを患っているのかは不明。 動物園は封鎖されている。 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200410190023.html米軍がまもなくビン・ラデンを逮捕するといううわさに、ジャーナリストの大集団がアフガニスタンに向っている。 もしも仮に、11月2日前に逮捕することができれば、ブッシュは大統領選に勝利を収めることだろう。逃げろ、ビン、逃げるんだ!(Jena) http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/8232723.htmlやはりボルカーだった!金ドル交換停止=「ニクソン・ショック」の仕掛け人日本経済新聞の「私の履歴書」で32年前の出来事を語った通貨の番人、頑固者といわれたポール・ボルカーが日経新聞に回想録を綴っているのでお読みの読者が多いはずである。ボルカーはレーガン政権のときもFRB議長に留任し、「レーガノミックス」(レーガンの大型減税などの経済政策)に対抗するかのような通貨・金利政策を舵取りし、ブードー教祖にひっかけてのレーガン批判と対比して、ボルカーは拝火教の教祖などとする、からかい半分の似顔絵が多くの新聞雑誌を飾った。かれはウォール街から信用があった。 友人のエコノミストだったチャールズ・ウォーカーとともに、ニクソン政権下で、ボルカーは「財務次官」に抜擢された。1969年1月だった。そのころから“ブレトンウッズ体制”は、ほうぼうでほころびを露わにしており、なにがしかの改革の必要性に迫られていた。ドルと金の交換性は広く信じられていたが、米国はベトナム戦争の出費で、むしろ「ドルが過剰に評価されていた」。 財務省上級エコノミストのオーテンにボルカーは秘密の試算をたのんだ。「ドルはどれほどの過大評価なのか?」。 72年8月のニクソンショックはこうして極めて周到に巧妙にポール・ボルカーの周辺で容易されていたのだ。80年代に、このボルカーを日本のマスコミは市場の信頼が高い、まれな人物だと褒めそやしたとき、筆者には名状しがたい違和感をもってみていた。やはりそうか、ボルカーが真の仕掛け人だったのか、というのが今回の感想だった。宮崎正弘の国際ニュース・早読み http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000738.html
2004年10月19日
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「トゥームレイダー」という映画の中で「イルミナティ」の陰謀を阻止(笑)すべく登場したアンジェリーナ・ジョリー(ララ)という女優がいますけど、アンジェリーナ・ジョリーが最新のアメリカ版 Esquire エスクァイア誌で、「最もセクシーな女性」に選ばれた、とのこと。セクシー・アンジーの写真はこちら。上は特に意味ありません。個人的な趣味です(笑)さてと、今日はなんの話を書きましょうか……そうそう、ロシアの富豪にアブラモビッチという人物がいますけど、故ウィンザー公(エドワード八世)がかつて住んだ南フランスの「ウィンザー公元邸宅」を、このアブラモビッチが約55億円で、ひそかに購入していたと今日のZAKZAKが記事にしていました。ロシアの富豪については、私も「プーチン大統領とユコス事件」と題して8月12日と8月13日の日記でも書きました。アブラモビッチも登場しています。アブラモビッチは1966年生まれですから、まだ30代です。話題を変えます。TBSのニュースによりますと、北オセチアで起きた学校占拠事件の犯人全員が、ヘロインやモルヒネなどを注射していたということです。アンレッドさんも昨日の日記でこの件を取り上げていましたね。TBSの記事を転載しましょう。露学校占拠事件、犯人全員が麻薬中毒ロシアの検察当局は17日、9月に北オセチア共和国で起きた学校占拠事件の犯人全員が、麻薬の常習者だったと発表しました。インタファクス通信によりますと、ロシアの検察当局は17日、北オセチアの学校占拠事件で、犯人全員が麻薬の常用者だったことが遺体を解剖した結果わかったと発表しました。事件では30数人とされる犯人グループのほぼ全員が現場で死亡していますが、そのうち22人はヘロインやモルヒネなど中毒性の強い薬物を注射していたということです。また、数人は血液中の薬物の濃度が致死量を超えていて、検察当局はこれを、「以前から薬物を常用していた証拠だ」としています。中には薬物の効き目が切れて禁断症状が出たため攻撃的になり、自分の行動を制御できなかった犯人もいたということです。(18日 0:48)http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news1054673.html以上、転載でした。ロシア・ベスラン学校人質事件についての私の日記はこちらです。コメント部分にその後の記事を転載していますので、興味ある人はどうぞ、です。この記事を読んでの私の感想は、オピウム系(ヘロイン・モルヒネ等)の薬物とはいわゆる「ダウン系」なので、この事件と薬物を結び付けるのには違和感を覚えるというものです。つまり薬物がなくても、あの事件(学校占領だけでなく銃乱射も)は起こったという理解になります。「ダウン系」とは、神経のシナプス間の伝導をブロックする作用があり、他の作用としては、鎮静であり、欲望とか感覚とか感情の減少です。…といわれています。これが「アッパー系」(覚醒剤やコカイン等)の薬物ならまた違った解釈もできるんですが……ま、犯人たちがヘロイン等を食っていたのは間違いないのでしょう。そしてやったことは、決して許されることではありません。私も子を持つ親です。この事件は、背後関係をもっと明らかにしなければならない事件です(ユコスのホドルコフスキーやその背後の勢力と、プーチンの対立関係まできちんと洗い出す必要があると思っています)。以上が、この記事を読んでの簡単な感想です。----------------------------------さてさて、先日10月04日と10月07日の日記でも取り上げた鈴木邦男(著)『公安警察の手口』ですが、好評のようですね。本日、鈴木邦男氏のサイトが更新されていました。よし、『続・公安警察の手口』も書いたろか!ということのようです。私個人としては、続編も期待したいですね。ところで、この本のなかで鈴木氏は、「赤報隊事件」について触れています。「赤報隊事件」について詳しいのはこちら無限回廊サイト。この事件は既に時効をむかえています。どうも鈴木氏は、この「赤報隊事件」の犯人を知っているような書き方をしています。文章は多少ぼかして書いていますが、鈴木氏は犯人と会っているようです。もしくは、その人物が犯人だと思い込んでいるようです。どちらが真なのかはわかりません。その部分を以下に引用します。----------------------------------懺悔ついでにもう1つ話をする。赤報隊事件のことだ。こっちはぼくらとは全く関係はない。しかし、「犯人は新右翼に決まっている」と警察は断定し、ガサ入れ、別件逮捕を繰り返した。赤報隊は、朝日新聞の記者を殺害し、東京、名古屋などの朝日新聞社の本社、支局、寮などを襲撃した。警察も必死になって捜査した。しかし捕まらず、時効の15年が過ぎ、犯人は逃げ切った。右翼担当公安にとって初黒星だ。あるいは、はじめから刑事部が担当していれば捕まったかもしれない。それを、「これは俺たちの事件だ」と公安が出てきた。そして右翼だけに絞って捜査した。初動捜査で失敗したのだ。捜査の方向を新右翼に向けさせることによって赤報隊はまんまと逃げおおせたのだ。これは間違えない。むろん、ぼくはこの事件には一切関係がない。少しでも接点があったら確実に捕まっている。ただし、「彼らではないか」と思える人間には会っている。運動をやっている人間ではない。どっちかというと、潜在右翼といわれる人間だ。彼らのことは漠然と書いたことはある。しかし、いつ、どこで会ったか、何歳くらいの男か、何と名乗ったか、を含めて具体的なことは何1つ書かなかった。理由はいろいろある。相手はぼくを信用して会いに来た。凶悪犯であろうと、その信義は守るべきだと思った。ぼくが詳しく書けば、それを警察も読む。「警察に売る」ことになる。それは嫌だった。また、公安には今までさんざん苛められ、痛みつけられてきた。その恨みもある。確かに朝日の記者を殺したのは許せない。しかし全国の朝日の本社・支局を襲い、警察をキリキリ舞いさせている。「ぼくらの恨みを晴らしてくれている」とも思った。だから、赤報隊については、「ぼくが書くことによって彼らが捕まらないように」と思って、気をつけて書いてきた。いいことではないだろうが……。複雑な気持ちだった。前にも触れたが、一度、ギリギリまで書いたことがある。「週刊SPA!」の連載にだ。そうしたら第1回目を書いた時点で、ガサ入れが来た。「赤報隊と会ったというから、メモや手紙があるはずだ」と。こいつらは馬鹿かと思った。せっかくギリギリまで書こうと思ったのに、「もうやめだ。誰が教えてやるもんか」と思った。金の卵を生むガチョウを殺したようなものだ。アホな兵庫県警のガサ入れで赤報隊事件は本当に迷宮入りになった。なぜなら、当初の構想では、その後、「週刊SPA!」で赤報隊に手紙を出し、彼らからの返事をもらおうと思っていたからだ。返事は来ると思った。彼らの本当の意図も、また、実態も分かると思った。捜査が新右翼に向くことで赤報隊は逃げ切った。ぼくらに対しては「やましさ」を持っているはずだ。回答くらいはよこす。そうしたら捜査の進展もあったはずだ。それなのに警察(公安)は自らの手でそれを断ち切った。愚かな連中だ。知っていることを全て言う義務はないだろう。これまでぼくは、赤報隊のことについてはどこかでセーブして書いてきた。それは公安への<恨み>が動機になっている。----------------------------------以上ですが、事実はどうなんでしょうね。鈴木氏は、・赤報隊事件の犯人を知っている。・赤報隊事件の犯人を知っていると思っている。・赤報隊事件の犯人を知っているフリをしている。この3つのどれかでしょう…かね。本日は以上です。あと、興味をひかれた記事は、埼玉県皆野町で先日、男女7人が「自殺」していたと報じられていましたけど、その中心的立場と言われる女性が「T―BOLAN」のボーカリストの元妻だったことが分かったという記事です。この女性は、マリアという女性ボーカリストでメジャーデビューもしていたらしいです。「T―BOLAN」のヒット曲には「泣かないで僕のマリア」から始まる「MARIA」という曲がありました。集団自殺 中心は「T-BOLAN」元妻(デイリースポーツ) 埼玉県皆野町の駐車場で男女7人が集団自殺した事件で、中心的立場となった東京都文京区の無職女性(34)が1999年に解散した人気グループ、T―BOLANのボーカリストの元妻だったことが15日、分かった。自身もアーティスト名「メリーメリーマリー」の女性ボーカリスト、マリアとして98年9月にメジャーデビューしていた。 2人はT―BOLANが人気を博していた94年7月に極秘結婚。 しかし、出産直後から、離婚へ向けた話し合いがスタートした。マリアはその理由を自身が開設したホームページ「死にたい症候群」の中で「多重人格障害(12人)と診断される。てゆうか、バレる」とつづっている。このHPに幼少時代に父親から受けたという暴力など、つらい過去も告白している。 結婚生活は協議離婚という形で終えん。その後、マリアは歌手デビューを果たした。それでも、私生活では再婚した新たな夫の暴力にも悩んでいたといい、幼少期に受けたマリアの心の傷は最期まで癒やされることはなかったようだ。 http://www.daily.co.jp/gossip/2004/10/16/146884.shtml追記。そういえば、お互いに日記リンクしていたsell9493さんのブログが消滅しています。楽天に削除されたんでしょうか…ゴールドマン・サックスに関する日記がパート3に続くということだったので、ご自分で削除してしまったというのは、考えにくいです。どうも楽天は、いきなり告知も説明もなく削除してしまうことがあるようですね。sell9493さんのブログ、復活されるといいんですがね…
2004年10月18日
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老人税副島隆彦・著 祥伝社 2004年9月刊---------------------------------------------------誰も書けない、ロックフェラー家内部の跡目争い●米国、そして世界の政財界を裏側から支配しているデイヴィッド・ロックフェラーは90歳の高齢であり、余命がそれほどない。そこでその後継者として、現在ウエスト・ヴァージニア州選出の上院議員であるジェイ・ロックフェラーがロックフェラー家の次の当主として、ニューヨークに移り住む準備をしている。この人物は、創業者のロックフェラー1世の正当な嫡男の4代目である。父親のジョン・ダヴィッドソン3世が死去した後、ロックフェラー家の当主は唯一の共和党員だったネルソン、そして現当主のデイヴィッドと、それぞれ子息ではなく弟たちが継いできた。ここらで党首の地位が本家に戻りそうである。今年で62歳になるジェイも、本当は大統領になることを欲していたのだが、1992年の大統領選の民主党予備選で、クリントンに負けてしまった。自分の叔父であるデイヴィッド・ロックフェラーがクリントンの方に肩入れしたからだ。このようにロックフェラー家内部で、跡目相続をめぐる本家と分家との争いがある。ニューヨークの金融財界を、これからジェイ・ロックフェラーが掌握しようと動いている。それに伴い、前大統領クリントンとの間で「遺恨試合」のようなものが繰り広げられようとしている。ここに、来年から起こるであろう世界最大の権力者の「代替わり」に伴う激動が待ち構えている。7月にジョン・エドワーズが、ウエスト・ヴァージニア州に遊説に入っている。エドワーズは民主党の副大統領候補となって、ジョン・ケリー候補のランニング・メイトである。エドワーズはジェイ・ロックフェラーの後押しを受けることになった模様だ。2人で「反クリントン、反デイヴィッド」の誓いのようなものを結んだのだろう。エドワーズは、ジョン・ケリーが11月に負けても、その次に自分の番が来るように動いている。ということは、民主党内でヒラリー・クリントンとぶつかることになる。クリントン前大統領の出生の秘密●そもそも、どうして民主党の上層部は、ジョン・ケリー上院議員のような、本人が勝つ気迫を示さないおかしな人物を候補者に選ばざるを得ないように仕組まれたのか。その「張本人」はビル・クリントン前大統領である。クリントンは、4年後の大統領選で、自分の夫人のヒラリー・ロダム・クリントン上院議員を大統領にして、ホワイトハウスに「夫婦そろって」返り咲こうとしている。そのため今回は民主党からは大統領が出ないように、初めから負けるように仕組んだのである。なぜクリントン前大統領にこれほどの政治的実力があるのか。私はズバリと真実を書く。ビル・クリントンは、ウィンスロップ・ロックフェラーというロックフェラー一族の人物の「隠し子」だからである。(中略)この事実を、私はこの春に実際テキサス州に行って確認してきた。クリントンが高校生の時に、ジョン・F・ケネディ大統領と握手したことは有名だ。そのセレモニーの主催者が、他ならぬアーカンソー州知事だった実父のウィンスロップ・ロックフェラーである。米国のメディアはその映像をよく流したが、どういうわけかそばにいた実父の姿は削除されている。だから、前大統領が後年、アーカンソー州知事になれたのも、またその後、大統領選に出馬することができたのも、ロックフェラー家と関係の深いハリマン家の援助によるものだ。 http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand-rojinzei.html世界はここまで騙されたコンノケンイチ・著 徳間書店 2003年11月刊---------------------------------------------------世界の歴史を操る「陰の超国家勢力」●日本人の常識としては、米国の支配階級(エスタブリッシュメント)は、WASP系であり、ユダヤ人や有色人種などの少数民族は表舞台に進出できないと考えている。現在の世界は、カトリック信者とイスラム教徒は、それぞれ10億人を超えているが、ユダヤ教徒は1300万人でしかない。米国におけるユダヤの人口は比較的高いとはいえ、全体から見れば微々たるものである。それも、すべてがシオニストというわけではない。そのような少数民族が、米国のみならず欧州や日本、広く世界まで、なぜ支配できるのか。それは彼らが古くから世界に散らされて、辛酸を嘗めたあげくに得たスーパー権力を駆使して、各国の中央銀行、メディア、教会を支配しているからである。(略)それら団体や結社の名称もさまざまで、「イルミナティ」「ビルダーバーグ・ソサエティ」「CFR(外交問題評議会)」「スカル&ボーンズ」「日米欧三極委員会」「王立問題研究所」などは、その代表格といえる。(略)●陰謀論者のF・スプリングマイヤーによると、陰の超国家権力の中枢「最高法院」という秘密組織は、ロスチャイルド家、モルガン家、ロックフェラー家など、世界24の財閥の代表者によって構成されていて、世界のどこかで、年1回、「最高長老会議」あるいは「ユダヤ賢哲会議」などと呼ばれる秘密会議が開かれているという。その最高法院の下に「見えざる世界政府」(超国家勢力)がある。欧米の支配者層150名で構成される「ビルダーバーグ・ソサエティ」という秘密団体がそれである。同会は世界の政治や経済を決定する最高機関で、その実像は厚いベールに包まれている。その団体の母体になっているのがCFRで、そこからTLC(日米欧三極委員会)、LPG(ロンドン・ポリシーグループ)という2つの世界危機管理組織が生まれている。その中心にいるのが英国王室である。TLCはビルダーバーグ・ソサエティで創られた戦略構想を世界経済に反映させる役割を担い、そこから生まれたのが「先進国首脳会議」(サミット)である。 ●このように「最高法院」が「見えざる世界政府」(超国家勢力)の本丸と考えられるが、呼称はともあれ、確実に存在することは確かである。(略)彼らには独自の掟があり、目的は「世界統一政府(ワン・ワールド)」を樹立することだといわれている。コールマンによると、地球人口を管理可能な10億人にまで減らすために、旧約聖書の予言に基づいて最終戦争を起こし、なんと90%のゴイム(家畜)、つまり56~57億人もの人類抹殺作戦を遂行するのだという。このアジェンダは米国の崩壊、キリスト教のドグマを地に落とすことも含まれている。はたして、彼らの計画は成功するのだろうか?彼らのドグマに、パラドックスや落とし穴はないのか? http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand-konnokenichi.html闇の権力が描く近未来の世界「終末のはじまり」●(中略)闇の権力は傀儡国家――アメリカを軍事大国化させ、世界各地で戦争を起こさせた後、崩壊させようと考えています。その青写真を記した書簡が、2002年3月22日、ロックフェラー家から国連総会に送られました。「新世界のためのアジェンダ」と名づけられたその青写真とは次のようなものです。■中東和平の完璧な、手の施しようのない瓦解。■バチカンとエルサレムは、宗教テロリストたちによって破壊される。■すべての宗教は世界的規模で崩壊する。すべての宗教は禁止される。■国連は臨時単一政府を樹立する。■新しい単一世界国家の市民が出現する。アメリカ、イギリス、中国の政府は瓦解し、その他の世界も無政府、無秩序状態に陥る。■新しい政府機構は14万4千人のエリート官僚と、600万人プラスアルファの役人が支配する。■新世界が創出されるにつれて、大量掃討作戦が開始される。その後、経済システムは復活し、インフラストラクチャーは再建される。疾病と病気は消滅し、年をとること自体がなくなる。一つの新しい復元された人間の家族が徐々に地球をパラダイスの状態にする。そして、「終末のはじまり」と題された手紙には次のように書かれています。「終末の時が近づいている。好むと好まざるとにかかわらず、それはわれわれすべてが直面せざるを得ない運命である。2001年9月11日、世界は終末の目撃者であった。われわれが見たもの、経験したことは、まもなく明るみに出るはずの大災害には比べるべくもないだろう。これまで非常に多くの生命が失われてきたが、それ以上に多くの生命が失われるだろう。今存在している、あるいは古代からある人間の政府は、ひとつも完全な支配は維持できなかった。いかなる政府も失敗してきたし、失敗するだろう‥‥」世界はなぜ、破滅へ向かうのか。「国際情勢の闇」早わかり30のポイント 中丸薫・著 文芸社 2003年9月15日刊 http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand16.html 【重要】国連総会宛ロックフェラー書簡泥棒たちは本当にあなたにお金を返してれるのか?英語に「ラスト・リゾート」という言葉がある。これは、そのまま「最後の楽園」という意味だが、経済用語として使うと「最後の貸し手」という意味になる。つまり、この「ラスト・リゾート」がなくなれば、「インチキ資本主義国家・日本」は倒産することになる。もうおわかりだろうが、この「ラスト・リゾート」というのは日本国民であるあなた自身のことである。なぜなら、日本国債というのは、その96%が日本国内で消化されているからだ。日本国民であるあなたが金融機関に預けたお金は、そのほとんどが国債を買うために使われている。いまでは、郵便局から、メガバンク、地方銀行にいたるまで、ほとんどの金融機関は国債漬けである。その額は、銀行保有分だけで2004年度には92兆円に達し、この5年間で3倍に増えている。つまり、あなたは国債を個人的に購入しようとしまいと、「最後の貸し手」なのである。まんが 八百長経済大国の最期 ベンジャミン・フルフォード・著 光文社 2004年9月刊 http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand-Benjamin.html究極の大陰謀 上・下 デーヴィッド・アイク・著 三交社 2003年12月刊 http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand-inbou.html陰謀家たちの超権力構造[三百人委員会] ジョン・コールマン博士 歴史修正学会・訳 徳間書店 1994年刊 http://webclub.kcom.ne.jp/mc/kuroki/bookstand22.html
2004年10月17日
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ジェームス・べーカーという元米財務長官・国務長官がいる。米投資会社カーライル・グループの上級顧問であり、同社の株を1億8000万ドル分保有している人物である。そして、カーライル・ジャパン・アドバイザリー・ボードのメンバー8人の中の1人でもある。さらにいえばベーカーは、グリーンスパンをFRB議長に抜擢した重要人物でもある。最近(昨年末)では、イラクの対外公的債務問題を担当する大統領特使として、イラクの対外債務削減、債権の放棄や返済延期等を求めてフランス、ドイツ、イタリア、ロシア、イギリスなどを訪問していた。2003年12月29日に来日したベイカー大統領特使に対して日本政府は、何の交渉も行うことなく日本のイラク債権41億ドルを放棄すると約束している。さらに日本政府は、イラク復興資金として50億ドル拠出も約束済みである。このベーカー特使のイラク債権放棄という“仕事”で、なんと裏取引が発覚した。手数料はカーライルへ流れるという。さきほどアップされた「暗いニュースリンク」サイトから1部を以下に抜粋する。-------------------------------------------------イラクの抱える対外債務の削減という仕事のため、ブッシュ大統領から特使として任命されたジェームズ・ベイカー元米国務長官が、政府特使として各国を訪問しながら、同時に自らのビジネスパートナー国に対して裏取引を提案していたことが、極秘資料の暴露により明らかになった。しかもこの密約には、同じく元米国務長官のマデリン・オルブライトも関係しているという。弁護士としてのベイカー氏は、2000年度にブッシュ選挙チームを勝利に導いた参謀の1人であり、彼の経営する弁護士会社ベイカー・ボッツは、911テロ遺族がサウジ王家をテロ資金供与の件で訴えた裁判において、サウジ側の弁護団を務めている。暴露された内容によると、カーライル・グループは、オルブライト・グループ(元米国務長官マデリーン・オルブライトのロビー会社)他企業と共同で、極秘の事業体を設立し、その事業体から、カーライルの顧客であるクウェート政府に対して、同国の抱えるイラク債権270億ドル(約2兆9,516億円)の回収を提案し、見返りに、クウェート政府は、20億ドルを同事業体に投資するという取引となっている。(投資の半分はカーライル向けである)密約の過程で、カーライル・グループは、同社と米政府に対する強い影響力により、復興中のイラクからクウェートへの借金返済を促進させることが可能であると説いているという。ベイカー氏が各国首脳を説得してイラクの抱える借金の回収を放棄させる度に、クウェート政府がイラクから回収できるお金は増えていく。そしてその回収金の5%を手数料として、カーライル率いる事業体が受け取るという取り決めもあるとのこと。この驚くべき暴露記事が世界に配信されはじめた15日、カーライル・グループは事業体からの撤退を発表し、密約は停止したと広報している。しかし犯人側からのPRをすんなり信じるほど、各国首脳は馬鹿ではない。少なくとも日本以外の、情報収集活動と連動して外交、交渉という業務を行っているマトモな各国首脳は、今後何らかの対抗策を講じるだろう。相変わらず、日本のマスメディアはこのニュースを無視し、日本政府は米国に対して抗議、懸念を表明することもなく、内閣総出でブッシュ政権全面支持を主張している。 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/10/post_7.html-------------------------------------------------以上、転載でした。ブッシュ家の相談役として、2000年大統領選挙のフロリダ州再集計騒動を最高裁に持ち込んだ人物こそ、ベーカーであった。ベーカーは弁護士として、ヒューストン、リヤド、カザフスタンにオフィスを持つ弁護士事務所、ベーカー・ボッツの創業者となった。このベーカー・ボッツ法律事務所は、9.11に関し1兆ドルもの訴訟事件でサウジアラビア王室を弁護した。ベーカー・ボッツは、CIAやFBI、国務省、司法長官および様々な政府機関の、米国内外の海外情報収集活動や法律・規則およびガイドラインの問題に関して、まるで国家機関の法務省であるかのようにアドバイザーを務める、という。もう少し詳しくジェームス・べーカーという人物を見ていこう。ベーカーは、レーガン政権で1985年から88年まで財務長官を務め、父ブッシュ政権では1989年から92年まで国務長官を務めた。ベーカーが財務長官を務めていたときに起こった重要なことといえば、プラザ合意であった。ベーカーは財務長官としてプラザ合意をまとめあげた人物だった。87年には、連邦準備制度理事会(FRB)の議長がボルカーからグリーンスパンにバトンタッチされた。この87年にFRB議長に就任したグリーンスパンが現在でも議長を務めている。ベーカーが国務長官を務めていたときに起こったことといえば、湾岸戦争であった。ここではベーカーとFRBを結び付けたい。グリーンスパンの背後にいるのがベーカーであり、デーヴィッド・ロックフェラーでもある。なぜ、こう言いきれるのか……(ロックフェラーのことは今日はいいでしょう)私はここで何度か、米国の中央銀行である連邦準備制度(連邦準備銀行)は民間が所有する銀行である、という内容の日記を書いてきた。連邦準備銀行の中で最大の銀行がニューヨーク連銀であり、すべての連銀の本源が、ニューヨーク連銀である。つまり、連邦準備制度という制度全体の真の支配者は、ニューヨーク連邦準備銀行の株主たちであるとも言えることになる。米国の金融政策は、ニューヨーク連邦準備銀行が決定している。そしてこのニューヨーク連邦準備銀行の株式を、米国政府・財務省は1株も持っていない。持っているのはすべて民間銀行である。 8月16日の日記から引用すると、以下がニューヨーク連銀の株主である。-------------------------------------------------・ロックフェラーとクーン・ローブが支配するナショナル・シティ・バンクは3万株で、他の銀行と比較して最大の株数を取得した。・J・P・モルガンのファースト・ナショナル・バンクは1万5000株を取得した。この2つの銀行が1955年に合併したとき、単独でニューヨーク連邦準備銀行の4分の1近くを所有し、制度全体をコントロールした。そしてこのことにより、連邦準備制度理事会の議長には、ポール・ヴォルカーであろうとだれであろうと、彼らが適すると思う者を指名することができるようになった。-------------------------------------------------ニューヨーク連銀の最大株主がナショナル・シティ・バンクであり、2番目の大株主がファースト・ナショナル・バンクだったのである。そしてこの2つの銀行が合併し、ニューヨーク連銀を支配したのである。この2つの銀行を合併させた人物は、8月19日の日記でも死亡記事を紹介した、先日8月10日に亡くなったデーヴィッド・ロックフェラーの従兄弟であるジェームズ・スティルマン・ロックフェラーであった。ジェームズ・スティルマンとは、エール大学を卒業後、ナショナル・シティ・バンクに勤め、頭取としてファースト・ナショナル・バンクとの合併を実現。現在のシティバンクの基礎をつくった人物である。1955年に合併し、ファースト・ナショナル・シティー銀行ニューヨークとなり、76年に改名して現在のシティバンクが誕生したのである。さて、ベーカーです。ベーカーの祖父であるジョージ・F・ベーカーは、なんとファースト・ナショナル・バンクの設立者でした(1912年まで頭取と会長を務めた)。祖父がファースト・ナショナル・バンクの株式を2万株、その息子G・F・ベーカー・ジュニアが5千株所有し、これは全株式の25%を占めていたのです。つまり、今日の主役であるジェームス・べーカーにとってニューヨーク連銀とは、自分の銀行という感覚だったのである。だからこそ、ベーカーがグリーンスパンの背後にいるといえるのである。プラザ合意の主役だ。マリンズの「民間が所有する中央銀行」から転載する。1914年のニューヨーク連邦準備銀行の2番目の大株主ファースト・ナショナル・バンクは、銀行の設立者ジョージ・F・ベーカーが二万株、彼の息子G・F・ベーカー・ジュニアが五千株で、銀行の全株式10万株のうちの25%を占めていたが、重役会のモルガン家の代表団ゆえに、一般的には「モルガンの銀行」として知られていた。ジョージ・ベーカー・ジュニアの娘エディス・ブレヴォート・ベーカーは、ジェイコブ・シフの孫であるジョン・M・シフと1934年に結婚した。ジョン・M・シフは現在リーマン・ブラザーズ・クーン・ローブ商会の名誉会長である。ジェイコブ・シフの娘ニーナと結婚したのがポール・ウォーバーグであり、このポール・ウォーバーグはクーン・ローブ商会のパートナーであり、連邦準備制度をつくった最大の黒幕でもあった。なんかうまくまとまらないので、本日はこのへんで終わります。FRBについては、8月16日 8月19日 8月31日 9月01日などの日記でも詳しく書いています。-------------------------------------------------石油イカサマ師、ジム(ジェームズ・ベイカー)の介入 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/04/the_best_democr.html-------------------------------------------------ジェームス・べーカー氏は、カーライル・グループ以外に1996年からエレクトロニック・データ・システムズ(EDS)の社外取締役も務めている。このEDSは、総売上高192億ドル(2000年度)の世界最大の情報処理サービス会社である。 http://www.yorozubp.com/0111/011112.htm※ 以下は、本日興味深かった記事です。CIAの反乱(田中宇・10月15日) http://tanakanews.com/e1015CIA.htm
2004年10月16日
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本日も気になったニュース記事を転載します。以下、すべて転載です。貧富の差が拡大する日本(ネヴァダ・レポート)いまや世界一裕福といわれます日本ですが、このような中、個人の間で物凄い格差が出てきています。『もつ者』と『持たざる者』との差が拡大してきており、いまや22.9%もの世帯(単身者も含む)が貯蓄を保有していないのです。100世帯あれば23世帯が貯金をまったく保有していないという異常な姿がここにあります。そして、もっと衝撃的な数字は20歳代です。何と37%もの世帯が貯蓄なしとなっており1998年の14%から急増してきているのです。20歳代の世帯で100世帯中何と37世帯が貯蓄がないのです。にもかかわらず、若者・中堅の日本人は世界一裕福な生活を謳歌しています。なぜこのような事が可能なのでしょうか?それは、世界一簡単に出来る<借金>です。米国人も借金漬けと言われますが、今や日本人も米国人に劣らず、借金漬けになっているのです。 ※因みに、米国人の借金(家計)ですが、FRBの発表ではこの6月末で10兆ドル(1100兆円)を超えていることが明らかになっています。ただ総資産額は55兆9,660億ドル(6150兆円)となっており、5000兆円も資産が上回っています。ただ、これも、60%以上が一部の資産家に集中して保有されているという歪な社会になってはいます。 日本人の今までの質素倹約という精神は1990年のバブルを契機として消えてなくなり、いまや日本人は世界でも有数の借金体質になっているのです。この借金体質は何も個人レベルだけの話ではありません。 http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_041001_4.html米財政赤字4125億ドル(東京新聞)2年連続で過去最大【ワシントン14日共同】米財務省が14日に発表した2004会計年度(03年10月-04年9月)の財政収支の赤字額は4125億5300万ドルとなり、ブッシュ政権下で2年連続の過去最大を更新した。イラク関連支出の増加に、大型減税実施が重なったことが赤字拡大の要因。景気拡大に伴う税収増で、米政府が今年夏に示した予測額と比べ赤字幅は縮小した。財政赤字問題は米大統領選終盤の主要争点となっているが、ブッシュ、ケリー両候補とも財政健全化への明確な道筋は示せずにいる。財務省によると、04年度の歳入総額は前年度比5・5%増の1兆8797億ドル。歳出は6・2%増の2兆2923億ドルだった。赤字額の国内総生産(GDP)比率は3・6%。スノー財務長官は「歳入増と厳格な歳出管理で、赤字を5年間で半減するという大統領の公約は達成できる」との声明を発表した。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041015/fls_____detail__007.shtmlスペインBSCH、1兆7000億円で英アビー銀買収(日経)【ロンドン=佐藤大和】英国の準大手銀アビーナショナルは14日、臨時株主総会を開き、スペイン最大手銀サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行(BSCH)による買収提案の受け入れを決めた。買収総額は約87億ポンド(1兆7000億円)と欧州の国境を超えた銀行再編では過去最大級。BSCHの時価総額は仏BNPパリバを抜きユーロ圏では最大手に浮上する。買収手続きは11月中に完了する予定。この結果、BSCHの株式時価総額は欧州全体で4位、日米を含む世界でも8番目の規模となる。アビーは英国でのリテール業務に強い地盤がある。しかし大企業取引に事業を拡大したのが裏目に出て経営が悪化。株価も急落し、欧米大手銀の買収の標的と目されていた。一方、BSCHは高成長が続く地元スペイン経済を背景に中南米での積極的な企業の合併・買収(M&A)戦略を通じて規模を急速に拡大。欧州有力銀の一角に浮上し、今年7月にアビー買収に名乗りを上げた。 (11:00) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041015AT2M1500715102004.html 現場付近の不審な地蔵公開 世田谷一家4人殺害事件で 東京都世田谷区で2000年12月に起きた宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人殺害事件で、警視庁成城署捜査本部は15日、事件の約4カ月後に現場近くに何者かが置いた一体の地蔵を初めて公開した。犯人像をより具体的に記したポスターも作成、新たな情報提供を呼び掛けている。 地蔵は2001年4月9日朝、事件が起きた宮沢さん方の裏を流れる仙川沿いの道路脇で発見。4月8日夜から9日朝に置かれたとみられ、捜査本部は置いた人物が事件について何らかの事情を知っている可能性があるとみている。 高さ59センチ、重さ約20キログラムで、底に漢数字の「六」のような傷があるのが特徴。 一方、ポスターは3万枚作成。犯人が現場でアイスクリームを食べたり、パソコンを操作したりするなど異常な行動をしたことが具体的に記されている。(共同通信) - 10月15日12時50分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000142-kyodo-soci-------------------------世田谷一家4人惨殺事件の真相(行政調査新聞) http://www.gyouseinews.com/storehouse/feb2001/001.html世田谷一家四人惨殺事件の暗部(行政調査新聞) http://www.gyouseinews.com/storehouse/mar2002/001.html露政権、エネルギー独占化へ 国営ガスプロムが電力にも進出FujiSankei Business i. 2004/10/15 【モスクワ=内藤泰朗】世界最大のロシア国営天然ガス独占企業体、ガスプロムが、石油に次いで電力分野に進出する。本業の天然ガスでも、有望な巨大市場である北米への輸出に道を開いた。プーチン政権が戦略産業のエネルギー業界を牛耳る強力な新国営企業体の中心に据えるガスプロムは、拡張主義の道を邁進(まいしん)する。 ガスプロムのミレル社長は7日、ロシアのNTVで、同社グループが、ロシアの電力供給をほぼ独占する統一エネルギー機構(UES)の10%以上の株式をすでに取得したほか、首都モスクワの電力供給を一手に担うモスエネルゴ社の株式16%以上を入手したと述べ、今後も電力分野への事業拡大を図っていく戦略を明らかにした。 具体的な戦略は、「ガスプロムが生産した天然ガスで発電し、その電力をロシア国内のみならず、国外の消費者に販売するサイクルをつくりあげることだ」という。 同社はこのほか、原子力エネルギーの獲得にも動く。グループ企業のガスプロムバンクはすでに、米国が強い懸念を示すイランの原子力発電所建設のほか、中国で原発建設を担う独占企業体、アトムストロイエクスポルトの54%の株式を取得した。 天然ガスでも、ガスプロムとペトロ・カナダは12日、2009年までにロシア産天然ガスの供給を開始することで合意。ロシアの全生産量の2.5%にあたる年間350万トンをサンクトペテルブルクに近いバルト海の港に新設する液化天然ガス(LNG)ターミナルを通じて12億-15億ドルで北米に供給するという。 ガスプロムはこれまで、ロシアの石油の4.5%を生産する唯一の国営石油企業ロスネフチを吸収合併し、ガスプロムの子会社として石油を扱うガスプロムネフチを創設することを発表。ミレル社長は7日、ロスネフチの合併と新石油会社の創設が年内には終了するとの見通しを示した。 ガスプロムが、天然ガスや石油に次いで、原子力エネルギーを含む電力にまで拡大してきたのは、急速な経済発展で電力エネルギー不足となっている中国のほか、朝鮮半島、中央アジア諸国などがロシア産「電力」の潜在的な消費者とみており、電力の販売で莫大な利権を得られると踏んでいるからだ。 その一方で、石油や天然ガスという備蓄できるエネルギー資源とは異なり、保存がきかない電力をこれら周辺国に割安に供給することは、まさにエネルギーによる周辺国の支配をもくろむプーチン政権の政治的な意図とも合致する。 同政権幹部らは、ガスプロムグループの取締役なども兼務する。政権の意向がそのまま反映されるガスプロムの拡張主義の裏には、同政権によるエネルギーの独占化戦略が見え隠れする。 ガスプロム 世界最大の天然ガス生産企業体。世界の年間生産量の20%を産出し、埋蔵量も28兆立方メートルと世界最大。03年売上高は280億ドル(約3兆800億円)だが、負債も多く、最終利益は55億ドル(約6050億円)にとどまった。 1989年にソ連の石油ガス工業建設省内に組織されたのが始まり。ロシア政府は9月現在、同社の38.37%の株を保有。外国投資家も9月から同社株の購入が可能となった。 http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20041014202140-RQVKQPGSWT.nwc-------------------------ガスの巨人に会う(asahi.com・04/10/15) http://www.asahi.com/international/w-watch/TKY200410150163.html-------------------------ロシア国営ガスプロム、極東・シベリア開発の主役に(日経)【北京=栢俊彦】プーチン・ロシア大統領と中国の胡錦濤国家主席の会談に合わせて、ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムは14日、中国石油天然ガス集団公司(CNPC)と戦略パートナーシップで合意、民間石油大手ユーコスに代わり対中エネルギー協力の主役に躍り出た。ガスプロムは極東・シベリアに多数の利権を持つ国営石油会社ロスネフチの買収も決めており、同地域の開発事業全体で主導権を握る公算が大きくなった。ロシア極東・シベリアの開発案件は主に3つある。サハリンの石油・ガス開発と東シベリアの石油開発・パイプライン建設計画、東シベリアの天然ガス開発計画だ。ガスプロムはいずれにも参加していなかった。 (07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041015AT2M1401T14102004.html※ 以下は、とても参考になりました。sell9493さん、ありがとうございます。『ゴールドマン・サックス―世界最強の投資銀行』 http://plaza.rakuten.co.jp/planb/diary/200410150000/
2004年10月15日
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山口組といえば最近では、五菱会(現在の2代目美尾組)の闇金融事件やマネーロンダリングが騒がれました。闇金融事件では、五菱会の元会長高木康男氏、「ヤミ金の帝王」と呼ばれた梶山進氏などが逮捕され、それぞれ組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)、出資法違反罪などで公判中です。マネーロンダリングでは、梶山氏が開設した口座の6100万スイスフラン(約53億円)がスイスの司法当局に凍結され、すでに9月から没収手続きに入っているようです。これを没収するのは、なぜか日本ではなくスイスであるという。日本政府などに資金の返還を求める権利はあるが、日本側からの返還請求手続きは取られていないともいう(9月の記事)。山口組は最近の報道によると、組員・準構成員が約3万8100人。これは、平成11年末には3万5000人といわれていたので、増加しているということになります。山口組は92年、「指定暴力団」に指定されました。-------------------------初代山口組組長 山口春吉(大正4年~大正14年)二代目山口組組長 山口登(大正14年~昭和18年・死亡)二代目は初代の長男三代目山口組組長 田岡一雄(昭和21年~昭和56年・病死)四代目山口組組長 竹中正久(昭和59年6月~60年1月・射殺)五代目山口組組長 渡辺芳則(平成元年4月~現在)--------------------------------------------------五代目組長・渡邉芳則総本部長兼若頭代行兼舎弟頭代行・岸本才三(岸本組組長)副本部長・野上哲男(二代目吉川組組長)若頭補佐・英五郎(英組組長)若頭補佐・司忍(弘道会会長)若頭補佐・滝澤孝(芳菱会総長)若頭補佐・桑田兼吉(三代目山健組組長)若頭補佐・古川雅章(古川組組長)若頭補佐・後藤忠政(後藤組組長)舎弟頭補佐・石田章六(章友会会長)舎弟頭補佐・大石誉夫(大石組組長)舎弟頭補佐・西脇和美(西脇組組長)-------------------------上は、5人の山口組組長、その下が、現在の執行部(最高幹部)です。五代目組長を頂点に直系の2次団体、その傘下に3次、4次、5次の団体が連なる完全なピラミッド型組織を形成しています。平成9年8月、五代目山口組若頭の宅見勝(宅見組組長)氏が射殺されてからの山口組は、若頭というポストが空席のままになっています。この理由はいろいろと考えられますが、山口組最大組織の山健組組長・桑田氏が懲役中だという理由が最も大きな理由なのかなと思います。なぜここで山口組を取り上げたのかというと、山口組の直系組長がここ10年で20人以上減少し、100人を割ったという神戸新聞の昨日の記事を読んだからです。これを読んでどうということはないんですが、日本を見るとき、山口組という組織を見ないわけにはいかないと思っているので、いつも山口組関係のニュース記事には注目しているんです……特に若頭人事にはね。山口組「直系組長」100人割る 2004/10/13指定暴力団山口組(本部・神戸市灘区、構成員約二万人)が高齢化などの影響で、幹部減少に追い込まれていることが十二日までに、兵庫県警暴対一課などの調べで分かった。渡辺芳則組長の下で直系組長と呼ばれる二次団体の組長は九十九人となり、約十五年ぶりに二桁(けた)台に減少。十年前に比べ、死亡や病気引退などで二十人以上減った。 調べによると、組本部でこのほど開かれた定例会で、二人が破門処分を受けて引退し、百人台を割り込んだ。直系組長の平均年齢は六十二歳だが、若頭補佐などの最高幹部十一人に限ると六十八歳を超えている。 不況で用心棒代などの収入が減った上、高齢化で人望を失い組員の統制がきかない組もあるといい、ある捜査員は「引退に追い込まれる組長はまだ出てくる」と話す。 今年だけで、破門などの処分を受けた直系組長は五人。死亡の一人を含め六人が組を離れた。五月と七月には、大阪府内の直系組長二人が借金を抱えて事務所を勝手に閉鎖したなどとして、破門や除籍処分を受けた。 一方、渡辺組長の出身母体で最大の二次団体「山健組」(神戸市)は十年間で勢力を倍増させ、準構成員を含めて七千人を超えた。引退した組長の配下だった組員が、これら有力団体に組み入れられ、寡占化が進んでいるといい、同課は「幹部は減っても、勢力に変わりはない」と警戒を続けている。 今年四月、抗争などに伴う賠償責任を指定暴力団のトップに負わせる改正暴力団対策法が施行されたことなどから、山口組本部は抗争を慎むよう再三指示。トラブルを起こした組員を日付をさかのぼって破門するケースも出てきているという。 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/1013ke52810.html※ この「改正暴対法」の記事も2つ載せときましょう。ともに今年4月の記事。改正暴対法が成立、暴力団トップに賠償責任 指定暴力団による対立抗争に巻き込まれた被害者が上部団体トップの組長に損害賠償責任を問える改正暴力団対策法が21日午前の参院本会議で可決、成立した。来週公布され、同時に施行される予定。 警察庁は「被害者救済を図るとともに、対立抗争を抑止する効果も期待できる」としている。 改正法は「指定暴力団の代表者は組員が抗争により他人の生命、身体または財産を侵害したときは、損害を賠償する責任がある」と規定。 被害者は(1)指定暴力団間で抗争が発生した(2)対立に伴い凶器を使った暴力が振るわれた(3)加害者が指定暴力団の組員―の3点を立証するだけで責任追及が可能となる。 例えば、指定暴力団の三次団体の組員が抗争事件で発砲し市民が死傷した場合、指定暴力団の組長が賠償責任を負うことになる。 これまでは、被害者が直接の加害者の組員に賠償請求して認められても、組員に支払い能力がないことが多く実質的な救済になっていなかった。〔共同〕 (13:22) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040421AT3K2101421042004.html暴対法に対抗…「5代目山口組」の肩書、名刺から削除指定暴力団・山口組傘下の末端組員の名刺から、「5代目山口組」の肩書が消えつつある。従来、「日本最大の暴力団」の後ろ盾を誇示してきたが、28日施行の改正暴力団対策法に対抗し、“戦術”を転換させたという。大阪府警などは、責任が上部団体トップに及ばないようにする「山口組隠し」の一環とみて、動向を注視している。改正法は、指定暴力団の対立抗争や内紛に伴う暴力ざたで第三者が身体的・財産的な被害を受けた場合、指定暴力団の代表者らが、損害の賠償責任を負うことを明文化した。民法が規定する「使用者責任」を暴力団組長らにはいわば機械的に適用し、被害者の救済を容易にするのが目的。併せて、事を起こした末端組員に資力がないことによる泣き寝入りをなくすことを狙っている。組織のトップは、たとえ自らに直接的な非はなくても、加害者が構成員であることが立証されれば、それだけで賠償義務が生じることになった。(略)大阪府警によると、山口組は半年ほど前から、傘下団体に対し、組員の名刺から山口組の名称を外し、構成員の行動規範とされる「山口組綱領」を事務所から撤去するよう命じ始めた。一斉送付されたファクスには、相手方に組織名を示す場合、できるだけ2次、3次団体を名乗るよう求めているものもあるという。山口組がこうした動きに出たのは、大阪高裁の昨年10月の判決がきっかけ。高裁は、1995年に京都市で起きた暴力団抗争で組員に間違われて射殺された警察官の遺族が起こした民事訴訟で、渡辺組長の使用者責任を認め、約8000万円の支払いを命じた(渡辺組長側が上告中)。この訴訟でも、遺族側は実行組員と渡辺組長との指揮・命令関係を立証する負担を負った。改正暴対法ではこの被害者側の負担が確実に減る。暴力団側が危機感を募らせているのは間違いないようだ。(読売新聞)[4月28日23時25分更新] http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000516-yom-soci※ 「山口組使用者責任訴訟」については以下。----------------------------山口組使用者責任訴訟 2004年9月18日抗争相手の組員と間違われ、指定暴力団山口組の三次団体組員に射殺された京都府警の巡査部長(警部に昇進)の遺族が1998年、山口組の渡辺芳則(わたなべ・よしのり)組長と三次団体組長、実行犯2人に損害賠償を求めた訴訟。2002年9月の一審京都地裁判決は渡辺組長の関与や責任を否定し、残る3人に計約8000万円の支払いを命じた。しかし、03年10月の二審大阪高裁判決は一審を変更し「実質的な指揮監督の関係があった」として渡辺組長の使用者責任を認定。3人と連帯して賠償金を支払うよう命じた。国内最大の暴力団トップに傘下団体組員の使用者責任を認めた初の判断。渡辺組長は判決を不服として上告している。 http://www.toonippo.co.jp/news_hyakka/hyakka2004/0918_1.html----------------------------※ 最後に最近の山口組関係の記事を貼っておきましょう。山健組事務所を家宅捜索 警官ひき殺しで大阪府警大阪府警捜査一課と天満署などは12日、大阪市北区で8月、職務質問しようとした同署員が逃走車にひき殺された事件をめぐり、銃刀法違反容疑で、神戸市中央区にある指定暴力団山口組最大の2次団体「山健組」の事務所を家宅捜索した。調べでは、同事件で殺人罪などに問われ、同日初公判の富田克彦被告(44)は山健組傘下の「太田興業」(大阪市生野区)の下部組織(4次団体)に所属。家宅捜索は犯行に使われた車から見つかった実弾4発や短刀の入手経路などへの関与を調べるためで、捜査一課などは9月に太田興業の事務所も捜索している。(共同通信)10月12日11時43分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041012-00000063-kyodo-soci山口組 密入国韓国人組員に 警視庁認定 マフィアとのパイプ役? http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000020-san-soci5万円で爆発物売買も 元自衛官ら、福岡で使用か http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040919-00000086-kyodo-soci名古屋で覚せい剤36キロ押収 山口組系組幹部ら逮捕愛知県警と警視庁、神奈川県警などの合同捜査本部は26日までに、名古屋港のコンテナから覚せい剤約36キロ(末端価格約21億6000万円相当)を押収し、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)などの疑いで、指定暴力団山口組系江戸丸一家幹部陶山正容疑者(69)ら8人を逮捕した。愛知県警は「山口組系の暴力団が組織的に関与した覚せい剤事件の摘発は珍しい」としている。調べでは、8人は共謀して8月1日、名古屋市港区の名古屋港にあったコンテナの床下に覚せい剤約36キロを隠し持っていた疑い。(共同通信)8月26日12時43分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000137-kyodo-soci
2004年10月14日
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2002年1月20日、ネヴァダ州出身のリチャード・マッキャスリン(37歳)がカリフォルニアにあるボヘミアン・グローブへの侵入罪で逮捕された。逮捕時のマッキャスリンは、襲撃用の散弾銃やピストル、クロスボー、ナイフ、刀剣、手榴弾投擲器を所持しており、単独行動だったと自白している。マッキャスリンが警察に語ったところによれば、彼はボヘミアン・グローブで行なわれていると信じていた悪魔的な人身御供の実態を暴くために侵入し、全面的な対決や殺人も覚悟していたらしい。マッキャスリンがこの地域で人身御供が行なわれていると信じ込むようになったのは、ラジオ番組のアレックス・ジョーンズの放送を聞いたからであった。アレックス・ジョーンズの番組やウェブ・サイトには、この別荘地で行なわれたという儀式殺人の証拠らしきものが掲載されていたらしい。本来ならこれらの陰謀論も、ひとつの「陰謀論」として見ていればいいのだが、マッキャスリンにはとても笑い話で済まされるものではなかったようだ。では、いったいこのボヘミアン・グローブとはなんなのであろうか。これを、『最新アメリカの政治地図』園田義明 (著)、『ベクテルの秘密ファイル』レイトン・マッカートニー(著)、この2冊に説明してもらおう。ボヘミアン・クラブのメンバーは毎年7月になるとサンフランシスコから北へ110キロ程の距離にあるモンテ・リオの山村近くに集まる。世界的な巨木として知られるレッドウッドに囲まれた森林の中で、2週間にわたって行われるサマーキャンプに参加するためだ。約700エーカーの広さを有するこの場所は「ボヘミアン・グローブ」と呼ばれており、ボヘミアン・クラブの私有地である。1878年から行われてきたこのサマーキャンプには約2700名のクラブ会員と特別ゲスト以外は参加できない決まりとなっており、全米各地から大統領経験者を含めた大物政治家やフォーチュン500企業や大手金融機関のトップ、著名大学教授、芸術家、文化人などが一堂に集まる。そして、クラブのマスコット人形を焼く儀式によってこの2週間のキャンプがはじまる。この森の生活は、遊びや楽しみばかりではない。かつてアイゼンハワー陸軍大将が、やがて朝鮮で戦争が起こるだろうと警告したのも、この森でのスピーチだった。アイゼンハワーが大統領に就任してからは、CIA長官のアレン・ダレスが、共産主義の脅威について会員たちに警告した。4半世紀後には、“水爆の父”エドワード・テラーがやはりこの森で、ペルシャ湾情勢にからんで同じ警告を発した。ボヘミアン・クラブのサマーキャンプに出席が許された日本人は、知られている限りでふたりいる。ひとりが外交評論家の高橋正武、そしてもうひとりがユニデンの設立者である藤本英朗である。高橋によれば、ボヘミアン・グローブには、約120のユニット・キャンプがあり、レーガン元大統領は「ふくろうの巣」、ニクソン元大統領は「ケープ・マン」、そして高橋は「ドラゴン」と呼ばれる政財界人25名で構成される名門キャンプで時を過ごした。このユニット・キャンプの中で特に注目を集めるロッジは「マンダレー」である。03年6月18日付のSF・ウィークリーに2001年のマンダレー・ロッジの宿泊名簿が掲載されたが、その顔ぶれは以下の通りである。なお、ブッシュ(父)元大統領は、ラムズフェルド国防長官とともに「ヒルビリーズ」に宿泊していた。このメンバーに、マンダレー・ロッジやヒルビリーズにおける4名のホスト役の名前を加えると、同時多発テロの直前である2001年の夏の時点で何かがすでに動き始めていた可能性も無視できない。その4名も以下の通りである。----------------------★ 2001年マンダレー・ロッジ宿泊名簿● コリン・L・パウエル現国務長官● ヘンリー・A・キッシンジャー元国務長官(ニクソン、フォード政権)、元国家安全保障問題担当大統領補佐官(ニクソン政権)ビルダーバーグ会議メンバー● マイケル・H・アーマコスト元国務省内国政担当次官、元駐比米国大使、元駐日米国大使ビルダーバーグ会議メンバー● フレデリック・N・ブレイディ元財務長官(レーガン、ブッシュ父政権)ディロン・リード元会長ビルダーバーグ会議メンバー● ピーター・M・フラニガン元大統領補佐官(ニクソン政権)● アンドリュー・ルイス元運輸長官(レーガン政権)ビルダーバーグ会議メンバー● カール・E・ライチャートフォード副会長、ウェルズ・ファーゴ元会長、HSBCホールディングス元取締役● ジョージ・P・シュルツ元労働長官、元予算管理局長、元財務長官(ニクソン政権)元国務長官(レーガン政権)★ 4名のリスト(ベクテル関係者)● ステファン・D・ベクテル・ジュニア(スティーブ)ベクテル・グループ名誉会長、フリーモント・グループ名誉会長、ベクテル・グループ元会長兼CEOパシフィック・ユニオンメンバー● ライリー・P・ベクテルブッシュ大統領・輸出諮問委員会メンバー(2003年2月任命)ベクテル・グループ会長兼CEO、フリーモント・グループ会長兼CEO、セクオイア・ベンチャーズ取締役、JPモルガン・チェース取締役● ゲイリー・H・ベクテルベクテル・シビル副社長● アラン・ダックス(ライリー・P・ベクテルの義兄弟)フリーモント・グループ社長兼CEO、セクオイア・ベンチャーズ社長兼CEO、ベクテル・グループ取締役、ベクテル・エンタープライズ取締役ブルッキング研究所、カンファレンス・ボード各理事---------------------このマンダレー・ロッジは、まさしくベクテル・グループのためのベクテル・ロッジであり、イラクの初期復興事業で最大の総額6億8000万ドルを受注したことから、イラク占領における連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)と呼ぶこともできるかもしれない。こうした友人のおかげで、“無名”のスティーブ・ベクテルはこの森のなかで堂々たる存在として君臨し、歩いているだけで畏敬と賞賛のささやきが湧き起こるほどだった。この男は丘の中腹のマンダレー・ロッジに泊まっていたが、そこは、森にある127のキャンプ場で最高の敬意が払われている。このロッジの会員名簿と来客リストには、スティーブ・ベクテルのほかに次のような顔ぶれが見られる。父ステファン・ベクテル、ヘンリー・キッシンジャー、元ベクテル・グループ社長で国務長官のジョージ・シュルツ(この年には、西ドイツのシュミット首相を個人的な客として同伴した)、元IBM会長でソ連駐在アメリカ大使のトマス・ワトソンJr.、元CIA長官ジョン・マコーン、法務長官ウィリアム・スミス、実業家エドガー・カイザーJr.、ニクソンのブレーンだったピーター・フラニガン、パン・アメリカン航空の元社長ナジーブ・ハラビー、ウェルズ・ファーゴ銀行頭取リチャード・クーリー、ゼネラル・エレクトリックの元会長フィリップ・リード、南カリフォルニア・エジソン会長ジャック・ホートン、ユタ・インターナショナル会長エドムンド・リトルフィールド、ディロン・リードの元社長ニコラス・ブレーディー、ファイアストーン・タイヤ&ゴムの後継者レナード・ファイアストーン、元大統領ジェラルド・フォード……スティーブ・ベクテルは、このような人間に囲まれても、気楽にくつろぐことができた。ほとんどすべてが友人で、仕事仲間だったからだ。ベクテル・グループはその好意に報いるため、海外で国務長官の外交使節の役割を果たし、CIAに“隠れ家”や極秘情報を提供してきたのである。ジョージ・シュルツは、ベクテル家のステファン、ライリー、アラン・ダックスの3名が取締役会に名を連ねるベクテル所有のプライベート・インベストメント・ファーム、フリーモント・グループの取締役にも就任しており、ベクテル・グループの陰の総裁である。また古くからベクテル・グループと関係の深いJ・P・モルガンの取締役、そして現在のJPモルガン・チェース国際委員会会長として、メンバーであるキッシンジャー元国務長官やデビッド・ロックフェラー元チェース・マンハッタン銀行会長を率いる立場にある。世界的な建設業界の不況が続く中で、ベクテル・グループも業績が安定しているとは言えない。ベクテル社副社長であったキャスパー・ワインバーガー元国防長官が会長を務める『フォーブス』誌の非公開企業の売上高ランキングでは、1999年の売上151億ドル(全米5位)をピークに2001年には134億ドル(全米6位)と低迷している。ここにイラク戦争を利用せざるを得なかった要因のひとつがある。世界的な論調として、ベクテル・グループやチェイニー副大統領が会長を務めたハリバートンのイラク利権に関わる記事が溢れているが、2社が手にする利益は氷山の一角に過ぎず、マンダレー・ロッジやマンダレー・ロッジ以外のボヘミアン・クラブ・メンバーの経歴に記された企業名と戦後復興事業との関わりを調べていけば興味深いことがわかる。日本でも知人の多いマイケル・H・アーマコスト元駐日米国大使は穀物メジャーであるカーギルの取締役である。ベクテル・グループと同様にカーギルも非公開企業のため詳しい業績は入手できないが、『フォーブス』誌の非公開企業売上高ランキングでは20年近く首位の座を守っており、2001年の売上高は508億ドルでベクテルとの差は歴然としている。そして、このカーギルと関係の深い企業に、成長神話に陰りの見えてきたマクドナルドがある。現在のマクドナルドはイラク進出に向けて本格的に動き始めており、海外メディアでは04年中にもバクダッドに1号店がオープンするとの報道もある。日本同様にイラクにマクドナルドの店舗を象徴する「M」の看板が立ち並ぶ日が来るのだろうか。なお、フレデリック・N・ブレイディ元財務長官とピーター・M・フラニガン元大統領補佐官の関係するディロン・リードは、名門投資銀行として多くの政府高官を輩出し、古くはアイゼンハワー政権(共和党)で国務次官、ケネディ、ジョンソン政権(民主党)で財務長官を務めたダグラス・ディロンも会長を務めていた。しかし、1980年代に入って、トラベラーズに買収され、81年にはベクテル・グループの投資子会社セクオイア・ベンチャーズ傘下となり、91年にはベアリングの資本参加を受け入れる。97年6月にはスイス銀行の投資部門であるSBCウォーバーグに買収され、社名をSBCウォーバーグ・ディロン・リードに変更するが、同年12月には親会社であるスイス銀行がスイス・ユニオン銀行(USB)と対等合併し、ユナイテッド・バンク・オブ・スイス(新UBS)となり、UBSの投資子会社としてウォーバーグ・ディロン・リードに再び社名変更される。つまり、かつての名門投資銀行ディロン・リードは、度重なる買収の標的にされ、社名変更を繰り返しながら、現在はスイス最大の銀行UBSの傘下にある。以上です。最後は話がずれてしまいましたが、その辺はご勘弁を。ついでに、ブッシュ政権は、ロッキード・マーティンやノースロップ・グラマン、レイセオン、ボーイングなどの国防企業と、ランド研究所、戦略国際問題研究所、アメリカン・エンタープライズ研究所、ネオコン系の「新しいアメリカの世紀のためのプロジェクト」、CSP、国家公共政策研究所、そしてネオコンとイスラエルをつなぐ軍事系の国家安全保障問題ユダヤ研究所などのシンクタンクと回転ドアで繋がる強固な軍産インナー・サークルを構成している。そんなブッシュ政権の軍産インナー・サークルが一体となって推し進めてきたのがミサイル防衛システムである。
2004年10月13日
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『最新アメリカの政治地図』園田義明(著)……この本にもボーンズに関する部分がありますので、特に目新しい内容ではありませんが、今日はそれを転載させてもらいます。最新アメリカの政治地図 講談社現代新書園田 義明 (著)価格: ¥756 (税込)新書 - 254p (2004/04/21) --------------------------------目次第1章 再選目指すブッシュ陣営と選挙参謀カール・ローブ第2章 ネオコンとキリスト教右派第3章 共和党エスタブリッシュメントと軍産インナー・サークル第4章 イラク戦争の真相(1)米国を揺さぶるユーラシア勢力第5章 イラク戦争の真相(2)米・欧衝突か?協調か?第6章 翻弄される日本第7章 トヨタに見る21世紀の歩き方終章 米国時代の終わりの始まり第3章 共和党エスタブリッシュメントと軍産インナー・サークル● ビジネス・リアリストとエリート・クラブビジネス・リアリストを語るときに欠かせないのは、紳士たちが集まる特権的なエリート・クラブの存在である。「はじめに」でも紹介したマイケル・ユシームの『インナー・サークル 世界を動かす陰のエリート群像』でもインナー・サークルとクラブの関係が分析されているが、「上級経営幹部が席を連ねる取締役会の数が多くなるほどクラブに加入するように誘われる機会が多くなり、クラブを通じて上流階級との緊密な関係を築き、企業の枠を超えた個人的な親交を深める上で極めて重要な役割を果たしている」と書かれている。米国の場合、英国のホワイツ(1696年設立)、ブルックス(1774年設立)、カールトン(1831年設立)などの英国の紳士クラブに大きな影響を受けて、1800年代から相次いで設立された。米国の特権的なクラブとして著名なのは、リンクス(ニューヨーク)、パシフィック・ユニオン(サンフランシスコ)、シカゴ、ボヘミアン(サンフランシスコ)、ブルックス(ニューヨーク)、メトロポリタン(ワシントン)、カリフォルニア(ロサンゼルス)、センチュリー(ニューヨーク)、デトロイト、デューケーン(ピッツバーグ)、ミネアポリス、ローリング・ロック(ピッツバーグ)、サマセット(ボストン)、ユニオン(クリーブランド)、ユニオン・リーグ(フィラデルフィア)、ニッカーボッカー(ニューヨーク)などである。当然、名門一族、大企業トップ、大物政治家などは複数のクラブのメンバーとなっており、例えばロックフェラー家のデビッド・ロックフェラー元チェース・マンハッタン銀行会長はリンクス、センチュリー、ニッカーボッカーのメンバーである。佐藤正明の『自動車 合従連衡の世界』によれば、1982年3月1日、トヨタ自動車の豊田英二社長(当時)がゼネラル・モーターズ(GM)のロジャー・スミス会長(当時)と合併交渉を行った場所はGMニューヨークビル近くにある会員制クラブ、「リンクス」のダイニングルームであった。この場所を選んだのは、リンクスのメンバーであるスミス会長本人であろう。それから3年後の85年4月、カリフォルニア州フリーモントで政財界人ら2000人を集めて合弁会社、ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング(NUMMI)の工場開所式が行われた。一握りのビジネス・エリートはクラブに集いながら、企業提携やM&A&D(企業合併・買収・事業分割)から政治分野にいたる厳選された生きた情報を入手してきたのである。● 学生によるエリート・クラブと「歴史的なボーンズ対決」ここで学生によるエリート・クラブの存在も紹介しておきたい。卒業後も特権的なエリート・クラブとして機能しており、その代表格として1820年に創立された英ケンブリッジ大学の「使徒会」がある。哲学者バートランド・ラッセル、経済学者ジョン・メイナード・ケインズ卿、ロスチャイルド財閥のN・M・ヴィクター・ロスチャイルド卿などがメンバーであった。そして、米国で現在話題になっている学生によるエリート・クラブは、コネティカット州ニューヘブンのイエール大学の東部エスタブリッシュメントが集うスカル・アンド・ボーンズ(1832年設立)である。プレスコット・ブッシュ(祖父)、ブッシュ(父)元大統領、現在のブッシュ大統領、そしてジョン・ケリー民主党大統領候補もこのスカル・アンド・ボーンズのメンバーであることから、ワシントン・ポスト紙、さらには英フィナンシャル・タイムズ紙までもがスカル・アンド・ボーンズを取り上げ、04年2月1日付ニューヨーク・タイムズ紙では、ブッシュとケリーによる大統領選を「歴史的なボーンズマン対決」と評している。WASPは米国の事実上の支配階級として君臨してきたが、いまや米国総人口の2割となり、数の上ではマイノリティーに脅かされつつある。イエール大学も創立以来このWASP中心主義をとってきた。しかし、1950年頃からユダヤ系や黒人などの学生へも門戸を開いていく。祖父がオーストリアから米国に移住する際にユダヤ教からカトリックに改宗したユダヤ系カトリックであるケリーは、こうしたイエール大学の変化の中で62年に入学、一方それまでのWASPを代表するブッシュ現大統領はケリーの2年後に入学した。2人が共に毎年4年生から15名に限って選ばれるスカル・アンド・ボーンズに招かれたのは名門一族の出身であるからだ。名門投資銀行ブラウン・ブラザーズ・ハリマンにつながりながら、テキサスに基盤を構えたブッシュ家に対して、ジョン・フォーブス・ケリーは東部エスタブリッシュメントにつながる特権階級である。ケリーの母親であるローズマリー・フォーブス・ケリーは雑誌『フォーブス』のオーナー一族であり、北東部の名門中の名門であるウィンスロップ家につながっている。またケリーの現在の妻であるテレイザ・ハインツ・ケリーは、ケチャップで知られる世界的な食品メーカーであるハインツのオーナー一族ジョン・ハインツ三世と結婚していた。このハインツ三世が91年に飛行機事故で死亡したため、約5億ドルと推定される巨額資産を相続し、この遺産がケリーの選挙資金の原資にもなっている。ブッシュ(父)元大統領はスカル・アンド・ボーンズを通じた東部エスタブリッシュメント人脈を積極的に活用してきたが、ブッシュ現大統領はベトナム戦争の影響による反体制のうねりがイエールでも主流となる中、こうした新たなエリート主義が肌に合わず、現在も微妙に距離を置いている。かたやケリーはシティグループやモルガン・スタンレー・ディーン・ウィッターやゴールドマン・サックス、そしてAOL・タイム・ワーナーなどから多額の献金を受けていることから、いまなお新たなエリート集団としてのスカル・アンド・ボーンズ人脈と関係していると思われる。つまり、生粋のWASPでありながら米国南部・中西部を率いるブッシュ大統領に対して、WASPではないジョン・ケリーが東部エスタブリッシュメントやユダヤ系を味方につけて挑む奇妙な構図となっている。なおブッシュ(父)元大統領はスカル・アンド・ボーンズとは別に極めて保守的なクラブのメンバーとなっている。このクラブは、特権的なクラブの中でもその秘密主義と排他性、そしてクローニー性から話題を集めている。メンバーの特徴は、政財界メンバーのほとんどが純白人であり、ユダヤ系や黒人などはキッシンジャー元国務長官など一部の例外を除いてほとんど存在しないと言われている。また、大半が共和党員か共和党支持者である。従って、共和党エスタブリッシュメントや共和党伝統主義者が集う極めて保守的なクラブとなっている。その名は、ボヘミアン・クラブである。以上です。ボヘミアン・クラブ(グローブ)については、今回は取り上げません。機会があれば、そのうち取り上げようとは考えています。この本では、現ブッシュ政権の主要閣僚の経歴も紹介されていますので、それも以下に載せておきましょう。---------------------------------------------------● リチャード(ディック)・チェイニー副大統領ハリバートン(石油関連)会長兼最高経営責任者(CEO)、ユニオン・パシフィック(鉄道)、P&G(日用品)、EDS(情報技術サービス)各取締役、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)上級研究員、アスペン研究所理事● ドナルド・ラムズフェルド国防長官ギリアド・サイエンス(製薬)取締役会長、ゼネラル・インスツルメント・コーポレーション(放送技術)会長兼最高経営責任者(CEO)、ABB(エンジニアリング)、アミリン製薬各取締役、ソロモン・スミス・バーニー・インターナショナル(金融)国際諮問委員会委員長、インベスター(金融)アドバイザー、ジェラルド・R・フォード財団、アイゼンハワー交流奨学基金、スタンフォード大学フーバー研究所、国立公園財団、ランド研究所各理事● コリン・パウエル国務長官統合参謀本部議長、国家安全保障問題担当補佐官、アメリカ・オンライン(メディア 現AOL・タイム・ワーナー)取締役、べクテル・グループ(エンジニアリング)顧問● コンドリーザ・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官スタンフォード大学教授、シェブロン(石油 現シェブロン・テキサコ)、チャールズ・シュワブ(金融)各取締役、J・Pモルガン(金融 現JPモルガン・チェース)国際諮問委員会メンバー、カーネギー国際平和財団、ランド研究所各役員● ポール・オニール前財務長官アルコア(アルミ)会長兼最高経営責任者(CEO)、インターナショナル・ペーパー(製紙)社長、ルーセント・テクノロジー(通信)取締役、ビジネス・ラウンドテーブル、ビジネス・カウンシル、カンファレンス・ボード各メンバー、アメリカン・エンタプライズ研究所(AEI)、国際経済研究所(IIE)、ランド研究所各役員● ジョン・スノー財務長官CSX(鉄道)会長兼最高経営責任者(CEO)、カーマックス(中古車量販)、USスチール(鉄鋼)、ジョンソン・アンド・ジョンソン(製薬)、ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)、サピエント(ネットコンサル)各取締役、ビジネス・ラウンドテーブル会長、ビジネス・カウンシルメンバー、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)客員研究員、ジョンズ・ホプキンス大学役員-------------------------------以上です。この本の著者である園田義明さんの最新コラムも紹介しておきます。全文は、URLへ飛んでお読み下さい。また、拙著『最新アメリカの政治地図』(講談社新書)で描いたように、イエール大学の名門クラブとして知られるスカル・アンド・ボーンズでハリマン家のW・アヴレル・ハリマンと出会い、その縁でハリマン家の投資銀行W・A・ハリマンと後のブラウン・ブラザーズ・ハリマンのパートナーに迎えられ、基盤を築いたのがプレスコット・ブッシュ、つまり、現ブッシュ大統領の祖父である。ハリマン家に見出されたのがブッシュ家であった。そして、これも『最新アメリカの政治地図』に記したが、チェイニー副大統領はかつてハリマン家とクーン・ローブ・グループが支配したユニオン・パシフィックの社外取締役を務めていた。-------------------------------ビッグ・リンカー達の宴2-最新日本政財界地図(16)2004年10月11日(月)萬晩報通信員 園田義明 http://www.yorozubp.com/0410/041011.htm
2004年10月12日
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ジョン・フォーブス・ケリーは1943年12月11日、コロラド州デンバーのフィッツシモンズ軍病院で生まれた。ケリーはユダヤ系カトリックである。ケリーの父方の祖父が1873年にチェコで生まれたフリッツ・コーンという名前のユダヤ人であった。祖父はカトリックに改宗しフレデリック・ケリーと改名して1902年に米国に移民した。祖父フレデリック・ケリーの息子リチャード(つまりケリーの父)は、ローズマリー・フォーブスという女性と結婚……これがケリーのミドルネームとなる。ケリーの母ローズマリー・フォーブスは、雑誌『フォーブス』で有名な大財閥フォーブス家の娘である。なぜケリーの父リチャードが、WASPの名門大財閥の娘と結婚できたのかはわからない。ケリーは、エール大学を卒業後、ボーンズの同期会員であるデヴィッド・スローンとベトナムへ行った。1970年にケリーは、同期ボーンズのデヴィッド・スローンの妹ジュリア・スティムソン・スローンと最初の結婚をした。この妹のミドルネーム「スティムソン」は、あのヘンリー・スティムソンに由来するらしく、ヘンリー・スティムソンは、ボーンズだった。ケリーは、1988年にジュリアと離婚する。1995年、ケリーは2人の娘を連れて3人の息子を連れたテレイザ・ハインツ・ケリーと再婚。テレイザの前の夫ジョン・ハインツ3世上院議員は、91年、飛行機「事故」で死亡している。このときテレイザが相続した遺産が約700億円である。ハインツもボーンズであった。ハインツ家は伝統的に共和党支持だが、テレイザはケリーと再婚後、民主党に鞍替えした。以上のことからわかるように、ケリーには、母方のフォーブス家と妻方のハインツ家の両家の支援があることを意味し、メディアと大資本が味方にいるということである。申告資産で見ても、ブッシュが約23億円、副大統領候補エドワーズが約38億円であるのに対して、ケリーの資産は約890億円と桁が違うのである。ケリーが選挙活動に使用している自家用ジェット機「ガルフストリーム2」は、ハインツ家が保有する航空ベンチャー企業の所有である。ジョン・ケリー夫妻は共同名義の自宅のほかにも、妻のハインツ名義で4つの私邸を所有している。ジョージタウン(ワシントン)に大邸宅、ピッツパーグにハインツ家代々の屋敷、ナンタケット島とアイダホに別荘があるという。また、ジョン・ケリーのスポンサー企業上位10社の中には、AOLタイムワーナー、シティ・グループ、ゴールドマン・サックスといった名前がある。テイレザ・ハインツ・ケリー個人が運用する有価証券資産の推定評価額(概算/最大値)が以下の通り。国債、地方債 420億円 通信系企業株 48億円 金融サービス企業株 20億円 医療サービス企業株 6億円 製薬企業系株 6億円 保険企業株 8億円 メディア企業株 8億円 アダルト業界は「ケリー」支持 米大統領選(asahi.com 10/10)年間150億ドル(1兆6千億円)を売り上げる米のアダルト業界が、大統領選で民主党候補のケリー上院議員への支持を鮮明にしている。原理主義的な宗教右派を支持基盤とする共和党のブッシュ政権が、わいせつ表現への締め付けを強めているためだ。全米のストリップ劇場経営者でつくる「クラブ経営者協会」(本部・フロリダ)は、ラスベガスであったアダルト業界関係者の捜査で、連邦捜査局(FBI)が27万人の個人情報を押収した例をあげ、愛国法の運用への懸念を訴えている。マイケル・オセロ協会長は「ブッシュ再選は業界に大ダメージになる。生き残るためには落とすしかない」と言う。アダルト映画界でも、俳優ら有志が「ポルノ・フォー・ケリー(ケリーを支持するポルノ)」と題したDVDを作ってインターネットで販売している。ブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官を思わせる人物が登場するアダルト映画で、売上金はケリー陣営に寄付されるという。 http://www.asahi.com/international/update/1010/001.html投資家ソロス氏、反ブッシュで1250万ドル個人献金(2004/2/20 読売新聞)【ニューヨーク=河野博子】国際投資家、ジョージ・ソロス氏(74)が「ブッシュ再選阻止」を目指して、1250万ドル(約13億1875万円)もの巨額の個人献金を民主党系市民団体に注ぎ込んでいる。ソロス氏は、個人資産70億ドル(約7400億円)で、経済誌フォーブスによると世界28番目の資産家。ハンガリー生まれのユダヤ人で米国市民権を持つ。これに力を得たソロス氏は、250万ドルをリベラル層向けの基金に献金してテレビ広告などで反ブッシュ機運を盛り上げ、市民団体に巨額献金して、票掘り起こしを進める運動に着手した。1000万ドルの献金を受けた草の根組織「アメリカ・カミング・トゥギャザー」は、全米17州で有権者登録や投票呼びかけという「票掘り起こし」を展開中だ。 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040220id26.htm民主党のジョン・ケリー大統領候補:ユダヤ系米国人の投票行動とパレスチナ自治当局の見方(2004年8月19日掲載) ケリー支持75%とのNJDCの世論調査結果 国民ユダヤ民主委員会(the National Jewish Democratic Council, NJDC)が2004年8月16日に公表したユダヤ系米国人の11月の大統領選挙戦に関する世論調査結果によれば、ケリー候補に投票するとの回答が75%、ブッシュ大統領に投票するとの回答が22%であった。対象者は11月に実際に投票すると見られる817名のユダヤ系米国人で、誤差の確率はプラス、マイナス3.5%とのことである。また2000年の大統領選挙戦では、今回の調査対象者の76%がゴア候補に投票し、21%がブッシュ候補に投票していた。因に、2000年の大統領選挙戦時の出口調査では、ゴア候補に投票したと答えた者が79%に対して、ブッシュ候補と回答した者は19%であった。 但し、今回の調査結果についてNJDCのライバル機関である共和党ユダヤ連合のマッシュー・ブルックス理事は「この世論調査は民主党の大統領指名全国党大会の開催中に行われたものであるので額面通りには受け取れない」「我々は、ブッシュ大統領が2000年の選挙時よりもユダヤ系米国人から投票されると強く考えている」と語り、調査結果を鵜呑みにしないよう促すとともに、ブッシュ人気に自信を見せている。 http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei040819.htm【ブルース・スプリングスティーン】だからオレはブッシュに反対する! http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0408/06a.html熱くなってきたアメリカ大統領選(10月10日)アメリカン大学客員教授 中野 有 http://www.yorozubp.com/0410/041010.htmブッシュ、ハインツ、ケリーの奇妙な絆 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/02/3.html「スカル・アンド・ボーンズ」の対決になった今年のアメリカ大統領選挙 http://www5d.biglobe.ne.jp/~uedam/zizi44.htm大手メディアとの協力関係 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/02/1.html※ 以下は、気になったニュースを転載します。==========================ダイエー再建支援、米ウォルマートと丸紅が連合(日経) ダイエーの再建支援に向け丸紅と米ウォルマート・ストアーズが連合を組むことが9日明らかになった。産業再生機構を活用しないことが前提。日米の経営ノウハウを組み合わせることで再建の確実性を高め、UFJなど主力銀行を説得したい考えだ。両社ともダイエーに出資するが、丸紅が筆頭株主となり、ウォルマートは店舗運営などのノウハウを提供する方向で調整している。 丸紅・ウォルマート連合は18日にもダイエーに独自の再建計画を提示する。丸紅の商品調達網と、ウォルマートの店舗運営ノウハウを組み合わせる。ウォルマートは傘下に西友を持っているが、それとは別に食品、衣料、住居用品を取り扱う総合スーパーとして再生を目指す。 ダイエーは再生機構を使わずに経営再建することを目指しており、民間の投資銀行・ファンドから1000億円程度の出資を募る方針。丸紅はドイツ証券とサーベラス、ウォルマートはゴールドマン・サックスと組んで入札に参加していた。丸紅とウォルマートの連合にともない残りの3社も合流する可能性が高い。 (07:01) http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041011AT1F0900K09102004.html◇◆ ここまでやるか、BSE問題 ◆◇ 10月8日の日経新聞には驚いた。訪米中の町村外務大臣に米側要人が立て続けに牛肉輸入再開を迫ったのだ。パウエル国務長官は7日、米国産牛肉の再開は「日米間のきわめて重要な問題だ」と述べて早期解決を強く促した。ゼーリック通商代表部も「早期再開が日米にとって大きな課題であると認識して欲しい」と指摘した。これに先立つ6日に会談したライス大統領補佐官も言及したらしい。担当分野の別なくブッシュ政権の幹部が総出で圧力をかけた格好だ。いくら選挙真近といっても異常だ。しかも就任したばかりの外相の最初の訪米である。 ここまで米国に脅かされれば小泉首相はひとたまりないだろう。誰がなんと言おうと輸入再開を島村農水相、町村外務相に命じるだろうなあと目に浮かぶように想像するのである。あとは官僚や専門家たちがアリバイ作りに専念するだけである。天木直人10月9日 メディア裏読み http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm 【中国】「富豪二代目」台頭、相続税論争を刺激(NNA)中国で100万米ドル以上の金融資産を持つ「富豪」の数が、23万6,000人に達している。昨年度に比べ、1年で12%増加した計算だ。百万長者の増加に伴い、生まれながらにその富を享受する二世たちも、財界で頭角を現し始めた。一層拡大する貧富の差に危機感を募らせる専門家からは、相続税導入を提唱する声が上がっている。【北京・新田理恵】米メリルリンチが発表した「2004年度全球財富報告」によると、中国の資産100万米ドル以上の高所得者の総資産は、計9,690億米ドルに上っている。1人当たりの平均資産は410万米ドルを超えており、メリルリンチの幹部は中国を「世界で最も高所得者の増加スピードが速い国」と位置づけた。米経済誌「フォーブス」が7年前に選出した中国の富豪はわずか19人。それが2000年には50人に増え、現在は100人以上存在すると見込まれているが、実際は公になっている以外にどのくらいの個人資産が眠っているのか把握しきれない状況だ。(大幅に略)富豪など原則存在しなかった改革・開放以前から、わずか30年で劇的に変化を遂げた中国は、「大金持ち」の大量産出時代への転換期を迎えた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041011-00000001-nna-int
2004年10月11日
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本日の日記もボーンズでいきます。最近の米大統領は、みなエール大学出身だと昨日の日記でも書きました。現大統領ブッシュ、前大統領クリントン(ロースクール卒)、父ブッシュらのことです。来月決定する新大統領も、どちらが選ばれようとエール大学出身です。これは、父ブッシュから数えて最低でも2008年までの長い年数がエール大学出身の大統領ということになります。父ブッシュ以前でエール大学出身の大統領は、27代のタフト、38代のフォードの2人です。民主党ケリーと党予備選を争ったディーンとリバーマン(ゴアが大統領になっていたら、副大統領になっていた)の両氏もエール大学です。それと、ケリーの奥さんテレイザ・ハインツ・ケリーの前の夫であるハインツ・ケチャップ会社のオーナーで、ペンシルバニア州上院議員(共和党)の故ジョン・ハインツ3世ですが、この人物もエール大学でした、しかもボーンズです。テレイザには共和党も民主党も関係ない、と。両旦那さんはボーンズですし、ハインツも大統領の座を狙っていました。まだいますよ。2008年以降に大統領選出馬と噂されるヒラリー・クリントンもエール大学(ロースクール卒)です。現政権内では、新CIA長官のポーター・ゴス、チェイニー副大統領(中退)、アシュクロフト司法長官なんかもエール大学です。うーむ、やはり米国はエール大学です。ハーバード(ケネディやルーズベルトなど5人が大統領)じゃありません。エール大学に目を向けるべきだ。ラッセル家の話にしましょう。スプリングマイヤーの「13血流」を参考にします。チャールズ・ティズ・ラッセルは、「ものみの塔」協会(エホバの証人)を設立した人物であり、米国で最初のシオニストであり、フリーメーソン会員であり、妻の告発によると小児愛者であり、金銀鉱山や莫大な隠し不動産を所有し、金塊を隠す秘密の貯蔵庫まで持っていたという。ウィリアム・ハンチントン・ラッセル(1809~85)は、エール大学創始者のひとりノディア・ラッセルの子孫であり、スカル・アンド・ボーンズの創始者である、と。ラッセル&カンパニーの商標は頭蓋骨と骨(スカル&ボーンズ)であり、この会社の経営陣のひとりにはフランクリン・デラノ・ルーズベルトの祖父ウォーレン・デラノ・ジュニアがおり、ラッセル&カンパニーの中国におけるアヘン貿易の責任者だった。これらは、サットンが言っていたことと同じですね。バートランド・ラッセルは、フェビアン協会に属し、300人委員会のメンバーであり、その夫人アリス・ラッセルもフェビアン協会員でクエーカー教徒だった。オルドー・W・ラッセルは、ベッドフォード公爵の称号を持ち、1857年から70年までは英国非公式大使としてバチカンへ派遣されている。その息子のアンプヒル男爵は、1908年から35年まで英国フリーメーソンのグランド・マスターだった。まだラッセル家の人物はたくさん書かれているんですが、ここまでで止めます。というのも、このままこの本を参考にして書いていくと、話がどんどん横に広がっていき、オカルト世界の話に突入してしまうので、その方面には、私はついていけません。ていうか、そっち方面には興味がないので終わりにします。ボーンズに関しては、日本ではあまり報道されていませんが、まったくないというわけではありません。深くまで突っ込んでの記事にはなっていませんが、大手新聞なんかでも取り上げています。それと以前やっていた「2月14日(土)TBS 2:50~3:45」再放送と思われる「歴代大統領と学生秘密結社」という番組を観ました。内容はボーンズでした。映画 『ザ・スカルズ』は、ボーンズを材料にした映画です。以下に、東京新聞と読売新聞の記事を転載しましょう。2004年3月7日(東京新聞)米政界牛耳るエール大 秘密クラブから大統領ブッシュ、ケリー氏 OB一騎打ち強い特権意識、宗教的儀式も11月の米大統領選は、現職のブッシュ大統領(共和党)とケリー氏(民主党)の事実上の一騎打ちだ。両者とも米アイビーリーグの名門エール大学出身。しかも、同大の学生秘密クラブ「スカル・アンド・ボーンズ」のメンバーだったことも共通点。今や米政界を牛耳るエールとはどんな大学なのか-。(コネティカット州ニューヘイブンで、寺本政司)米東部の港湾都市として栄えたコネティカット州ニューヘイブン。そのほぼ中心部にキャンパスが広がる。独立戦争前の1701年に創立され、学内には赤褐色の欧州風建物が並ぶ。米大統領の学歴はこれまで26代、32代の両ルーズベルトやケネディらハーバード大出身が5人で最多。エール大出身は27代のタフト、38代のフォード2人だけだったが、最近は父ブッシュ、クリントン(ロースクール卒)、ブッシュ現大統領と89年以来3代続き、ついにハーバード大に肩を並べた。そしてケリー氏のほか、党予備選を争ったディーン、リバーマン両氏もエール大卒。さらに、2008年の大統領選出馬がうわさされるクリントン前大統領夫人のヒラリー氏もロースクール卒だ。現政権内をみても、チェイニー副大統領(中退)、アシュクロフト司法長官がエール大出身者。なぜ政界でこうももてはやされるのか-。学究肌育成よりリーダーシップ「図書館にこもる学究肌よりも、リーダーシップを持つ人材育成に力を入れている」と校風を強調するのは、ガディス・スミス名誉教授。経済学部の浜田宏一教授も「自分の考えで文章を書き、話をする。学生のコミュニケーション能力は他の大学より優れている」と指摘する。一方で、政治家や実業家などの子弟が多く通っているのも事実。同大は「WASP(ワスプ)」と呼ばれる東部エリートの養成校として知られ、第2次大戦前までユダヤ人や黒人、公立高出身者を見かけることはほとんどなかった。女性の学部入学が認められたのは1969年。現在も学生の74%を白人が占め、日本人の学部生はわずか7人だ。「学生時代の付き合いは一生涯続く。ネットワークの強さはアイビーリーグの中でも一番」と国際部のジョン・ロングブレイク副部長。その典型例が、1832年に結成された秘密クラブ「スカル・アンド・ボーンズ」という。4年生が対象 入会15人だけ4年生が対象で入会できるのはわずか15人。ブッシュ大統領は1968年、ケリー氏は66年に入った。「学内でも活動内容はもちろん、誰がメンバーかも分からない」(ロングブレイク副部長)とされ、秘密主義を貫く。キャンパス内の「ザ・トゥーム(墓陵)」が活動拠点で、メンバーの元外交官は「国家機密より重要だった」と述懐する。内幕本などによると「ハリー・ポッターの世界」(米ジャーナリストのアレクサンドラ・ロビンス氏)のような宗教的で、特殊な儀式がある。会員に有名人の子弟や成績優秀者が多いことから「特権階級」的な意識が強いとされる。ブッシュ家は祖父の代からの会員。選挙戦になれば、人的、財政的な面でクラブのつながりをフル活用するとささやかれている。「スカル・アンド・ボーンズ」の会員同士が、米大統領選で激突するのは史上初めて。ロングブレイク副部長は「単なる偶然にすぎない。“排他的”“特権的”なイメージは過去のもの。今はユダヤ人や黒人も入会しているらしい」と話すのだが…。---------------------------------------------------------------2004年4月9日(読売新聞)エール大秘密クラブ「スカル&ボーンズ」米牛耳るエリート集団ブッシュ、ケリー両氏も会員米アイビーリーグの名門、エール大学。その中でも別格の特権階級とされる秘密クラブ「スカル・アンド・ボーンズ」が脚光を浴びている。11月の大統領選で一騎打ちする現職ブッシュ大統領(共和党)、ジョン・ケリー候補(民主党)の両者がともに「ボーンズマン」と呼ばれる同クラブ会員だからだ。大統領選での会員対決は初めてだが、同クラブが米国の権力中枢で存在感を強めていることは疑いないという。(コネティカット州ニューヘブンで、勝田誠)18世紀初頭に創設されたエール大。広大なキャンパスに英国風の美しい校舎が並ぶ中、突然、秘密のベールに包まれた一角が現れる。窓が一切なく内部がうかがえないため「トゥー厶(墓陵)」と呼ばれる建物で、これが「スカル・アンド・ボーンズ」(「どくろ」の意味)の本拠地だ。エール大の別の秘密クラブ出身者で、内幕本「トゥー厶の秘密」を執筆した女性ジャーナリスト、アレクサンドラ・ロビンスさんは「ボーンズマンらは、どちらに転んでも構わない、と余裕を持って今回の大統領選を見守っている」と話す。会員は取材を受けない徹底した秘密主義を貫くが、この世界をひそかに調べてきたロビンスさんによると、同クラブは1832年、後にコネティカット州の大地主となったウィリアム・ラッセルが、南ドイツの大学で同様のクラブを見て感化され、帰国して創立した。そのためクラブ内の至るところにドイツの名残があるという。「クラブの選考基準は2つ。学生新聞の編集長やフットボールのキャプテンなど各分野のリーダー格か、家柄(ファミリー・コネクション)のどちらかだ」こう話すガディス・スミス同大名誉教授(歴史学)によると、同クラブは4年生を対象とし、入会するのは毎年15人だけだ。会員は計約3000人で、うち約800人が存命。ブッシュ現大統領と父親のブッシュ元大統領のほか、タフト第27代大統領や、ロックフェラー家の関係者などがボーンズマン。WASP(キリスト教プロテスタントのアングロサクソン系白人)の総本山だったが、最近ではアフリカ系やアジア系の会員もいるという。入会の儀式で、新入会員は自身が会員であることを明かさないよう宣誓し、棺おけの上に裸で横たわり、自慰行為を行った後、「それまでの性体験や近親者への憎しみなどを包み隠さず話し、他のメンバーは耳を傾けた後、講評する」(スミス教授)という。このように毎週2回、木曜と日曜の晩に開かれる集会は、このような「性体験の吐露」(同)などを通し、独特の連帯感を生むことに充てられるようだ。ただ、最近では、中世的な色彩はかなり薄れてきたと指摘する関係者もいる。(中略)興味深いのは、「ボーンズには特定のイデオロギーや政治目的はない。とにかく権力の座に駆け上り、成功したら仲間をやはり名誉あるポストに就けるという目的だけがある」(ロビンスさん)という指摘だ。メンバーの元外交官はクラブのことは「国家機密より重要だった」と述懐する。ブッシュ現大統領は1968年、ケリー氏は66年に入会した。ブッシュ家は祖父の代からの会員。ケリー氏は、ボーンズにコネは無かったが、名家出身というだけでなく、政治に関する学生クラブの会長を務め、「すでにキャンパスの重要人物だったので文句なく選ばれた」(同教授)そうだ。 http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/skull_and_bones.html http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/879.html「スカル・アンド・ボーンズ」を覆うカーテン(中澤英雄東京大学教授・ドイツ文学) http://www.yorozubp.com/0403/040305.htmジョン・ケリーをめぐる女性たち http://www.yorozubp.com/0402/040221.htmジョン・ケリーのユダヤ的出自 http://www.yorozubp.com/0402/040226.htm
2004年10月10日
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『闇の超世界権力スカル&ボーンズ』を、ようやく読み終えました。いろんな本をちょこちょこつまみ読みするクセがあるので、時間が掛かってしまいました。この本に関する日記は こちら。この本は、ボーンズに関するものではとても詳しい部類に入るでしょう。その内容を全面的に受け入れるかどうかは、まだ検討が必要だと思っていますが、米国内でのエール大学の位置付けが鮮明に見えてきます。米国はエール大学です、ポイントは。エール大学を理解すれば、米国の正体がもっと見えてくるでしょう。 10月06日の日記でも書いたように、ここ最近の大統領は、みなエール大学です。CIAもエール大学出身者が完全に中枢にすわっています。先月から新CIA長官に就任したポーター・ゴスという人物、ゴスもエール大学出身です。米国の教育は、ボーンズ人脈が支配しているとみて間違えないという判断ができそうでもあります。ここが重要でしょう。教育とは国(国民)を統治するための洗脳でもあるのですから、ここをボーンズに押さえられている米国という国は、“ある思想”をそれとは気付かぬまま完全に刷りこまれてしまうわけです。で、その思想に問題がありそうだ、ということですね。ボーンズの起源は、ヴァイスハウプトによって設立されたイルミナティにあると、この本やサットンは結論しています。これについては、ふーん、なるほどね、といった感想です。つまり、わたしにはよくわからんということです。わからんのだから、そうなんだーと、頭の片隅にでも置いておくことしかできないでしょ。ですからこれは、信じるとか信じないというものではありません。ま、ここではイルミナティについてはこれでいいでしょう。それと、ボーンズに関する文章によく登場する「ラッセル」という名前ですが、ラッセル家からは5人がボーンズマンとなっています。ちなみにブッシュ家からは6人です。このラッセル家ですが、フリッツ・スプリングマイヤーの著書『イルミナティ悪魔の13血流』に登場する13家のひとつのラッセル家です。【監訳者まえがき】は、ここにあります。この本でラッセル家については、410から474ページまで詳しく書かれています。その419ページには以下のことが書いてあります。『クリントン前大統領は、…ラッセル家の末裔にあたるのだ』…とあります。話を戻しましょう。ボーンズは、理論・世界観として、ヘーゲル哲学を採用している、と。ヘーゲル哲学とは、「国家こそ絶対理性であり、国家の絶対性の前には、個人はないという命題を持つ」…と。つまり、“主人と奴隷”の弁証法である、と。……こういうことです。要するにわかりやすく言っちゃえば、“新世界秩序”(ニュー・ワールド・オーダー)ということですね。父ブッシュ大統領が90年、91年に連呼したやつのことです。「シナルキー」とも言います(シナルキーとは、アナーキーの反対語、つまり“国家が個人を完璧に支配統制する体制”という意味です)。シナーキーともいいます。==========================George Bush http://www.tarpley.net/bushb.htmTHE NEW WORLD ORDER http://www.monju.pwp.blueyonder.co.uk/NWO4.htm==========================ボーンズは米国教育界を支配・制圧し、その教育の根本特徴は、ごく少数のエリートを育てるコースと、国家や会社の命令に従順に従い動くロボット人間を育成飼育するコースと、この2つに画然と分けられている、と、このボーンズの本には書いてあります。なるほどねー、これは米国だけに限らず日本にも言えそうですよね。ま、戦争前後日本に深く関わったのがスティムソンというボーンズマンだったという事実を考えれば、日本の教育にも何かが植え込まれていて当然ともいえそうですね。ボーンズの話は、今日はこの辺にしときましょう。先日 9月24日の日記でフォーブスが発表した「米長者番付」について書きました。この「米長者番付」について書かれたコラムを「暗いニュースリンク」というサイトが翻訳していますので、それを以下に転載させてもらいます。私の 金持と富豪の違いという日記と合わせて読んで頂ければ、米国というもののなにかがまたひとつ見えてくるんじゃないかと思います。以下、転載。「億万長者、大繁盛の時代」(Boom Time for Billionaires)10/09/2004CommonDreams2004/10/05付コラムより。全文を以下に翻訳掲載。by ホリー・スカラーもしあなたが億万長者(ビリオネア:Billionaire)なら、またしても好景気時代の到来だ。最新のフォーブス誌全米長者ランキング400(400 richest Americans)によれば、ランキング入りした400人の内、10億ドル以上(1,000億円以上)の資産を持つ人は313人---昨年の262人から、51人も増加しているのだ。ドナルド・トランプ氏はフォーブス誌長者の平均的な人物である。トランプ氏の純資産である26億ドル(約2,847億円)という金額は、ちょうどフォーブス誌長者ランキング400の平均値に近い。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は総資産480億ドル(約5兆2,576億円)でトップに君臨し、バークシャイア・ハザウェイ社のウォーレン・バフェット氏が410億ドルで第2位。低賃金労働の創始者ウォルマート社の相続人達はランキングの4位から8位を占め、各相続者の資産は180億ドルとなっている。今年のフォーブス400ランキングの最下位の資産額は7億5000万ドル。昨年の6億ドルから上昇しているわけだ。フォーブス誌長者ランキングが、資産10億ドル以上の人物のみで構成される日もそう遠くないだろう。ところで10億ドルというのはどれくらいのものだろう?10億ドルを貯めるためには、毎日100万ドル(約1億953万円)集めても1000日かかるわけだ。フォーブス誌全米長者ランキングの400人分の合計資産額は1兆ドル余りで、これは米国内の下から1億件分の家計資産の総額よりも多い。億万長者にとってはまさに好景気なのだが、大多数のアメリカ人には無縁の話だ。景気は拡大していても、賃金は下がり続けており、貧困は拡大し中産階級は縮小している。最新の米国勢調査局の報告によれば、貧困ライン以下のアメリカ人の数は2003年度から100万人以上増加し、2004年度は3600万人に達する勢いだ。公式な貧困率は12.5%に上昇している。(2002年度は12.1%、2001年度は11.7%、2000年度は11.3%)現在の住宅費や医療保険費、食費や他の共働き家庭の養育費を考慮したなら、当局の貧困ライン基準はさらに上昇されることになるだろう。4人家族の場合、2003年度の収入が1万8810ドル以下で貧困家庭と認定される。1万8810ドルの年収では、週約362ドルの収入となり、フォーブス400長者のたしなむ葉巻1箱の値段(25本入り663ドル)にも満たない。2003年度の家計収入の中央値は4万3318ドルになったが、これは1999年度のインフレ調整後中央値4万4922ドルに比較して、1604ドル減少している。昨年度の国民所得のうち、中産階級の占める割合は1967年以来ほぼ最低値となった。下から5番目を占める世帯所得の割合も史上最低値となった。予算と優先政策センター(Center on Budget and Policy Priorities)の試算によれば、2004年度に世帯所得が100万ドルを超える家庭は、平均12万3600ドルの税控除を受けることになる。減税政策によって、そうした家庭の収入は6%増加することになり、収入の低い家庭との差はさらに拡大する。2001年から2003年の間に連邦税政策が変更されたことにより、「結局、99%の国民の収入を上位1%の富裕層に移動することになった」と、経済政策研究所は「The State of Working America」の中で述べている。ウォールストリートジャーナル誌が言うとおり、「ブッシュ減税は、高所得層の税率を下げることも含め、財産、株式譲渡益、株配当利益への課税を減額し、お金持ちの財産を強化するために貢献した」わけである。そして今、フォーブス長者ランキングに名を連ねる人々の多くはブッシュを支持している。フォーブス誌の記事では「フォーブス400のメンバーの圧倒的多数がブッシュ大統領の支持者であり・・・財布と相談しながら支持を決めている。両陣営に献金する240人の長者のうち、72%がブッシュ陣営への献金である。」雇用を海外に移動し、利益を海外に移動していながら、フォーブス400の長者と彼等の会社は、減税の恩恵を受けている。おかげで国家債務は膨れ上がる一方だ。教師や消防士、警官が解雇通知を受け取る時代に、フォーブス400の長者たちは減税の恩恵を受けている。医療保険を受けられず、大学に行けないアメリカ人が増加する時代に、フォーブス400の長者たちは減税の恩恵を受けている。それがアメリカの優先事項なんだろうか?億万長者にとっては好景気だが、生活費を払えない人は増えている。億万長者にとって好景気でも、フルタイムで働きながら貧困生活を強いられる人は増えている。億万長者にとっては好景気だが、中産階級は縮小している。これがアメリカン・ドリームなのか? http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/10/post_3.htmlドナルド・トランプは、10月01日の日記にも登場しています。それと、9,11について書かれた「学研ムー2004年10月号掲載」というサイトを紹介しておきます。興味深い内容なので、みなさん必ず読むこと!…(笑)ブッシュが仕組んだ疑惑の聖戦 http://www.knetjapan.net/mizumori/articles/911-4.html以下も参考までに。9.11トリック─「テロ」は起きなかった http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/final_answer.html
2004年10月09日
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時間がなかったので今日も気になったニュース記事を転載するだけの日記とさせていただきます。※ 以下、すべて転載。新生銀、個人・中小向け融資会社シンキの筆頭株主に 新生銀行は8日、個人・中小企業向け融資を手がけるシンキの無担保転換社債の株式転換権を行使し、筆頭株主になったと発表した。議決権に占める割合は4.95%から39.11%になる。新生銀は2002年3月にシンキと業務提携し、第4位の大株主になっていた。 (20:01) http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041008AT1F0801608102004.html西友、「ウォルマート流」のモデル店を神奈川・平塚に 西友は8日、筆頭株主である米ウォルマート・ストアーズの主力業態「スーパーセンター」の2階建てモデル店舗を出店すると発表した。2005年春に神奈川県平塚市にオープンする予定。静岡県沼津市に今春開業した1号店とともに、今後の大量出店に備え、ノウハウの蓄積を急ぐ。 スーパーセンターは衣食住の幅広い商品をそろえ、常時低価格で販売する業態で平屋建てが多い。西友が平塚市に出す「西友平塚店」は売り場面積8700平方メートル。立地条件を考え、2階建て店舗にする。650台分の駐車場を併設、営業時間は24時間とする見通しだ。 西友は今春、静岡県沼津市にワンフロアのスーパーセンター1号店を出した。新たな仕入れ先を開拓するほか、ウォルマート流の低コスト運営方法の導入に取り組んでいる。 (19:34) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041008AT1D0804508102004.htmlレイセオン・インター社長:日本企業とのパートナー拡大目指す (ブルームバーグ) 2004年10月8日(金)13時11分10月8日(ブルームバーグ):米防衛大手のレイセオン傘下のレイセオン・インターナショナルのスーザン・バウムガーデン社長は8日、横浜市内で記者会見し、日本政府の武器輸出3原則見直しについて、「日本政府が見直しをすることになれば、レイセオンにとっては有り難い。われわれは日本とはパトリオット防空システムなどで40年以上の長い関係がある」と述べた。同社長は、三菱重工業、三菱電機を中心に、石川島播磨重工業、川崎重工業、日立製作所、NECなど日本企業とは長年のパートナー関係にあるが、見直しが実現すれば、「われわれは日本企業とのパートナーシップを増やすことが出来る」と指摘した。 http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=08bloomberg15a9t66kqcgsu0投票機メーカーの背後に共和党やビルダーバーグ(田中宇) http://tanakanews.com/e1008election.htm米軍、ファルージャで結婚披露宴を爆撃・11人死亡【テヘラン=加賀谷和樹】イラク駐留米軍は8日未明、中部ファルージャを空爆し、ロイター通信によると11人が死亡、17人が負傷した。地元の住民によると、攻撃対象の建物では結婚披露宴が開かれており、花婿が死体で発見され、花嫁も負傷した。米軍はヨルダン生まれの過激派指導者、ザルカウィ容疑者のグループの拠点を「信頼できる情報に基づき正確に攻撃した」と主張している。(以下略) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041008AT2M0802G08102004.htmlイラク攻撃こそ米のテロ(ビル・トッテン) http://www.nnn.co.jp/essay/tisin/tisin0410.html#07日経で「私の履歴書」 アルルの男・ヒロシ(2004.10.08)それから、最近、田中清玄自伝を読みましたが、彼のネットワークはスゴイですね。アジア共同体もアメリカ人脈(山本さん)だけではなく、ヨーロッパの貴族系とつながる人脈を入れておくと良いかも知れないですね。田中清玄氏は、吉田茂系のヨーロッパ・米国の貴族人脈とつながるようで、ロスチャイルドのBPともつながる人脈。三井の池田と関係が深かったようで、新興財閥の満州一旗組の岸信介にはかなり厳しい。なぜか岸につらなる中曽根はそれほど厳しい評価を与えていない。在日系につながる竹下・金丸に対しては論外と言うところです。これは彼が山口組の田岡一雄につながっているというところを割り引いて考えるべきかも知れない。田中清玄氏は、吉田系とつながる人ですが、田中角栄がアメリカに潰された件に関しては同情的です。彼が目白をオットー大公といっしょに訪れたときの描写は面白いですね。彼はモンペルラン・ソサエティにも入っているのですが、その中で、ハイエクとミルトン・フリードマンを描き分けていたのが注目されました。フリードマンはアメリカのシカゴ大学と関わっている打ちに、D・ロックフェラーの原理主義的な自由主義経済思想(これが世界新秩序の正体でしょう)にかぶれたんでしょう。 http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/161008.htm下山容疑者を殺人罪で起訴 小山2児虐待殺害事件 栃木県小山市で、小林一斗(かずと)ちゃん(4)、隼人(はやと)ちゃん(3)兄弟が虐待された末に殺された事件で、宇都宮地検は8日夕、兄弟一家を同居させていた無職・下山明宏容疑者(39)を殺人罪で宇都宮地裁に起訴した。 下山容疑者は9月11日午後、兄弟を車で連れ出し、近くのガソリンスタンドで暴行を加えた後、翌日未明に小山市の思川(おもいがわ)にかかる橋の上から兄弟を1人ずつ川に放り投げて殺害したとされる。下山容疑者は調べに「あざのある兄弟を連れて帰れば、兄弟の父親にまた殴られると思った」と動機を供述しているという。 下山容疑者は9月12日に未成年者誘拐の疑いで県警に逮捕され、兄弟の遺体が思川で見つかった後の17日、殺人容疑で再逮捕されていた。 下山容疑者からは覚せい剤使用を示す反応が出ており、捜査当局は、覚せい剤取締法違反容疑でも同容疑者を追及する方針だ。兄弟の父親の小林保徳(やすのり)容疑者=同法違反容疑で逮捕=との覚せい剤を巡る人間関係が、兄弟殺害にどう影響したかも調べる。 (10/08 18:01) http://www.asahi.com/national/update/1008/022.html <住友生保>アリコジャパンと保険商品提供などで業務提携 住友生命保険と米保険最大手AIGグループのアリコジャパンは8日、保険商品の提供と商品開発で業務提携すると発表した。アリコのがん保険を住友生命の営業網で販売し、シェア争いが激化している生保・損保の中間的な介護、医療保険など「第3分野」で競争力強化を図る。アリコが国内大手生保と提携するのは初めて。(毎日新聞) - 10月8日19時5分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000090-mai-bus_all住友生命、アリコと提携…改めて大再編の引き金に(ZAKZAK) http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004100808.html ナイジェリアでシェルのストライキ終結、原油積み出しは通常通りに[ロンドン 8日 ロイター] 英・蘭系メジャー(国際石油資本)のロイヤル・ダッチ・シェルのナイジェリアの石油施設で行われていたストライキが終結し、原油積み出しは通常通りに行われる。 海運業者SGSの関係者が明らかにした。 このストライキは7日に始まったが、原油輸出に影響を及ぼさなかった。 同関係者は、「今朝、ストライキが終結した」とし、原油積み出しは通常通りになる、とした。(ロイター) - 10月8日18時40分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000225-reu-bus_all成田の覚せい剤最悪ペース1―9月だけで昨年の2倍 成田税関支署は8日、成田空港で今年1―9月に押収された覚せい剤が91・2キロに達し、昨年1年間の押収量(45・7キロ)の約2倍に達したと発表した。前年同期比では約6倍となり、年間最高だった2000年の94・5キロを超える可能性が大きい。 同支署は増加の要因を(1)国内での覚せい剤の所持や使用が増加し、高値で取引されている(2)摘発1件当たりの押収量が大口化した―と分析。今年の1回の押収量で最高は26キロだった。 昨年は、摘発件数全37件のうち航空貨物による密輸が22件だったが、今年1―9月は40件中1件だけで、旅客による持ち込みがほとんど。浄水器の活性炭やお茶に偽装するなど手口も巧妙化している。 国別では、昨年は1件だったマレーシアからの密輸が11件に、ゼロだった台湾からが10件と急増。出発地は8カ国と広範囲にわたっている。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041008/fls_____detail__042.shtml
2004年10月08日
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日本の警察組織について、今日は少し書いてみようと思います。「刑事警察」の不祥事は表にそこそこでも出てくるのに、なぜか2000人もいると言われる「公安警察」の不祥事はまったく表に出てきません。……こういったことを具体的に知りたいと以前から思っていました。それと、公安っていったい何をやってるんだ?そもそも公安警察(公安)と公安調査庁(公調)と内閣情報調査室(内調)っていうのは何がどう違うのだ? こいつらはそれぞれ何をやってんだ?……こういった疑問もありました。これは私だけじゃないでしょ。なにしろ公安というのは実態が見えないわけですから、それを知りたいと思うのは自然な感情でしょう。そんな中で 10月04日の日記に書きました『公安警察の手口』鈴木邦男(著)が発売されるということを知りました。で、早速この本を先ほど購入してきました。まだ3分の1ほどしか読んでいませんけど、警察庁や警視庁の組織構造がそれなりに詳しく載っていましたので、公安を中心にその組織構造を簡単にまとめてみようと思います。==========================全国の都道府県には各警察があります。具体的に言えば、各県ごとの県警。県警でないところは4つあり、それは大阪府警、京都府警、北海道警、そして東京都の警視庁となる。つまり、東京都だけは特別だと。警視庁だからね。この警視庁のトップが警視総監となります。で、これらすべての警察を統轄し指揮するのが警察庁である、と。警察庁のトップは警察庁長官です。警察庁長官の上には国家公安委員会が存在し、委員長は国務大臣であり、委員長と5人の委員によって構成されている、と。国家公安委員会は内閣総理大臣の所轄である、ということです。警察庁長官の下には警備局、刑事局、交通局、生活安全局、情報通信局という5つの局と、長官官房がある。この中の警備局には5つの課があって、警備の計画を練る警備企画課、公安課、機動隊などの実際の警備の配置を行なう警備課、それと別格に創設された外事情報部の中に外事課と国際テロ対策課がある、と。では以上の中の公安課の説明です。えーと、2001年までは次のようになっていたようです。・公安第1課(共産党を担当)・公安第2課(右翼、皇室、VIP警備を担当)・公安第3課(革マル派、中核派、革労協など極左過激派を担当)ところが、新左翼過激派は激減し、事件も減ったので、第3課は廃止になり、第1課と併合したと。つまり、次のようになった。・公安第1課(共産党、新左翼を担当)・公安第2課(右翼、皇室、VIP警備)さらに2004年4月からは、この第1課と第2課も併合して、「公安課」になった、ということです。で、担当があって、右翼担当とか共産党担当とかになっているようです。上に登場した外事情報部に主力をシフトしはじめていて、国際テロ対策課が重要視されているとのこと。つまり、「国際テロ」に力を入れているということになるんでしょう。ということなので、外事情報部はCIAなんかとも密接(緊密)に連絡を取り合っているということになりましょう。次は各道府県の警察です。東京の警視庁はあとで。道警・府警・県警には、それぞれ警備部が存在し、そのなかに公安課や公安係がある。ただこの公安は他の部署とは異なり、警察庁の警備局公安の指令で動く、と。公安は別格、または特別なのだということでしょうか。通常の警察官は、その県警の署長の命に従うが、各都道府県警の公安は警察庁の命に従うと。これは、身分上は地方公務員であり給与も地方自治体から支払われるが、活動費は国から支払われているということのようです。要するに、スパイを抱えたり養成する経費も含めてそれら費用は、内容も金額も明らかにされない、ということなわけですね。上の各道府県警とは別格なのが東京の警視庁です。公安に関してもこれは言えるようで、他の道府県警は警備部のなかに公安課があるのに対して、警視庁だけは唯一、公安部が存在することからもそれは分かるということですね。つまり、東京はそれだけ公安が担当する事件が多いと言えるのかもしれませんね。ま、その公安が事件を捏造したり事件を起こしたりする可能性が高いとも言えるわけですが(笑)ではこの警視庁の公安部についてです。トップは先ほども書いたように警視総監であり、その下に副総監、その下に9つの部がある。一応、並べておきますか。公安部、生活安全部、交通部、総務部、警備部、刑事部、地域部、組織犯罪対策部、警務部、以上の9つ。で、公安部ですが、公安部には公安部長がいて参事官が2人いる。公安部には9つの課がある。以下に並べましょう。・公安総務課(共産党、オウム、新興宗教担当)・公安第1課(新左翼、極左担当)・公安第2課(労働団体担当、革マル派)・公安第3課(右翼担当)・公安第4課(資料を管理するセクション)・公安機動捜査隊・外事第1課(ロシア、イラン、イラク、中東担当)・外事第2課(北朝鮮、中国、東アジア担当)・外事第3課(国際テロ、中東担当)以上、9つの課です。ロシア、北朝鮮は日本の「主要敵」になっているわけですね。うーん、つまりこれは、これらの「仮想敵」がいる、もしくは「敵」を作りあげているからこそ、公安の存在があるとも言えそうです。もっと言えば、これらの「敵」がいなければ、公安はいらないわけでしょう。だからこそ、危険や危機を必要以上に煽って自分らの存在価値をアピールするわけです。それでも足りなければ、事件をでっち上げることまでやりかねないのが公安なわけです。われわれはそういった可能性まで考える必要がある、ということだと思います。外事第3課ですが、これは2001年に新説されたようです。9.11の影響からでしょうか。ここがもっとも多い約300人を抱えているそうです。それと、中東担当が外事第1課と3課に入っていますが、これは、1課がスパイ・不正輸出担当で、国際テロにからむときは3課が担当になっているとのこと。これからは、外事第3課が公安の顔になるだろうと鈴木氏は述べています。「一水会」の元代表だった鈴木氏が言うには、「一水会」の活動家が3人しかいなかったのに「一水会担当」の公安は5人もいたと言っています。公安第3課のことでしょう。この活動家が運動から足を洗い完全な一般市民に戻ったとしても、公安の監視から逃れることはできないそうです。つまり、ずっと監視されつづける、と。ま、税金の無駄遣いに私には見えますけど、公安の人間には大事な仕事なんでしょうな。そう思うように教育されてるんだからね。あ、いちおうここで言っておきますが、私はこういった右翼、左翼とか、共産党員のような政治活動とは一切関係のない生活をしております。いままでずっとです。みなさん、変な誤解をしないようにね(笑)私は色々と知りたいという興味からこれらのことを調べています。それだけ。変な趣味だよね(笑)さて、今日のこの日記の最初に書いたように公安と似ている組織があります。われわれ普通のものにはこれらの区別がつきません。公安警察(公安)と公安調査庁(公調)と内閣情報調査室(内調)、これらをここできちんと区別しておきます。公安警察についてはここまでの説明で今日は勘弁してもらいます。では公安調査庁(公調)についてです。公調は法務省の管轄で、破防法を適用するかどうかといったことを調べている機関ということです。ま、これ以外のこともとうぜんやっているでしょう。公調は警察ではありませんので、逮捕権がありません。やっていることは公安と似たようなもんでしょう。「オウム新法」ができたことによってオウムに入った人数や名前、年齢などを公調に報告することが義務づけられたそうです。要は、この「オウム新法」によって公調は存在感を持てたんだ、と。さらに公調は諜報機関として北朝鮮で存在意義を見出そうとしているようです。「敵」を作って自分らの存在をアピールするのも大変だね(笑)鈴木氏が言うには、宮崎学がオウム事件などの捜査状況を知ろうとして公調と「取引」したことがあって、それを公調の内部から暴露され、宮崎は「公調のスパイ」と批判されたことがあった、と言っています。宮崎はスパイだったのか、公調がスパイだと捏造した嘘だったのか、ということになりましょうか。真相は、われわれにはわからないでしょうね。想像するしかありません。公調は公安と同じように尾行、張り込み、監視、スパイ獲得・養成をすると鈴木氏は述べています。だけど、さっきもいったように逮捕権がありません。ガサ入れの権利もない。鈴木氏が元公調の野田敬生に聞いた話が載っているんですが、どういう人間をスパイするかのマニュアルがあるといわれたそうです。それには日本共産党用とかがあるんだそうです。……笑える(笑)公安調査庁は全国に8つの公安調査局、43の地方公安調査局をもち、職員は約2000人だという。いまはなかり縮小されているようだ、ともあります。公安調査庁も共産党、新左翼、右翼、中国、ロシア、北朝鮮と対象によって部が分かれているとのこと。さてと、最後に内閣情報調査室(内調)を簡単に説明して今日の日記を終わりにしましょう。内調に関しては鈴木氏は殆どなにも書いていません(3分の1ほどしか読んでいませんけど、ここまででは)。該当部分を全文引用しちゃいましょう。『公調と同じく1952年に内閣官房におかれ、内外情勢、とくにマスコミ論調の分析と工作を行なう。定員は約100名。実態は不明だが、公表された情報収集が主な仕事で、公安のような非合法な潜入やスパイ作りはやっていない』以上です。これしか書かれていません。つまり鈴木氏にもよくわからんということなんでしょう。「実態は不明だが」と書いていますからね。こんなところで終わりにしますが、これで公安という組織の構成がまあそこそこでしょうが掴めたと思います。ふうー、今日の日記は時間が掛かりました。疲れたよー(笑)続きを読んで興味深い部分があれば、次回にでもまた取り上げます。
2004年10月07日
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アンソニー・サットン(Antony C. Sutton)という人物がいました。サットンは2002年6月17日に77歳で亡くなっています。サットンは、ずっとボーンズを追って暴露してきた人物です。詳しくは以下でお読み下さい。==========================サットンのホームページ http://www.antonysutton.com/阿修羅 http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/819.html==========================このサットンですが、サットンのレターに次のような文章があります。普通なら見逃しそうな部分なんですが、私の目にとまり気になってしまいました。「ヨーロッパの王族はすべてサックス=コーバーグ=ゴータ家に起源があり、そこにヴァイスハウプトが出てくる」サックス=コーバーグ=ゴータ家とは何者なのか……ここでは、ヴァイスハウプトのことは無視しますこれが気になってしょうがなかったので、少しネットで調べてみた。それを簡単にまとめると以下になります(イギリス王室のことになります)。==========================現在のイギリス王室はウィンザー家である。1714年、ステュアート朝のアン女王が亡くなりステュアート朝が断絶。そして、王位継承権をもったドイツのハノーファー選帝侯ゲオルクを王に迎え、ジョージ1世としてイギリス国王に即位させた。現イギリス王室は、このハノーヴァー朝に始まります。つまり、今のエリザベス2世は、このジョージ1世の直系の子孫にあたる。で、ハノヴァーの名称は、ヴィクトリア女王のあとをついで即位したエドワード7世が、サックス・コーバーグ・ゴータ家と改称した。ジョージ5世は、1917年(第1次世界大戦中)にこの敵国ドイツ風の名称を廃止する。その時つけられた名称が現在のウィンザー家である、と。ウィンザーの名称は、王室の居城ウィンザー城からきているようである。ウィンザー家と改称してからの王は、ジョージ5世、エドワード8世、ジョージ6世、そして今のエリザベス2世である、と。==========================つまり、イギリス王家はドイツ起源である、ということになりますか。これは私が知らなかっただけで、常識なのか?他の国はどうなのか。外務省のサイトには以下のことが書かれています(ベルギー王室についてです)。==========================ザクセン・コーブルグ・ゴータ公爵家の第8子レオポルド(1790年12月16日生まれ)が、1831年7月21日にブラッセルにおいて宣誓を行い、初代ベルギー国王レオポルド1世として即位した。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_96/bergium/b_royal.html==========================ベルギー王室もどうやらドイツ起源のようです。うーむ、なるほど。帝政ロシアのロマノフ家もドイツ人であることがわかっています(ロマノフ家の黄金)。では、他はどうなんでしょうか。例えばフランス、イタリア……などなど。まだわかりません。追って調べていこうと思っています。サックス・コーバーグ・ゴータ家とは何者なのか、ここに私の興味があります。何か情報がありましたら、提供願います。「敵国ドイツ」というのは、芝居なのか……ということにも繋がります。この件は、今日は以上にします。さて、サットンは、ブッシュ家の「麻薬密輸」を“暴露”しています。ボーンズ=ラッセル&カンパニーの麻薬(アヘン)密輸のことにも言及していました。父ブッシュは、国連アメリカ大使、共和党全国委員長、在北京連絡事務所長、CIA長官、副大統領、大統領という階段を上り詰めました。もちろんブッシュ家の富の起源は、プレスコット・ブッシュやジョージ・ハーバート・ウォーカーにあるんですが、この話は複雑かつ長くなるのでここではやめておきます。ブッシュの家族のことは少しだけですが ここ8月20日の日記に載っています。あ、少しだけ書いておきます。どうもブッシュ家は、スポーツビジネスも好きなようですね。というのも、ウォーカーはニューヨーク州の競馬コミッショナーだったり、競走馬を繁殖させたりしています。競馬場の社長も務めている。ハーバートの息子(父ブッシュの叔父)ジョージ・ウォーカー・ジュニアは、ニューヨーク・メッツの創設者であり、死去するまで17年間、メッツの財務役を務めていました。メジャーリーグで思い出すのは、現大統領ブッシュも、テキサス・レンジャーズの副オーナーでしたね。以上です。さてさて、父ブッシュはザパタ石油を経営していました。サットンが言うには、この会社を利用して麻薬ビジネスをやっていたらしいです。つまり、海上を利用している、と。CIAも利用している、と。なるほど、と思います。現在日本に密輸されている覚せい剤は、中国・台湾・北朝鮮などから入ってきています。中国が大半なんじゃないかと思います。では中国の麻薬・覚せい剤ビジネスの背後はどこなのか……これも気になります。覚せい剤に関しては、日本にも大きな責任があると思います。そもそも中国は「アヘン戦争」なるものを経験している。アヘン貿易の開始ころには年間16トンだったのが、1820年には336トンへと膨れ上がる。さらに10年後の1830年には、これが10倍の量になり、38年にはさらにこれが倍以上に増えています。このアヘン貿易を行なっていたのが、世界最大の密輸業者ジャーディン・マセソン、イギリスのデント社、そしてアメリカ最大のアヘン密輸組織であるラッセル&カンパニー(ボーンズ)であった、と。ラッセル&カンパニーは、1824年、コネティカット州に住むサミュエル・ラッセルによって設立され、同社は、1828年にボストンのトーマス・パーキンスのアヘン会社を“吸収”し、中国におけるアメリカ最大の勢力になったようです。そんで、エール大学の創設者のひとりがノディア・ラッセルであり、サミュエル・ラッセルの従兄弟のウィリアム・ハンティントン・ラッセルがタフトとともに、スカル・アンド・ボーンズを創設した、ということですね。さらにタフトの息子であるウィリアム・ハワード・タフトが大統領になった、と。さらに付け加えるなら、クリントン前大統領もエール大学出身ですから、ここんとこずっとエール大学出身の人間が米国大統領である、ということになります。クリントンは大統領職を、エール大学ボーンズのブッシュ親子に挟まれていますし、来月決定する新大統領は、ブッシュとケリーのどちらが選ばれてもエール大学出身のボーンズということになります。話を戻します。中国はアヘン吸引を禁止としましたが、貿易は拡大を続け、価格も上昇します。第一次アヘン戦争時、ラッセル&カンパニーの最高執行責任者だったのが、ウォーレン・デラノ・ジュニアであり、この人物はフランクリン・ルーズベルトの祖父である、と。なるほどー、いろいろ見えてきますね。父ブッシュも大統領になる前、中国で仕事をしています。で、中国は第二次アヘン戦争で、アヘンを合法化しました。合法化されれば価格が暴落するはずです。これでは儲からないということなのか、ラッセル&カンパニーは撤退したようです。あくまでも表面上の撤退かもしれません。いろいろと並べてみましたが、以上のことから何かが見えてこないかな。どうでしょうかね。難しいなあ。父ブッシュは「カーライル・グループ」からも、日本や中国、韓国なんかに積極的になにやらやっているようです。今日はこの辺にしておきましょうか。そのうち何かが、もっとはっきり見えてくるでしょう。ボーンズ両者の米大統領選ですが、ケリーが追い上げてきているようですね。ケリーは、民主党候補をディーン候補と争ったときにも、残り3週間ほどで逆転勝利していました。ディーンに支持率20%も負けていたのに、10%の差をつけてケリーが大逆転したのです。興味深い現象でした。背後にどんな力が働いていたのか、ということです。本日はこれで終わります。スカル・アンド・ボーンズ2004年アメリカ大統領選挙 http://www5d.biglobe.ne.jp/~uedam/aaskullhome.htmボーンズのことを書いた日記 http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200410020000/
2004年10月06日
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気になったニュース記事を転載します。時間の都合で記事に対する私見(コメント・解説)を少ししか書きませんが、お許しください。==========================【栃木兄弟殺害事件】…では、被害者兄弟の父親が「覚せい剤使用」の容疑で逮捕されています。で、フラッシュ10/19号ではその小林容疑者の「仕事」が紹介されています。「ソープやヘルス、アダルトビデオに斡旋」するスカウトだった、と。まあ、これについてどうのこうの言うつもりはないんですが、注目している事件ですので、フラッシュの記事を紹介します。【ロイヤル・ダッチ・シェル】という石油メジャーの動きは重要だと判断していますので、いつも注目しています。……ということで、シェルに関する記事を転載します。【日本経団連】と首相の私的諮問機関【安全保障と防衛力に関する懇談会】が気になる動きをしています。「武器輸出3原則」で禁止されている武器輸出禁止の解除を求めて動いているもようです。その記事と天木氏の記事を転載します。それと、「安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーを以下に紹介しておきます。・荒木浩東京電力顧問(座長)・張富士夫トヨタ自動車社長(座長代理)・五百旗頭(いおきべ)真神戸大教授・佐藤謙元防衛事務次官・田中明彦東大東洋文化研究所教授・西元徹也元統合幕僚会議議長・樋渡由美上智大教授・古川貞二郎元官房副長官・柳井俊二前駐米大使・山崎正和東亜大学長※ 以下、全て転載。「フラッシュ10/19」P.82・83栃木2児殺害事件:覚せい剤逮捕の父親は「AVスカウト」だった!「連れてくる女の子は傷だらけだった」との衝撃証言まで飛び出し・・・======================================================「記者会見を見て、あれ!?小林だよって思った。あいつは風俗嬢やAV女優のスカウトマンで、ウチにも女のコを連れてきては出入りしていたからね」驚くべき証言をするのは、風俗チェーン(ソープランド)の社長だ。小林とは、栃木県小山市の小林保徳容疑者(40)。そう、つい数日前までは、殺された2人の男児の父親として、「さん」づけでマスコミに登場していた人物だ。ところが9月30日、その小林容疑者本人が、覚せい剤取締法違反で栃木県警に逮捕された。小林容疑者の肩書は、「元塗装工」と紹介されている。だが塗装工をやていたのは2年ほど前まで。それ以降は今年6月ごろまで、東京・渋谷や池袋の路上で女のコをスカウトする仕事に転身していたのだ。スカウトした女のコをソープやヘルス、アダルトビデオに斡旋しては手数料を稼ぐ仕事だ。前出の風俗チェーンの社長が続ける。「最初にうちの店にやって来たのは、昨年11月ごろ。『いい女がいますから、使ってくださいよ』と営業に回ってきた。服装は、スーツ量販店で売ってそうなグレーの1万円スーツだったな。数回、女のコを面取り(面接)したら、突然連絡が取れなくなった。あれだけ熱心に営業していたのに、どうしたんだろうと仲間内で言っていたところだよ」小林容疑者が所属していた人材派遣会社(スカウト会社)に確認すると、ハナからけんか腰だった。「小林保徳がウチで働いていたからって、それがどうしたんだよォ。なんか問題あるのか。関係ないだろ。事件とウチとはまったく関係ないだろ!」もちろん、スカウト業をしていたこと自体は問題ではない。が、小林容疑者には、業界でも受け入れられない特異な性癖があったようだ。「ビックリしたのは、彼が連れてきた女のコを面接したとき。面接の際には風俗だから脱がせるじゃないですか。すると、女のコが傷だらけなんですよ。『いったいどうしたんだ。その傷は?』と女のコに聞いても、なかなか口を割らない。しつこく問いただすと、ようやく女のコが『小林さんにやられたんです』と告白する。小林が紹介する女のコはどこからしら傷がある」とは前出の風俗チェーンの社長。風俗業界のあちらこちらから、こうしたエピソードが漏れ聞える。歌舞伎町の風俗店の経営者は言う。「ヤツは確かにおかしかった。連れてくる女のコが傷だらけ。雇えるわけがないじゃない。彼の条件は、女のコの給料の5%バック。そのうえ、『会社に内緒で個人的に女のコを連れてくるから、俺に3%バックしてくれないか』なんて“個人営業”もしてきた。『女なんて、アレで一発ですから』とも言っていた。『アレ』ってのは、女のコを薬でがんじがらめにすること。今どき、そんなコは危なくて雇えないよ」小林容疑者は、2児を殺害されたとされる後輩で同居人の下山明宏容疑者(39・覚せい剤使用容疑で逮捕済み)について、「目の前にいたら殺してやりたい。(覚せい剤使用を)若いころやっていたのは知っていたが、まだやっているとは思わなかった」と白々しく語っていた。だが本人の覚せい剤使用も、見る人が見れば一目瞭然だった。「会って話していると、そわそわして目があちこちに泳ぎだす。目を真っ赤にして、慌ててトイレに駆け込むこともあったな」(前出・風俗チェーン社長)その小林容疑者のスカウト稼業は6月で突然終わりを迎えた。風俗店経営者がこう語る。「小林が言ってました。『東京浄化作戦か何か知らないけど、商売あがったりですよ』と。街頭の取り締まりが厳しくて、スカウト活動ができなくなったんだね。それで後輩の家に転がり込んだことが事件の引き金になってしまった・・・。2人の子供が可哀相でならないよ。一度、子供の話をあいつとしたことがある。そのときぶっきらぼうに『ガキなんかいても困りますね』と言っていたな。いつもの腰の低さが消えてチンピラみたいな口調だった。あの子たちが不憫でならないよ」 http://www.asyura2.com/0406/nihon14/msg/717.html長期戦略を策定したR.D.シェル(2004年10月5日掲載) 1. 全体は徐々に明らかになってくると考えられるが、9月22日ロイヤル・ダッチ・シェルは、長期戦略を発表した。これによれば、まず、同社は、石油・ガス生産を引き上げるために、120億ドル相当の資産を売却する一方で、新規プロジェクトに450億ドルの投資を行う。シェルは、過剰な買収を行わずに生産量を増やすことを主眼としたプロジェクトに基づき、2006年までに毎年150億ドルの投資を行う。シェルは同計画の策定のベースに原油価格を25ドルに置いた。2006年までに同社の生産水準は横這い乃至は微増の350~380万B/Dで推移するとみられるが、2009年には380~400万B/Dに増加するとみられる。 2. Van der Veer 会長は、事業収益の拡大を約束し、業績を拡大させると述べたが、株式市場の反応はネガティブで株価は下げた。R.D.シェルグループを形成する上場企業の一つであるシェル・トランスポート・アンド・トレーディングの株価は22日ロンドン市場で4.32ポンドから4.18ポンドに値を下げた。同社は投資活動上、支出サイクルに入ったため、株式から利益は上がらないだろうと投資家は指摘しており、株価の動向はこれを裏付ける結果となった。このことは機関投資家などが短期の利益を当て込んで株の売買を行っていることを裏付けている。今回のR.D.シェルの投資戦略は、自社株の買い戻しを積極的に進めているBPと好対照をなすものである。R.D.シェルは、すでに発表した20億ドル以上の自社株の買い戻しを年内に実施するとは明言していない。Veer会長によれば、今後数年間、自社株の買い戻しには低い優先順位が設定されている。 3. R.D.シェルは、資産整理の一環として、29日、中国石油化工(シノペック)、中国海洋石油総公司及びユノカルと共に取り組んで来た東シナ海の天然ガス開発プロジェクトから撤退すると発表した。同共同開発において、シェルとユノカルは、昨年夏、春暁ガス田を含む東シナ海の天然ガス共同開発契約を結び20%ずつ権益を保有した。シェルによると、中国側との契約は、契約調印後1年後に事業評価や分析を行った上で、最終判断を行うことになっていた。なお、春暁ガス田開発に関しては昨今資源開発を巡って日中政府間で激しいやりとりがみられるが、シェルは詳細調査の結果、本プロジェクトからは商業上の理由で撤退することになったとしており、今回措置の背景に日中間の係争の影響が影を落としているか否かは明らかでない。 (エネルギー・環境室 主任研究員 須藤 繁) 最近のエネルギー情勢から http://www.idcj.or.jp/1DS/11ee_josei041005_2.htm武器輸出禁止の解除、具体的検討を=日本経団連*西岡喬日本経団連副会長(三菱重工業会長)は4日、首相の私的諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」が報告書で、武器の輸出を事実上禁止した武器輸出3原則の緩和を求めたことについて「政府で具体的な検討を進めてもらいたい」などとする談話を発表し、作業の推進を求めた。報告書は、米国向けなどに限定して緩和する方向性を示した。 (時事通信) - 10月4日20時3分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041004-00000701-jij-biz◇◆ 安保懇報告書と中東の虐殺とミス代表に囲まれた小泉首相と ◆◇5日の新聞の数ある記事の中で、この三つがあたかも必然的に絡まっているように私の目に飛び込んできた。 小泉純一郎首相の私的諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」が4日報告書を提出した。その内容についてここで詳細を論じる余裕はない。すでにこれまでも断片的に報道されてきたから今更驚きもしない。しかしこれは憲法9条を否定し、現行の安保条約さえも基本的に変更する深刻な報告書なのだ。 この懇談会のメンバーを我々は忘れてはならない。荒木浩(座長、東京電力顧問)、張富士夫(トヨタ自動車社長)、五百旗頭真(神戸大学教授)、田中明彦(東大教授)、樋渡由美(上智大教授)、山崎正和(東亜大学長)、古川貞二郎(前内閣官房副長官)、柳井俊二(前駐米大使)、佐藤謙(元防衛事務次官)、西元徹也(元統合幕僚会議議長)である。見事な体制派、御用学者の集まりである。まちがっても大江健三郎や坂本義和、前田哲男などは入らない。 今の日本は、同じ日本人でありながら、一方の考え方の集団がそれと対峙する考え方の集団を制しているのである。国民全体の意見を集約してよりよい日本を作ろうという態度はまったくない。日本をこのように分裂させてしまった責任がこの国の総理である小泉首相にあることは今更言うまでもない。 小泉首相はこの報告書を理解して受け止めたのであろうか。笑うに笑えないお粗末な背景があることを5日付の朝日新聞(時時刻刻)が書いている。 懇談会は今年の四月から13回開かれたというが、首相が出席したのは初会合と最終回だけであった。最終回に出席した首相は役人の書いた挨拶を読み上げると、委員の説明も聞かずに退席したという。委員の一人がこう話した。 「残念ながら、首相に関心があるとはまったく感じませんでした」。首相の視線はどこに向いていたのか。9月28日、報告の内容を説明する官僚に首相は質した。「日米安保と国連との関係は、どういう位置づけになっているのか」。イラク派遣をめぐる質問に、首相は「日米同盟も国際協調も重視している」ことを繰り返し強調してきた。この点と齟齬がないかを確認すると首相は他の内容に注文をつけずに説明を終わらせたという。天木直人・メディア裏読み http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm
2004年10月05日
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『公安警察の手口』(ちくま新書・680円)という本が今週の金曜日から発売されるらしいです。著者は「一水会」顧問という自称「右翼」の鈴木邦男氏です。別に鈴木邦男氏のことなどどうでもいいんです。「朝生」などのテレビ番組でたまに観るだけだけど、好きでも嫌いでもない。ただ、この本には興味がある(まだ内容はわからないけど)。ちなみに「一水会」というのは、日本人3人がイラクで人質になりましたが、その中の1人だった渡辺修孝氏が昔、活動していた組織です。……まあ、この話はいいでしょう。〈ガサ入れ、尾行、スパイ養成。 謎のヴェールに包まれている公安警察。彼らはどんな手法で捜査を行うのか? その実態を検証する。〉このように本の帯には書かれてあるらしい。そしてカバーの見返りのとこには次のようにあるとのこと。〈急速に監視社会化が進む日本。少しでも体制に楯突けば逮捕される時代になりつつある。こうした状況のなかで、不当逮捕を繰り返し、統治機構の末端で暴力を行使しているのが公安警察である。しかし、その捜査手法は謎に包まれており、実態は明らかになっていない。いったいヴェールの向こう側では何が起きているのだろうか? かつて赤報隊事件で公安警察の濡れ衣を着せられた経験を持つ著者が、その捜査手法や権力構造を照射し、知られざる公安警察の〈真実〉を追究する。〉面白そうじゃないですか。次は目次です。============================まえがき序 章 やりたい放題の公安警察第一章 公安警察の論理第二章 組織構造と歴史第三章 「潜在右翼」の発見第四章 共産党へのスパイ作戦第五章 新左翼へのスパイ工作第六章 ガサ入れ、尾行、張り込みの実態第七章 監視社会のゆくえあとがき============================という興味深い内容のようなので、金曜日(発売日)になったら買うことにしました。というのも、現在日本は急速に「監視社会」へ向かっていると私自身が感じているからです。で、その背後にいるのが「公安」である、と。これには注意が必要でしょう、と思っているんです。現在日本では、「共謀罪」という“犯罪の実行行為が行われなくとも、相談や確認をしただけで処罰できる法律”が新設されようとしています。 これは、「未来に起きるかもしれない犯罪で、いま逮捕される」可能性がある法律なんですね。以下に東京新聞の2004年8月23日の“『超監視社会』の前夜?”という記事を紹介しましょう。(…と思って投稿したんだけど、いつものごとく文字数オーバーとなってしまったので、この部分をカットしてURLの紹介だけにします)『超監視社会』の前夜? 標的は…労組と市民団体 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040823/mng_____tokuho__000.shtmlこのほかにもこの件について詳しいサイトがありますので、以下にいくつか並べておきます。興味のある人はご覧になったらどうかと思います。============================冗談も言えなくなる共謀罪の新設 http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/kyoubou/kyoubou0402.html共謀罪が適用される法律名・罪名 http://www1.neweb.ne.jp/wb/zinken/kyoubou.html共謀罪―5つの質問― http://www.jlaf.jp/iken/2004/iken_20040115_02.html============================「共謀罪」については以上です。最後に『公安警察の手口』の著者、鈴木邦男氏のサイトから本の説明部分を転載します。 よく本になったなーと、今でも思います。特に、タイトルです。『公安警察の手口』です。別に僕が無理押ししたわけじゃありません。40年、公安には苛められ続けてきたから、その復讐か、と思われては困ります。そんな個人的な感情は脱却しています。もっと広い視野から書いたつもりです。(略) ところが、『公安』の方は、原稿を書き上げてからが大変でした。一気に冬休みに書き上げたのですが、270枚を書くとなると、どうしても中途でダレてきたり、話があっちこっちに飛んだり…となる。「そこは書き直して下さい」「ここはダメです」と、担当者にビシビシと言われた。さらに、「組織と歴史も書きましょう。至急、書いて下さい!」と言われ、調べ直し、いろんな人に取材し、聞いたり…と大変でした。とりわけ今年は暑い夏なのに、さらに暑くなりました。 多分、半分以上は書き直しをしました。こんな体験は初めてです。とても自分の力の限界を超えてるよ。もう、ムリだよ。と何度も思いました。「こんな危ない本は出せるのか?」という不安よりも、「自分の力じゃ、書けないんじゃないか」という不安の方が大きくなりました。でも、この不可能に挑戦し、やり遂げなければ、ライターとしての新しい一歩はない。そう覚悟し、歯を喰いしばりながら、書き続けました。(2)日本「最後のタブー」だわ、公安は… それからは苦労でした。資料を集め、人に聞き、さらに「ああでもない」「こうでもない」と、自問自答を繰り返し…と。さらに相手(公安)は、厚いヴェールに包まれている。人員も、何をやってるかも発表しない。殺人や強盗を捜査する刑事警察ならば、分かる。裏金などの不祥事があっても、バレるし、責任者が処分されるし、上の人間も顔を見せて謝罪する。 ところが、公安警察は全く顔が見えない。公安は全てが「裏金」だし、存在自体が「不祥事」だ。隠密のように、姿をかくし、スパイを育てている。左右の「過激派」だけでなく、おとなしい公党の共産党にまで、それをやっていて、膨大な金と人員を投入して、スパイを養成している。公安のスパイになった党員で、自殺した人もいる。しかし、誰も責任をとらない。「こんなことはやめよう」「公安なんかいらない」と言う人もいない。マスコミも、公安の問題だけは避けて通っている。 ある意味では、日本最後の「タブー」だ。誰もそれに手をつけない。 「でも、過激派がいるから、取り締まりのために公安はいるんだろう」「危険から我々を守ってくれてるんだろう」と反論する人もいるだろう。そう思う気持ちは分かる。しかし、殺人事件を追い、交通事故を調べる警察とは全く違うんだ。「人間が何を考えているか」を調べ、監視しているのが公安なのだ。人の心をのぞきこんで、取り締まろうとしている。それは本書を読んでもらえば分かる。 又、公安があることによって、左右の活動家も疑心暗鬼になって、「こいつはスパイじゃないか」と思い、内ゲバをやったり、暴走したりする。そうした事件の数々も紹介した。さらに、一般の市民運動や、ボランティア活動にまで、網を張って、監視社会化を強めている。 大体、60年代後半の、学生運動が激しい時に、それらを力で叩き潰すべく、公安は人員、予算が急増した。しかし、今、学生運動も左翼も右翼もない。「ない」と言い切ってしまっては正確じゃないか。少なくとも当時の千分の1、あるいは1万分の1しかない。ところが、公安は昔のままだ。いや、人員も予算も増えている。 これは奇妙なことだ。「いや、まだオウムがいる」「革マルがいる」「潜在右翼がいつ暴発するか分からない」「国際テロもある」…と、理屈をつけて、公安は自らの存在と必要性を認めさせ、居直っている。そして最近は、「国際テロ」をことの他、強調している。「スペインの列車事故のようなことが明日にも起きるぞ」「まだまだ過激派いる。爆弾魔がひそんでいるぞ」「アルカイーダとつるんでる奴らが日本にもいる」…と、大声で喚いている。 そうした情報の嵐の中で、人々は毎日、〈洗脳〉されている。「そうか。そんなに危ないのか。だったら公安は必要だ」「何といっても〈安全〉が大切だ。少しくらい、不自由になっても仕方ない」…と思っている。 たとえば、渋谷や新宿の町で、警察官が通行人を呼びとめ、いきなり、「カバンの中を見せろ!」と言っている。言われた人も、警察に逆らっても無駄と思い、おとなしく荷物を見せている。しかし、20年前、いや10年前だったら、暴動になってた。「警察国家化を許すな!」「戦前の暗い時代に戻すのか!」と。 しかし今は、そんな怒りの声も起きない。闘う学生運動、労働運動もない。そして、公安警察だけは、どんどん強大化している。「いや、外国人犯罪は増え、少年犯罪も増えている。ストーカー、痴漢も多い。子供を虐待する親もいる」と言うだろう。その通りだ。 何度も言うように、警察は必要だ。だから、公安警察は全廃し、(あるいは最小限度にして残し)、それを全て、刑事警察に回したらいい。こっちの方が警察の本来の役目のはずだ。又、刑事警察は人手が足りなくて困っているのだ。 ところが、そんなことはしない。公安はエリート意識が強い。そして、刑事警察をバカにしている。「人殺しや強盗が捕まらなくても国家はビクともしない。しかし、左右の過激派は国家を転覆させようとしている。俺たちは、奴らから日本を守るために闘っているんだ」。そういうエリート意識だ。歪んだ〈愛国心〉だ。 それに、警察内部でも公安はエリートだし、出世コースだ。そうした問題もこの本の中では書いた。このエリート意識に対しては他の部署からの反撥もある。「公安警察と刑事警察」の対立といわれる構図だ。それらについても書いた。 (3)よく、こんなタイトルを付けたね。「手口」なんて それにしても、このタイトルで、よく出してくれたと思う。だって、「手口」といったら、いい意味はない。「犯罪の手口」「殺しの手口」というように、〈悪の手法〉だ。公安に喧嘩を売っている。 はじめ、担当者は、『公安の手口』という本を書いて下さいと言ってきた。『公安の手口』か。いい。ゴロもいい。スッキリしている。こりゃ、凄いと思った。ところが、「公安」だけでは、何のことか分からない人も多い。僕ら運動家にとっては「公安」といったら、すぐにピンとくる。だから、『公安の手口』と聞いて、ヒャーと思ったのだ。でも、一般の人々はちょっと分かりにくい。 それに、最近警察を批判する本や、告発本が多い。宮崎学もよく書いている。全部、刑事警察の不祥事を暴いている。こっちは、公安警察の不祥事を書いている。だったら、『公安警察の手口』と書いた方が、分かりやすい。そういう結論になった。 「しかし、こんな危ないタイトルで大丈夫ですか」と聞いた。「ウーン」と担当者は言っている。 「もし、これでダメなら、もっと温和なタイトルでもいいですよ。要は、この本が出ることが先決問題ですから」と僕ははつい弱気に言っちゃった。 たとえば、『公安警察の手法』『公安警察のお仕事』『公安警察の方々』…でもいいですよ。『公安警察の皆様、ご苦労さま』でもいいし。なんて言っちゃった。 「でも、そんなことを考える時点で、もう負けてますね」 と担当者にピシャリと言われた。叱られた。 あっ、そうか。と僕も目が覚めた。よし、じゃ、「手口」で行きましょう。「手口」しかないですね、と僕も腹をくくった。 そして、タイトルなどを決める会議も通り、校閲も通り、無事、『公安警察の手口』誕生となりました。バンザーイ! http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou1004.html
2004年10月04日
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「週刊金曜日」が『マスコミ最大のタブー、「電通」の正体を暴く』と題する連載を、最新号2004/10/01より開始しました。その内容は、「連載1回目は、オリンピックビジネスを牛耳る、電通の強腕ぶりを報告する」となっています。この内容について「週刊金曜日」のサイトから一筆書かれているものを、以下に転載させてもらいましょう。マスコミ最大のタブー、「電通」の正体を暴く(前略) 今週号からスタートした連載「電通の正体」には、「マスコミ最大のタブー」とつけた。メディアにとってのタブーはいろいろある。だれでも知っているのが「皇室」。批判記事を書けないどころか、朝日新聞や毎日新聞をのぞけば、いまだに敬語を使っている。昭和天皇が亡くなったときは、「崩御」などという前時代的な見出しを踊らせた新聞がほとんどだった。 それでもなお「最大のタブー」が「電通」である、という実態は、あまり世間に知られていない。だからなおさら、質が悪いのである。 新聞もテレビも雑誌も、広告集稿は広告代理店に頼る部分が多い。テレビや雑誌はもちろん、購読料の値上げができない新聞業界も、いまや広告収入がなければ経営が立ちいかない。となれば、広告業界最大手の「電通」が存在感を増すのは当然だ。 皇室批判で新聞社がつぶれることはない。だが、「電通」の虎の尾を踏んだら、どうなるかわからない、というのが現実である。 もちろん、マスコミに働く者の多くは、「電通」批判が「禁忌」であることを苦々しく思っている。だが、広告収入がなければ企業として存在しえない。そこで、報道では一定の配慮をしつつ、自らも「タブー」などと自嘲気味に語ってみせる。この企画では、「電通の正体」とともに、そんなマスコミの実態も描いていく。 幸い、広告収入に頼らない本誌は広告代理店とは何のしがらみもない。いくらでも痛いところを衝ける。ほとんど報道されてこなかった知られざる巨大企業に、可能な限り迫りたい。ジャーナリズムの一つの使命は、「禁忌」に斬り込むこと。これぞ醍醐味だ。 (北村肇) http://www.kinyobi.co.jp/KTools/hensyu_pt?v=vol526以上、転載でした。電通とはご存知のように、単体では世界最大の約1兆4千億円の年間売上高を誇る広告代理店のことであり、(株)電通は、社員約5700人を抱えるメディア・政財界に巨大な影響力をもつ企業であります。電通の創業は1901年、博報堂は1895年です。両社ともに100年以上の歴史がある。……が、売上高では業界2位の博報堂の2倍以上を電通が誇る。日本広告社と日本電報通信社が1907年に合併して、電通は通信と広告の兼営会社となり、36年には通信統制で通信部門が旧同盟通信社に移され、広告専門会社として再スタートを切った。戦後の高度成長期、テレビの登場で急成長を果たし、74年には広告取扱高は世界1位に躍り出た。少し古い(3年前)のですが、『肥大したジャーナリズム背後にいる電通の威力』と題するものがあるので、それを以下に紹介します。以下、転載。F氏とR氏の対話です。[歴史の証言]『肥大したジャーナリズム背後にいる電通の威力』「朝日と読売の火ダルマ時代」藤原肇著より広告による言論支配の実情R その原因として日本的な歪んだ構造があり、電通という存在が大きな力を持っていて、ここがメディアの広告斡旋を独占的に支配し、新聞社の首根っ子を押さえている。問屋制度を大規模にしたやり方ですが、その都度に広告面を買い取るのではなく、上半期や下半期という単位で紙面を買い切り、それを広告主に売り捌いているのです。そうなると新聞社としては経営は楽でして、広告部員が注文を取るために走り回ったり、頭を使って成績を上げる必要がなくなる。そして、営業部は電通のご機嫌伺いだけが仕事だから、馴れ合いが蔓延するのは必然になります。F 電通の意見を忠実に聞くことが仕事になり、それが新聞杜の経営に影響すれば、記事の内容も間接的に電通の顔色を伺って、自已規制をしながら書くことになります。しかも、電通の実力はダントツというしかなく、2位の博報堂は大きな差をつけられて、自由競争がほとんど機能していないから、電通の圧倒的な支配が確立してしまった。R 博報堂は電通に較べたらガクンと落ちるし、大阪の大広も隙間で辛うじて稼ぐ程度だから、そうなると電通の権力は絶大になる。F 電通がそんなに圧倒的な力を持つ理由に、歴史的な背景があると思うのですが、それはどんなことだったのでしょうか?R 戦前は電通と連合の2つの通信社があって、両方が海外情報を取り扱っていたが、大陸に侵略の舞台が広がったこともあり、政府は言うことを聞く通信社が欲しくなった。特に満洲国が国営の満洲通信を作ったし、関東軍の報道統制に協力したのを見て、日本政府も国策を遂行に情報操作の必要性を感じ、斎藤実内閣は通信統制に乗り出したのです。そして、軍部が独裁化してファシズム体制が固り、日独防共協定が締結されたりしたので、二・二六事件が起きた1936年に、広田内閣が同盟通信を強引に発足させました。その時に電通のニュース関係を扱う部門と、連合通信を一緒にして同盟通信を作ると共に、広告部門を担当していたセクションを切離し、広告会社としての電通にしたのです。しかも、電通は軍部の情報機関と提携して、上海を足場に中国市場に進出したのだが、特務機関の隠れ蓑として動いたわけです。F それで戦後になって政府の広報機関として動き、自民党の広報を担当した第9連絡局が、総理府の宣伝予算を独占したのだし、GHQとの関係でCIAの東京支局として、いろんな工作に関係したと言われるのですね。R 満洲や上海から引き揚げて来た者を引き受け、旧軍人や満鉄関係者を大量に採用して、戦後における一種の情報機関化したわけです。(略)そんな営業路線にアメリカの広告術を取り入れ、近代化を試みたのが社長の吉田秀雄であり、有名な「鬼十則」というスローガンの下に、日本の広告市場の制覇を試みました。同時にGHQや日本政府にも食いこみ、影の情報局とか築地CIAと呼ばれて、その威力を天下に知られるほどの実績を築いて、メディアの世界を完全に掌握したわけです。F 吉田家に書生として住みこんだ人の話では、社長は非常に厳しい親分肌の人物で、実力者の子供を優先的に入社させたり、社員を代議土の秘書に送り込んだそうです。その人は吉田社長の支援でアメリカの大学を卒業し、一種の国際フィクサーとして生きていたが、彼が電通はフィクサー集団の巣だと言ってました。R 日本では読売の正力松太郎を怪人扱いするが、実力の点では新聞社より通信社に大人物がいて、権力を外から動かす手腕を持っており、電通の吉田秀雄や時事の長谷川才次の前では、正力も小怪人に見えるほどでしたな。だから、日本の新聞が電通に手なづけられてしまい、テレビや雑誌のメディアも支配されたのは、説明抜きで当然と言うだけです。秘密の鍵はニューヨークにあるF 正力が読売で実践した大衆化の路線も、背後に電通があったと考えることが出来るし、その点で[シオンの長老の議定書]の路線に注目して、実践したのが電通だとも言えそうですね。R 日本で最初にマジソン・アベニューに目をつけ、そのノウハウを取り込んだのが吉田秀雄だから、ユダヤ仕込みの宣伝術のマスターに関しては、彼が日本で一番であっても不思議ではない。それに上海で謀略活動をした特務の人間で、影佐機関と密着していただけでなく、東条内閣時代の憲兵特高課長をやった、塚本誠大佐も戦後は電通社員だったから、知られざる秘密工作もあったでしょうな。F その辺をもっと調べない限りは、日本の戦後秘史ははっきりしないだろうが、なぜ日本の新聞が巨大化路線を突き進んだか、解明のカギが見つかるかも知れませんね。R 日本では軽薄なユダヤ陰謀説が蔓延して、それを吹聴して大儲けしている連中が多いが、要するに資本主義のノウハウは金儲けにあり、それをユダヤ人が最初に握っただけのことです。そして、ユダヤ人が一番大量に集まっている町が、ニューヨークだから米国は繁栄したのだし、その中心地がマジソン・アベニューだった。しかも、それに注目してビジネスに生かした最初の日本人が、電通の中興の祖の吉田社長だったから、電通は日本のメディアを支配したのです。そう考えれば至って簡単であり、電通がメディアを通じて日本を支配したのも、当然の結果だと言えるのではないですかな・・・。F 確かにそうですね。でも、アメリカの広告代理店の場合は、自由競争の原理が機能しているせいで、1つの広告代理店の業界寡占はあり得ず、GMとフォードは別の広告会社を使うし、業種別に激しい実力競争が行われている。ところが、日本ではトヨタも日産もマツダも電通だし、家庭電器でも東芝、松下、日立、サンヨー、ソニーが、揃って電通に広告を任せているように、全く奇妙なことが罷り通っているんです。R だから、電通は世界一の広告代理店になったのです。政府広報でも電通がダントツで、政府御用達をほとんど独占しているし、新聞広告の圧倒的なものは電通を仲介にして、もたれ合いで安易な営業をしています。そこには読者なんて存在しておらず、広告を受け取り宣伝を流す対象として、マスに対してのメディアがあるだけです。読売や毎日の幹部の子弟たちが電通社員だし、朝日の中江社長の息子も電通に入社しているが、飛び降り自殺をした事件が起きた時も、電通が工作して新聞記事にならなかった。それくらい日本のメディアは電通に押さえられ、世界有数の発行部数を誇る大新聞でも、手も足も出ない状態だから情けないんだ・・・。 http://www.asyura.com/sora/bd14/msg/853.html以上、転載でした。さて、ここに登場した電通第4代社長の吉田秀雄という胡散臭い人物ですが、吉田が電通の社長に就任したのが1947年6月という日本国憲法が施行された直後のことでした。しかもこのとき43歳という若さ。第4の権力と言われるマスコミを支配する電通……吉田秀雄は1903年11月、福岡県の小倉で生まれています。昭和3年、東京帝国大学経済学部を卒業。1965年には、財団法人「吉田秀雄記念事業財団」なるものが設立されています。現在ここの役員(評議員)には各マスコミの会長・社長が勢ぞろいしている。詳しくは ここをご覧下さい。電通が8月23日に発表した2005年3月期の第1四半期(4~6月)の連結業績(決算)は、売上高4529億3900万円(前年同期比12.1%増)、営業利益101億8300万円(同90.3%増)でした。五輪開催の波及効果が大きかったということでしょうか。電通に関しては、今後も追っていきたいと思っています。以下は、参考までにどうぞ。電通入社は殆どがコネ http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=154今、「視聴率」がヤバイ!最大手広告会社と大手芸能プロの暗躍 http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/462.html電通主導の韓国ブーム http://www.tarochan.net/archives/000258.html
2004年10月03日
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米国大統領選が近づいてきました。米大統領選テレビ討論会の要旨もマスコミによって伝わってはきています。私も以前、米大統領選については 8月20日の日記で書きました。その日記でも書いたように、ブッシュもケリーもエール大学出身であり、2人とも「スカル・アンド・ボーンズ」の会員です。この組織を、その名前からして笑えるからといって馬鹿にしてはいけないのです(笑)現在は日本でもスカル・アンド・ボーンズのことは多少ですが知られてきました。ですが、その強大な力というか権力は、あまり伝えられていません。ボーンズの会員は、毎年5月の木曜日にエール大学内の学生から15人が選ばれます。1833年に創設されたこの組織は、合計すると2500人以上が入会していることになります。この秘密結社をエール大学に結成したひとりがウィリアム・ハンチントン・ラッセルであり、彼の従兄弟のサミュエル・ラッセルの経営企業がラッセル・アンド・カンパニーでした。ラッセル・アンド・カンパニーは米国最大のアヘン密輸組織であり、世界最大のアヘン密輸企業のジャーディン・マセソン社と手を組んでいました。現在世界最大の違法薬物取り扱い組織がCIAである、なんて噂もよく目にしますが、CIAはエール大学に支配されている、と言っても言い過ぎではない。さて、スカル・アンド・ボーンズ、CIA、麻薬、といって連想される人物は、父ブッシュ元大統領でしょうか。父ブッシュは71年、ニクソン大統領から国際統制に関するホワイトハウス閣僚委員会を任され、のちにCIA長官、副大統領となった父ブッシュは麻薬戦争における最上級官僚となり、レーガン政権下で閣僚級作業委員会の委員長および国境麻薬取締機構の責任者を務めました。しかし、元DEA(麻薬取締局)長官フランシス・ミュレン・ジュニアは、「知的な詐欺」であるとブッシュを批判していました。この批判直後にミュレンは辞任させられてしまったのですが……ボーンズマンの米大統領は3人います。ウィリアム・ハワード・タフト(1878年度加盟)、ジョージ・H・W・ブッシュ(1948年度加盟)、ジョージ・W・ブッシュ(1968年度加盟)、この3人です。で、今回の大統領選はブッシュもケリーもボーンズマンですから、どちらが選ばれてもボーンズ大統領ということになります。ついでに、副大統領候補の共和党チェイニーはネオコン、民主党エドワーズはビルダーバーガーです。こんなのばっかり(笑)ボーンズの研究では『ワシントンの陰謀』というサイトをやっている植田さんが詳しいので、そこから少し転載させてもらいましょう。エール大学は1701年創設されたアメリカでも最も由緒ある大学の一つで、アメリカ東部の名門大学として知られる。1832年、ウィリアム・ラッセルとアルフォンゾ・タフトが協力してここのキャンパスに、年間入会員15名という秘密の組織を作った。ドイツに留学したウィリアム・ラッセルは帰国後、ドイツで見聞した秘密組織「イルミナティ」に感銘を受け、アメリカに移植した。同時にラッセル・ファミリーは極東でアヘンを扱う仕事にかかわり、ここで得た富を組織運営に回した。(一方、アルフォンゾの息子ハワード・タフトは第27代のアメリカ大統領になり、孫のロバート・タフトはアメリカの第二次世界大戦を主導する上院議員となった。)1856年、それまで秘密組織だった「スカル・アンド・ボーンズ」が「ウィリアム信託協会」という名称で正式にエール大学に承認された。(略)CIAはエール大卒の牙城(父親ブッシュはフオード政権でCIA長官に就任)、アメリカ外交評議会、三極委員会も実質はボーンズ会員だという。ブッシュ大統領と「スカル・アンド・ボーンズ」(上) http://www5d.biglobe.ne.jp/~uedam/ame35.htm--------------------------------------------------------------------------「スカル・アンド・ボーンズ」とはどういう組織なのか。起源は1832年に遡る。場所はコネティカット州ニュー・ヘイブンにあるエール大学。東部アイビー・リーグに所属するアメリカ有数の由緒ある大学だ(1701年創立)。その年、ここのキャンパスに「スカル・アンド・ボーンズ」という秘密結社が設立された。創設者はエール大卒業生のウィリアム・ラッセルとアルフォンゾ・タフト。設立資金には、ウィリアムの家族が中国のアヘン貿易で稼いだ富が使われた。彼らはドイツから持ち帰ったものを自分たちでアレンジし、毎年の入会メンバーを15人と定めた。しかも条件はWASP(ホワイト、アングロ・サクソン、ピューリタン)の学生のみ、とした。1856年、「スカル・アンド・ボーンズ」が「ウィリアム信託協会」という名前として正式にエール大学に承認された。この頃から、ボーンズ会員たちによるアメリカ社会への影響力が発揮されるようになる。(略)ボーンズ会員の本領が発揮されたのは政治、特にアメリカの外交政策の場だった。創設者の一人であるアルフォンゾ・タフトがユリシーズ・グラント大統領政権で司法長官、陸軍長官、チェスター・アーサー大統領政権でロシア公使を務めると、息子のウィリアム・タフトは第27代アメリカ大統領になった。さらに孫のロバート・タフトは上院議員になり、第二次世界大戦を主導する一人になった。息子も孫もボーンズ会員だった。私が調べたところでは、戦前、日本に最も深く関わったボーンズ会員はヘンリー・スティムソンだ。1888年に「ボーンズ」になったスティムソンはセオドア・ルーズベルト大統領の時代に政権に入り、以後、1950年に死ぬまでウォーレン・ハーディング政権を除いてすべての政権で閣僚に就任した。日本が満州事変を起こした1931年、フーバー大統領政権の国務長官だったスティムソンはいち早く「スティムソン・ドクトリン」を発表し、アメリカは日本による中国領土への侵入を認めないと警告した。(略)戦中には、彼はマンハッタン計画(原爆開発)の最高責任者を務め、広島、長崎への原爆投下を決めた。(京都をアメリカ軍の空爆の対象からはずしたのもスティムソンだ。)ポツダム宣言を起草したのはジョン・マックロイだが、彼を召集したのがスティムソンだった。(マックロイは家系がスコッチ・アイリッシュのため「ボーンズ」にはなれず、ハーバード・ロー・スクール卒。娘が「ボーンズ」のハーヴェイ・バンディと結婚した)。またスティムソンは戦後の天皇制の存続を保証し、ルーズベルト大統領の急死により就任したトルーマン大統領の背後で、実質的にアメリカの戦争を指揮した。(トルーマンはスティムソンを全面的に信頼した。)スターリンのアメリカとの日本占領共同統治という野心を打ち砕いたのがソビエト大使だったアヴェレル・ハリマンで、彼も「ボーンズ」だった。紙面の都合で省略せざるを得ないが、ケネディー政権も実質的にはスティムソンを師と仰ぐ「ボーンズ」政権だった。(マクジョージ・バンディ、ハリマン、ラヴェットはすべてボーンズ、ディーン・アチソンはスコッチ・アイリッシュの家系のためボーンズになれず、エール大の別の組織「スクロール・アンド・キー」の会員になった)。父親ブッシュ大統領が湾岸戦争で勝利したとき、「新世界秩序」というスローガンを打ち出したが、これが創設以来の「ボーンズ」の掲げる理念と合致する。目指すは「一つの世界」。過去にはこれが国際連盟となり、そのあと国際連合となり、現在のブッシュ政権がイラク戦争を推進する政策となった「中東全域民主化計画」である。ブッシュ政権下のボーンズ会員は、5人いる。エヴァン・ガルブレイス(NATO代表)、ウィリアム・ドナルドソン(SEC委員長)、ロイ・オースチン(トリニダード・トバコ大使)、ロバート・マッカラム(準司法長官)、エドワード・マクナリ―(国土安全保障局長官)。このうち、オースチンとマッカラムは、大統領と同期の1968年度のボーンズ会員である。ここ数ヶ月、これらの事実に私は驚き続けている。ブッシュ大統領が依拠するアメリカの秘密権力組織 http://www5d.biglobe.ne.jp/~uedam/zizi037.htm以上、転載でした。私もかなりボーンズに関する文章は読んでるんですが、先日9月30日に出版されたばかりの闇の超世界権力スカル&ボーンズという本を、昨日買ってみました。私もこういうのが本当に好きなんだよなあ…(笑)まだ最初の60ページほどしか読んでいないので感想は書けませんが、なかなか興味深そうな内容です。ブッシュ家についても詳しい。ま、それほど目新しい情報は無いのですが、一冊にまとまっているのは有り難い。以下に、目次を転載しておきます。闇の超世界権力スカル&ボーンズロックフェラー・ロスチャイルドを超える著者: クリス・ミレガン /北田浩一 出版社:徳間書店ISBN:4198619220サイズ:単行本 / 390p 発行年月: 2004年 09月 本体価格:1,900円 (税込:1,995円)第0章 “国際謀略”解明のためのイントロダクション 日本語版の刊行にあたって はじめに第1章 スカル&ボーンズを暴露する <9.11テロ>から浮かび上がる秘密結社の存在 アメリカを動かしてきた闇の権力機構<スカル&ボーンズ> アメリカ国民が目を背けてきた疑問を明かす第2章 ボーンズメンが連なるブッシュ一族 ブッシュ家の興り──囁かれる金融と従軍の疑惑 プレスコット・ブッシュが行なった国際金融“犯罪” ブッシュ“ジュニア”とスカル&ボーンズの真実第3章 <9.11テロ>の“今日”から“明日”に向かって! 未来を開拓していく「フリーエネルギー」 過去の失敗繰り返しとしてある<9.11> ご都合主義きわまりないブッシュの「悪の枢軸」 権力乱用から始まる秘密と嘘の公言 スカル&ボーンズは常に権力機構に根づく第4章 “秘密”結社の最終目的「世界新秩序」への暗躍 麻薬ほかスカル&ボーンズのブラックマーケットを斬る イルミナティからのJFKの暗殺とマインドコントロール 秘密主義と米国憲法──“彼ら”はどちらに忠実なのか 体験したワシントンDCの情報統制とその実態第5章 スカル&ボーンズをめぐる種々のエピソード ブッシュ家にまつわる“ジェロニモの遺骨”盗掘 大学構内の散策に思うエールの神と人と魔術 エール大学の秘密結社 スカル&ボーンズの失墜第6章 骸骨の集団【解説】「秘密結社」を知ることで上がる米国と世界情勢の認識水準-------------------------------------※ 以下は帯から-------------------------------------ブッシュ家一族三代対抗馬ケリーも会員イルミナティに連なる秘密結社の目的・実態その歴史!!!ヒットラーへの送金CIAの麻薬・武器ビジネスケネディ暗殺イカサマ大統領選911テロ誘導…などなどスカル&ボーンズメンの暗躍のすべて[会員名簿一挙公開]
2004年10月02日
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「ハゲタカが嗤った日」リップルウッド=新生銀行「隠された真実」浜田和幸(著)。 http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001712171/この本を、ようやく読み終えました。なかなか面白かったです。日本バブルの象徴的存在であり「バブル経済の申し子」と呼ばれた「イ・アイ・イ・インターナショナル」の高橋治則、長銀をメインバンクとし長銀に騙されたこの高橋に、著者が直接取材をしています。この本を読んで初めて知ったんですが、なんと高橋は、あの米国の不動産王ドナルド・トランプと不動産の市場価格を比較しても、高橋の方がトランプより10倍以上の資産を持っていたんだそうです。これには驚いた。トランプが10人集まっても日本の高橋1人にかなわなかったとは……日本の円は強し、といった時代ですか。ちなみにこのドナルド・トランプは、先日、8月でしたが経営するカジノが破綻しました。-------------------------------------トランプ氏のカジノ事業経営破たん・負債18億ドル【ニューヨーク=河内真帆】不動産業ドナルド・トランプ氏のカジノホテル事業、トランプ・ホテルズ・アンド・カジノ・リゾーツは、18億ドルの負債を抱え来月にも連邦破産法11条適用申請すると発表した。ただ、再建条件を事前に提示したプリパッケージ方式破産を採用、1年以内に再建を果たす見込み。 再建計画では、投資銀行クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)が株式3分の二超を取得し大株主となる一方、トランプ氏は株式保有をこれまでの56%から25%に減らす。同氏は最高経営責任者(CEO)から辞任、「トランプ」の登録商標権も譲渡することを決めた。カジノ事業が経営破たんするのは92年に続き二度目。 (07:42) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040811AT2N1000311082004.html-------------------------------------そして、高橋治則ですが、私の8月26日の日記 私物国家に登場しています。それと このサイトを見ると、高橋治則は浜口雄幸総理大臣の孫であると書かれています。で、その浜口の息子には浜口巌根という人物がいて、その浜口巌根は長銀創立者・頭取であるとも書かれています。これはどういうことか。簡単ですね、これを解くのは。まさに「私物国家」といえましょう。また このサイトには以下のことが書いてあります。-------------------------------------1932(昭和7)年、昭和維新を掲げて元日銀総裁の井上準之助と三井合名会社理事長の團琢磨を殺害した血盟団事件に連座した四元は、服役中に「組繊には核心があり、会社には社長、国には首相がいる。どんな組織でも、その一人の決断と指導力の出来、不出来で栄えもし、滅びもする」と考え、出獄後、近衛文麿、鈴木貫太郎両首相の秘書をつとめた。戦後も吉田、池田、佐藤各氏ら歴代首相の知遇を得た。 戦後歴代内閣と深く関係し、安岡正篤らとともに元首相・中曽根康弘の陰の指南役とも言われた。中曽根氏は著書で、四元義隆氏(93)という人物を「政治相談役」としている。中曽根氏は首相になる10年余り前から四元氏のもとへ通い、首相在任中は官邸にも招いた。 日比谷で幣原内閣打倒を叫ぶ7万人集会が開かれ、鳩山一郎が右翼の児玉誉士夫と組んで反共演説をぶつという、全土騒乱の時代であった。この時代に、幣原内閣の秘書をつとめていたのが、数々の週刊誌で「東京二信用組合救済計画を仕組んだ男」と噂されてきた右翼の政商・四元義隆であった。 四元は、三幸建設工業を経営する社長として、政財界に隠然たる勢力をもつ大物右翼とされてきたが、鈴木進とは戦前からの知り合いで、鈴木進・紳介親子が経営する安全信用組合の理事にも就任していた。それは、安全信用組合が、創業時から三菱財閥によって経営されてきた金融機関だったからである。つまり、幣原喜重郎の妻は、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の娘であった。 まず三菱財閥の岩崎家があり、その娘ムコ・幣原喜重郎の秘書が、のちの政商・四元義隆であった。そのため、四元が三菱財閥の安全信用組合の理事に就任した。また、幣原喜重郎の息子の姪が、鈴木紳介と結婚したため、鈴木が理事長となって、高橋治則と共に95年に逮捕されることになったのである。 「、、、電力会社は、平岩外四が電事連の会長をつとめた時代に、電気料金の甘い利益だけを吸いあげようとする無責任な企業方針を推進することになった。平岩外四は、泉井事件では石油公団の顧問やアラビア石油の監査役として暗躍している。また東京二信組破綻事件では、右翼の政商・四元義隆と密談してイ・アイ・イ高橋治則の救済に暗躍したと噂された通り、表の顔とは別に、明らかにいま述べた三菱軍事財閥の小番頭役をつとめ、院政をとりながら日本の裏の世界で動いてきた。、、、」「日本最大の官僚組織・電力会社と軍需工場・三菱重工・広瀬隆著」-------------------------------------ここに登場している「右翼の政商・四元義隆」ですが、この人は、先日6月28日に亡くなっています。高橋と親しかった政治家である山口敏夫、中西啓介らは、なぜか高橋のように“不幸”な道へと行ってしまった。まあ、小沢一郎は生き残っていますか。-------------------------------------2004/08/05-19:00 四元義隆氏が死去=「歴代首相の指南役」 「歴代首相の指南役」として、政界に影響力を持っていた右翼活動家の四元義隆(よつもと・よしたか)氏が6月28日、老衰のため神奈川県鎌倉市内の病院で死去していたことが5日分かった。96歳だった。自宅は公表していない。葬儀は近親者のみで執り行われた。 http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040805190022X030&;genre=pol-------------------------------------まえがき序章 新生銀行を脅かした「秘密交渉」の真実第1章 「リップルウッド人脈」を解き明かす第2章 暴露された秘密計画「ノアの方舟」第3章 日本を食い物にした「ハゲタカ・ファンド」第4章 高橋治則、リップルウッドと長銀を語る終章 ハゲタカはまだまだ嗤う──目覚めよ! 日本の投資家
2004年10月01日
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今日は時間がないので、少し興味を引いたり気になった雑ネタやニュース記事をいくつか転載という手抜き日記にさせてもらいます(笑)以下、すべて転載。堀江社長、保有株と手形を商工ファンドに!「一体、どうなっているんだ!」ある証券関係者は思わず聞き返したという。なんと、堀江社長が保有するライブドア株式のうち46%と、ライブドアの会社手形が、「株式会社SFCG(旧:商工ファンド、大島健伸社長)」に担保として差し入れられ、商工ファンドより30億円の融資が実行されたのだという。なぜ、「内臓を売れ」「保険で払え」で営業停止処分まで受けたことのある反社会的企業から借り入れをしなければならなかったのか。単純に「銀行融資が受けられないから」という理由ではなさそうだ。事実を知る関係者によれば、「橘田幸俊、という山口組系の企業舎弟が間に入っており、どうやらこれがコソコソやっていたようです。」という。「橘田幸俊」という人名で思い出されるのは、以下の事件である。---------------------------------------------- *読売新聞1992. 11. 04 「適正価格の10倍で土地無届け転売 組幹部ら6人逮捕」 静岡県富士宮市に本拠を置く山口組系暴力団の関連企業が、山梨県上九一色村のゴルフ場建設予定地の隣接地を同県知事に届けないまま適正価格の約十倍の七億千三百万円で転売したとして静岡県警富士宮署は三日、この暴力団幹部らと土地を購入した不動産会社役員ら計六人を国土利用計画法違反の疑いで逮捕した。 逮捕されたのは、東京都新宿区西新宿の不動産会社「エム・プランニング」会長で後藤組内鴻池組組長の鴻池隆容疑者(45)(静岡県浜松市布橋)ら後藤組関係者四人と、千代田区麹町の不動産会社「愛時資(あいじし)」の副社長橘田幸俊容疑者(36)(渋谷区代々木五)ら同社役員二人。 調べによると、「エム・プランニング」は、平成元年八月に都内の不動産会社から約六千九百万円で購入した上九一色村富士ヶ嶺の土地二筆計約二万三千六百平方メートルを、同法で届け出義務のない一万平方メートル以下になるよう三筆に分筆。同年十月ごろから十二月ごろにかけ、後藤組系企業三社にいったん一筆ずつ売却したように装ったうえで、ゴルフ場建設を実質的に進めていた「愛時資」の子会社三社に計約七億一千三百万円で転売した疑い。---------------------------------------------- 上記記事の「愛時資」という企業は、旧平和相互銀行事件で実質的な子会社とされた企業であり、いわゆる「暴力団フロント企業」と言われている。その副社長であった橘田氏、つまり山口組系の準構成員と言われるに相当する人物が間に入り、商工ファンドに担保差し入れさせたということは、堀江社長には「裏社会人脈」があると疑われても仕方がない。あるいは、何らかの理由で担保を差し入れしなければならないような事態に陥ったのか。 参考までにいえば、2002年に大和証券の社内メールにて、ライブドアについて「取引の注意喚起」をしていたことがあった。これは、ライブドアの役員が「株式に関して不適切な手法を使い利益を得ていた」という噂に関連する。ライブドアの有価証券報告書(平成16年3月31日現在)を元に担保評価を計算してみると、堀江社長の保有株は19,097,500株。したがってこれの46%は8,784,850株となる。これにライブドア株式の9月27日終値:395円を掛けてみると、約34億7,000万円。(追記:株数が違うとかの問い合わせが多いが、上記は分割などはまったく考慮に入れていない。不適切な取引に適正価格などあるわけがない。大切なのは事実の重大さである・・・11時の現段階では、当サイト関係者に対してライブドアから何のアプローチもないことを付け加えておく。悪意で勘違いしている御仁がいるようだが、当サイト関係者はライブドア株の取引は行っていないこともまた付け加えておく。)ライブドアの手形までが担保に入っているなどの諸事情を踏まえれば、商工ファンドはなかなかの好条件で融資した計算となる。ただ上記の事実は、特別背任及び組織的犯罪処罰法にも抵触する可能性があり、警察当局も重大な関心をもっているという。近鉄買収で知名度を高めたライブドア。これからどこへ迷走していくのか-。 二階堂ドットコム http://www.nikaidou.com/column01.html栃木兄弟殺害:兄弟の父親を覚せい剤使用で逮捕 栃木県小山市神鳥谷(ひととのや)の幼い兄弟が、同居の自称会社員、下山明宏容疑者(39)=17日に殺人容疑で再逮捕=に殺害された事件で、県警小山署捜査本部は30日、兄弟の父親の塗装工、小林保徳(やすのり)容疑者(40)を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。 調べでは、小林容疑者は8月下旬から9月初旬ごろまでの間、栃木県内か近県で、覚せい剤を使用した疑い。 調べでは、下山容疑者からも覚せい剤の使用を示す陽性反応が出ており、両容疑者が住んでいたアパートなどからは、覚せい剤が入っていた袋を押収している。小林容疑者は容疑を認めているという。捜査本部は今後、兄弟の殺害に絡み、両容疑者の間に覚せい剤を巡るトラブルなどがなかったか、下山容疑者の動機や覚せい剤の入手経路などを詳しく調べる。 捜査本部は兄弟の誘拐が明らかになった直後、小林容疑者から尿の任意提出を受けた。簡易検査は陰性反応だったが、その後、関係者の事情聴取から小林容疑者の覚せい剤使用の疑いが強まり、29日に科学捜査研究所で詳しい鑑定をした結果、陽性反応が出たという。 小林容疑者はこれまで数回にわたり記者会見を開き、三男の遺体が発見された翌日の14日の会見では「(下山容疑者が)8月から9月にかけておかしな動きをしていたので、ひょっとしたら覚せい剤をやっているのではないかと思った」などと話していたが、自らの使用については語っていなかった。【関東晋慈】毎日新聞 2004年9月30日 19時23分 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041001k0000m040047000c.html米大統領選:「反ブッシュ」で全面広告 投資家ソロス氏 著名な投資家ジョージ・ソロス氏は29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに「なぜブッシュ大統領を再選してはいけないか」と題した2ページの全面広告を掲載し、ブッシュ氏の政策が米国民の安全を脅かしていると強調した。 広告は、米国が正当な理由もなくイラク戦に突き進んだことで米軍に1000人以上の戦死者を出したなどと指摘。さらに、ブッシュ氏が政権への批判に対し「非愛国的」との非難を浴びせ、口封じを行っていると糾弾した。(ニューヨーク共同)毎日新聞 2004年9月30日 18時47分 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20041001k0000m030030000c.htmlラムズフェルド国防長官、ペンタゴン取引企業の株を売却ラムズフェルド国防長官が、国防総省と取引のある企業の株を、今夏に大量売却していたことが判明。国防長官が所有・売却していた国防関連企業株は、ミレニアム・ケミカルズ社(化学薬品製造)、セント・ポール・カンパニー社(保険業)、VF社(服飾製造)、ソノコ・プロダクツ社(包装用品製造)、ゼブラ・テクノロジー社(IDカード等印刷)の5社。(売却益は記事中でも明らかになっていない)ロイター通信社が連邦政府倫理局から入手した報告書によると、ラムズフェルド長官の保有する資産内訳のうち大きなものは、信託財産(評価額2,500万ドルから5,000万ドル)に加え、ニューメキシコの農地(評価額は数百万ドル)、現政権入り直前まで役員として務めていたバイオテクノロジー企業ギリード・サイエンス社の株(評価額500万ドルから2,500万ドル)等があるという。個人的な資産管理については細かく対応する能力を誇るラムズフェルド国防長官も、政府機関による税金の使い道については、きわめて大雑把だ。1999年度の会計調査で、米国防総省の抱える使途不明金が2兆3千億ドル(約254兆3,400億円)であることが暴露されると、ラムズフェルド国防長官は新たに会計システム再構築計画を宣言。その「会計システム再構築」費用として、新たに毎年1億ドルが国防総省予算として追加されることになった(その1億ドルの費用の使い道を調査するために、新たに1億ドルの調査費用が必要・・・なんてことになるかもしれない)。ところで、ラムズフェルド国防長官が米軍取引企業の株を売却したのは、米軍のイラク占領体制の最新予測と、何か関係があるのだろうか? http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/09/post_7.html国連の二つの機関が鳥インフルエンザは「永久的な脅威」であると警告する鳥インフルエンザは『永久的な脅威』になる 二つの国連機関が鳥インフルエンザが「グローバルな重要性がある危機」であると警告を発した。国連食糧農業機関、と、動物健康世界機関は、このウイルスが人と動物の健康にとって「永久的な脅威」を提供していると述べている。この声明が出されたのは、自分の娘から鳥インフルエンザを移されたと心配されていた女性が、実際は鶏と接触したものだとタイの官吏が、確認したのにつながっている。 この二つの国連の機関は、鳥インフルエンザの勃発と闘い、勃発の防止をする方法に関して新しいガイドラインをリリースした。同機関は、このガイドラインと共に、異常に厳しい警告を出した。カンボジア、中国、マレーシア、タイ、およびベトナムでの最近の勃発に基づき、二つの国連機関は、たぶん近い未来にはこのウイルスは根絶されないだろうと述べている。新しいガイドラインは監視と早期発見の重要性を強調している。二つの国連機関は監視と早期発見では、東アジアの諸政府は十分には対処していない、と述べている。 http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20040930kokurennofutatunokikanga.html
2004年09月30日
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英国のリンクレーターズという弁護士事務所が来年、日本へ進出してきます。私はこれを、とても重大・重要なことだと考えています。このことが最初に報じられたのは7月なので少し古い話題になりますが、私はとても大事なことだと認識していますので、以下に簡単にですが私見を述べてみようと思います。この会社は来年の4月になりますが、国内6位の「三井安田法律事務所」を吸収します。これが外国の弁護士事務所の日本進出第一号になります。「リンクレーターズ」が、日本で資格を持つ弁護士の直接雇用を解禁する改正外国弁護士特別措置法の適用第1号となります。これによって、三井安田は年末に事務所を解散する予定だそうです。こいつら(国際金融関係マフィア)は、金融・会計分野に続いて、法務でも本気で日本へ進出してくるようです。日記の題名に「司法侵略」と書きましたが、「占領」と言った方が正確かもしれませんね。リンクレーターズという英国の弁護士事務所が、まず、切り込み隊長として来年日本へやってきます。なお、この件に関する記事は、7月12日に日経やブルームバーグなどが小さく報じていましたが、その後は何も報じられていません(私が見ている限りですけど)。リンクレーターズの弁護士数は、2000人規模とされ、これは世界でも上位5位に入る規模です。日本への進出は、まず三井安田の金融部隊(20~30人の主力)を取り込むことで切り込んできます。残った三井安田の弁護士は、国内大手の西村ときわ法律事務所へ移籍するようです。現在世界最大の法律事務所は、英国ロンドンに本部を置くクリフォード・チャンスという法律事務所です。3500人ほどの規模だそうです。リンクレーターズの本部もロンドンになります。現在、「司法制度改革推進本部」という「総理大臣を本部長とし、全閣僚を構成員とする」組織が政府内?にあります。この組織が現在スピードを上げてすすめられている裁判員制度のことやらリンクレーターズの日本進出やらを、司法制度改革という名のもとに、日本の法務の売却に自覚してるのか無自覚なのかは分かりませんが、協力している中心であります。……私はこのような見方をしています。リンクレーターズの進出をきっかけに、世界最大のクリフォード・チャンスも日本へ進出してきます。とうぜん米国からも続々とやってくることでしょう。……日本の法務を「国際基準」という自分らの都合のいい土俵に乗っけて、彼らの得意な手法である金融・会計・司法が一体となって正々堂々と日本企業を今まで以上に買収していくことでしょう。その準備が着々と進められているわけです。会計事務所アーサーアンダーセンが米国ウォール街を中心に大企業の会計監査を自分らの思うがままに操って、会計監査という“正しく見える”土俵から企業を支配してきたように、これからは法務という“正しく見える”土俵からもリンクレーターズやクリフォード・チャンスやらが、国際金融集団の手段のひとつとなって、日本から資産を強奪していくんでしょう。総理大臣を中心とする「司法制度改革推進本部」とかいう組織についても、エージェントとしてかそれとも無自覚なのかは知らんが、私らには、これら国際金融集団の手先(仲間)であるという認識が必要なんでしょうね。…と思っています。「国際基準」なんてもんがいろんな分野にあり、もっともらしいこと言っているんですが、これこそ「国際化」という理由でもって相手の土俵に乗せられてしまいやすい“詐欺”だという見方もできるわけです。なんでもかんでも「国際化」…です。BISのルール(土俵)に取り込まれた日本…国際会計基準とかいうルールに取り込まれた日本…ISO環境基準のルールに取り込まれた日本…で、今度は、日本企業の買収を法律面から手助けする「改正外国弁護士特別措置法」という「国際化」です。これらは、相手の土俵に乗せられてしまった時点でもう逃げられないのです。土俵に乗ってから考えるということでは遅いのです。乗った時点で既に取り込まれてしまいます(乗る前から、もうとっくに取り込まれているという見方もできますがw)。戦争とかのような悪いと見られる軍事力を使った手段ではなく、それが悪い事であるとは見られない手段を使って日本は攻撃されているという理解が必要であると思っています。法務・司法という手段を使って奪っていくわけです。戦争とかデフレ・インフレを仕掛けて…なんてのも含めて、さまざまな手段があるもんだなあと関心してしまいますが、「国際化」「国際ルール」という言葉に殆どの人が騙されているんじゃないかという側面から考えますと、これじゃ自分たちが騙されていると気付かせない方法で侵略してくる相手のことを褒めてあげたくなっちゃいますよ(笑)リンクレーターズについては、今後も注意して観察していこうと思っています。リンクレーターズという弁護士事務所の実態(本性)を知りたいと思っているんですが、なんせ情報が少なすぎて把握しきれていません。私のつまらん日記(BLOG)をお読みのみなさん、何か情報がありましたら、情報提供、よろしくねー。司法制度改革推進本部ー国際化検討会(第8回)議事録 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/kokusaika/dai8/8gijiroku.html司法制度改革推進本部ー国際化検討会(第7回)議事録 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/kokusaika/dai7/7gijiroku.html英法律事務所リンクレーターズ、三井安田法律事務所と来年4月に合併7月12日(ブルームバーグ):英法律事務所のリンクレーターズは、三井安田法律事務所を来年4月1日に合併することで合意した。リンクレーターズ・アジアのマネージング・パートナー、サイモン・デービス氏が明らかにした。日本企業が絡んだ企業合併が増えており、日本の弁護士資格を持った人材を確保するのが狙い。 一方、三井安田の安田三洋パートナーは3月、ブルームバーグとのインタビューで、両社が合併に向けて協議中と述べていた。日本と外国の弁護士事務所の合併を可能とする法律が来年の半ばまでには施行される予定という。 ブルームバーグのデータによれば、日本企業による買収や売却が絡んだ企業合併は、2003年788億ドル(約8兆5372億円)相当と、2002年の490億ドルから急増した。こうした状況では、日本の弁護士を抱えていない国際的な法律事務所は、企業合併のみならず、株式や債券の発行に関するアドバイス業務の獲得で不利となる恐れがある。 リンクレーターズは全世界に500人のパートナーを抱える。ブルームバーグのデータによれば、同社は昨年、多国間の企業合併129件(金額で537億ドル相当)についてアドバイス業務を行ない、同業務で世界2位となった。1位は同じ英国のクリフォード・チャンス法律事務所だった。 http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&;refer=jp_home&sid=abIWIDbm3mzk=======================================================英大手弁護士事務所、三井安田を吸収・改正外弁法で初 英弁護士事務所のリンクレーターズ(ロンドン)が来年4月、金融などの渉外業務で知られる三井安田法律事務所(東京・港)を事実上、吸収する。外国の弁護士事務所が国内大手を取り込むのは初めてで、日本で資格を持つ弁護士の直接雇用を解禁する改正外国弁護士特別措置法の適用第1号となる。国際的ネットワークなどを武器に英米の法律事務所が対日進出を進めており、金融・会計分野のように法務でも外国勢が日本市場を席巻する可能性が出てきた。 三井安田は弁護士数が約70人と国内6位の規模。このうち、証券化など資金調達、企業の合併・買収(M&A)、企業リストラ支援など、収益性の高い分野に強みを持つ20―30人の主力弁護士をリンクレーターズが取り込むことで合意した。三井安田は年末に事務所を解散する予定。一部の弁護士は国内大手、西村ときわ法律事務所(東京・港)にも移籍する。 (07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040712AT2D1000A11072004.html=======================================================
2004年09月29日
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