カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

2007.01.10
XML
カテゴリ: ヒラカワの日常
年が明けて、なんだか、ばたばた忙しい。
会社をひとつ作っているからである。
ラジオカフェである。
深夜にラジオから流れてくる音は、
無宗教の俺にとって、俗世の福音のように染みるのである。
聞いていて面白そうだと思うと、どうしてもやってみたくなる。
それで、数々の辛酸をなめてきたのであるが、
今度ばかりは後がない。

オフィスの一角を使って、

これは、元々やりたかったことなので、
楽しみなのであるが、それだけまた、時間を奪われることになる。
あとさきを考えないのは、もって生まれたお調子者の性である。

そんなこんなで、
サンケイビジネスアイのお仕事は、
一月一杯で当分お休みをさせていただくことにした。
来週の分はすでに書いているので、あと三本である。
毎週一本は、何社にも足を突っ込んで東奔西走している身には
時間的にハードなのである。
後任は、友人の阿部くんが書くことになっている。
学生時代より、半身を文学に浸し、半身を教育系の出版社に

博覧強記を何に使うのかと思っていたのだが、
いつの間にか、その大手教育出版社の社長になっていたという男である。
何より、俺がかれが何を書くのかを楽しみにしているのである。
阿部くん、バトンタッチしたからね。

ここのところ、時間が空けば、

NTT出版の牧野くんにも、おだてられたり、脅迫されたり
で、オブリゲーションを感じて、おちおち遊んでばかりはいられない。
昨年は、やらねばと思う気持ちばかりが空回りして、
なかなか筆をとる気持ちになれなかったので
ついつい、連日の寄席通いになってしまった。
正月に、目黒のルノアールにこもってやるぞと思って勇躍出かけたが
ルノアールは固く門を閉ざしていた。
仕方がないので、自宅にこもって書きに書いた。
百五十枚。
そうしたら、もう書くことがなくなってしまった。
あと百五十枚書かなくてはならないのだが、これからが大変なのである。
内容はどうかって?
そりゃ、薄味に決まってるじゃないか。
ただ、まだ三ヶ月あるので、ほっぽらかしておいても、
味は煮詰まってくるので、心配はしていない。

他にもまだまだ
やらなければならないことが
たくさんある。
しかし、まだ酒が抜けないのと、耄碌とで
思い出すことができない。

そうして、ある時突然、頭上から「あのときのあれ、どうなりました」とか
ダブルブッキングしてるじゃないかと、
宣告されて腰を抜かすのである。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.01.10 15:51:15
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: