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2004.12.20
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テーマ: お勧めの本(7886)
カテゴリ: 親子で読み物
(三好万季 著/文藝春秋)

先に、凄い高校生の本を紹介したので、今度は凄い中学生の本を紹介します。

1998年夏、和歌山でおきた「毒入りカレー事件」。
夏休みの宿題としてこのカレー事件を取り上げた中学3年生のレポートが、その年の「第60回文芸春秋読者賞」を受賞し、当時かなりの話題になった事を覚えている方も多いでしょう。
この本は、1999年に出版されたハードカバー版を文庫化したものであると同時に、事件から3年後の著者が自らを振り返った書き下ろしが収録されています。
これを読むと、著者の理路整然とした思考力、調査能力、文章力に圧倒されてしまいます。

ですが私が一番驚いたのは、事件直後からニュースで流れていた「カレーで食中毒」という報道に、「カレーで食中毒を起こすのはおかしい」と疑問を感じたのが著者以外いなかったという事実です。
もちろん、もしかしたら、ニュースを見ていた人の中に著者のように疑問を持った人がいたかもしれません。
けれども事件に関わった警察や病院の医師は、保健所の出した「食中毒」の一言を疑おうとはせず、その結果、不適切な治療を受けた人達の中から4人の死者を出してしまったというのです。


【楽天ブックス】ぼくがイラクへ行った理由(わけ)
↑「ぼくがイラクへ行った理由(わけ)」とはまた別の角度で、この本はメディアのあり方を問いただしていると思います。
中学生以上の方にはぜひ読んでもらいたいです。








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最終更新日  2004.12.27 00:06:06
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