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カテゴリ: 生き方を学ぶ:本
さびしい王様 著者: 北杜夫




裏表紙には「おとなこどものための童話シリーズ第一作」とあります。
そう、童話と思って読むととっても楽しい。でも小説と思って読むと「なんじゃこりゃ?」って気持ちになるかもしれない。
王様の名前を言ったら、この本の雰囲気がつかめるのではないでしょうか。
王の名前はジャハジ・ポンポン・ババサビブ・アリストクラシー・アル・アシッド・ジョージ・ストンコロリーン二十八世 です

6つの前書きと6つのあとがきにはさまれた本文。前書きだけ読んでも面白いです。インターネットで調べてみると、子供のときに読んだ本で面白かったという意見が大部分でした。

子供のときの素直な気持ちに戻って、一日読書をされてはいかがでしょうか?
旅先のホテルのバルコニーで、あるいはプールサイドで子供に戻って読書の一日を過す、なんと言う贅沢でしょう。
旅先に持参する本は人それぞれでしょうが、たまにはこういう本もいいものです。


最後はハッピーエンドかと思いましたが、タイトル通り寂しい結末なのか・・・「さびしい乞食」「さびしい姫君」 と続く作品のようです。

北杜夫といえば「楡家の人びと」「どくとるマンボウ航海記」などの作品は知っていますが読んだことはありません。たまたま図書館でこの本が在庫になっていたので今回初めてこの作品を読みました。
芥川龍之介賞を受賞したのは「夜と霧の隅で」だそうですが、そのときはまだ医師として勤務していた頃のようです。仕事をしながら作品を完成するだけでも大変なことなのに受賞ですから才能があるのですね。



さびしい王様 著者: 北杜夫 出版社: 新潮社 サイズ:文庫 ページ数: 422p 発行年月: 1981年09月

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
役にも立たない帝王学だけ教え込まれて育ち、恋も政治も知らぬ幼児のような王様ストンコロリーン28世。オッパイを見ては、「あ、オレンジ!」などと呟いていたおく手な彼が、私腹を肥やす悪辣な総理大臣への反感からおこった革命の渦中で、すこしずつ人間の喜怒哀楽に目ざめ、純真な恋を感じ始める…。ペーソスとナンセンスの横溢する、おとなとこどものための童話シリーズ第一作。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
北杜夫(キタモリオ)
1927(昭和2)年、東京青山生れ。旧制松本高校を経て、東北大学医学部を卒業。’60年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)等の小説を発表する一方、ユーモアあふれるエッセイの執筆も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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Last updated  January 25, 2009 05:12:18 PM
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