先週、懇意にさせていただいている弁護士の先生に暑中お見舞いに伺った際に、この弁護士の先生のご自身の著作が電子書籍になって売り出されているということを聞きました。
紙の書籍だと1,575円ですが、電子書籍だと350円という低価格。価格だけを見れば、どちらを取るかは一目瞭然!ただし、電子書籍を楽しむには、ipadに代表される端末が必要ですよね。

このipadですが、現時点ではなかなか手に入らないということであり、また実際に手にしてみると思ったよりも重いんですね。これでは、電車の中でつり革につかまっていると片手で持っているのはつらいでしょうね。(ちなみに僕は持っていないのですが、友人の持っているものを持たせてもらったことがあります。)
ともかく、ipadが普及して、しかもその重量が軽くなると、みんな電子書籍を選ぶんじゃないかと思います。その価格の差はなにかというと、その大きなものとしては、紙の本と異なり、電子書籍は、印刷・製本代がかからないからですね。
また、冒頭の弁護士の先生がおっしゃるには、著作権も電子書籍のほうが割高なんだそうで、このままだと売れっ子作家はみんな電子書籍のほうに走るんじゃないか?とのこと。
この弁護士の先生の場合は、以前に紙媒体の書籍として発売したものが、このところ売れ行きが滞っているので、出版社が電子書籍にすることに同意したとのことで、いわば電子書籍として再発売したような感じになっているというわけで、たまたま電子書籍として売り出されたということです。
印刷の場合には、印刷時間と製本時間、本屋さんに運ぶ時間、店頭に並べる時間などなど、消費者の手に入るまでに多くの時間がかかります。その分、作家は締め切り時間が短く設定されるのですが、電子だと作家が脱稿してから電子媒体として商品化されるまでの時間が短くて済みますから、作家先生としてはその分余裕ができるので、電子のほうがうれしいだろうなぁ~、ということも、この弁護士の先生は言われていました。
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