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エリムエコー @ Re[1]:三拍子そろった幸せを(08/09) チェリー・ちぇりーさん >はじめまして。…
チェリー・ちぇりー @ Re:三拍子そろった幸せを(08/09) はじめまして。 「牧師」さんなのですよ…

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2007/09/28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
受験の日を迎え、私はひとりで種子島高校の受験会場に入った。島中の秀才が集まってきたように思い、一番小さな中学からの受験者である私は、ひとりぼっちだと感じていた。それでも休み時間に声をかけてくれた受験生がいた。
友達になれそうだった。

 合格発表の日、自分の受験番号を見つけた。
正直うれしかった。

 しかし同時に、家の事情を考えると心配になってきた。
家には中風でもう五年も寝たきりの、義理の母がいたからだ。
私はこの母に決して近づくことなく、いつも「ばあ」と呼んでいた。
悪い意味ではなく、おばあさんの愛称である。
年寄りだったし、村でもこの人のことを「ばあ」と呼んでいたので、その呼び名に違和感はなかった。




 家から高校までは二十キロもある。
当時バスは一日一回だけ、自転車通学もできなかった。
西之表には父の知り合いがいたが、私と同級生の孫娘、信子さんがいるから同宿はできない。
受験の日だけ泊めてもらい、彼女といっしょに受験し合格した。

 ちょうど中学の先輩に徳永三伍さんという秀才がいた。
だが彼も妹の筆子さん、道子さんといっしょに下宿している。
お願いするのはむりだ。
三伍さんが心配して、一人で下宿していた遠藤さんという友人に頼んでくれた。
彼は喜んで迎えてくれ、阿世知さんという家で自炊下宿をすることになった。

 遠藤さんは、朝の食事と弁当、夕食を交代で作ろうと言ってくれた。
ところが最初の朝、遠藤さんはなかなか起きてくれない。

朝の澄みきった空気を裂いて矢が的に当たる。
遠藤さんは何度呼んでも起きてくれない。
しかたなく一人で七輪を出し、火を起こした。
ちょうど阿世知さんが釣瓶の所に顔を洗いにきた。
その時、米を研ぐ私の手元から一粒の米が流れた。


 この家に住んだのは、学校の寮が完成するまでの一年弱だったが、その間に掃除の仕方から礼儀作法、武士としてのたしなみに至るまでしつけられ、感謝している。
ただ弓だけは教えてくれなかった。
私のスポーツ嫌いを見抜いていたのかも知れない。
なお阿世知さんの娘の喜和先生は中学の教師で、私といっしょにバプテスマを受けた。

 同じ中学出身の同級生は一人もいなかったが、良い先輩に恵まれ、すばらしい同級生も多く、ガールフレンドにも出会い、楽しい高校生活だった。



詩篇7:1私の神、主よ。私はあなたのもとに身を避けました。どうか、追い迫るすべての者から私を救ってください。私を救い出してください。
17その義にふさわしく、主を、私はほめたたえよう。いと高き方、主の御名をほめ歌おう。





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Last updated  2007/09/28 08:55:24 AM
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