和田 竜(わだ りょう)という人の書いた「のぼうの城」という小説を読みました。和田 竜という人の小説は初めてですが、そもそも本屋さんで、この小説を読もうと思ったのは、この小説が近々映画として公開されるからです。

文庫本で上下2冊ですが、上下ともページ数は200ページ程度で、しかも字も大きいのですぐに読み終えました。というか、面白くてどんどん読み進んでしまったというほうが正しいかもしれません。
さて、ストーリーですが、そもそも「のぼう」とは「でくのぼう」の略。武蔵国の忍(おし)城(今の埼玉県行田市に実在したお城です)は、北条氏に味方する成田氏が守るお城です。
時代は、豊臣秀吉の全盛期、自分に従わない北条氏を滅ぼそうと秀吉が小田原城を攻めるのですが、同時に北条氏に味方する忍城にも石田三成を総大将とする2万の軍勢が押し寄せます。
そのとき忍城を守っていたのが成田氏の一族である成田長親。この長親が、家来や領民から「のぼう様」と呼ばれている武将です。
この「のぼう様」ですが、図体は大きくて動きが鈍く、生来の不器用で、何も取り柄がなさそうなのですが、なぜか家来や領民に愛されています。
そんな「のぼう様」が守る忍城には500の侍たちと2,000人余りの百姓しかいませんが、忍城の武将たちの奮戦や百姓たちの活躍により、石田三成率いる2万の軍勢に対して、アッパレな戦いをするという物語です。
実は、この小説に描かれている石田三成の忍城攻めというのは実話です。実際のところ忍城を守った成田長親が、小説のような人物だったかどうかまでは知りませんが、石田三成が2万の軍勢とともに押し寄せながらも、忍城を陥落できなかったということは事実です。
なお、この忍城の攻略失敗のせいで、石田三成は武将としては戦いが下手だというレッテルをはられることになります。
さて、来月11月2日に公開される映画のほうですが、成田長親には野村萬斎が扮するそうです。小説の中の「のぼう様(成田長親)」は大男で動作も鈍いとされていましたが、野村萬斎は大男ではないので、小説とは違った「のぼう様」が見られるものと思います。
共演者は、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴それに榮倉奈々、市村正親、尾野真千子、芦田愛菜、山田孝之、上地雄輔・・・となっています。ぜひ、映画館で観て見たいと思っています。
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