迷子の大人たち

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2009.09.29
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2008年8月31日。お遍路12日目。

琴ヶ浜のサイクリングロードを続く遍路道から再び遍路道は国道55号線に合流するところだった。

国道55線に出ると少し坂道になっており海から切り立った崖の上へ向っている。その坂の途中にスゴイ建物が。

スゴイ建物↓
いちとにぶんのいち.jpg

いちとにぶんのいち ビュー店

南国市に本店を置く喫茶店グループらしい。建物の3分の1(1と2分の1じゃないじゃん)が崖から空中に飛び出しているという。

高所恐怖症の人ならお金をもらっても近づかないだろうが、海から上陸したゴジラなら真っ先にぶっ壊しそうなゴジラ好みの雰囲気は持っている。

この日は日曜日ということもあって店内はカップルだらけだった。確かにロマンチックな愛の言葉でも囁くのに丁度良さそうな絶好のロケーションである。(そんなキザなことをしたことはないが)

暫くなだらかに坂を上って行くと「リゾートホテル海辺の果樹園」というこれまたロマンチックな名前の巨大なホテルが見えた。


海辺の果樹園.jpg

そろそろ私の予約している国民宿舎海風荘が見えるはずだ、と眺めていると見えてきた。

海風荘↓
国民宿舎海風荘.jpg

見えるもののなかなか近づかない。と思っていると遍路道に看板があった。左手に目視できているのにその看板の道案内は右に曲がるよう示している。

なんのことか分からんけどその看板に従って国道を横切り右手の坂を更に上っていく。途中に別荘みたいな建物がポツンと建っていた。

もしかして勘違いして道を間違えたんじゃないか、と何度か思いつつも上っていく。と国道の上に架かる陸橋を渡るようになっていた。渡って更に登ると海風荘の建物が見えた。

海から結構な高さがある。きつい日の射す戸外から館内に入るとヒンヤリと涼しく感じた。売店の奥にある客向けのインターネットサービス用パソコンで支配人のバッチをつけた人が遊んでいる。

まだ14時半頃だったので、早いけどチェックインできますか?と尋ねると、快く大丈夫ですと言ってくれた。お客さん用のPCで遊んでいる割にいい人だ。風呂もすぐに入れるという。有り難い。

部屋へ入り、土佐湾を眺める↓
Image254.jpg

うん、いい景色だ。すぐに着ていたものを全部脱いで浴衣に着替えて洗濯してから早速風呂場へ向う。広いし土佐湾が一望できる眺望も良く、少し温めの長湯できる風呂だった。

この風呂場で、鏡に映った自分の足を見て驚いた。がっしりとしてたくましいのだ。たった12日間お遍路しただけでこんなに鍛えられるとは。上半身もたくましくなっていた。重いザックを背負っているためだろう。

勿論風呂は貸切状態だったので2時間全身をマッサージしながらゆっくりした。


Image255.jpg

このホテルは最上階に展望室がある。というのを思い出して、いざ最上階へと向う。

展望室からの眺め↓
Image256.jpg

Image257.jpg

↑手前に見える堤防は手結湾(ていわん)。

あの方角には足摺岬があるんだろうな、と南西の方角に微かに見える陸地をの方を眺める↓
Image258.jpg

この日の宿泊客は出張だと思われるサラリーマンのおっちゃんと私の二人だけだった。夕食後久々にネットでメールでもチェックしようと思ったが支配人さんがまだ独占していた。ま、いいや。



正確に言うと歩いている途中も痛いのだが靴のクッションがあるためか歩くことに気が向いているためか半分は忘れている。そして宿に着き靴を脱ぐと思い出したように痛み出すのだ。

このため宿の廊下は手すりや壁に手をつきながら、ゆっくりなるべく衝撃を与えないよう注意して歩いた。他の遍路も宿で足を気にしながら歩いていたのでやはり同じ状態だったのだろう。

この足の裏の痛みは遍路の初日辺りから始まり、なんと遍路から帰ってから2週間後まで続いた。実家に帰ってからもずっと足が痛むので一体いつになったら痛みが消えるのかと不安になったものだった。

この日は夕食を早めに食べて8時過ぎには就寝。寝る前に痛む足を引きずりつつ展望室へ上がり漁火を見ながらビールを飲み、淡い思い出を洗い流した・・・・・


明日はいよいよ高知市に入る。


歩いた距離約25km。




「ねはんの里」
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Last updated  2009.09.29 21:36:34
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