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R1250Rのヘッドライトが暗い。フィリップスの高効率バルブに交換したので少しはましになったがやはり暗い。危険すら感じる。
LED の H7 タイプのバルブについては、だらだらと情報を得ている。
まずは「しまりす堂」の LED バルブと CAN-bus キャンセラー。 ここのサイトはページ間のリンクがわかりづらく、迷子になる。
このバルブはヘッド・ライトのケースにきちんと納まる。開口部内の下半分の両サイドに置かれているフィンが刻まれた黒色の細長いパーツが、キャンセラーである。

ただし、裏蓋が干渉するので加工が必要。このくらいの加工は許せる範囲だろうか。

現在は、異なるバルブになっているらしい。

気になることがある。上の写真の隣に同じ製品として掲載されているバルブの形状が異なり、明らかに違うバルブになっている。どちらが本物なのだろう。
また、57W ならば H7 ハロゲンバルブの 55W に近いので、キャンセラーは不要なのではないかと疑ってしまう。

放熱用のフィンが直径が 50mm とあるが、このサイズではケースに納まらない。背面からケーブルが飛び出していると、
さらに
狭い空間には
納まりづらくなるはずだ。
しかも写真がローキーで良く見えない。
そして、このサイトでは、どのメーカーのどの製品なのかがどこにも掲載されていない。キャンセラーもしかり。自社製品とも書かれていない。
サイズも 50mm しかわからない。50mm でこのケーブルでは無理があると思うのだが。
もう一つ気になる製品が、エフシーエル(fcl)のバルブ。

コントローラーが別ユニットとなっており、バルブ自体の発熱量が少ないらしい。 メールで問い合わせてみたら、LED バルブ本体は摂氏60度程度、コントローラーは摂氏80度程度と返ってきた。大きな空間での話だろうと思った。密閉された狭い空間ではどうなるのかがわからない。先日のディーラーのスタッフの話もあるし。
直径 36mm、長さ 38.5mm の紙筒を作ってケース内に納まるかどうか試してみたが、どうも納まらなそうである。キャンセラーも必要であろう。
気になるバルブを楽天市場内でもう一つ見つけた。
「みね商店」というショップ。アマゾンなどにも出店しているようである。
このつくりは良い感じに見える。キャンセラー内蔵で消費電力 55W とある。キャンセラーも含めて 55W なのだと思う。
エフシーエルの話を借りると、コントローラもキャンセラーもバルブに内蔵なので、発熱量は相当なものとなるということなのだろうか。その分フィンの形状が凝っているのだろうか。
商品説明は次のように記載がある 。
摂氏80度の環境でテストしているとあるが、摂氏80度以上にはならないのだろうか。
これが使えればいいのだが。

紙筒で試してみたが、ロービーム(上側)は納まりそうであるが、ハイビーム(下側)は無理そうである。
ところで、ハロゲン・バルブの発熱量はどのくらいなのだろうか。消費電力が同じならば、エネルギー変換効率の高い LED の方がハロゲンよりも明るく発熱量が少ないはず。
難しいことはわからないが、そもそも、ハロゲンは白熱電球だから、フィラメントの温度を上げて光を得ているのに対し、LED は電気エネルギーを直接的に光に変えているので、エネルギー変換効率が高いのである。
エネルギー変換効率が白熱電球は 10%、現在の LED は 40~50%くらいのようだ。
気になるページを見つけた。「LEDヘッドライトは自身の熱で雪を溶かすことができるのか?」と題した、
監修がエフシーエルの
実験である。
ハロゲン、HID、LED の温度を比較している。走行状態ではなく、停止している車である。
測定器具は、「熱電対(接触式温度センサー)」と「放射温度計(非接触式温度センサー)」を使っている。
ちなみにバルブはHB4タイプである。
下のグラフは、フォグランプのガラスレンズ面の温度を放射温度計で測定したもの。
気温は約摂氏0度。40分間点灯させ、消灯後の温度変化も測定している。
ハロゲンは30分以上温度が上がり続け、摂氏60度辺りで安定している。 LED は5分程度で温度が摂氏10度程度に落ち着き、最も熱くなった時でも摂氏15度にも満たない。納得である。
そして、LED バルブ背面の放熱板層内の温度変化も測定されている。グラフの赤色がそうである。40分後でも摂氏50度を超えるくらいである。

そして、HB4 タイプのハロゲン・バルブのコネクタ表面の温度変化を見ると、摂氏50度を超えるくらいまで温度が上昇している。

ということは、ハロゲン・バルブ使用時の樹脂コネクタの温度と、LEDの放熱板の温度はほぼ同じなのである。そして、約30分で温度変化が少なくなる。
表でも、LEDバルブの放熱板とハロゲン・バルブのコネクタの温度に大差はない。LEDバルブ本体は摂氏60度程度という、エフシーエルの回答とも整合する。

考えると、ハロゲン・バルブでも LED バルブでも、ヘッドライトの反射鏡などの樹脂製の部品に与える熱によるダメージは、同じようなものなのではなかろうか。
ガラスレンズの温度も LED の方がはるかに低いし、何の問題もないような気もしてくる。ハロゲン・バルブが密閉されたヘッドライトのケースの中もそれなりに温度が上がっているのではないだろうか。
一挙にハードルが下がってきた。
35年ほど前に、ハイワッテージ(100/110WのH4バルブなど)のハロゲンバルブが流行したことがあった。この時は樹脂製の反射鏡や樹脂製のレンズがバルブの熱により変形するという話があった。
問題は、「エフシーエル」の摂氏80度のコントローラや「しまりす堂」のキャンセラーが、LED バルブの温度を上昇させ輝度を低下させたり、最悪 LED が壊れるかもしれないということである。樹脂部品の変形の恐れもある。
何しろ、R1250Rのヘッドライトは密閉されているのである。
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