足湯でよもやま話(笑)

こんにちは。

昨日に引き続き今日も運輸系のエントリーです。

今日のテーマはズバリ 「梱包」

皆さんご存知のように 

宅急便は「縦」+「横」+「高さ」の３辺合計が160cm以内、重さは25kgまでと

送れるものの大きさが決まっています。

大きい方のサイズで料金が決まるので、

例えば機械など、箱のサイズが小さくても、重さが重たければそちらが優先となります。 

家では、メジャーでサイズを測り、体重計で重さを測っておけば、より正確な送料がわかりますよ。

さて、GWなどで気になるのは、 旅行などのお土産や、着替えなどを一緒に送る場合です。

着替えの衣類に地酒や、化粧水のビン、鏡など割れ物や液体をくるんではいませんか？

実はこれが一番困る荷物なんです。

以前TV番組でも紹介されたように、お客様の荷物は他の荷物と一緒に大きいコンテナに積み込まれ、

仕分けをする「ベース」では　かなりのスピーディーなベルトコンベアに乗せられて

さらに細かい各方面に仕分けるため　何度もはじかれていきます。

また、トラック輸送では荷物に長時間の振動が加わります。

人が一個ずつ見て仕分けるわけではありませんので、そこで思わぬ衝撃が加わったり、

機械にはじかれた衝撃で横に倒れたりします。

そんな時に中の割れ物が破損した場合、それをくるんでいた衣類にもガラスの破片がついたり、

酒や化粧水で濡れてダメになるといった被害があります。

せっかくのレジャーなのに、旅先で着替えがなくなると困りますよね。

では、この被害を防ぐにはどうすればいいのでしょうか？

まずは面倒でも、 割れ物は一つずつプチプチでくるみ、

必ず立てた状態で（特に液体は要注意）箱に入れます。

衣類は濡れ被害を防ぐため 　（この場合、自分の荷物内だけでなく、

他の荷物からの液漏れで、自分の荷物が濡れて 被害をこうむる場合もある）　

できるだけ箱の底に紙を敷いたり、 ビニール袋に入れるなど2重包装

その上で箱に詰めます。

宅急便の受付では、面倒でも　できるだけ詳しく内容物を教えてください。

それによって「横倒し厳禁」や「割れ物注意」などの注意シールを貼って、一応の予防はできるからです。

最近、送料節約のために袋で  送る方もいらっしゃいますが、

私は現場で何度も 袋の中の箱に入ったビン（ガラス製、プラスチック製）が破損しているのを見ました。

いろんな方が本当にさまざまなものを送られます。

今までで一番驚いたのは、ビニール袋に詰められた全国各地の温泉のお湯でした。

20数個を箱4つに分けて詰めて送りました。

万が一、この箱が破損すれば、この荷物の横や隣に接している荷物も 濡れることが考えられるわけです。

ト ラックの振動で隣同士になった荷物が、車の振動でぶつかり続けることも考えられるわけです。

センターでは、大きいものと小さいもの、重いものと軽いもの、

破損の恐れがあるものなどを別に分けていますが、

センターを出て自分の手を離れてしまえば、運を天に任せ、

無事を祈るしかないのが正直なところです。

（無責任に聞こえるかもしれませんが、本当にそんな気持ちです）

最後の確認に、箱を閉じてゆすってみて、中でモノが動かなければOKです。

この　ひと手間をかけるだけで荷物事故はずいぶん減ります。 

宅急便の外箱は中身を守るためであって、デパートの包装とは異なります。

外箱が汚れたり、破れたりしても、中の商品が無事であればそれはOKとみなされます。

Amazonや通販の外箱は、凹んでも中の商品に衝撃が伝わらないよう、

スカスカの大きめの箱で送られることが多いです。

今日のエントリーを少しでも心にとめて対応していただけたら嬉しいです。