不良おやじのブログ

近い内に南海トラフ地震が発生するという予測はほぼ確実である。ただその時に富士山が噴火するという予測はされていない。気象庁では富士山噴火と南海地震とは直接関わるという根拠がないという事であくまで別の災害としての想定をしているらしい。首都直下地震に対しては富士山との近い位置もあり連動する可能性は有るかもしれないという意識はあるようだ。ただ科学的根拠は無いというのが本音である。それは予測したとうりにならなかった時の経済的な損失の責任を政府に押し付けたいという人達からの圧力なのかもしれない。だがすでにこれまでの地震災害では政府の予測した想定がはるかに超えている事が実証されている。福島原発では明らかに想定されていた津波の高さを超えた事が事故を起こした原因になっている。昔の宝永地震では地震の後に富士山噴火が起きているのだから地震と噴火が連動しないという理屈はむしろ逆に人間の自然現象に対する甘さを象徴する身勝手な考えである。悪い事は絶対に重なるものだし、もっと想定できない災害が重なることさえもあり得る。地震や噴火の時に例えば隕石の大きなものが都心に落ちるととか、また南米あたりから巨大津波がおきてしまう事だってあると思える。また日本海でも同時に地震や津波が発生するかもしれない。いくらでも予測できない災害が発生するのも自然界なのである。そもそも人間の予測能力はそれほどのものではない。過去のデータの保存されている年数は人間が文字を覚えてからの物だからせいぜい数万年程度である。それ以前に起きている自然災害のデータなどは地層などでしか確認できないのであまり正確なものはわからないのである。地震と火山の連動などにどの程度の関連性があるかなどは人間の浅い知識では予測などができるはずが無い。政府はやはり最近多い地震による被害を踏まえて直ぐに避難場所の設置や仮設住宅の準備を用意しておくのが緊急に必要なのである。近い将来発生すると思われる地域にはそれなりの用意も必要だし、噴火に備えた事もパニックになりやすい関東地域にはそれなりの緊急性の高い設備などを作っておかないと困ることになるだろう。通信や交通、食料や医療などが途切れる事を想定したインフラなどを作るべきである。今は何処でも電話が使えるが噴火すれば皆何も使えなくなるのである。それでも生きられる用意が必要になる。
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