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皆様こんにちは。
九州大の森田浩介教授らのチームが元素周期表で113番目の新元素を発見しました。
本当におめでとうございます!
113番目の新元素、「ニホニウム」は、簡単に言うと亜鉛とビスマスの核融合反応により生成されるもので、
生成の成功率は約100兆分の1という本当にごくわずか。
そして一瞬で、すぐに壊れてしまうものだそうです。
そんなデリケートなニホニウムの生成に、森田教授らのチームは3回も成功しています。
アジアで初めて発見。という快挙です!!
本当に素晴らしい!!
森田教授はニホニウムの命名にあたって以下の様に述べています。
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(時事通信の記事より抜粋:)
元記事はコチラ→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160609-00000034-jij-soci
日本の国名をそのまま元素名に使った思いを問われると、 「基礎研究をさせてくださっている国民の皆さんに少しでも恩返しができる」と説明。「周期表を見て、そこに日本のグループが作った元素があるんだと気づいてくれて、少しでも理科が好きな子が増えれば望外の喜びだ」と話した。
研究グループは113番元素合成に関する論文や、命名提案書などに「原発事故で傷ついた福島の人々にささげる」と加えた。
森田さんは 「原子力発電も核を扱っている。(基礎科学が専門で)工業的応用はわからないが、非専門家といって逃げてはいけない。我々ができるのは科学の信頼を回復することだ」 と説明した。
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<マメ知識>
元素は国や地域、科学者などの名前にちなみ、語尾に「イウム」などを付けることが国際規則。国名に由来するものは米国のアメリシウム、フランスのフランシウム、ドイツの古称に基づくゲルマニウムなど主要国の多くが既に命名している。発見国の威信を高めることに直結するからだ。
理研チームの森田浩介氏も「日本で発見されたことが誰にでも分かる名前にしたい」と話し、国名にちなむ名称を検討していた。
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新元素には当初「ジャポニウム」という名前も候補に挙がっていましたが、あえて「ニホン」にiumをつけた名称にしたのは、「ジャポニウム」が日本人の蔑称である「ジャップ」を連想させると抵抗を感じる人に配慮してだそうです。
「ニッポニウム」も候補として考えられたのに・・・と思う方もいらっしゃるでしょうが、実は「ニッポニウム」は1908年に小川正孝博士が43番元素として命名した幻の元素名で、一度出たものは混乱を防ぐため使えないという決まりがあるとのこと。
(ニッポニウムは発見以降の続報が出ないため、発表されたものの、そのうち存在を疑問視され出したらしい。のちに43番元素のテクネチウムが発見される。) 後世分かったことでは、ニッポニウムの原子量を判定するときにミスがあり、小川博士の発見したニッポニウムは現在ではレニウムだと考えられている。)
★幻のニッポニウムについての記事はコチラ→ http://matome.naver.jp/odai/2137267042700077801
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IPS細胞を発見した山中教授も「困っている人の再生医療の役に立ちたい。」と研究を続けられて成果を出されました。
最後に、街中のお寺の掲示板で見かけた、マハトマガンジーの名言で〆たいと思います。
<<社会的罪>>
(1)理念なき政治
(2)労働なき富
(3)良心なき快楽
(4)人格なき学識
(5)道徳なき商業
(6)人間性なき科学
(7)献身なき信仰
このブログが、あなたのささやかな気づきのきっかけになれれば幸いです。
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