「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

2022.10.31
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カテゴリ: 美術館・博物館
ファッションに敏感な美しい女性です。今でもイケてる感じ手書きハートこの人は誰でしょう?

【ヒント】19世紀の女流画家です。



第一問=この絵のモデルは、誰ですか?

第二問=この絵の題名は?

第三問=この絵は、どこの美術館にありますか?

第四問=この女性は、何派の画家ですか?

第五問=この絵を描いたのは、誰ですか?

 モデルとの関係は?


モリゾ「ゆりかご」 ​​姉エドマと赤ん坊​​

答えは・・・


第一問=この絵のモデルは、誰ですか?

​​【解答】モリゾ​​


第二問=この絵の題名は?

​【解答】すみれの​花束をつけたベルト・モリゾ


第三問=この絵は、どこの美術館にありますか?

​【解答】​パリ・オルセー美術館


第四問=この女性は、何派の画家ですか?

​【解答】印象派​


第五問=この絵を描いたのは、誰ですか?

 モデルとの関係は?

​​【解答】エドゥアール・マネ​

 弟の嫁。

​モリゾ「ブージヴァルの庭のウジューヌ・マネと娘」​


モリゾ・・・とは?

ベルト・モリゾ

Berthe Morisot

​​ 1841年 1月14日〜1895年3月2日(54歳没)

​19世紀印象派の画家。​

マネのモデルとしても知られる。


裕福な家 庭に生まれたモリゾは、

姉:エドマとともに絵画を学んだ。

両親の理解もあり、

良家の子女のおけいこごとの枠を超えて、




The Sisters(1869)

ルーヴル美術館で、

コローを知り、姉妹は、

その光や大地の表現に魅了された。

そしてコローに弟子入りし、

戸外での制作を試みた。


【モリゾのプロフィール】



家族構成=画家:エドゥアール・マネの弟:ウジェーヌと結婚。

 一人娘は、ジュリー

モリゾ「夢見るジュリー」​

よく使うモティーフ=女性や子ども、日常的な情景を描く。

よく行く場所=あまり自由に外出できない時代でした。

 外出には、夫や付き添い人が必要でした。

交流があった文化人=長い付き合いがあった詩人、

 ステファヌ・マラルメは、モリゾが死んだあと

 娘:ジュリーの後見人となった。

尊敬する芸術家=初期にコローとマネから影響を受け、

 晩年には、ルノワールからも影響を受けた。


The Harbor at Lorient(1869)


【モリゾの年譜】​


1541年(0歳)公職を歴任する父と

 18世紀の画家フラゴナールの遠縁にあたる母のもと

 ブルージュに生まれる。

1852年(11歳)家族でパリに引っ越す。

1858年(17歳)姉:エドマとともに絵を習う。

 ルーヴル美術館の模写の許可を得る。

1860年(19歳頃)コローに師事し、

 両家は家族ぐるみの付き合いをする。

1867年(26歳)ファンタン=ラトゥールを通じてマネと知り合う。

1874年(33歳)マネの弟:ウジューヌ・マネと結婚。

1878年(37歳)娘:ジュリーが生まれる。

 第4回「印象派展」への参加を見送る。

1892年(51歳)夫:ウジューヌ死去。

1895年(54歳)ジュリーから移された風邪が原因で

 肺鬱血の激痛に襲われ、パリで急死。

マネ作「バルコニー」


モリゾの運命を変えたのは、

マネとの出会いだった。

モリゾ家とマネ家は・・・

家も近く、

家柄も同じ程度だったこともあり、

親しくなるのに時間は掛からなかった。


モリゾは、 マネの『バルコニー』

などのモデルを務める一方、

マネから画風の上で影響を受けた。

この時期、

コローからの影響に加え、

黒色を多く用いた陰影のない

平坦な人物像を描いた。


モリゾ「モリゾの母と妹」


モリゾは・・・

結婚して絵画の道を諦めた2歳上の姉:エドマを

しばしばモデルにした。


第一回「印象派展」が開催された1874年、

モリゾはマネの弟:ウジューヌと結婚した。

優しくておだやかな夫の理解のもと、

画家という道を進むことができた。

そしてこの頃、

コローやマネからの影響を脱して

独自の画風を確立し、

モリゾは大胆でのびやかなタッチを用いるようになった。


19世紀当時、

女性がプロの画家として活躍するには、

さまざまな制約があった。

ブルジョワの女性たちには付添人なしで

公的な場に出かけることはできなかったのである。


モリゾ「蝶々捕り」

そのためモリゾが取り上げた絵画の主題は、

主に家族や身近な存在だった。


娘:ジュリーが生まれてからは、

愛娘の成長を描きとめたものの、

不幸にも娘が

成人する姿を見届けることはできなかった。


モリゾ「夏の日」1879年

第5回「印象派展」出品作。

ブローニュの森の近くに

住んでいたモリゾにとって、

この森は散歩コースになっていた。


夏の日をボートに乗って過ごしている。

画面に描かれていない男性が

ボートを漕いでおり、

2人の女性は涼しい風を優雅に味わっている。

女性たちはリボンのついた夏の帽子をかぶり

閉じた日傘を膝に置いている。


夏の日であっても良家の女性は、

肌を露わにしてはならなかった。

帽子は、身だしなみとして

昼間の外出には欠かせないものだった。


日よけのためのパラソルは・・・

おしゃれなアクセサリーとして

19世紀後半のフランスで流行していた。


流行の服装をした女性で、

季節をあらわしているものの、

大胆な筆致のために衣服の細部はよく分からない。


クイズは、ひとまず最終回 ウィンク 悪しからず。

​(参考文献:東京美術/印象派絵画の見かたより)
(写真撮影/出題:ほしのきらり)

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最終更新日  2022.10.31 00:10:10
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