ニュースきゃっち

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2015.07.20
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カテゴリ: きょうの話題
たけしさん、又吉さん報道に、「きにいらねえな・・・」


・・・番組では、又吉が純文学新人作家の最高栄誉とされる芥川賞を、芸人として初めて受賞した話題を取り上げた。同時受賞の羽田圭介氏、直木賞受賞の東山彰良氏と並んで取材を受ける様子などを伝えた。

この話題のVTR後、スタジオのたけしは「でもやっぱりなんかっていうと『お笑い』って書かれるの気に入らねえなと思うんだよね」とコメントした。

どうやらたけしは「お笑いが獲った」ことを強調している各メディアの報道の仕方に不快感をもっているようだ。

たけしはお笑い芸人には才能が必要だとし、その根拠として「何もないところからお笑い(ネタ)をつくっていく人たちばっかりなんだから」と説明し、芸人の受賞が驚くべきことのように報道するありかたに疑問を呈した。

またたけしは「かわいそうなのは後ろのふたりだよね。だれか誰だか全然分かんねぇんだもん」と、又吉の受賞に話題性を奪われてしまったかっこうの羽田氏と東山氏に同情をよせる場面も。

たけしはその後あらためて「モノをつくるんだから。ライターとしては大したもんだと思いますよ」といい、お笑い芸人の才能をアピールしていた。


芥川賞に羽田さんと又吉さん、直木賞は東山さん


 第153回芥川賞・直木賞の選考会が16日夜、
東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、

又吉直樹さん(35)の「火花」、
直木賞は東山彰良あきらさん(46)の「流りゅう」に決まった。
副賞各100万円。
授賞式は8月下旬、東京都内で行われる。





 芥川賞の羽田さんは、東京都生まれ。
17歳のとき、「黒冷水」で文芸賞を受賞し、デビュー。
会社勤めを経て専業作家に。今回、4度目の候補で受賞した。

 受賞作は、介護が必要な80代の祖父と、その面倒を見る28歳の無職の孫の物語。かみ合わない2人の関係を通し、高齢化時代のリアルな一面を切り取る。

 芥川賞の山田詠美選考委員は、羽田作品について「介護という重大なテーマを持った家族のあり方がうまく書けている」、又吉作品については「色々な人生体験をしたコストが1行1行に生きている」と評した。

 羽田さんは「何が起こったのか分かんない、っていう感じ。予想外の高揚感に驚いている」と語った。




 直木賞の東山さんは台湾・台北市生まれ。9歳から日本に移り住んだ。2003年、「逃亡作法」でデビュー。09年に「路傍」で大藪春彦賞を受けた。直木賞は初候補で射止めた。



 受賞作は、台湾を舞台にした長編青春小説。祖父の死の謎を追う17歳の秋生チョウシェンの人生に大陸の戦争や台湾の戦後史が絡んでゆく。

 直木賞の北方謙三選考委員は、「満票です。台湾の複雑さを踏まえ、汗の臭いも血の色もある青春小説。20年に1回の傑作」と語った。

 東山さんは、「原点に戻って、自分が楽しいと思えるものを書いていきたい」と笑顔を見せた。



芥川賞の又吉さんは「芥川は僕みたいな髪のヤツは嫌いやと思います」。初候補で受賞を決めた芥川賞の記者会見で、敬愛する芥川龍之介や太宰治の名を出し、ユーモアを交えて語った。「プロの作家と一緒に、偏見なく扱ってくれることがうれしい」

 お笑いコンビ「ピース」として綾部祐二さん(37)と活動する。大阪府寝屋川市出身。中学生のとき、友達に借りた太宰の小説「人間失格」を読み、「ネガティブな悪人ぶり」に衝撃を受けた。私立北陽高校(現・関西大北陽高校)時代には、サッカー部でインターハイに出場。仲間から「マタキチ」と呼ばれ、元担任の石神賢一教諭(48)は「謙虚で努力を惜しまない性格だった」と語る。



 今年、天才肌の先輩芸人と後輩の「僕」の泣き笑いの修業の日々を描く初の本格小説「火花」を発表。5月の三島由紀夫賞の候補となり、単行本も64万部に。

 「芸人は100でやって、それ以外の時間に書く姿勢を崩さないようにしたい。それがどちらにとってもいいと思う」





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最終更新日  2015.07.20 11:50:59
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