-告白-  詩 近代詩 現代詩 詩歌 ブログ

Aug 28, 2009
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カテゴリ: A poet
夜来の台風にひとりはぐれた白い雲が
気のとほくなるほど澄みに澄んだ
かぐはしい大気の空をながれてゆく
太陽の燃えかがやく野の景観に
それがおほきく落す静かな翳は
・・・さよなら・・・さやうなら・・・
・・・さよなら・・・さやうなら・・・
いちいちさう頷く眼差のやうに
一筋ひかる街道をよこぎり
あざやかな暗緑の水田の面を移り
ちひさく動く行人をおひ越して
しづかにしづかに村落の屋根屋根や
樹上にかげり
・・・さよなら・・・さやうなら・・・
・・・さよなら・・・さやうなら・・・
ずつとこの会釈をつづけながら
やがて優しくわが視野から遠ざかる

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ここ数ヶ月
はまりに
はまっている・・・

情景目に浮かび
風が鼻をくすぐり

まるで 草のにおいする

伊東静雄さんの詩・・・

そうか、

としみじみする
抒情です。
*
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Last updated  Aug 28, 2009 07:42:47 PM
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