ヘルパー奮闘日誌

ヘルパー奮闘日誌

2007年03月27日
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 結果は・・・少々貧血気味ではあるものの、特に異常は見当たらず。

       自宅に帰ってもよろしい




 となると、嬉しい物ではなかろうか。いやいや、寂しがり屋の彼女は、帰りたくなかったのかどうなのか。 


 独居のままでは不安が大きかったよう。 
 早速介護保険の認定を受け、ヘルパーを頼める事になり、娘さんたちは一安心。

 ヘルパーが毎日、それこそ365日訪問するよう組む。

 その大半を私が受け持つ事になったのだが・・・・・・



 当初は私以外の方がまとめて訪問していたのだが、どうも負担が大きいという事で話が回ってきた。

 当初に訪問していた方を桜さんとする ( 何の意味も無い名前です ) 

 私が最初に訪問するときは、この桜さんから色々教えてもらった。

 戸建てに住んでいらしたが、二階は誰も使用していないので、掃除などは一切なし。 
 あくまでも一階の掃除・調理に買出しに洗濯、後はお風呂の見守り。 


 桜さんは一回数時間の訪問だったが、私は都合がつかなくて、桜さんよりも少ない時間での訪問だった。
 なので、必然的に同じ仕事をこなすには、桜さんよりも猛スピードでしていかなければ、とてもではないが終らなかった。

 この方のお宅には、毎日ヘルパーが入っているから、そんなにやる事はないだろう・・・と思われていた。 

 小さい子供がいるわけでもないし、ペットを飼っているわけでもない。
 動き回るわけでもないから、毎日毎日掃除をするほどでもないし。 

 毎日掃除をしている方はいるかもしれないが、わざわざヘルパーに来てもらってするまでもない、と言う意味です。



 介護認定を受ける前にも、何度も体調が思わしくない事を口走っていたようだが、特に何も異常はないままで、日常生活は独りで送れていた。 

 それが今回の救急車搬送から何故か急に、突然、彼女は 「何も出来ない」 人になっている。

 桜さんとは、接触する機会があまりなかったので、直接おばあちゃまについて話し合ったことが無かった。 

 連絡ノートのようなもので、細かい連絡をとったりしたくらい。



 挨拶から入り、身体の状態を確認したり、連絡事項の確認、天気の話から世間話、そんな感じで、緊張を解きほぐしていく。 


 それからまず昼食のための買い物の内容を確認する。 
 確認するんだけど、確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








 が、ものすっごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく 時間がかかるのだ。

 買い物確認に、長いときは30分近くかかった。 

 これで訪問時間の三分の一は取っている。 
 私の内心は、「いらいらいらいらいらいらいらいら~」 しっぱなしだったりする。
 勿論表情には出さないように、ニコニコニコニコ~♪ と笑顔だが、それがそのうち引きつってきたりする。






 90分未満の間に、一日分の買出しに、一日分の調理に、洗濯に、浴槽の準備~入浴見守り~浴室の掃除、洗濯干しに乾いている分の取り込みからたたみ、一階部分の掃除に、ゴミの分別からゴミ出しの準備だ。 

 おまけにおばあちゃまが食べ終わった朝食・昼食の後片付けまである。 

 これを、これを、上記の事を、全て90分未満でやらないといけないのである。 

 おまけにおまけにおまけに、ここは田舎だ。村だ。
 買出しのスーパーなんて、徒歩では無理。
 車を出さないと行けない。

 更に更に更におまけがあり、おばあちゃまは  話が長い


 これは・・・・プランを変えない限り、無理。

 桜さんの場合、私よりも1時間長い訪問であるからして、かろうじて出来ているとか。


 私がドタドタ慌ててやっている事を察してくれたのか、買い物に行かなくても良いように、余分に買出ししてくれるようになった。

 これはもの凄く助かった。

 しかし・・・・・これがまたうまく行かなかった。


 おばあちゃまは、ケアマネに苦情を言ったようだ。






「あのヘルパーね、買い物に行ってくれないのよ」


 「え・・・・・」←私の声






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最終更新日  2007年03月27日 23時13分33秒


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