気になる最新求人情報

気になる最新求人情報

August 17, 2006
XML
カテゴリ: たまには雑談
昨日の北方領土で漁船が拿捕され、乗り組み員の1人が殺害された事件は靖国問題で何かと騒がしい世論に大きな衝撃を与えたのではないだろうか。仮に、密漁をおこなっていたとしても、ロシア側の指示に従わなかったとしても、武器を使うような局面ではなかったはずだ。漁船に乗っていた漁師たちにしても、北方領土を自分の領土と認識して踏み入ったわけではないだろうから、まずいという認識はもっており、銃撃を受けるような抵抗をしたとは考えられない。しかも、そもそもが北方領土がもともとは日本固有の領土であり、その領海内で、日本人が射殺されたと考えると釈然としないばかりではなく、強い憤りを感じる。

考えてもみれば、先の大戦中に日本との中立条約を破って、北方領土に侵略、占領し、そのまま居座っているロシアの存在は許しがたい。日本の領土権を正当化することは国際法上は難しいとはされてはいるが、この問題が解決されない限り、日本の戦後処理が終わったとはいえないと思う。これまでにも、北方領土問題については幾度となくロシアとの話し合いがなされ、ロシアは返還を匂わせる発言をしては、それを撤回するということを繰り返している。今回のような状況を見ると、ロシアは決して、北方領土を返還する気はないように思える。

北方四島については、その領土権をいずれの国も主張できない、無主の地とする国際法上の解釈があることも知っている。しかし、ロシアの領土では断然ありえない。第二次大戦中に日ソ中立条約を守らず、日本の領土に侵入し、そのまま居座ったのが北方領土問題の始まりなのだ。日本がサンフランシスコ講和条約に調印した時、北方4島について、日本の領土とするという明確な記述がなかったがために北方4島は日本の領土ではないとされてきている。しかし、沖縄のように日本の固有の領土と認められ、返還された地もあることを考えると、北方領土が返還されないのはいかにもおかしい。これまでのロシアへの経済援助はなんだったのかと考えてしまうし、何よりも、外交とは駆け引きであり、自国の利益をいかにして極大化するではないかと考えてしまう。次の総理には、アジア外交は無論、大事だが、この領土問題を中心に取り組んでもらいたいと思う。もともとの自分の国の領土内で、密猟者扱いをされて、銃殺されるなどということは絶対にあってならない話なのだ。

終戦を迎えて、問題とすべきは靖国問題などではないのだ。もし、靖国参拝をとりやめて、中国、韓国等が北方領土の返還に協力でもしてくれるなら、なんびともそれを無条件で受けいれるだろう。北方領土問題はまさに植民地支配からの開放にも等しい重大問題であることを忘れてはならないと思う。

rbannerクリックをお願いします ブロガーを繋ぐSNS





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 22, 2006 02:20:18 PM
コメント(4) | コメントを書く
[たまには雑談] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: