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寒くない時期のライディングにはライディング用ジーンズ(デニム)を着用している。メーカーはREV'IT(レヴイット)である。
若いころは、普通のジーパンやアウトドア系メーカーパンツなどを履いていた。走行中に転倒したことはほぼなく、ライディングでの負傷もほぼない。
しかし、高齢になってからは、転倒することを考えた服装にしなくてはと思い始め、ライディング用のウェアを購入し始めた。
ライディング用のジーンズは、ヨーロッパの多くのメーカが製造しているが、日本国内の店頭や国内のECサイトで買うことができる製品はほんの一部である。
REV'ITのウエアの正規代理店でも、一部のウエアのみの扱いのようである。また、ごく一部のECサイトでも買うこともできるが、非常に高価であるし、注文から届くまでに長い時間かかるようである。
ライディング用のパンツには、ライディング時の姿勢に合わせたつくりで耐摩耗性の高い素材とごついプロテクターの入ったものもある。究極は皮革製のツナギであろうか。
デニム素材でも、コーデュラ・デニムやケブラー・デニムなどの、デニムに耐摩耗性の繊維を混紡したものが主流である。綿のみでは強度が十分ではないからであろう。
デニムの良い所は、ツーリング先でバイクを下りても違和感が少ないこと、歩きやすいことであろうか。寒い時期を除けば、通気性があるところにも快適感を感じる。
REV'ITのライディング用ジーンズにはいろいろなタイプがあって、収集癖の沼にはまってしまいそうな気がしてしまう。タイプというのは、ルーズ(Loose)フィット、レギュラー(Regular)フィット、スリム(Slim)フィット、テーパード(Tapered)フィットである。 長期のツーリング用には予備のパンツを持っていきたいと思うし、ツーリング先の観光地や施設内で歩く必要があれば、歩きやすいパンツを着用したいと思う。日帰りのツーリング先で、ライディング用パンツからウオーキング用パンツに着替えるというのは現実的ではない。私には該当しないが、バイクで通勤するとしたらどうであろう。
ヨーロッパにはCE規格というものがある。ヨーロッパで販売している日本メーカーの電化製品などにもCEマークがプリントされてる。私のデジタルカメラにもこのマークを見ることができる。
CEマークはEUに数か国を加えた地域で販売されている製品が、CE規格の各分野ごとの安全基準に適合しているという証のマークである。
レジャーとして乗るモーターサイクル分野では、CEの中のEN17092という規格が適用されているらしい。ただし、ブーツは EN13634、グラブは EN13594、プロテクターはその部位によって EN1621-1、EN1621-2、EN 1621-3 という別の規格が適用されてる。
ちなみに、REV'ITのライディング用ジーンズは、EN17092規格の、AAA、AA、Aのマーキングがなされている。転倒時等のライダーへの保護性能が高いのがAAAで、少ないのがA、その中間がAAである。EN17092規格にはAより下位のBとCも存在する。
REV'IT多くのライディング用ジーンズはAAであるが、少しのA、ごくわずかにAAAの製品もある。
私はルーズフィットでAAの製品を使用している。この製品のデニムの材料は綿が64%で化学繊維が36%であり、見た目も触感もジーンズそのものである。通気性も適度なストレッチ性もあり、寒くない日のライディングが快適である。

ツーリングで着用するには、私のアドベンチャー系のブーツが隠れるルーズフィットが良い。
先日、半額で売られていたルーズフィットのAAAの製品を買ったのだが、デニム生地にストレッチ性がほとんどなかった。AAと同サイズでは、歩くには問題ないが、バイクに跨ると腹回りと大腿部に圧迫感があり、失敗したと思った。ライディングが苦痛になりそうだ。一つ上のサイズが良かったかもしれない。この製品のデニムの材料は綿が50%、化学繊維が50%で、見た目は密に織られたデニムという感じで、ジーンズ感があまりない。
ストレッチ性のない生地の大きなサイズのパンツは歩くときにずり落ちてくるのが嫌である。ライディング用ジーンズは生地が厚いがゆえに重く、それにプロテクターの重さが加わるのでずり落ちやすい。
AAくらいがちょうど良いのかもしれない。だからこそAAの製品が多いのであろう。
安全性と快適性は両立できないものなのである。
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