頭の中身

頭の中身

2007.11.18
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カテゴリ: 雑感
今月の初めまで約3ヶ月間
帰りはほとんど夜中だった。

仕事から帰る。
家の近くまで来ると
小さな用水路があって
小さな橋が架かっている。

その小さな橋の袂に
車のヘッドライトにキラリと反射する
ふたつの小さな光がある。



白黒の猫だ。

毎日のように
同じ場所にうずくまっている。

時計を見ると23時半から0時である。


ところがある日から見かけなくなった。
先月の半ば以降のことだ。


今月に入って
少し早く帰ることができるようになった。

すると
いた。

22時半前だ。


同じ場所にいつもどおりにうずくまっていた。

22時頃だ。


ふと思った。

猫の出現の時間が早まったのは
秋になり暗くなる時間がグッと早くなったからだ。


日が暮れてからどれだけの時間が経ったか
そういう感覚で日々暮らしているのだろう。
人間の時計による時間など関係がないのだ。

と。



今日はとても寒かった。
あの猫はいつまであの橋の袂に現れるだろう。
これからどんどん寒くなっていくだろう。


僕は新潟に戻ってから二度目の冬を迎えようとしている。





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Last updated  2007.11.18 23:26:06
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