素晴らしい感想であり、意見ですね。
映画がその存在のあり方を問われるべき部分というのはあると考えます。
エンターテイメントや作り話にしてよいものと
それをしてはいけないものとは、確かにあると思います。

柊さんの考え方とそれをきっぱりと述べた姿勢に感心いたしました。 (2005.03.10 23:25:57)

読書日和 ~Topo di biblioteca~

読書日和 ~Topo di biblioteca~

2005.03.10
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映画「ローレライ」を観て好印象を抱いている方は、柊の感想を
絶対に読まないで下さい。 ぺこり

自分でも、かなり見当違いな事を口走っちゃいそうな予感がしているし、
それに対して批判・反論があろうとも、柊には「なるほど。そういう意見も
ありますね。」としか言えないと思うので。
一個人が抱いた、ただの感想文ですから戦争にまつわる難しい議論を
ふっかけられても私には答えられません。 念のため。


この国から、戦争についての記憶・罪悪感が急速に失われ、風化しつつ
あるのではないか、という恐れを私は強く抱きました。
柊は戦争がどんなものであるか知りません。でも、それでも。


何故ならそこに描かれるものは恐らく「理不尽」なことに違いなく、
それらは正視するに堪えられない程自分を追い詰める映像だろうから。
「戦争は悪いことだ」とか「してはならないことだ」という感想が口をついて
出てくるよりも、「何故?」「どうして?」とその理不尽さに疑問と怒りばかりが
湧いてきて、自分の中で何かが壊れていくような不安が
渦巻いてしまうものだと思っているから。

だから、そこに描かれるべきは事実、(或いはより事実に近い出来事)のみで
あるべきで、明確なメッセージを送ることは避け、何をそこから受け取るのかは
観客に委ねるべき…と、私は思っています。

なので「ローレライ」という非現実的な兵器(多分)が登場した時点で
柊には「あれ?何か違う」という感じを受けてしまったのです。

することが出来るということに対しても。

(この映画を戦争映画ではなく、エンタティンメント映画として捉えるなら
違和感はまったくないんですけどね。むしろ上出来といえるかもしれない)

役所さんの台詞や、堤さんが語る日本の未来についての危惧は
すごく、直球のメッセージで、それらを否定する気持ちはまったくなく、


でも、私はどうしても考えずにはいられない。
この直球のメッセージを例えばアメリカ人は、朝鮮、韓国の人は
他の国の人々はどう聴くのだろうか、って。
疑いすぎかもしれないけれど、これって美化しているように捉えられない
かなって。

柊は自分の生まれた国が敗戦国であり、他国に対して侵略行為を
行ったこと、そして非道な、残酷な行為も行った過去があると知ったとき
ものすごくショックを受けたのです。
確か小学校高学年の頃のことです。
それまでそういう歴史のことを何も知らず「戦争っていけないことだよね」って
したり顔で声に出していたことが恥ずかしくて情けなくて
自分の生まれた国のことを「恥」とまで思い込みました。
祖父や親戚が実際に戦争に行ったと聞いたときは、自分の中にも人殺しの
血が流れているのかもしれないと恐れもしました。
もちろん、今はそんなふうに見当違いな極論に突っ走ったりはしませんが…。
戦争に赴いた人の多く、送り出した人の多くはその「理不尽」さを受け入れるしか
なく、国と自分とを信じていた人達だと思うから。
今の日本があるのも、そうした人たちの犠牲があったからこそ、と思うから。

だから。
今の日本って…もしかするととても危険な状態じゃないかと心配になるのです。
「戦争の放棄」を掲げたとき、それはどんな解釈も必要としないほど確固とした
ものだった筈なのに…自衛隊の発足~自衛隊の海外派遣と
少しずつ少しずつブレーキがはずされていってるような不安を感じるのです。
国を守るために必要なのもわかる。
けど、そう言ってすぱっと気持ちが割り切れるものでもない。
「戦争の放棄」を貫くことは日本が最も誇れるはずのことじゃないのですか。

敗戦国。そして唯一の被爆国である日本が戦争について問う映画を作るのなら
架空の物語ではなく、自国の戦争責任を問いかけるものであって欲しい。
原爆の投下がどれほど被害の大きなものであったかを、核を保有する国に
訴えるものであって欲しい。
それを望むのは、難しいこと、なんでしょうか。

柊の隣の席に座ったのはすごく年配の女性でした。
その女性は映画の途中からずっと嗚咽をあげて泣いていました。
映画のあらすじがどう、というのではなく、彼女自身の思い出、記憶に
泣いておられるように私は感じました。
戦争で、辛い思いをされた方には忘れた方がよい記憶かもしれない。
だけどこれから先の未来を作っていかなくちゃいけない私や、
子供たちにはそれは忘れてはならない記憶、教訓なのです。

こと、これに関しては想像で作り上げた物語を私は必要としません。
事実と、それを目を逸らさずにみることの出来る精神力だけが欲しい。

そういう柊の発言自体、きれい事なのかもしれないけれど…。

東京への原爆投下阻止、というあらすじが気になったので
広島・長崎以外の候補地についてちょっと調べてみました。
 → 参考までに







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最終更新日  2005.03.10 18:25:42
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Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
うさ★うさ  さん
うさ★うさは戦争物は小説でも映画でもあまり好きではありません。
目をそらしているわけではなく、戦争の悲惨さを売りにしているようでいやなんです。
実際にやったこと、やられたことを伝えて行くのは大切なことだと思います。
それをエンターテイメントにしてしまうのは疑問が残ります。
この作品は原作も読んでいないため、内容はわかりませんが…。

日本が過去にした行為について各国から責められていますが、日本自体はされたことは水に流しているような感がしてなりません。
(2005.03.10 19:13:24)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
machirun  さん
この映画が戦争を扱ったものとは知っていましたが内容までは・・・。 戦争という題材をこういったもの(映画やお芝居、本など)にするのは難しいのだろうなとは思いますね・・・。
(2005.03.10 19:29:51)

ごめんなさい~^-^;  
>映画「ローレライ」を観て好印象を抱いている方は、>柊の感想を絶対に読まないで下さい。

↑という柊♪さんの注意書きにもかかわらず…読んでしまいました。

でも、やっぱり読ませて頂いて良かったと思います。
自分とは違う視点に立っている方の考えを知ることは必要ですよね。

わたしは、はっきり荒唐無稽なエンターティメントとして観に行ったので、
思わぬメッセージ性の高さにびっくりしました。
けれど、製作の意図や経緯を鑑みるに、戦時中という舞台設定ですが、
実際には、現代に生きるわたし達へのメッセージなんだと受け止めました。

今、安易に憲法を改正しようという動きを懸念を持って見つめている者の一人ですが、
押し付けられた反戦ではなく、わたし達自身の確固たる決断として、
再度、戦争の放棄を選択するべき時なのではないか、と思ってます。

おりしも、今日は東京大空襲から60年。
メモリアルデーにしか盛り上がらない報道はどうかと思いますが、
これまで地道に語り継がれてきた方々の努力に敬意を表して、
自分なりの考えを持って生きたいと思います。 (2005.03.10 19:53:49)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
戦争映画は好きではないのですが、「ローレライ」はエンタメ映画として作られたようですね。
辛口で言うならば、別に戦争という題材でエンタメを作らなくても。
この映画と原作は著書の福井晴敏さんと監督・樋口真嗣氏と一緒に練り上げた作品のようですね。
関係ないのですが、福井さんは大のガンダムファンだそうです。(笑)
(2005.03.10 19:55:43)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
うさ★うささんへ

>この作品は原作も読んでいないため、内容はわかりませんが…。

原作を先に読んでいたら、多分こんな感想は抱かなかったのではないかと思います。
原作は未読ですが、本でこの物語を知っていたら始めから「娯楽物」として
観に行ったと思うので☆

>日本が過去にした行為について各国から責められていますが、日本自体はされたことは水に流しているような感がしてなりません。

原爆投下についてほんの少しですが検索していたらそういう記事も目にしました。
何故日本は原爆投下についてアメリカに抗議しないのか、と。
非人道的な爆撃実験に対し、怒りの声を上げないのかと。
本当に、何故なんだっ!?て思います。
(2005.03.10 20:19:25)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
machirunさんへ

>戦争という題材をこういったもの(映画やお芝居、本など)にするのは難しいのだろうなとは思いますね・・・。

いろんな考えを持った人が観るだけに、柊は明確なメッセージ性は持たせない方がいい、と思ってしまいます。
消極的だけど、感情的になっちゃうような議論はしたくないので^^;
(2005.03.10 20:23:29)

Re:ごめんなさい~^-^;(03/10)  
柊♪  さん
うっかりしゃちべぇさんへ

>…という柊♪さんの注意書きにもかかわらず…読んでしまいました。

あううう。好印象を持たれていたうっかりしゃちべぇさんには申し訳なくて…。
気持ちを害されたらごめんなさい…。
いっそ感想を書くのは止めようかとも思ったんですが、
映画を観たあとぐるぐる考えてしまって、この感じは言葉にして整理しなければ
ずっと引きずってしまいそうだったのです…。

>けれど、製作の意図や経緯を鑑みるに、戦時中という舞台設定ですが、
>実際には、現代に生きるわたし達へのメッセージなんだと受け止めました。

それは柊も感じました。

>押し付けられた反戦ではなく、わたし達自身の確固たる決断として、
>再度、戦争の放棄を選択するべき時なのではないか、と思ってます。

うっかりしゃちべぇさんはとてもしっかりした考えをお持ちですよね。
柊は感情に流されてしまうときがあるので、周りの状況を冷静に見て、
判断できるようになりたいです。
「戦争の放棄」…誰もがそれを望んでいると思うのに、何が何だかわからない大きな流れがそれを押し流そうとしているようで怖いのです。
強い意志を持たなければ…! (2005.03.10 20:39:30)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
chibi PORINさんへ

>辛口で言うならば、別に戦争という題材でエンタメを作らなくても。

ううう、そうですね。
いっそ「娯楽映画ですが、反戦のメッセージも込めて作りました。」と
言ってくれれば始めからそのつもりで観に行ったのに…(泣)

>関係ないのですが、福井さんは大のガンダムファンだそうです。(笑)

柊もガンダム、観てました(笑)
ロボット物だけど反戦色も強かったように記憶してます。
特にZガンダムの頃なんて、子供がこれを観て理解できるんだろうか、なんて心配になったような気が…^^;
(2005.03.10 20:48:20)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
りょう0516  さん
お久しぶりです。
私も読まないでと書いてある柊さんのお願いを無視して
柊さんは映画に関してどういう感想をもたれたのだろうと思って読ませていただきました。
私は映画はまだ見ておりません。 原作を読んで感動し映画を楽しみにしております。

 原作では、戦争に対してのメッセージがたくさんあったように思われます。
けっして、戦争美化の小説ではなかったように受け止めました。
 たぶん、映画では勇壮な男の物語ばかりが描かれてしまったのでしょう。
 戦争美化はよくないと思います。 ただ、私たちを含めて、
戦争を知らない世代の者たちは、あの時代を毛嫌いするのではなく
そうならざるを得なかった歴史にもっと関心をもつべきだと思っています。
 「ローレライ」という映画がそのきっかけになればいいと願っています。 (2005.03.10 22:52:19)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
パティP  さん

手厳しいかもしれませんが・・・  
煉瓦餅 さん
はじめまして
個人的にはこの映画では「大切なものを守る」というのがメインテーマである以上は、戦争責任云々というのはナンセンスであると思われます。

「戦争論」のクラウゼヴィッツ曰く
「戦争に含まれている粗野な要素を嫌悪するあまり,戦争そのものの本性を無視しようとするのは,無益な,それどころか本末を誤った考えである」

と述べています。現実に戦争では一般市民に被害が及ぶという悲惨な自体も、命を掛けて仲間を守るという英雄的行為も戦争の1つの側面であって全体ではありません。しかし悲惨な部分も英雄的部分も戦争の本質です。そして「大切なものを守る」というものも本質の一つです。
戦争映画に対して戦争責任のみに目を向けるのは少々穿った見方なのではないでしょうか?

またガンダム自体は一般的な反戦意思は盛り込まれておりません、むしろ安易な反戦を批判的に画いています。(難民達が「戦うのはイヤだ降伏しよう」といって、実際に戦っているブライト、アムロが大迷惑するところ)

イラクで死亡したジャーナリストの橋田氏も
「今の日本ではこういう「幻覚の平和主義」が主流になっている.戦争を終わらせ,平和を取り戻すためには,中間や中立の立場は存在しないというのに.戦争を終わらせるには,その政治的理由と経過を分析し,自らの立場を明確にした上で,どちらかの勢力に肩入れしなければならない.戦争を終わらせるには,むごいほどの決断を必要とする.」

と述べているように安易な平和主義を批判しています。 (2005.03.10 23:35:09)

手厳しいかもしれませんが・・・2  
煉瓦餅 さん
それに現実には戦争放棄を謳った憲法九条は現実に平和維持に貢献したと言う実績はゼロです。

むしろ平和を守っているのは"憲法違反"の自衛隊で、冷戦の次期には年間700~900回のソ連の戦闘機の領空侵犯に対して「発砲無き空中戦」で対処し、日本海ではソ連の潜水艦に対し「魚雷無き水中戦」を行なっており、平和維持の第一線では「戦争の放棄」でなく武力による抑止によって保たれていたのが現実です(ちなみに空自では訓練事故等で100人以上が殉職しています)。 (2005.03.10 23:45:35)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
りょう0516さんへ

>戦争を知らない世代の者たちは、あの時代を毛嫌いするのではなく
>そうならざるを得なかった歴史にもっと関心をもつべきだと思っています。
> 「ローレライ」という映画がそのきっかけになればいいと願っています。

求めたものとは違っても、結果として柊自身こうしてぐるぐるぐるぐる考え込んじゃったわけですから、この映画は「この時代についてもっと知りたい、考えてみたい」というきっかけになると柊も思います。
柊は原作は未読なのですが、恐らくは文字から受ける印象と映像から直接受ける印象は違うものになると思います。
原作を読んでみるべき、なのかもしれません。 (2005.03.11 08:16:52)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
もとやん☆  さん
>事実と、それを目を逸らさずにみることの出来る精神力だけが欲しい。
これすごく分かります。ほんとに戦争ものって見るのに覚悟がいるじゃないですか、悲惨すぎたりして。
でも、戦争すればその悲惨さが現実になるわけで、過去にはそれを経験もしてるんですよね。
だから戦争を知らない僕らは、それを見て、少しでもその悲惨さを理解しようとする必要があると思います。
戦争をエンターテイメントの題材とすること自体は悪いことではないのかも知れないけど、日本が何をしてきたのか、また何をされたのか、という様な事を知らずに見てしまうのも怖い気がします。 (2005.03.11 08:17:08)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
パティPさんへ

>エンターテイメントや作り話にしてよいものと
>それをしてはいけないものとは、確かにあると思います。

>柊さんの考え方とそれをきっぱりと述べた姿勢に感心いたしました。

ううう、だといいのですが。
何度も何度も読み返しているうちに自分の無知さ加減を暴露しているようで実は落ち込んでいたりもするのです…☆
(2005.03.11 08:19:13)

Re:手厳しいかもしれませんが・・・(03/10)  
柊♪  さん
煉瓦餅さんへ

>個人的にはこの映画では「大切なものを守る」というのがメインテーマである以上は、戦争責任云々というのはナンセンスであると思われます。

柊もそう思います。
映画の見方を間違えていた、と思ってます。

>「戦争論」のクラウゼヴィッツ曰く…
>イラクで死亡したジャーナリストの橋田氏も

>と述べているように安易な平和主義を批判しています。
柊はこの日記に書いたことについて是非を問いたいとか、議論を戦わせたいと思って書いたわけではありません。
最初に書いたように、これはただの柊一個人の“映画の”感想文でしかないのです。
「だったら安易に戦争放棄だの反戦だの書くな!知ったかぶりするな!無知め!」と罵られても、
柊は本当にその通りだと思うので、あやまれといわれればあやまりますし、受け入れろといわれれば受け入れます。
「無知な奴がここにもまた一人いるよ。」と聞き流して欲しい、その程度の内容なのです。
それに対し、ここまで律儀に手厳しい意見を述べてくださって感謝しているくらいです。

私は、自分自身を恥ずかしいと思っています。
知らないことが多すぎて。ありすぎて。
そう思うなら読みやすい小説や映画を享受してばかりいないで勉強すればいいのに、
それなのに安易な方、安易な方へ流されてばかりいく意志の弱い人間です。

でも、安易な平和主義を批判する…って柊には良くわかりません。
何も知らない人間は「平和な世界を望んでいる」と声に出してはならないのですか?

戦争にまつわる難しい議論をふっかけられても私には答えられません。って
最初に書きましたよね。
誰かから借りてきた言葉ではなく、私は煉瓦餅さんご自身の言葉で、
この映画をご覧になられた感想を聴きたいです。
リンクを辿れないので、お返事を差し上げることも出来ません。すみません。

(2005.03.11 08:56:24)

Re:手厳しいかもしれませんが・・・2(03/10)  
柊♪  さん
煉瓦餅さんへ

>それに現実には戦争放棄を謳った憲法九条は現実に平和維持に貢献したと言う実績はゼロです。
>むしろ平和を守っているのは"憲法違反"の自衛隊で、…。

平和維持に貢献したという実績がゼロ。言われてみればそうかもしれない…。
でも柊はこれから、その実績をあげていって欲しいって望んでます。
これも安易な平和主義って批判されるかな…。

柊は自衛隊を憲法違反だと否定する気持ちは持ってません。
国を守るため、国際貢献のため、災害地への派遣などその必要性を感じています。
自衛隊の職務についている方、そのご家族にとってはその存在意義を問われることが何より辛いだろうとも想像します。
自衛隊=「軍隊」だと思っている人々に、そうじゃないんだと、伝わって欲しい。
不安を生むような矛盾をはらんでいて欲しくないってそう思っているだけです。 (2005.03.11 09:13:18)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
もとやん☆さんへ

>戦争をエンターテイメントの題材とすること自体は悪いことではないのかも知れないけど、日本が何をしてきたのか、また何をされたのか、という様な事を知らずに見てしまうのも怖い気がします。

知らないって事は怖いことなんだなあということだけは痛感します。
「知りたい」というきっかけを作るという点ではこういう映画の存在が何よりの手段になることでしょう。
そこから先、どう理解を深めていけばいいのかはまた別の問題で。
安易な感想を書いて手厳しい意見を聴くことも柊にとっては良い戒めです。はは…。 (2005.03.11 09:23:39)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
パティP  さん
意見には反論がつきものです。
柊さんの意見は柊さんの見方として私は尊重いたします。
恥じることも困惑することもありません。
完璧なものにして理論武装する必要など、もちろんありません。
理論がどうであれ
戦争の記憶が人の心になにを残すかは
隣に座られたご夫人の例を見れば明らかですしね。

これからも臆することなく
正直に意見を書いてください。
ふぁいとです! (2005.03.11 10:11:41)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
こんにちは。私もこの映画にかんしてはなかなかよい印象を持っていたので、自分の感想が見当違いだったのか、と不安になりながら文章・コメント読ませていただきました。

そして改めて感じたのが、戦争映画を作ることの難しさだと思います。美化するのも悲劇として描くのも一本やりでは難しい戦争映画、だからあの作品は「言葉」に色々盛り込んだのかと。

確かに非現実的な人間兵器が出てきたりするこの映画ですが、非人道的な人体実験が行われていたかもしれないという一例としてみれば、また見方も違ってみえるかもしれません。

いずれにせよ、柊さんがこの映画をどうとらえていたを書いてくださったことが一番良かったと思います。

自分の日記をみて、再度反省いたしました。 (2005.03.11 12:54:11)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
パティPさんへ

>これからも臆することなく
>正直に意見を書いてください。
>ふぁいとです!

ありがとうございます~。
冗談でなく涙が湧いて出てきちゃいました…。
「良かった」という感想を多く目にした映画だけに異なる意見をもらうだろうという事は予想していました。
でも様々なことを知らなすぎる、ということも全部ひっくるめて、今この時点で私にはこういう感想を持つことしか出来ないんだと。
やっぱり正直な気持ち(感想)しか書けないって思っています。
励ましてくれてどうもありがとうございます!
(2005.03.11 15:29:33)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
みなみな6714さんへ

みなみな6714さんもこの映画に好意的な感想を寄せられていたのに、不快な心持にさせてしまったのだとしたら心から謝ります。
柊の感想は一個人の感想として聞き流して欲しい。
ううん、目に触れてさえ欲しくないと思ってました。本当に。
柊はこと、こういったテーマに関しては感情的になってしまうのです。
一歩引いた目で冷静に見ることが出来なくなってしまう。

みなみな6714さんが
>非人道的な人体実験が行われていたかもしれないという一例としてみれば、また見方も違ってみえるかもしれません。
と書いてくれたような見方が自分にも出来ればいいのにと思います。
見当違いな見方をしているのは柊の方です。
柊の日記でみなみな6714さんがこの映画から得られたものを反省したりなどしないで下さい。
むしろ自分の持たれた感想に自信を持ってください。お願いします。 (2005.03.11 15:44:21)

柊さんへ  
柊♪さん
>みなみな6714さんもこの映画に好意的な感想を寄せられていたのに、不快な心持にさせてしまったのだとしたら心から謝ります。

まったくそんなことは思っておりません。私はエンターテイメントとして見すぎたところがあったとおもったので柊さんの感想は私的にはよかったと思います。

>ううん、目に触れてさえ欲しくないと思ってました。本当に。

実は「ローレライ」の感想を書くのは、コメントと対決する覚悟がないとできないと思い、その覚悟ができないかった私は軽く書いてしまったんですよね。
だから、感情的でもなんても、自分の気持ちを正直に書けた柊さんはやっぱりすごいです。

ですから、謝らないでくださいね。私のも、一個人のコメントにすぎないのですから。
(2005.03.11 16:03:50)

Re:柊さんへ(03/10)  
柊♪  さん
みなみな6714さんへ

>ですから、謝らないでくださいね。私のも、一個人のコメントにすぎないのですから。

ありがとうございます。
そんな風にいってもらえて、心の荷が軽くなりました。
こんな柊ですが、どうぞこれからもよろしくお願いしますっ!
(2005.03.11 16:38:22)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
東みづき  さん
はじめまして。私も「ローレライ」見に行きました。

ばーちゃんが「みんな、なんも無くってたんだよ。あるのは黒くなった土と人と虚脱感だけやった」と話していたのを何度も思い出してしまいました。

だから、この作品は私的にカッコよさすぎでした。ありえ~ん、って思ってしまった。
「黒い雨」のほうが、私はずっと心にきましたし。

どんなもんでしょう。 (2005.03.12 04:03:05)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
東みづきさんへ

はじめまして。メッセージありがとうございます。
映画の感想を書いて、そしていろんな方から意見を頂いたあと、「ローレライ」について他にどんな感想が寄せられているのか探しに行きました。

そして(これがエンターティンメント映画だとしても)戦争を主要テーマに持ってきている映画に対して最初に出てくる言葉が
「映像が素晴らしい!」「演技している人がすごい!」
「潜水艦が格好いいです。」
そんな感想が出てくることに違和感を覚える自分を変えられませんでした。
「戦争映画ではなくアニメ映画としてみるべき」なんて意見を目にしたときはむしろホッとしました。
エンドロールに富野由悠季, 押井守、庵野秀明といったアニメ関係者の名前がずらり並んでいたり、カメオ出演していたり、感想の中になんでガンダムという単語が頻繁に登場するんだろうとか、そういう謎がそれで一気に氷解しました。
映画そのものを否定する気持ちはありませんが、これを「戦争映画」として観ることは柊には出来ません。やっぱり。
「黒い雨」など原爆について問う映画を作ることが出来るのは日本だけだと思うので、そういう映画で訴えかけて欲しい、と柊は思ってしまいます。 (2005.03.12 08:51:40)

Re:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
哲0701  さん
私も見てきました。
16日の日記に書いています。
それにしても新作映画を見るのは柊さんに
負けています。(笑)
「あずみ2」はまだです。 (2005.03.16 00:04:33)

Re[1]:「ローレライ」観て来ました。(03/10)  
柊♪  さん
哲0701さんへ

>それにしても新作映画を見るのは柊さんに
>負けています。(笑)
>「あずみ2」はまだです。

柊はなかなか家でビデオを観る時間が持てないので
その分、「観たい」と思った映画はなるたけ映画館に
足を運ぶように頑張ってます(笑)
観逃している映画ももっと観ることが出来るといいんですけど…。

(2005.03.16 09:22:55)

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