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2008年11月19日
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シアターコクーンで 「表裏源内蛙合戦」 を観てきました。
江戸時代の奇人・平賀源内の生涯を描いた一代記だそうです。
井上ひさしの本に演出は世界のニナニナ。(蜷川幸雄)

目当ては上川隆也。なんだかんだ言ってファンですwww
他もテレビでよく見るような豪華キャスト揃いで、期待して観に行ったのですが、うーん…

長い。長すぐる。
2幕仕立てで4時間強の舞台。セリフの量も歌も踊りも多くて、演じている役者さんには感服しますが、ハッキリ言って冗長。

だらだらと余計な小ネタが続いて飽きが来る。
あまり出来のいいと思えない(すみません)歌のパートはもっと端折ってよかったのでは。


長崎遊学のシーンで、何度も♪長崎は~今日も~雨だった~♪を繰り返し歌うのはシラケを通り越して寒いぞ!

■長崎は今日も雨だった

井上ひさし作品の舞台は初見だが、笑いのセンスが私にはどうも合わないようだ。

そしてちょっとお下品でグロ。
腑分けのシーンは引いてまうわー。

この辺は本より演出の範疇かもしれませんが。
ニナニナの好きそうな見世物小屋っぽさがここそこに見られたし。
悪くはないけど、いかんせん長いんだってばよ。


場面転換は意表をついて面白かったと思います。
開演前のセットがなぜか洋服やバッグが並んだブティック風。
これって江戸時代の話だよね?と疑問に思いながら開演の拍子木が鳴った後、暗転。
数秒後に照明がつくと舞台一面に敷かれた緋毛氈の上に出演者全員がずらり勢ぞろいしてのご挨拶。セットは鏡面のパネルで隠されて跡形もなし。

というどよめきが上がりましたよ。もちろん私もどよどよ。

結局、ブティックのセットはこれ以降出てこず。なんて贅沢かつムダな使い方なんだ!


役者さんの感想。

・上川隆也:元々舞台出身だけあって声は通るし、立ち回りがかっこいい。
しかしどんな役をやっても”いい人”感がぬぐえないのは長所か短所か…



・勝村政信:源内の分身ともいうべき、ブラック源内(笑)役。
長ゼリフもなんのその、アクの強い演技を好演。上川の表源内をすっかり食ってしまった感あり。

カーテンコールで豊原功補と抱き合って喜び合ってたけど、そんなに仲がいいのか?←腐女子の邪推。


脇では立石涼子と六平直政が好演でした。
公演チラシを見ながらこれを書いていて気づいたけど、篠原ともえ出てたんだ!どんな役だっけ…?


全般的に、セリフの量が多いせいか皆早口で聞き取り辛い場面があったのはマイナス。
なので歌のシーンで、舞台横の電光掲示板に歌詞が出るのはよい工夫でした。
しかし字ばっかり追ってしまい歌詞を耳で聞く努力をしなくなるという弊害も…


ま、それなりに笑えたし面白かったけど、長いのを差し引けば評価は少し辛くなるかな?という結論であります。

しかしタイトルの”蛙合戦”の意味が結局今でもわからん…





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最終更新日  2008年11月20日 12時41分01秒
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