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August 20, 2006
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カテゴリ: たまには雑談
北方領土の拿捕事件で、犠牲者となった盛田さんの遺体が日本側に引き渡されたのにともない行われたロシア側との交渉に臨んだ山中というおばちゃん政務次官、テレビでの記者会見を聞いて本当に大丈夫と心配になると同時に、少なからず怒りを覚えた。

遺体の引渡しはなされたが、他の三人については引き渡しの時期が未定とのこと。船長については特に入念に取調べをするので、引き渡しは1月以上も先になるのではないかとのこと。ロシア側の対応は、端的に言えば、ご遺族のことを考えると少しはばかられるが、死人に口なしといわんばかりではないか。

山中というおばちゃんの弁によると、捕縛された三人とは接見をおこないながらも、拿捕された当時のことには触れず、開放されてからその点については事情を聞くというのだ。何ゆえに三人の言い分を聞かないのだろうか。確かに、ロシアが主張する領海内での密漁にあたる行為を行っていた可能性はあるだろうが、そうではないかもしれない。

まずは、日本の代表として、ロシア側と話し合いにのであれば、三人から事情を聞くのが先決ではないだろうか。また、死者まで出すことになり、ことの重大さをロシアも認識しているものと思われる。ある意味、武器を使用しないという不文律がありながら、ロシアはそれを破ったのである。そのような状況の中にあっては、無条件に三人の身柄引き渡しは要求するべきではないだろうか。

あんなおばちゃんの眠くなるような説明を聞いて満足するものは誰もいないだろう。外務大臣は何をしているのだろう。見方をかえれば、今回の事件は北方領土問題を日本に有利に展開させることができるかもしれないチャンスではないだろうか。

そう、外務大臣は総裁選出馬に向けて何かと忙しい麻生太郎である。もし仮に外交問題を大事と考えるならば、自らが、陣頭指揮をとりながらロシアとの交渉にあたるようなやる気を見せて欲しい。外務大臣の仕事とは形骸化した外遊ではないはずだ。外国の要人と数時間会談しただけで何か大きく変わるようなことはありえない。

何事もきっかけが必要なのだ。今回のように他国に対して優位に物が言える時はないはずだ。そのタイミングを逸してはならないはずだ。そもそも外交の目的は何かを思い起こす必要がある。外交とは外国と仲良く付き合うといったこともあるだろうが、本来、外交の目指すところは国益を極大化するよう他国と交渉することである。

ともすると、そのことは忘れらたり、おざなりにされることが多い。しかし、いずれの国も、その政治をつかさどる者の指名は自国の利益を守ることに他ならないことを知っている。

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Last updated  August 22, 2006 10:23:17 AM
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